288 / 337
95・少年とお姉さん
第288話 そして出会った
しおりを挟む
アーランは今まで見たことがないほど賑やかで、騒がしいところだった。
いや、前世ではこれ以上のものを幾らでも見てきた気がするな。
地方都市の繁華街でももうちょっと大きいか。
いやいや、僕は何を考えているんだ。
前世よ去れ!
冷静な判断ができなくなるだろ!
道行く冒険者を見つけて、話しかけてみる。
「あの」
「おう、なんだい」
ベテランらしい、鱗鎧を身に着けた戦士だった。
腰には封印の施された剣を佩いている。
「変わった見た目だな。異種族……じゃないよな?」
「生まれつきこんな感じなんで」
金色の髪、褐色の肌、緑の瞳。
油を使えるようになってから、僕の姿はこんな風に変わった。
ギフトというやつを身に着けたからだ、神の思し召しだと村ではちょっとありがたがられていたような。
「そうか! アーランは色んなのがいるからな。居心地いいと思うぞ! で、なんだ?」
「ええと、あの、冒険者ギルドってどこですか」
冒険者は冒険者ギルドに集まる。
前世の記憶だ。
役に立つときもあるじゃないか。
「ありがとうございます!」
「おう! 礼を言えるとはお前、育ちのいいガキだろ? ついでにいいこと教えてやる。冒険者はな、成人しないとなれないぜ。お前ならあと……5年ってところか」
「ええええええっ!?」
未成年はなれない!?
そんな、あんまりだ!
だとしたら僕は5年もの間、何をしてご飯を食べればいいのだ。
いやいや、だけどもだ。
冒険者ギルドに行ってみたらヒントはあるかも知れない。
ちょっとした手伝いとか、そういうのをやらせてもらえるかも知れないし……。
向かった先にあったのは、建て替えられたばかりだというピカピカの建造物だった。
三階建てで、側面には梯子がついている。
屋上まで登れるのだ。
村には存在しなかったような大きな建物だ。
前世の記憶の中には、もっと大きいものは幾らでもあった。
だが、記憶の中のそれと今の僕がリアルに目にしたものは、やっぱり衝撃の度合いが違う。
「でかい……!!」
僕が呻くと、扉が開いた。
冒険者のパーティが出てくる。
僕は慌てて避けた。
彼らはこれから冒険に行くんだろう。
胸元に、銅の色をしたバッジを装着していた。
あれが冒険者証だろうか?
恐る恐る、ギルドに足を踏み入れた。
そこには喧騒があった。
賑わいがあった。
行き交う冒険者と、ギルドの職員たち。
壁には幾つもボードが並べられ、そこには次々と依頼が貼られていく。
これを真剣な目で睨んで、これはと思った依頼を剥がしてギルドのカウンターへ持っていくのだ。
冒険者ギルド!
なんというところだろう。
僕の全く知らぬ世界だ。
ここにいる人々は、自ら望んで危険な仕事に向かっていくのだ。
己の命は、己の選択に掛かっている。
仕事の先で名誉を得るか、金を得るか、はたまた何も得られずに死ぬのか!
うーん、いいなあ。
僕もやってみたい。
そうは思ったのだが……。
「駄目です。成人してから来てくださいね」
当たり前のように、受付で断られてしまった。
しゅんとなる僕。
これからどうしたものだろうか。
遺跡の街で一人、あてもなく、途方に暮れることになるのだった……。
そこに、声を掛けてくる人がいる。
「おーい、そこの少年」
「少年?」
冒険者ギルドの一角は、酒場のようになっていた。
年齢の良く分からない男の人がカウンターの奥にいて、グラスを磨いている。
そんな彼の向かいに、女性が座っていた。
一見して若いのだけど、よく見ると年齢がわからない、金髪碧眼の女性だ。
耳が尖っていた。
もしかして、ハーフエルフというやつだろうか。
「少年って、僕のことですか」
「そう、君のことだ少年。君は今、寄る辺をなくし、希望を折られて途方に暮れているな?」
「えっ!?」
僕は仰天した。
今まさに、僕が立たされている状況を見事に言い当てたからだ。
「驚いたかい? 簡単な推理だよ。君のその姿は特別なものだ。とても目立つ。だが私は君を今まで見たことがなかった。ということは、君は外国からやってきたことになる。そして君はダメ元で冒険者になろうとしていた。そのことで、他に選択肢が無い可能性がある。これを合わせて考えると……君は一人でこの国にやってきて、頼れるものも無い中で仕事を得ようとした。どうだい?」
「合ってます……!! す、凄い……!!」
「ふふふ、私は安楽椅子冒険者なんだ。こうして椅子に座っていることで、様々な冒険者たちから相談を待ち、それらを解決してくらしているのさ」
「そ、そんな人がいたなんて……!」
前世で言う探偵みたいなものではないか。
いや、この世界の僕は探偵なんてものは知らないんだけど。
とにかく、眼の前の彼女はすごい人なのだと分かった。
「では少年、どうだろう? 私は今、私の代わりに動き回れる助手を探しているんだが……君がなってみないか?」
「僕が、あなたの助手に……!?」
「そうさ」
ハーフエルフの彼女は目を細めて笑った。
なんて綺麗な人なんだろう。
「私はリップル。君の名前は?」
「ナザルです。よ、よろしくお願いします、リップルさん!!」
「こちらこそ。長い付き合いになりそうだね」
彼女はまるで、未来が見えているみたいな口ぶりで言うのだった。
※
「……という昔の夢を見てしまった」
「ははあー! 懐かしいねえ! あの時の可愛い少年が、今じゃこんなにふてぶてしい男に育ってしまって……。しかもまさか私達が結婚するとはなあ……」
僕は明け方、上下逆になったリップルに顎を蹴られて目覚めたのだった。
ちょうど夢の中で、リップルの助手になった時だった。
腹いせにリップルを起こし、夢の話などをしていたのだった。
そうこうしていたら、朝担当のお手伝いさんがやって来た音がする。
朝食を作り始めるのだろう。
「ナザル、こうしてはいられないぞ。私達は顔を洗い、服を着て朝食に備えなければならないんだ。私は一足先に行ってくるぞ!」
リップルは寝間着とスリッパみたいな履物という格好で、いそいそと寝室を飛び出していった。
昔の僕よ。
あの頃の美女は、なんというか自分をよく見せようとか全然考えない人物だぞ……!
