228 / 337
76・冬の終わり
第228話 今年はちょっと早めにアレが出た
しおりを挟む
「なんだって!? フリーダス信者が出た!? 今年は早かったなー」
冒険者ギルドに顔を出したら、そんな話を聞いて驚く僕なのだった。
フリーダスとは自由の神……と言っているが、つまりはあらゆる常識や良識や社会性に縛られず、好き勝手にやっちゃえよ!という無軌道の神だ。
その信者なんてろくでもないやつしかいないし、若者が流行り病みたいに掛かる。
で……どうやらその信者は捕らえられると更正施設に送られ、バリッバリの至高神バルガイヤー信者になって帰って来る……。
……マッチポンプなのではないか?
僕は訝しく思った。
「あまりそれを公言されると教会が敵に回りますので……」
のっぽでメガネの受付嬢が勘弁してください、って顔になった。
そうか……勘弁してあげよう。
「ナザルさんはもうすぐ船で旅立つと伺っていますが……」
「ああ。だけどフリーダス信者はあれだろ? 命を使い切る勢いで魔法を連発する難敵じゃないか。節制とか制御とか、フリーダス神は一切教えないでマックスパワーの加護をいきなり叩き込むそうだし」
「ええ。ですから信者一人に対しカッパー級なら四名で当たるように先日ルールが改定されまして」
「ようやく!」
まあちなみに、フリーダスの加護を受けるにも才能っていうのがあるらしくて。
僕が戦ったフリーダス信者は、才能が無い方ばっかりだった。
今回は才能があるのが来そうだ。
「ええ、危険度はとびきりと言われています。優秀な官僚だったのですがオーバーワークで神の声を聞いてしまいまして」
「あー。春になるときに書類仕事多いから!」
「他人を信用しなくて一人で抱え込むタイプだったらしく……」
「あー、あかんやつ。自業自得……人間関係なんて円滑に保てば保つほど仕事が楽になるんだぞ。まあ……僕はその人間関係のケアで過労で死んだ気がするが……」
「ナザルさん?」
「なんでもない。面倒な仕事だろ? 僕が引き受けるよ。まあ春の風物詩だし、いっちょこの仕事で春を感じてくる」
「ナザルさんなら安心ですねえ……。どうしてゴールド級にならないのですか? 試験なしでパスできるのに」
「これ以上義務を背負い込みたくないからです!!」
ということで、春恒例のイベントをちょっと早めに引き受けた。
官僚は貴族街にある役所に籠もり、サボタージュを行っているらしい。
まあ、サボタージュしてるだけなんだから無害と言えば無害。
ただし、鎮圧に向かった騎士が数名戦闘不能にさせられた。
これを聞いたフォーエイブル男爵パリスンは、「私が出よう!!」とか言ったらしいのだが、みんなで必死に止めたらしい。
アーラン最強戦力の男が動くと、事態は片付くが役所が瓦礫になること請け合いだからだろう。
春先の忙しさの中、仕事がさらに滞ってしまう!!
それは避けたい!
それにその官僚は150%死ぬ!
バルガイヤー神殿としてはそれは避けたいところだと見た。
なぜバルガイヤーなのかは公然の秘密だ。
ということで、冒険者ギルドの腕利きを募集していたわけだ。
「来ました」
「おお、ナザル」
「げえっ、パリスン閣下!!」
なんと、鋭い目の男パリスン閣下がその場に待機していたのである。
「君が来たなら安心だろう。私が行きたかったが……ぬぐぐぐぐ」
「堪えてください閣下。閣下が出たら被害が甚大になります。じゃあ、僕が行くので……」
「おお、ナザルではないかー! 頑張るのですわよー!」
あっ、久々のソフィエラお嬢様!
「どうしてドレスの上に武装を?」
「正装ですわよ!」
違うと思うなあ!
「ナザル殿、ファイトですぞー!!」
「師匠、がんばって! 僕の力も通じなかったんです!」
「ボータブルにビータ! ビータのチャームが通じないのは正気を失ってるからよ。世界の何もかもがどうでもよくなっていて、恐らく三大欲求もおかしくなってる」
「師匠、詳しいです! 流石です!」
「他人事ではないのでな……」
騎士団にも応援されつつ、僕はぶらぶらと役所に入っていくのだった。
「団長! な、なぜあの男は手ぶらなのですか!?」
「彼はギフト使いだ。今は美食の使徒、美食の伝道師として広く名を知られる男だが……」
「えっ!? で、ではあの男……いや、あの方がアーランの食文化を一変させた偉人、ナザルさん!?」
「あの男はそちらの二つ名に価値を感じると思うが、私が睨むところ、あの男の戦闘力はゴールド級の中でも群を抜いているぞ。ああ、やり合ってみたい……」
背中から殺気を感じる。
やめて欲しいなあ!
