18 / 53
新婚期
初夜から一夜明けて
しおりを挟む
マリィアンナが目を覚ますと窓の外はすっかり明るくなっていた。
目をこすりながらぼんやり起き上がり、辺りを見回すとベットにはマリィアンナしか寝ていなかった。
昨日、わたくし確か…アルベルト様と
働かない頭をなんとか動かせて立ち上がり、フラフラとソファーへ向かった。
足元もおぼつかなくドサッと座ったら、鈍い痛みがマリィアンナの体にはしった。
顔をしかめ、長い溜息を吐いて腰をさする。
破瓜とはこんなに痛いものなのね。
いや、痛いだけでなく体の節々がだるいわ…
ところで…今は何時なのかしら…
重い体を引きずりながらベッドの横へ行き、サイドテーブルに置いてあるベルを鳴らした。
ガランガランガラン
生家で使うベルとは音色も大きさも違く、マリィアンナはイラっとした。
ベルの音が違うだけで憂鬱な気分になるなんて…
わたくし今、普通じゃないもしれないわね
苦笑しながら、メイドを待つ。
しかし、来ない。
忙しい時間なのかしら…
でも…誰も来ないなんて。
もう1度鳴らしてみるとメイドのバタバタと足音を立てる音がした。
コン ガチャ!「お呼びでしょうか」
マリィアンナは目を丸くしてメイドを見た。
さっきのはノックのつもりなのかしら…入室許可出してないのに…
「御用でしょうか」
「…今何時頃?」
「昼でございます」
「そう…アルベルト様は?」
「…書斎にいらっしゃると思います。」
「お客様方は?」
昨日、結婚式に参列したアルベルト側の親戚はこの邸宅に泊まっていた。
マリィアンナは食事の後すぐ自室へと戻ったので挨拶もろくにできていなかった。
「先ほどお帰りになりました」
「先ほど…?」
マリィアンナは眉間をピクリとあげ、目を閉じて小さく長い溜息を吐いた。
「…軽い食事を部屋へお願い」
「承知しました」
「ところで…この邸宅に勤めてどれくらいなのかしら」
「…4年ほどになります」
「4年…そう。食事、お願いね」
メイドは礼もせずツカツカと歩いて出て行った。
お客様に参列のお礼とお見送りのご挨拶をしたかったのに…
…間に合わなかったのはもう仕方ないわね。後でなんとかしなきゃ。
それにしても4年メイドを勤めてあれでは…頭が痛いわ…
メイドが食事をもって来たので並べ終わったタイミングを計ってアルベルトへと言付けを頼む。
「貴方の名前は?」
「…トルノと申します」
「ではトルノ、アルベルト様に『夜のお食事は部屋でとりとうございます』と『親類の名簿リストをお渡し願います』と夜のお食事の前までに伝えて頂戴」
「名簿リスト…ですか?なぜですか?」
「……必要だからに決まってるでしょう。お願いね」
「…承知しました」
メイドが部屋を出たのを確認してから苦笑しながらテーブルの上を見た。
そこにあったのは
見るからにカチカチなパン、ドロリとしたスープ、グラスカップに入ったワイン
マリィアンナは、持ってきた軽食を眺めてますます頭が痛く感じた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マリィアンナは慣れない食事に戸惑いながらベッドへゴロンと寝ころんだ。
昼過ぎまで寝ていたのに前夜の疲れは取れず、体はだるくてつらい。
今日は部屋で大人しくしていましょう
もしかしたら今日の夜も…なのかしら?