いや、前世ではこれ以上のものを幾らでも見てきた気がするな。
地方都市の繁華街でももうちょっと大きいか。
いやいや、僕は何を考えているんだ。
前世よ去れ!
冷静な判断ができなくなるだろ!
道行く冒険者を見つけて、話しかけてみる。
「あの」
「おう、なんだい」
ベテランらしい、鱗鎧を身に着けた戦士だった。
腰には封印の施された剣を佩いている。
「変わった見た目だな。異種族……じゃないよな?」
「生まれつきこんな感じなんで」
金色の髪、褐色の肌、緑の瞳。
油を使えるようになってから、僕の姿はこんな風に変わった。
ギフトというやつを身に着けたからだ、神の思し召しだと村ではちょっとありがたがられていたような。
「そうか! アーランは色んなのがいるからな。居心地いいと思うぞ! で、なんだ?」
「ええと、あの、冒険者ギルドってどこですか」
冒険者は冒険者ギルドに集まる。
前世の記憶だ。
役に立つときもあるじゃないか。
「ありがとうございます!」
「おう! 礼を言えるとはお前、育ちのいいガキだろ? ついでにいいこと教えてやる。冒険者はな、成人しないとなれないぜ。お前ならあと……5年ってところか」
「ええええええっ!?」
未成年はなれない!?
そんな、あんまりだ!
だとしたら僕は5年もの間、何をしてご飯を食べればいいのだ。
いやいや、だけどもだ。
冒険者ギルドに行ってみたらヒントはあるかも知れない。
ちょっとした手伝いとか、そういうのをやらせてもらえるかも知れないし……。
向かった先にあったのは、建て替えられたばかりだというピカピカの建造物だった。
三階建てで、側面には梯子がついている。
屋上まで登れるのだ。
村には存在しなかったような大きな建物だ。
前世の記憶の中には、もっと大きいものは幾らでもあった。
だが、記憶の中のそれと今の僕がリアルに目にしたものは、やっぱり衝撃の度合いが違う。
「でかい……!!」
僕が呻くと、扉が開いた。
冒険者のパーティが出てくる。
僕は慌てて避けた。
彼らはこれから冒険に行くんだろう。
胸元に、銅の色をしたバッジを装着していた。
あれが冒険者証だろうか?
恐る恐る、ギルドに足を踏み入れた。
そこには喧騒があった。
賑わいがあった。
行き交う冒険者と、ギルドの職員たち。
壁には幾つもボードが並べられ、そこには次々と依頼が貼られていく。
これを真剣な目で睨んで、これはと思った依頼を剥がしてギルドのカウンターへ持っていくのだ。
冒険者ギルド!
なんというところだろう。
僕の全く知らぬ世界だ。
ここにいる人々は、自ら望んで危険な仕事に向かっていくのだ。
己の命は、己の選択に掛かっている。
仕事の先で名誉を得るか、金を得るか、はたまた何も得られずに死ぬのか!
うーん、いいなあ。
僕もやってみたい。
そうは思ったのだが……。
「駄目です。成人してから来てくださいね」
当たり前のように、受付で断られてしまった。
しゅんとなる僕。
これからどうしたものだろうか。
遺跡の街で一人、あてもなく、途方に暮れることになるのだった……。
そこに、声を掛けてくる人がいる。
「おーい、そこの少年」
「少年?」
冒険者ギルドの一角は、酒場のようになっていた。
年齢の良く分からない男の人がカウンターの奥にいて、グラスを磨いている。
そんな彼の向かいに、女性が座っていた。
一見して若いのだけど、よく見ると年齢がわからない、金髪碧眼の女性だ。
耳が尖っていた。
もしかして、ハーフエルフというやつだろうか。
「少年って、僕のことですか」
「そう、君のことだ少年。君は今、寄る辺をなくし、希望を折られて途方に暮れているな?」
「えっ!?」
僕は仰天した。
今まさに、僕が立たされている状況を見事に言い当てたからだ。
「驚いたかい? 簡単な推理だよ。君のその姿は特別なものだ。とても目立つ。だが私は君を今まで見たことがなかった。ということは、君は外国からやってきたことになる。そして君はダメ元で冒険者になろうとしていた。そのことで、他に選択肢が無い可能性がある。これを合わせて考えると……君は一人でこの国にやってきて、頼れるものも無い中で仕事を得ようとした。どうだい?」
「合ってます……!! す、凄い……!!」
「ふふふ、私は安楽椅子冒険者なんだ。こうして椅子に座っていることで、様々な冒険者たちから相談を待ち、それらを解決してくらしているのさ」
「そ、そんな人がいたなんて……!」
前世で言う探偵みたいなものではないか。
いや、この世界の僕は探偵なんてものは知らないんだけど。
とにかく、眼の前の彼女はすごい人なのだと分かった。
「では少年、どうだろう? 私は今、私の代わりに動き回れる助手を探しているんだが……君がなってみないか?」
「僕が、あなたの助手に……!?」
「そうさ」
ハーフエルフの彼女は目を細めて笑った。
なんて綺麗な人なんだろう。
「私はリップル。君の名前は?」
「ナザルです。よ、よろしくお願いします、リップルさん!!」
「こちらこそ。長い付き合いになりそうだね」
彼女はまるで、未来が見えているみたいな口ぶりで言うのだった。
※
「……という昔の夢を見てしまった」
「ははあー! 懐かしいねえ! あの時の可愛い少年が、今じゃこんなにふてぶてしい男に育ってしまって……。しかもまさか私達が結婚するとはなあ……」
僕は明け方、上下逆になったリップルに顎を蹴られて目覚めたのだった。
ちょうど夢の中で、リップルの助手になった時だった。
腹いせにリップルを起こし、夢の話などをしていたのだった。
そうこうしていたら、朝担当のお手伝いさんがやって来た音がする。
朝食を作り始めるのだろう。
「ナザル、こうしてはいられないぞ。私達は顔を洗い、服を着て朝食に備えなければならないんだ。私は一足先に行ってくるぞ!」
リップルは寝間着とスリッパみたいな履物という格好で、いそいそと寝室を飛び出していった。
昔の僕よ。
あの頃の美女は、なんというか自分をよく見せようとか全然考えない人物だぞ……!
22
あなたにおすすめの小説
ゴボウでモンスターを倒したら、トップ配信者になりました。
あけちともあき
ファンタジー
冴えない高校生女子、きら星はづき(配信ネーム)。
彼女は陰キャな自分を変えるため、今巷で話題のダンジョン配信をしようと思い立つ。
初配信の同接はわずか3人。
しかしその配信でゴボウを使ってゴブリンを撃退した切り抜き動画が作られ、はづきはSNSのトレンドに。
はづきのチャンネルの登録者数は増え、有名冒険配信会社の所属配信者と偶然コラボしたことで、さらにはづきの名前は知れ渡る。
ついには超有名配信者に言及されるほどにまで名前が広がるが、そこから逆恨みした超有名配信者のガチ恋勢により、あわやダンジョン内でアカウントBANに。
だが、そこから華麗に復活した姿が、今までで最高のバズりを引き起こす。
増え続ける登録者数と、留まる事を知らない同接の増加。
ついには、親しくなった有名会社の配信者の本格デビュー配信に呼ばれ、正式にコラボ。
トップ配信者への道をひた走ることになってしまったはづき。
そこへ、おバカな迷惑系アワチューバーが引き起こしたモンスタースタンピード、『ダンジョンハザード』がおそいかかり……。
これまで培ったコネと、大量の同接の力ではづきはこれを鎮圧することになる。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
召喚されたら無能力だと追放されたが、俺の力はヘルプ機能とチュートリアルモードだった。世界の全てを事前に予習してイージーモードで活躍します
あけちともあき
ファンタジー
異世界召喚されたコトマエ・マナビ。
異世界パルメディアは、大魔法文明時代。
だが、その時代は崩壊寸前だった。
なのに人類同志は争いをやめず、異世界召喚した特殊能力を持つ人間同士を戦わせて覇を競っている。
マナビは魔力も闘気もゼロということで無能と断じられ、彼を召喚したハーフエルフ巫女のルミイとともに追放される。
追放先は、魔法文明人の娯楽にして公開処刑装置、滅びの塔。
ここで命運尽きるかと思われたが、マナビの能力、ヘルプ機能とチュートリアルシステムが発動する。
世界のすべてを事前に調べ、起こる出来事を予習する。
無理ゲーだって軽々くぐり抜け、デスゲームもヌルゲーに変わる。
化け物だって天変地異だって、事前の予習でサクサククリア。
そして自分を舐めてきた相手を、さんざん煽り倒す。
当座の目的は、ハーフエルフ巫女のルミイを実家に帰すこと。
ディストピアから、ポストアポカリプスへと崩壊していくこの世界で、マナビとルミイのどこか呑気な旅が続く。
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる