第一次世界大戦はウィルスが終わらせた・しかし第三次世界大戦はウィルスを終らせる為に始められた・bai/AI

パラレル・タイム

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戦後編・選択の時代

戦後編・選択の時代・参・第114章・未来への布石

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AD2045:宇宙暦10年

火星方面

マーズ1を先頭にマーズ4・マーズ5が

戦後初の火星開拓団が地球を発進し

オウムアムアⅡ事件以来20年ぶりに火星に近づく

だがその前方に月ほどの大きさの人口天体と

多数の戦闘艦と思われる艦隊が現れた

マーズ1の艦橋では

(一体なんだ?)

〈俺達を攻撃するつもりか〉

≪司令官後部観測班から報告です≫

「後方カメラに切り替えろ」

メイン画面に映し出されたのは

前方の艦隊以上の大艦隊

(挟み撃ちか)

≪司令官通信が入っています≫

「前と後ろどっちだ」

≪いえどちらでもありません

リオン・カトーと名乗っています≫

「地獄に仏か・・・

又助けられたな

あの時以来か・・・

リオン・・・」

指揮官は20年前を思い出していた

ラグランジュポイントで

地球から巨大レールキャノンで

打ち上げて来たカプセルを

応急修理のマーズ1で受け取り

工場に運ぶ任務で

工作ポットに乗り待機していた

何時もと同じ任務

だから油断していた

《こちらマーズ1

サンダース少尉

カプセルは間もなく視界に入る

確認されたし》

〔こちらポット1見えた

これより回収する〕

だがカプセルは減速装置が故障して

速度を落とさず接近して来た

《少尉カプセルが減速しない

よけろ早く》

〔えっ〕

油断だ操作が一手遅れ

正面からぶつかる

工作ポットは破壊され

俺は宇宙に放り出される

宇宙服からエアーが漏れ

警報が鳴る

意識が遠くなり

警報音も次第に聞こえなくなる

〔・・・・・・・〕

【オキロ・オキロ・オキロ】

機械の音声で目が覚めると

そこはマーズ1の船内では無かった

見た事も無い医務室のベッドの上

喋っていたのは

空中に浮くボール型のアンドロイド

その横に白人の少女

[指揮官気が付いたよ]

ドアが開き東洋風の男が現れる

『ローラごくろう』

少女は部屋を出てゆく

〔あの此処は何処です?

マーズ1では無いですよね〕

男は頭を抱え『う~ん』と唸る

しゅっとドアが開き

女性が入って来た

<ここはタイムマシーンの医療室

貴方を助けた理由は歴史的重要人物だから>

『おいおい副官』

うろたえる指揮官に副官は

〔俺が歴史的重要人物?

まさかハハハ・・・〕

サンダース少尉に顔を近づけ副官は

<ただしこれから言う

条件を飲まなければ

宇宙に放り出します>

〔えっ嘘・・・〕

指揮官を見ると首を横に振っている

<貴方の行動次第で人類は

地球に住む事が出来なくなり

月の裏側の宇宙都市で

ほんの僅かの人類が

生き延びる事になる

これまでの4つの

先史人類が地球上に

住めなくなった様に>

指揮官は副官が話したことで

踏ん切りが付き少尉に全てを話す

『副官が話した事は本当だ

君の判断で人類の未来が決まる』

指揮官の気迫に少尉は

〔で条件とは?〕

『ここで聞いた事は他言無用

そして我々が将来接触する事があれば

協力して欲しい』

〔スパイになれと言う事ですか?

それって歴史への介入ですよね?〕

『私の任務はこの世界と接触している

複数の平行世界の時間を守り修復する事だ』

〔私が協力を拒否したり

自分の為に利用したら?〕

『この世界の歴史は変わり

同時に平行世界の歴史も変わる

勿論我々は歴史の修復を行なうが

出来なければこの世界は終る』

〔まさか・・・〕

<やはり見てもらわないと

分かって頂けない?

指揮官第04世界を見てもらいましょう>

副官は指揮官に話した

『分かった彼をブリッジに案内してくれ』

<ブリッジ平行世界04に向かって>

[了解]

3人は部屋を出て通路を進みブリッジに入る

そこには先程の少女とボール型の

アンドロイドと人型のアンドロイドがいた

[指揮官並行世界04に着きました]

『ご苦労ローラ

見て下さい少尉これが滅びた地球です』

そこには見慣れた地球と同じ地形だが

近づくと破壊尽くされた世界が広がっていた

そこに文明は無く原始時代に戻った人類と

月の裏側に確かにスペースコロニーは

存在していたが事故により

死に絶え廃墟と化していた

〔分かったもういい〕

打ちひしがれ少尉は指揮官に問う

〔私が協力する事で破滅は回避出来るのか?〕

『私の名前はリオン・カトー

絶対ではないだが少しでもより良い

未来を築く為に協力を頼む』

二人は固く握手を交わした
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