マリィアンナは不安を感じつつ両手で目を抑えた。
そこへドアがノックされた。入室許可を出すと中年の女性が入室してベットの近くまで来て礼をした。
「コディル家の女性使用人を統括しておりますプリマと申します。ご挨拶が遅くなり申し訳ございません。以後お見知りおきください」
「そう、よろしくね」
女性使用人を統括…伯爵夫人のお義母様は随分前にお亡くなりになっていると聞いているわ。ということはわたくしが来るまでずっと女主人の役割を担っていたのよね…でもその割には…
「…ご要望ありましたら、なんなりとお申し付け…」
プリマが話している最中に、再びドアがノックされた。
入室許可を出すと年嵩の男性が男性が入室してきた。
「コディル家の男性使用人を統括しておりますバトラーのドルトンでございます。ご挨拶が遅くなり申し訳ございません。何か御用がありましたら何なりとお申し付けくだされば若奥様の為に身を粉にする所存でございます!」
「えぇ、よろしくね」
「家令のグラウも奥様へ挨拶に伺うべきですが…若旦那様に頼まれた仕事がありまして邸宅を離れていますので改めてご挨拶に伺うかと」
「そう、わかったわ」
2人は挨拶が終わると礼をして退出して行った。
プリマは管理職にしては自信がなさげだったわ。わたくしに委縮したというよりは気が弱い性格なのかしら。
ドルトンは年嵩と顔の笑い皺も相まって話し方も明るく温和な印象だったわ。
でもどちらも悪意は感じられなかった…
マリィアンナは少なくとも管理職の使用人には歓迎されていることに安堵した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マリィアンナは机に出しておいたアルベルトから初めてもらったネックレスを、指でつつきながらお礼状に書く文章を思案していた。
そこへ、コンコンとノックがあったので「どうぞ」と入室許可を出すとメイドが入室してきた。
「奥様、お食事のご用意ができました。ご用意してよろしいでしょうか?」
「…えぇ」
メイドは部屋の外にあったカートを引き、テーブルへ食事を並べた。スッスッと手早く並べられていく。
並べ終わったメイドはワイングラスにワインをつぎ終えると、そっと壁際へ行き部屋へ留まった。
マリィアンナは静かに食事を始めても、メイドはだまって食事が終わるのを壁際に立って待った。
食事を終えて口を拭き終わると、メイドがカートへと皿を片付け始めた。
「お食事の後のお茶はいかがいたしましょうか?」
「ハーブティがあるならお願い。」
「かしこまりました。すぐお持ちいたします」
メイドは礼をして、カートを引いて部屋を退出していった。
すぐにまたドアがノックされ、許可を出すとメイドが入室してきた。
「こちらカモミールでございます」
トットットッと音を立てカップへ注がれると、ふわりとフルーティな香りが辺りに広がった。マリィアンナは目を閉じてゆっくり飲み、香りを楽しんだ。
「ねぇ、他のメイドに頼んでいたものは?」
「…?」
真顔だったメイドはピクリと片眉をあげた。
「トルノといったメイドだったかしら。言付けをお願いしたのだけど」
「…申し訳ございません」
悔しそうな顔をしたメイドを見ながらマリィアンナはハーブティをコクリと飲んだ。
「今日は、もう休むわ。下がって頂戴。」
「…かしこまりました」
メイドがティーカップなどをカートに乗せ終わったのを見計らってマリィアンナは尋ねた。
「ねぇ、貴方名前は?貴方この邸宅に勤めてどれくらいなの?」
「テレズと申します。勤めて3年になります。」
「そう」
テレズはゆっくり礼をして退出して行った。
あの顔、言付けのことは知らなかったみたいだわ。
所作が問題なメイドばかりなのかと気が重かったけれどしっかりしたメイドもいるのね。一安心だわ。
失礼な所作はともかく、言付けを無視するとは思わなかったわ…。
仕方ない…アルベルト様に直接言うしかないか。
マリィアンナはアルベルトが寝室に来るのを待ったが、その夜アルベルトが部屋へ来ることはなかった。
目をこすりながらぼんやり起き上がり、辺りを見回すとベットにはマリィアンナしか寝ていなかった。
昨日、わたくし確か…アルベルト様と
働かない頭をなんとか動かせて立ち上がり、フラフラとソファーへ向かった。
足元もおぼつかなくドサッと座ったら、鈍い痛みがマリィアンナの体にはしった。
顔をしかめ、長い溜息を吐いて腰をさする。
破瓜とはこんなに痛いものなのね。
いや、痛いだけでなく体の節々がだるいわ…
ところで…今は何時なのかしら…
重い体を引きずりながらベッドの横へ行き、サイドテーブルに置いてあるベルを鳴らした。
ガランガランガラン
生家で使うベルとは音色も大きさも違く、マリィアンナはイラっとした。
ベルの音が違うだけで憂鬱な気分になるなんて…
わたくし今、普通じゃないもしれないわね
苦笑しながら、メイドを待つ。
しかし、来ない。
忙しい時間なのかしら…
でも…誰も来ないなんて。
もう1度鳴らしてみるとメイドのバタバタと足音を立てる音がした。
コン ガチャ!「お呼びでしょうか」
マリィアンナは目を丸くしてメイドを見た。
さっきのはノックのつもりなのかしら…入室許可出してないのに…
「御用でしょうか」
「…今何時頃?」
「昼でございます」
「そう…アルベルト様は?」
「…書斎にいらっしゃると思います。」
「お客様方は?」
昨日、結婚式に参列したアルベルト側の親戚はこの邸宅に泊まっていた。
マリィアンナは食事の後すぐ自室へと戻ったので挨拶もろくにできていなかった。
「先ほどお帰りになりました」
「先ほど…?」
マリィアンナは眉間をピクリとあげ、目を閉じて小さく長い溜息を吐いた。
「…軽い食事を部屋へお願い」
「承知しました」
「ところで…この邸宅に勤めてどれくらいなのかしら」
「…4年ほどになります」
「4年…そう。食事、お願いね」
メイドは礼もせずツカツカと歩いて出て行った。
お客様に参列のお礼とお見送りのご挨拶をしたかったのに…
…間に合わなかったのはもう仕方ないわね。後でなんとかしなきゃ。
それにしても4年メイドを勤めてあれでは…頭が痛いわ…
メイドが食事をもって来たので並べ終わったタイミングを計ってアルベルトへと言付けを頼む。
「貴方の名前は?」
「…トルノと申します」
「ではトルノ、アルベルト様に『夜のお食事は部屋でとりとうございます』と『親類の名簿リストをお渡し願います』と夜のお食事の前までに伝えて頂戴」
「名簿リスト…ですか?なぜですか?」
「……必要だからに決まってるでしょう。お願いね」
「…承知しました」
メイドが部屋を出たのを確認してから苦笑しながらテーブルの上を見た。
そこにあったのは
見るからにカチカチなパン、ドロリとしたスープ、グラスカップに入ったワイン
マリィアンナは、持ってきた軽食を眺めてますます頭が痛く感じた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マリィアンナは慣れない食事に戸惑いながらベッドへゴロンと寝ころんだ。
昼過ぎまで寝ていたのに前夜の疲れは取れず、体はだるくてつらい。
今日は部屋で大人しくしていましょう
もしかしたら今日の夜も…なのかしら?
マリィアンナは不安を感じつつ両手で目を抑えた。
そこへドアがノックされた。入室許可を出すと中年の女性が入室してベットの近くまで来て礼をした。
「コディル家の女性使用人を統括しておりますプリマと申します。ご挨拶が遅くなり申し訳ございません。以後お見知りおきください」
「そう、よろしくね」
女性使用人を統括…伯爵夫人のお義母様は随分前にお亡くなりになっていると聞いているわ。ということはわたくしが来るまでずっと女主人の役割を担っていたのよね…でもその割には…
「…ご要望ありましたら、なんなりとお申し付け…」
プリマが話している最中に、再びドアがノックされた。
入室許可を出すと年嵩の男性が男性が入室してきた。
「コディル家の男性使用人を統括しておりますバトラーのドルトンでございます。ご挨拶が遅くなり申し訳ございません。何か御用がありましたら何なりとお申し付けくだされば若奥様の為に身を粉にする所存でございます!」
「えぇ、よろしくね」
「家令のグラウも奥様へ挨拶に伺うべきですが…若旦那様に頼まれた仕事がありまして邸宅を離れていますので改めてご挨拶に伺うかと」
「そう、わかったわ」
2人は挨拶が終わると礼をして退出して行った。
プリマは管理職にしては自信がなさげだったわ。わたくしに委縮したというよりは気が弱い性格なのかしら。
ドルトンは年嵩と顔の笑い皺も相まって話し方も明るく温和な印象だったわ。
でもどちらも悪意は感じられなかった…
マリィアンナは少なくとも管理職の使用人には歓迎されていることに安堵した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マリィアンナは机に出しておいたアルベルトから初めてもらったネックレスを、指でつつきながらお礼状に書く文章を思案していた。
そこへ、コンコンとノックがあったので「どうぞ」と入室許可を出すとメイドが入室してきた。
「奥様、お食事のご用意ができました。ご用意してよろしいでしょうか?」
「…えぇ」
メイドは部屋の外にあったカートを引き、テーブルへ食事を並べた。スッスッと手早く並べられていく。
並べ終わったメイドはワイングラスにワインをつぎ終えると、そっと壁際へ行き部屋へ留まった。
マリィアンナは静かに食事を始めても、メイドはだまって食事が終わるのを壁際に立って待った。
食事を終えて口を拭き終わると、メイドがカートへと皿を片付け始めた。
「お食事の後のお茶はいかがいたしましょうか?」
「ハーブティがあるならお願い。」
「かしこまりました。すぐお持ちいたします」
メイドは礼をして、カートを引いて部屋を退出していった。
すぐにまたドアがノックされ、許可を出すとメイドが入室してきた。
「こちらカモミールでございます」
トットットッと音を立てカップへ注がれると、ふわりとフルーティな香りが辺りに広がった。マリィアンナは目を閉じてゆっくり飲み、香りを楽しんだ。
「ねぇ、他のメイドに頼んでいたものは?」
「…?」
真顔だったメイドはピクリと片眉をあげた。
「トルノといったメイドだったかしら。言付けをお願いしたのだけど」
「…申し訳ございません」
悔しそうな顔をしたメイドを見ながらマリィアンナはハーブティをコクリと飲んだ。
「今日は、もう休むわ。下がって頂戴。」
「…かしこまりました」
メイドがティーカップなどをカートに乗せ終わったのを見計らってマリィアンナは尋ねた。
「ねぇ、貴方名前は?貴方この邸宅に勤めてどれくらいなの?」
「テレズと申します。勤めて3年になります。」
「そう」
テレズはゆっくり礼をして退出して行った。
あの顔、言付けのことは知らなかったみたいだわ。
所作が問題なメイドばかりなのかと気が重かったけれどしっかりしたメイドもいるのね。一安心だわ。
失礼な所作はともかく、言付けを無視するとは思わなかったわ…。
仕方ない…アルベルト様に直接言うしかないか。
マリィアンナはアルベルトが寝室に来るのを待ったが、その夜アルベルトが部屋へ来ることはなかった。
0
あなたにおすすめの小説
何もしない公爵夫人ですが、なぜか屋敷がうまく回っています
鷹 綾
恋愛
辺境公爵カーネル・クリスの妻となったフィレ・バーナード。
けれど彼女は、屋敷を仕切ることも、改革を行うことも、声高に意見を述べることもしなかった。
指示を出さない。
判断を奪わない。
必要以上に関わらない。
「何もしない夫人」として、ただ静かにそこにいるだけ。
それなのに――
いつの間にか屋敷は落ち着き、
使用人たちは迷わなくなり、
人は出入りし、戻り、また進んでいくようになる。
誰かに依存しない。
誰かを支配しない。
それでも確かに“安心できる場所”は、彼女の周りに残っていた。
必要とされなくてもいい。
役に立たなくてもいい。
それでも、ここにいていい。
これは、
「何もしない」ことで壊れなかった関係と、
「奪わない」ことで続いていった日常を描く、
静かでやさしい結婚生活の物語。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
転生皇女セラフィナ
秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。
目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。
赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。
皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。
前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。
しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。
一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。
「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」
そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。
言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。
それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。
転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。
断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
古堂 素央
恋愛
【完結】
「なんでわたしを突き落とさないのよ」
学園の廊下で、見知らぬ女生徒に声をかけられた公爵令嬢ハナコ。
階段から転げ落ちたことをきっかけに、ハナコは自分が乙女ゲームの世界に生まれ変わったことを知る。しかもハナコは悪役令嬢のポジションで。
しかしなぜかヒロインそっちのけでぐいぐいハナコに迫ってくる攻略対象の王子。その上、王子は前世でハナコがこっぴどく振った瓶底眼鏡の山田そっくりで。
ギロチンエンドか瓶底眼鏡とゴールインするか。選択を迫られる中、他の攻略対象の好感度まで上がっていって!?
悪役令嬢? 断罪ざまぁ? いいえ、冴えない王子と結ばれるくらいなら、ノシつけてヒロインに押しつけます!
黒ヒロインの陰謀を交わしつつ、無事ハナコは王子の魔の手から逃げ切ることはできるのか!?
夏の眼差し
通木遼平
恋愛
伯爵令嬢であるティナの婚約者とティナの妹が恋仲になり、ティナは婚約を解消することになる。婚約者に対して特に思い入れはなかったが、姉妹の婚約のすげ替えについての噂と勝手なことばかり言う妹に気疲れしたティナは、昔から彼女を気にかけてくれていたイライザ夫人の紹介で夫人の孫娘リネットの話し相手として雇われることになった。
家から離れ、リネット共に穏やかな日々を過ごすティナは、リネットの従兄であるセオドアと出会う。
※他サイトにも掲載しています
愛しの第一王子殿下
みつまめ つぼみ
恋愛
公爵令嬢アリシアは15歳。三年前に魔王討伐に出かけたゴルテンファル王国の第一王子クラウス一行の帰りを待ちわびていた。
そして帰ってきたクラウス王子は、仲間の訃報を口にし、それと同時に同行していた聖女との婚姻を告げる。
クラウスとの婚約を破棄されたアリシアは、言い寄ってくる第二王子マティアスの手から逃れようと、国外脱出を図るのだった。
そんなアリシアを手助けするフードを目深に被った旅の戦士エドガー。彼とアリシアの逃避行が、今始まる。
私が行方不明の皇女です~生死を彷徨って帰国したら信じていた初恋の従者は婚約していました~
marumi
恋愛
「あら アルヴェイン公爵がドゥーカス令嬢をエスコートされていますわ」
「ご婚約されたと噂を聞きましたが、まさか本当だとは!」
私は五年前までこの国の皇女エリシアだった。
暗殺事件に巻き込まれ、幼なじみで初恋の相手だった従者――アルヴェイン公子と共に命からがら隣国、エルダールへ亡命した。
彼の「必ず迎えに来る」その言葉を信じて、隣国の地で彼を待ち続けた……。
それなのに……。
やっとの思いで帰国した帝国の華やかなパーティー会場で、一際目立っているのは、彼と、社交界の華と言われる令嬢だった――。
※校正にAIを使用していますが、自身で考案したオリジナル小説です。
※イメージが伝わればと思い、表紙画像をAI生成してみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる