記憶と魔力を婚約者に奪われた「ないない尽くしの聖女」は、ワケあり王子様のお気に入り~王族とは知らずにそばにいた彼から なぜか溺愛されています
瑞貴◆後悔してる/手違いの妻2巻発売!
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第5章 離さない
あなたが好きです。……は?①
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バチッと真紅の瞳と目が合った。
――自分の勘が外れ、まさかのフィリベールだ。せめて何か羽織っておくべきだったと、うっすら透ける体を隠そうとくねらす。
すると、着ていた上着を脱ぎながら彼が駆け寄ってきたため、手篭めにされる確信を得て恐怖に襲われる。やだ、逃げなきゃと、視線を外す。
目についた扉へ逃げ込もうと考えたが、逆に危険を感知し、その場で踏みとどまった。
無言で近寄るなと訴え続けていたのに、彼が、わたしに上着をふわっとかけてくるものだから、思わず「え?」と、惚けてしまう。
そんなさりげない気遣いから、フィリベールとは別人だと感じ力が抜ける。
この場所にいるはずのない彼が、見たことのない姿をしている。それだけで、このまま王宮に残るのだと理解した。
初めて見るアンドレの本当の姿は、フィリベールにそっくり、そのままだ。
赤い瞳に赤い髪で、紛れもなく王族だと証明している。
それならばと、丁重に向き直る。
「目が覚めていたんですね。まだまだジュディの眠りが深かったので、起きるのはもう少し先かと思い、独りにしてしまい、申し訳ないことをしました」
「いいえ、気になさらなくて結構ですわ。それよりも、わたくしの方があなたにお礼を申し上げないといけませんもの」
「あ……。ジュディット様。すっかり記憶が安定したのですね。それは良かったですが……」
「あなたのおかげですわ。何も知らず疑ってしまい、大変申し訳ないことを口にして、あなたに見苦しく当たり散らしてしまいました……アンフレッド殿下」
「はは、さすがです。どのように説明しようかと悩んでいたのですが、その必要はありませんでしたね」
少しだけバツが悪い顔をする彼に、気にする必要はないと柔らかい微笑みを返した。
そして周囲を見回しながら、彼に問いかける。もちろん、訊ねにくい本題を後回しにしてだけど。
「ここは殿下の部屋でしょうか? 使わせていただきありがとうございます。それにこの寝巻きは誰が着せてくれたのでしょうか……」
「僕の部屋で間違いはありませんが、僕も使うのは初めてですので、自分の部屋というのは、まだまだ馴染みませんけどね。それと、ジュディット様の着替えを手伝ったのは侍女たちで、僕ではありませんから安心してください」
よかったと安堵した感情は、さらっと笑って誤魔化した。
「ふふっ。彼女たちのおかげで、殿下に見たくないものを見せずに済んで良かったですわ」
「見たくないなんて、そんなことはありません。見たいです……あっ、何でもありません」
わたしを気遣い、取り繕った彼は「失言した」と、顔を赤くしている。
「気を遣ってくれなくても結構ですわ。アンフレッド殿下の気持ちは分かっておりますので」
にこっと、優しく微笑む。
シャワーのお湯が出せずに騒いだ時。見たくもないものを見せられて迷惑していると言われたのを、鮮明に覚えている。
ジュディの時は、彼から離れてはいけない焦燥感にかられていた。だけど、すっかりその感情は消え失せた。
相当迷惑をかけたが、もう彼に無理をさせる必要はないのだから。
「いいえ。多分あなたは僕の気持ちを誤解したままです。僕の気持ちをしっかり、あなたに伝えておりませんので」
「何度も伺ったと存じますが?」
「それは……正しくない話も混ざっているので」
「正しくないと仰いますと?」
首を傾げて訊ねた。
「僕はずっと、ジュディット様が好きでした。恋をしてはいけない存在だと分かっていたのに。そして、その気持ちをジュディに重ねて見ていて。僕は結局、どちらのあなたにも惹かれていたんです」
「えっ? またまたご冗談を仰るんですね」
「冗談ではありませんけど」
「ごめんなさい。まだ頭が混乱しているようで、上手く返せませんわ」
いやいやいや、アンドレは知っているだろうに。
そもそもわたしは、遊び心の持ち合わせがないのだ。
そんな人物へ、寝起きで高度な冗談を言うのはやめてくれないだろうかと、縋るような目を向ける。
「そんなに困った顔をしないでください。——そうだ、あなたの素はジュディなのでしょう。それなら、僕の前ではずっとジュディのままでいてくれませんか? 僕もあなたには、アンドレのまま呼んで欲しいので」
「いけませんわ。ここに残っているということは、これからは第二王子として暮らしていくのでしょう。そのような方に気安くするのは許されませんので」
「ははっ。聞き分けが悪いのは、ジュディでもジュディット様でも変わらないんですね」
一歩近づいてきたアンドレから手をとられ、甲に敬愛の口づけを落とされた。
未だかつてない柔らかい感触が伝わり、頬が火照る。
彼にときめいているのか⁉
いいえ。今更アンドレにドキドキするわけがない。
そうだわ。急に近づいてきたから驚いているんだ。それ以外あり得ない。ただの動揺でそれ以上の意味はない。絶対に。
「ちょっと何をするのよ! アンドレにそんなことされるとびっくりするでしょう。離してよ!」
「ふふっ、そうそう。その真っ赤になって怒るのがあなたらしいですよ。僕に余計な気遣いは要らないので、出会った時のアンドレとジュディのままでいましょう」
「そういう訳にはいかないわ」
「僕には素直なままでいてください。いいえ、我が儘な姿を見せてくれるのがジュディらしいからね」
「どうせまた、わたしのことを揶揄っているんでしょう。ナグワ隊長といいアンドレといい、勝手なんだから」
あのエッチな寝衣の時と同じである。
あれはナグワ隊長に揶揄われたが、今回はアンドレが冗談を言って騙そうとするのだ。二人してタチが悪い。
この手のことは騙されやすいと、痛い勉強代を払ったばかりだ。
元婚約者のフィリベールの時は、わたしの好きなお茶を淹れてくれたと、胸を温めほくそ笑んだ。
……そうすれば、まんまと薬を盛られていたのだから。
もう、いい加減騙されるわけにはいかない。これ以上、情けない思いをするのは勘弁願う。
「あなたが好きです」
「またまたご冗談を。その手には乗りません」
――それにしてもアンドレは随分粘るな。
やはり、森でわたしに罵倒されたのを、相当根に持っているのだろう。
さっきから半端なくしつこい。
とりあえず、いつまで続くか知らないが、彼の気が済むまで言わせておくか。そう思って怒らずに受け流しておく。
――自分の勘が外れ、まさかのフィリベールだ。せめて何か羽織っておくべきだったと、うっすら透ける体を隠そうとくねらす。
すると、着ていた上着を脱ぎながら彼が駆け寄ってきたため、手篭めにされる確信を得て恐怖に襲われる。やだ、逃げなきゃと、視線を外す。
目についた扉へ逃げ込もうと考えたが、逆に危険を感知し、その場で踏みとどまった。
無言で近寄るなと訴え続けていたのに、彼が、わたしに上着をふわっとかけてくるものだから、思わず「え?」と、惚けてしまう。
そんなさりげない気遣いから、フィリベールとは別人だと感じ力が抜ける。
この場所にいるはずのない彼が、見たことのない姿をしている。それだけで、このまま王宮に残るのだと理解した。
初めて見るアンドレの本当の姿は、フィリベールにそっくり、そのままだ。
赤い瞳に赤い髪で、紛れもなく王族だと証明している。
それならばと、丁重に向き直る。
「目が覚めていたんですね。まだまだジュディの眠りが深かったので、起きるのはもう少し先かと思い、独りにしてしまい、申し訳ないことをしました」
「いいえ、気になさらなくて結構ですわ。それよりも、わたくしの方があなたにお礼を申し上げないといけませんもの」
「あ……。ジュディット様。すっかり記憶が安定したのですね。それは良かったですが……」
「あなたのおかげですわ。何も知らず疑ってしまい、大変申し訳ないことを口にして、あなたに見苦しく当たり散らしてしまいました……アンフレッド殿下」
「はは、さすがです。どのように説明しようかと悩んでいたのですが、その必要はありませんでしたね」
少しだけバツが悪い顔をする彼に、気にする必要はないと柔らかい微笑みを返した。
そして周囲を見回しながら、彼に問いかける。もちろん、訊ねにくい本題を後回しにしてだけど。
「ここは殿下の部屋でしょうか? 使わせていただきありがとうございます。それにこの寝巻きは誰が着せてくれたのでしょうか……」
「僕の部屋で間違いはありませんが、僕も使うのは初めてですので、自分の部屋というのは、まだまだ馴染みませんけどね。それと、ジュディット様の着替えを手伝ったのは侍女たちで、僕ではありませんから安心してください」
よかったと安堵した感情は、さらっと笑って誤魔化した。
「ふふっ。彼女たちのおかげで、殿下に見たくないものを見せずに済んで良かったですわ」
「見たくないなんて、そんなことはありません。見たいです……あっ、何でもありません」
わたしを気遣い、取り繕った彼は「失言した」と、顔を赤くしている。
「気を遣ってくれなくても結構ですわ。アンフレッド殿下の気持ちは分かっておりますので」
にこっと、優しく微笑む。
シャワーのお湯が出せずに騒いだ時。見たくもないものを見せられて迷惑していると言われたのを、鮮明に覚えている。
ジュディの時は、彼から離れてはいけない焦燥感にかられていた。だけど、すっかりその感情は消え失せた。
相当迷惑をかけたが、もう彼に無理をさせる必要はないのだから。
「いいえ。多分あなたは僕の気持ちを誤解したままです。僕の気持ちをしっかり、あなたに伝えておりませんので」
「何度も伺ったと存じますが?」
「それは……正しくない話も混ざっているので」
「正しくないと仰いますと?」
首を傾げて訊ねた。
「僕はずっと、ジュディット様が好きでした。恋をしてはいけない存在だと分かっていたのに。そして、その気持ちをジュディに重ねて見ていて。僕は結局、どちらのあなたにも惹かれていたんです」
「えっ? またまたご冗談を仰るんですね」
「冗談ではありませんけど」
「ごめんなさい。まだ頭が混乱しているようで、上手く返せませんわ」
いやいやいや、アンドレは知っているだろうに。
そもそもわたしは、遊び心の持ち合わせがないのだ。
そんな人物へ、寝起きで高度な冗談を言うのはやめてくれないだろうかと、縋るような目を向ける。
「そんなに困った顔をしないでください。——そうだ、あなたの素はジュディなのでしょう。それなら、僕の前ではずっとジュディのままでいてくれませんか? 僕もあなたには、アンドレのまま呼んで欲しいので」
「いけませんわ。ここに残っているということは、これからは第二王子として暮らしていくのでしょう。そのような方に気安くするのは許されませんので」
「ははっ。聞き分けが悪いのは、ジュディでもジュディット様でも変わらないんですね」
一歩近づいてきたアンドレから手をとられ、甲に敬愛の口づけを落とされた。
未だかつてない柔らかい感触が伝わり、頬が火照る。
彼にときめいているのか⁉
いいえ。今更アンドレにドキドキするわけがない。
そうだわ。急に近づいてきたから驚いているんだ。それ以外あり得ない。ただの動揺でそれ以上の意味はない。絶対に。
「ちょっと何をするのよ! アンドレにそんなことされるとびっくりするでしょう。離してよ!」
「ふふっ、そうそう。その真っ赤になって怒るのがあなたらしいですよ。僕に余計な気遣いは要らないので、出会った時のアンドレとジュディのままでいましょう」
「そういう訳にはいかないわ」
「僕には素直なままでいてください。いいえ、我が儘な姿を見せてくれるのがジュディらしいからね」
「どうせまた、わたしのことを揶揄っているんでしょう。ナグワ隊長といいアンドレといい、勝手なんだから」
あのエッチな寝衣の時と同じである。
あれはナグワ隊長に揶揄われたが、今回はアンドレが冗談を言って騙そうとするのだ。二人してタチが悪い。
この手のことは騙されやすいと、痛い勉強代を払ったばかりだ。
元婚約者のフィリベールの時は、わたしの好きなお茶を淹れてくれたと、胸を温めほくそ笑んだ。
……そうすれば、まんまと薬を盛られていたのだから。
もう、いい加減騙されるわけにはいかない。これ以上、情けない思いをするのは勘弁願う。
「あなたが好きです」
「またまたご冗談を。その手には乗りません」
――それにしてもアンドレは随分粘るな。
やはり、森でわたしに罵倒されたのを、相当根に持っているのだろう。
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