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76・冬の終わり
第229話 僕は楽がしたいだけなんだ
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後ろから衝撃波やら、召喚されたアザービーストやらがどんどん出てくる。
これを油で滑らせたり、油で滑らせたり、油で滑らせたりしてあしらいつつ、僕は役所の奥を目指した。
「あいつ!! くそっ! 良くわからない油みたいなの一辺倒でフリーダスの奇跡を次々にいなしやがって! だがあいつが向かう先には倉庫しかないはず……ま、まさか!! 泥棒か!?」
発想が真面目だなー!!
君、フリーダスと縁を切ってやり直したほうがいいんじゃないか!?
いや、でも神の奇跡とここまで相性がいい逸材はなかなかいないよな……。
「どうして倉庫に向かう! 盗むつもりか! 命がけで役所の資産を!?」
「なんでフリーダスを信仰してるのにそういうの気にするの」
「フリーダス様はどういう思想を持っていても自由だし、並行して別の神を信仰してもいいのだ」
「自由すぎでしょ」
僕は会話しつつ、油を伸ばして魔晶石の在処を探っていた。
あったあった!
厳重に金庫みたいなところに保管されて……はいなくて、その前に敷かれたゴザの上に、山になって積み上がっていた。
なんというずさんな管理か!
なお、魔晶石は魔法を使う際の魔力ともなるのだが、同時にお高い宝石の代わりとして取引に用いられたりもするのだ。
当人の魔力を魔晶石にすれば、無から資産を作れて便利だね。
まあ、込められた魔力の量が金額になるから、才能がない人は大した資産を得られなくなるのだが。
そして魔晶石化の技術は、魔導書庫を有している王国直属の魔導士連盟とか言うのが独占している。
ということで、魔晶石はなかなか出回らず、その価値を維持しているわけだ。
今日はですね、これを全部油にします。
「はあ、はあ、はあ、見つけたぞ泥棒め!! 魔晶石から離れろ! それは税金を滞納した魔導士連盟の長から徴収した延滞税なんだ!!」
「なるほどー。僕は君を鎮圧に来たんだが、これを使おうと思う」
「なに? 何を言って……。まさかお前、魔法使い……!? クソっ! フリーダスの奇跡よ! こいつを粉々に吹き飛ばす衝撃の奇跡を我に!! フォースイクスプロージョン!!」
「はははははははは遅い遅い遅い! 既に魔晶石は! 油になった!!」
強烈な衝撃波が官僚から巻き起こり、倉庫ごと吹き飛ばす……はずだった。
それは僕が生み出した油の津波に飲まれ、一瞬で掻き消える。
そして官僚は油に押し流されていった。
「ウグワーッ!! な、なんだこれは! 立てない! モノにも掴まれない! ぬるぬるして……ウグワーッ!」
体勢が安定せず、口を開けば油が入ってこようとする。
奇跡を祈ることもできない。
官僚氏は押し流されて、見事役所の外に放り出されてしまったのだった。
ついでに外で待っていた騎士も油に巻き込まれた。
「ウグワーッ」
「あっ、いかんいかん! 魔力に戻れ!」
僕が油の力を解くと、それは全て魔力になり、周囲に飛び散っていった。
これが魔晶石を油に変えることの弱点だな。
魔力に戻したら、大気に溶けていってしまう。
さらば魔晶石。
油津波、楽しかったよ。
僕の油津波は大変平和的な技であり、うつ伏せになって油で溺死しない限りは、何にぶつかってもぬるりと滑るし、摩擦ゼロだからあらゆるものが滑るだけで全くぶつからないし、絶対に怪我をするということがない。
脱力していれば、油に浮いてプカプカいどうするだけで済むのだ。
「お前がフリーダス信者か」
パリスン閣下が官僚氏を尋問している。
切っ先がピタッと口元に当たっているので、何か喋ったら頭をまっぷたつであろう。
怖い怖い。
「至高神神殿からお前を捕らえておくように依頼されているが……我々の顔に泥を塗った者を活かしておく理由もない」
「ひっ、ひぃー」
危うし、官僚氏!
いやあ、あれほど奇跡を使いこなしながら理性を持っている人物、惜しいなあ。
道を違えなければ今頃、それなりの地位にいただろうに。
いやいや、あれほどの実力者を活かせずにいた役所も悪い。
これは不幸な行き違いだったのだ。
社会にはよくある。
僕が無情なる社会に嘆きを感じていると……。
『ナザル、ナザルよ』
「あっ、もう昼間っから出てくるようになりましたね知識神様」
僕が突然神と交信を始めたので、騎士たちがぎょっとした。
で、この知識神の声はビータにも聞こえたらしく、
「師匠に神様が話しかけています!!」と援護してくれる。
『ナザルよ。あの男を我が神官にしよう。私がブレインウォッシュする』
「ええ……。本当にやるんですか知識神様」
『やる。そこの騎士よ、どくのだ。ツアーッ!!』
知識神の腕が虚空から生じて、パリスン閣下をデコピンで弾いた。
「ウグワーッ!? な、なんだこれは! 私が反応することもできぬ……!!」
『イッツ・ソー・イージー。知識神たるもの、君のあらゆる意味での死角も熟知しているのだよ……。どれどれ。彼からフリーダスとのつながりをぽいっと外して……』
今、眼の前で奇跡が起こっている!
春が見せた幻かも知れない。
フリーダス信者だった才能ある官僚が、あっという間にブレインウォッシュされ……知識神の敬虔なる神官になったのである!
まあ、知識神と相性はいいと思うな。
それに、僕がこの国に知識神の教えを広めたところで、確かに神官は足りなかったわけだし。
「犯罪をやっちゃった感じですけど、そこはどうします、知識神様」
『司法取引と行こう。至高神はああ見えて大雑把だ。私から神殿に直接供物を送り込めば天啓を下し、この男を許すだろう』
「面子を潰された形の騎士団はどうします?」
『知識神神殿が生み出す利益を優先的に流すことにしよう。任せておけ、私は政治でも一流の神なんだ』
「師匠が神様とフランクな会話をしてます……!!」
「恐るべき人物だなナザル殿」
いや、この状況は流石に僕も予想外だったんだが!
かくして、春のイベントみたいなものはもうちょっと続くのである。
これを油で滑らせたり、油で滑らせたり、油で滑らせたりしてあしらいつつ、僕は役所の奥を目指した。
「あいつ!! くそっ! 良くわからない油みたいなの一辺倒でフリーダスの奇跡を次々にいなしやがって! だがあいつが向かう先には倉庫しかないはず……ま、まさか!! 泥棒か!?」
発想が真面目だなー!!
君、フリーダスと縁を切ってやり直したほうがいいんじゃないか!?
いや、でも神の奇跡とここまで相性がいい逸材はなかなかいないよな……。
「どうして倉庫に向かう! 盗むつもりか! 命がけで役所の資産を!?」
「なんでフリーダスを信仰してるのにそういうの気にするの」
「フリーダス様はどういう思想を持っていても自由だし、並行して別の神を信仰してもいいのだ」
「自由すぎでしょ」
僕は会話しつつ、油を伸ばして魔晶石の在処を探っていた。
あったあった!
厳重に金庫みたいなところに保管されて……はいなくて、その前に敷かれたゴザの上に、山になって積み上がっていた。
なんというずさんな管理か!
なお、魔晶石は魔法を使う際の魔力ともなるのだが、同時にお高い宝石の代わりとして取引に用いられたりもするのだ。
当人の魔力を魔晶石にすれば、無から資産を作れて便利だね。
まあ、込められた魔力の量が金額になるから、才能がない人は大した資産を得られなくなるのだが。
そして魔晶石化の技術は、魔導書庫を有している王国直属の魔導士連盟とか言うのが独占している。
ということで、魔晶石はなかなか出回らず、その価値を維持しているわけだ。
今日はですね、これを全部油にします。
「はあ、はあ、はあ、見つけたぞ泥棒め!! 魔晶石から離れろ! それは税金を滞納した魔導士連盟の長から徴収した延滞税なんだ!!」
「なるほどー。僕は君を鎮圧に来たんだが、これを使おうと思う」
「なに? 何を言って……。まさかお前、魔法使い……!? クソっ! フリーダスの奇跡よ! こいつを粉々に吹き飛ばす衝撃の奇跡を我に!! フォースイクスプロージョン!!」
「はははははははは遅い遅い遅い! 既に魔晶石は! 油になった!!」
強烈な衝撃波が官僚から巻き起こり、倉庫ごと吹き飛ばす……はずだった。
それは僕が生み出した油の津波に飲まれ、一瞬で掻き消える。
そして官僚は油に押し流されていった。
「ウグワーッ!! な、なんだこれは! 立てない! モノにも掴まれない! ぬるぬるして……ウグワーッ!」
体勢が安定せず、口を開けば油が入ってこようとする。
奇跡を祈ることもできない。
官僚氏は押し流されて、見事役所の外に放り出されてしまったのだった。
ついでに外で待っていた騎士も油に巻き込まれた。
「ウグワーッ」
「あっ、いかんいかん! 魔力に戻れ!」
僕が油の力を解くと、それは全て魔力になり、周囲に飛び散っていった。
これが魔晶石を油に変えることの弱点だな。
魔力に戻したら、大気に溶けていってしまう。
さらば魔晶石。
油津波、楽しかったよ。
僕の油津波は大変平和的な技であり、うつ伏せになって油で溺死しない限りは、何にぶつかってもぬるりと滑るし、摩擦ゼロだからあらゆるものが滑るだけで全くぶつからないし、絶対に怪我をするということがない。
脱力していれば、油に浮いてプカプカいどうするだけで済むのだ。
「お前がフリーダス信者か」
パリスン閣下が官僚氏を尋問している。
切っ先がピタッと口元に当たっているので、何か喋ったら頭をまっぷたつであろう。
怖い怖い。
「至高神神殿からお前を捕らえておくように依頼されているが……我々の顔に泥を塗った者を活かしておく理由もない」
「ひっ、ひぃー」
危うし、官僚氏!
いやあ、あれほど奇跡を使いこなしながら理性を持っている人物、惜しいなあ。
道を違えなければ今頃、それなりの地位にいただろうに。
いやいや、あれほどの実力者を活かせずにいた役所も悪い。
これは不幸な行き違いだったのだ。
社会にはよくある。
僕が無情なる社会に嘆きを感じていると……。
『ナザル、ナザルよ』
「あっ、もう昼間っから出てくるようになりましたね知識神様」
僕が突然神と交信を始めたので、騎士たちがぎょっとした。
で、この知識神の声はビータにも聞こえたらしく、
「師匠に神様が話しかけています!!」と援護してくれる。
『ナザルよ。あの男を我が神官にしよう。私がブレインウォッシュする』
「ええ……。本当にやるんですか知識神様」
『やる。そこの騎士よ、どくのだ。ツアーッ!!』
知識神の腕が虚空から生じて、パリスン閣下をデコピンで弾いた。
「ウグワーッ!? な、なんだこれは! 私が反応することもできぬ……!!」
『イッツ・ソー・イージー。知識神たるもの、君のあらゆる意味での死角も熟知しているのだよ……。どれどれ。彼からフリーダスとのつながりをぽいっと外して……』
今、眼の前で奇跡が起こっている!
春が見せた幻かも知れない。
フリーダス信者だった才能ある官僚が、あっという間にブレインウォッシュされ……知識神の敬虔なる神官になったのである!
まあ、知識神と相性はいいと思うな。
それに、僕がこの国に知識神の教えを広めたところで、確かに神官は足りなかったわけだし。
「犯罪をやっちゃった感じですけど、そこはどうします、知識神様」
『司法取引と行こう。至高神はああ見えて大雑把だ。私から神殿に直接供物を送り込めば天啓を下し、この男を許すだろう』
「面子を潰された形の騎士団はどうします?」
『知識神神殿が生み出す利益を優先的に流すことにしよう。任せておけ、私は政治でも一流の神なんだ』
「師匠が神様とフランクな会話をしてます……!!」
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