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第二十七話 秘密の夜の事情
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いつもは、隣にある暖かさが心地よかった。
今日はひんやりした布団の中に潜り込むと目を閉
じた。
「………眠れねー」
少し時間が早いせいだろうか?
いや、そうではない気がする。
隣に当たり前にいる人がいないせいだ。
それを実感すると、恥ずかしくなった。
おいおい、俺はもう一人でも寝れるし……。
こっちに来てから、ずっと誠治が横にいたけど。
でも、向こうの世界では一人暮らししていたくら
いだし。
ガチャと音がすると、誠治が入ってきた。
「陸、もう寝た?」
「………なんだよっ」
「ホットチョコいるかなって思って」
「あ………うん、ありがと……」
それだけ持ってきてくれたのか、すぐに部屋を出
て行ってしまった。
あぁ、誠治にも気を使わせてしまったらしい。
これはただ、俺の我儘だ。
あの時に見たのが本当にアウラとは限らない。
だからこそ、誠治にも言えなかったのだ。
グイッと飲み干すと、出かけようと起き上がった。
「やっぱり確かめないとなっ」
俺は、決意を新たに一歩踏み出したのだった。
身体は踏み出したつもりだった。
が、実際には床に倒れていた。
目が回るような感覚がして、意識が遠のいていっ
たのだった。
ギィッーーーーっと窓が勝手に開くと1匹のソレ
は部屋の中へと入ってきていた。
床に倒れ込んでいる陸の上に着地すると背中に
文字を刻んだ。
鋭い爪は身体に血で文字を刻み込む。
しばらく経って、文字が完成するとスウッと消
えてしまった…何事もなかったかのように。
そしてそれはただじっと眠ったままの陸を眺め
ると、窓から再び夜空へと飛び立っていった。
ガチャっとドアが開くと今度は誠治が入ってき
た。
床に倒れ込む陸を見つけるとその細腕で軽々と
男一人を抱え上げるとベッドへと寝かせた。
シャツの背中の一部が裂けていたが、傷ひとつ
ない。
不思議そうに眺めながらシャツを捲り、ズボン
を下ろした。
下着の上からゆっくりとした手つきで撫でる。
「……んっ…」
「可愛い……僕だけの陸。一体誰を探してるの?
いつになったら気づいてくれる?」
肌を重ねると、その手はゆっくりと下に降りて
いく。
眠っている陸は、素直に反応してくれる。
起きてる時のような強情な感情がない為、触れる
度に、ビクッと震えて声が漏れた。
「今日も一緒にイこうね……いつか起きてる時に
もこうしたいな……」
わずかに開いた唇を吸うと舌を絡める。
口の中で、甘い味が広がる。
「おっと、僕も眠ったらだめだね……」
来る時に持ってきた水を口に含むとゴクリと飲み
込んだ。
窓から微かに風が吹き込んでいた。
「陸が開けたのなら…不用心にも程があるなぁ~」
するりとベッドから降りると窓を閉めてカーテン
を引く。
濡らしたタオルで証拠を綺麗に拭き取ると、抱きし
めるように重なった。
抱きしめると、女性のように細くはないし、胸板も
しっかりしてきていた。
誠治は勇者としても、友人としても陸も側を離れる
つもりはなかった。
こんな無防備な姿を見ていいのは自分だけだとでも
言うように、彼の知らない夜の世話もしている。
多分、彼は気づかないだろう。
だって、今もぐっすりと何も知らずに誠治の腕の中
で眠っているのだから。
今日はひんやりした布団の中に潜り込むと目を閉
じた。
「………眠れねー」
少し時間が早いせいだろうか?
いや、そうではない気がする。
隣に当たり前にいる人がいないせいだ。
それを実感すると、恥ずかしくなった。
おいおい、俺はもう一人でも寝れるし……。
こっちに来てから、ずっと誠治が横にいたけど。
でも、向こうの世界では一人暮らししていたくら
いだし。
ガチャと音がすると、誠治が入ってきた。
「陸、もう寝た?」
「………なんだよっ」
「ホットチョコいるかなって思って」
「あ………うん、ありがと……」
それだけ持ってきてくれたのか、すぐに部屋を出
て行ってしまった。
あぁ、誠治にも気を使わせてしまったらしい。
これはただ、俺の我儘だ。
あの時に見たのが本当にアウラとは限らない。
だからこそ、誠治にも言えなかったのだ。
グイッと飲み干すと、出かけようと起き上がった。
「やっぱり確かめないとなっ」
俺は、決意を新たに一歩踏み出したのだった。
身体は踏み出したつもりだった。
が、実際には床に倒れていた。
目が回るような感覚がして、意識が遠のいていっ
たのだった。
ギィッーーーーっと窓が勝手に開くと1匹のソレ
は部屋の中へと入ってきていた。
床に倒れ込んでいる陸の上に着地すると背中に
文字を刻んだ。
鋭い爪は身体に血で文字を刻み込む。
しばらく経って、文字が完成するとスウッと消
えてしまった…何事もなかったかのように。
そしてそれはただじっと眠ったままの陸を眺め
ると、窓から再び夜空へと飛び立っていった。
ガチャっとドアが開くと今度は誠治が入ってき
た。
床に倒れ込む陸を見つけるとその細腕で軽々と
男一人を抱え上げるとベッドへと寝かせた。
シャツの背中の一部が裂けていたが、傷ひとつ
ない。
不思議そうに眺めながらシャツを捲り、ズボン
を下ろした。
下着の上からゆっくりとした手つきで撫でる。
「……んっ…」
「可愛い……僕だけの陸。一体誰を探してるの?
いつになったら気づいてくれる?」
肌を重ねると、その手はゆっくりと下に降りて
いく。
眠っている陸は、素直に反応してくれる。
起きてる時のような強情な感情がない為、触れる
度に、ビクッと震えて声が漏れた。
「今日も一緒にイこうね……いつか起きてる時に
もこうしたいな……」
わずかに開いた唇を吸うと舌を絡める。
口の中で、甘い味が広がる。
「おっと、僕も眠ったらだめだね……」
来る時に持ってきた水を口に含むとゴクリと飲み
込んだ。
窓から微かに風が吹き込んでいた。
「陸が開けたのなら…不用心にも程があるなぁ~」
するりとベッドから降りると窓を閉めてカーテン
を引く。
濡らしたタオルで証拠を綺麗に拭き取ると、抱きし
めるように重なった。
抱きしめると、女性のように細くはないし、胸板も
しっかりしてきていた。
誠治は勇者としても、友人としても陸も側を離れる
つもりはなかった。
こんな無防備な姿を見ていいのは自分だけだとでも
言うように、彼の知らない夜の世話もしている。
多分、彼は気づかないだろう。
だって、今もぐっすりと何も知らずに誠治の腕の中
で眠っているのだから。
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