ちなみにこの仕事をやるに当たって、役所に保管された魔晶石……魔力を肩代わりしてくれるクリスタルを勝手に使ってもいいことになっている。
いやあ楽ちんな仕事だ。
僕が役所の扉を潜ったら、
「入ってくるなと言ったはずだ! 俺は! サボりたいんだ!! うおおおおおお!! 神よ!!」
僕は体の表面を油で覆った。
油に何か力みたいなもの当たった気がする。
「防がれた!? 負傷……ウーンズの奇跡が!!」
「ははは、魔法が来ると分かってたら油を張ればそこに魔法を当てるだけなので楽なのだ。ちょっと魔晶石回収してくるから待っててね」
足元に油を敷き、スルスルーっと滑っていく。
「ま、待て! くそっ、なんだあいつは!? 歩いていないのに猛烈な速度で遠ざかっていく! あっ、鍵の掛かった扉が勝手に開いた!?」
「油で鍵の仕掛けをスポーンとふっ飛ばしたんだ。えー、魔晶石魔晶石」
「せ、窃盗だー!! いや、俺は自由になったんだからそんなものどうでもいい、いやいや……」
こいつ、まだ良心が残ってるぞ!
冒険者ギルドに顔を出したら、そんな話を聞いて驚く僕なのだった。
フリーダスとは自由の神……と言っているが、つまりはあらゆる常識や良識や社会性に縛られず、好き勝手にやっちゃえよ!という無軌道の神だ。
その信者なんてろくでもないやつしかいないし、若者が流行り病みたいに掛かる。
で……どうやらその信者は捕らえられると更正施設に送られ、バリッバリの至高神バルガイヤー信者になって帰って来る……。
……マッチポンプなのではないか?
僕は訝しく思った。
「あまりそれを公言されると教会が敵に回りますので……」
のっぽでメガネの受付嬢が勘弁してください、って顔になった。
そうか……勘弁してあげよう。
「ナザルさんはもうすぐ船で旅立つと伺っていますが……」
「ああ。だけどフリーダス信者はあれだろ? 命を使い切る勢いで魔法を連発する難敵じゃないか。節制とか制御とか、フリーダス神は一切教えないでマックスパワーの加護をいきなり叩き込むそうだし」
「ええ。ですから信者一人に対しカッパー級なら四名で当たるように先日ルールが改定されまして」
「ようやく!」
まあちなみに、フリーダスの加護を受けるにも才能っていうのがあるらしくて。
僕が戦ったフリーダス信者は、才能が無い方ばっかりだった。
今回は才能があるのが来そうだ。
「ええ、危険度はとびきりと言われています。優秀な官僚だったのですがオーバーワークで神の声を聞いてしまいまして」
「あー。春になるときに書類仕事多いから!」
「他人を信用しなくて一人で抱え込むタイプだったらしく……」
「あー、あかんやつ。自業自得……人間関係なんて円滑に保てば保つほど仕事が楽になるんだぞ。まあ……僕はその人間関係のケアで過労で死んだ気がするが……」
「ナザルさん?」
「なんでもない。面倒な仕事だろ? 僕が引き受けるよ。まあ春の風物詩だし、いっちょこの仕事で春を感じてくる」
「ナザルさんなら安心ですねえ……。どうしてゴールド級にならないのですか? 試験なしでパスできるのに」
「これ以上義務を背負い込みたくないからです!!」
ということで、春恒例のイベントをちょっと早めに引き受けた。
官僚は貴族街にある役所に籠もり、サボタージュを行っているらしい。
まあ、サボタージュしてるだけなんだから無害と言えば無害。
ただし、鎮圧に向かった騎士が数名戦闘不能にさせられた。
これを聞いたフォーエイブル男爵パリスンは、「私が出よう!!」とか言ったらしいのだが、みんなで必死に止めたらしい。
アーラン最強戦力の男が動くと、事態は片付くが役所が瓦礫になること請け合いだからだろう。
春先の忙しさの中、仕事がさらに滞ってしまう!!
それは避けたい!
それにその官僚は150%死ぬ!
バルガイヤー神殿としてはそれは避けたいところだと見た。
なぜバルガイヤーなのかは公然の秘密だ。
ということで、冒険者ギルドの腕利きを募集していたわけだ。
「来ました」
「おお、ナザル」
「げえっ、パリスン閣下!!」
なんと、鋭い目の男パリスン閣下がその場に待機していたのである。
「君が来たなら安心だろう。私が行きたかったが……ぬぐぐぐぐ」
「堪えてください閣下。閣下が出たら被害が甚大になります。じゃあ、僕が行くので……」
「おお、ナザルではないかー! 頑張るのですわよー!」
あっ、久々のソフィエラお嬢様!
「どうしてドレスの上に武装を?」
「正装ですわよ!」
違うと思うなあ!
「ナザル殿、ファイトですぞー!!」
「師匠、がんばって! 僕の力も通じなかったんです!」
「ボータブルにビータ! ビータのチャームが通じないのは正気を失ってるからよ。世界の何もかもがどうでもよくなっていて、恐らく三大欲求もおかしくなってる」
「師匠、詳しいです! 流石です!」
「他人事ではないのでな……」
騎士団にも応援されつつ、僕はぶらぶらと役所に入っていくのだった。
「団長! な、なぜあの男は手ぶらなのですか!?」
「彼はギフト使いだ。今は美食の使徒、美食の伝道師として広く名を知られる男だが……」
「えっ!? で、ではあの男……いや、あの方がアーランの食文化を一変させた偉人、ナザルさん!?」
「あの男はそちらの二つ名に価値を感じると思うが、私が睨むところ、あの男の戦闘力はゴールド級の中でも群を抜いているぞ。ああ、やり合ってみたい……」
背中から殺気を感じる。
やめて欲しいなあ!
ちなみにこの仕事をやるに当たって、役所に保管された魔晶石……魔力を肩代わりしてくれるクリスタルを勝手に使ってもいいことになっている。
いやあ楽ちんな仕事だ。
僕が役所の扉を潜ったら、
「入ってくるなと言ったはずだ! 俺は! サボりたいんだ!! うおおおおおお!! 神よ!!」
僕は体の表面を油で覆った。
油に何か力みたいなもの当たった気がする。
「防がれた!? 負傷……ウーンズの奇跡が!!」
「ははは、魔法が来ると分かってたら油を張ればそこに魔法を当てるだけなので楽なのだ。ちょっと魔晶石回収してくるから待っててね」
足元に油を敷き、スルスルーっと滑っていく。
「ま、待て! くそっ、なんだあいつは!? 歩いていないのに猛烈な速度で遠ざかっていく! あっ、鍵の掛かった扉が勝手に開いた!?」
「油で鍵の仕掛けをスポーンとふっ飛ばしたんだ。えー、魔晶石魔晶石」
「せ、窃盗だー!! いや、俺は自由になったんだからそんなものどうでもいい、いやいや……」
こいつ、まだ良心が残ってるぞ!
22
あなたにおすすめの小説
ゴボウでモンスターを倒したら、トップ配信者になりました。
あけちともあき
ファンタジー
冴えない高校生女子、きら星はづき(配信ネーム)。
彼女は陰キャな自分を変えるため、今巷で話題のダンジョン配信をしようと思い立つ。
初配信の同接はわずか3人。
しかしその配信でゴボウを使ってゴブリンを撃退した切り抜き動画が作られ、はづきはSNSのトレンドに。
はづきのチャンネルの登録者数は増え、有名冒険配信会社の所属配信者と偶然コラボしたことで、さらにはづきの名前は知れ渡る。
ついには超有名配信者に言及されるほどにまで名前が広がるが、そこから逆恨みした超有名配信者のガチ恋勢により、あわやダンジョン内でアカウントBANに。
だが、そこから華麗に復活した姿が、今までで最高のバズりを引き起こす。
増え続ける登録者数と、留まる事を知らない同接の増加。
ついには、親しくなった有名会社の配信者の本格デビュー配信に呼ばれ、正式にコラボ。
トップ配信者への道をひた走ることになってしまったはづき。
そこへ、おバカな迷惑系アワチューバーが引き起こしたモンスタースタンピード、『ダンジョンハザード』がおそいかかり……。
これまで培ったコネと、大量の同接の力ではづきはこれを鎮圧することになる。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
召喚されたら無能力だと追放されたが、俺の力はヘルプ機能とチュートリアルモードだった。世界の全てを事前に予習してイージーモードで活躍します
あけちともあき
ファンタジー
異世界召喚されたコトマエ・マナビ。
異世界パルメディアは、大魔法文明時代。
だが、その時代は崩壊寸前だった。
なのに人類同志は争いをやめず、異世界召喚した特殊能力を持つ人間同士を戦わせて覇を競っている。
マナビは魔力も闘気もゼロということで無能と断じられ、彼を召喚したハーフエルフ巫女のルミイとともに追放される。
追放先は、魔法文明人の娯楽にして公開処刑装置、滅びの塔。
ここで命運尽きるかと思われたが、マナビの能力、ヘルプ機能とチュートリアルシステムが発動する。
世界のすべてを事前に調べ、起こる出来事を予習する。
無理ゲーだって軽々くぐり抜け、デスゲームもヌルゲーに変わる。
化け物だって天変地異だって、事前の予習でサクサククリア。
そして自分を舐めてきた相手を、さんざん煽り倒す。
当座の目的は、ハーフエルフ巫女のルミイを実家に帰すこと。
ディストピアから、ポストアポカリプスへと崩壊していくこの世界で、マナビとルミイのどこか呑気な旅が続く。
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる