乙女ゲームの隠れチートモブ〜誰も知らないキャラを転生者は知っていた。〜

浅木永利 アサキエイリ

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第0章 二幕 アカネと聖剣

1話 アカネとダルカナ

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また時が飛び、あれから一年。

僕、アラルは五歳で、SSS級冒険者ランキング第一位に君臨していた。

尚、2位のやつが毎回喧嘩を打ってくるが、弱いので、毎回フルボッコにするのが日常だ。

当然、他の3位や、4位の奴らも来るが、全員雑魚なので、結果は言うまでもなく。

それはそれとして、僕、アラルは今ステータスが急成長している。

ーーーーーーーーーー
アラル レオナル辺境伯 level4789
男の子 
スキル 大罪 戦神 魔力感知 魔力操作 索敵 解呪 並列思考 分身 鑑定隠蔽 姿偽装
 声帯変換
武器 神剣 幻死蒼剣
   天双剣  アタルカ
   神銃   アザトス
魔法 光以外全部特殊魔法も可能。
称号 ダンジョン踏破者 SSS級冒険者 賢者 闘いの神 辺境伯の子供 勇神  六厄神の天敵 聖神 死者蘇生をした男 王国最強 
ーーーーーーーーーー

なんと9000まで折り返し地点までやってきた。

「ここまで長かったな、、、盗賊ボコしたりしたせいで巷では『盗賊殺し』や、魔物殺しすぎて『逆魔王』なんて呼ばれてたし、、、あの時はあの噂をやめさせるためにわざわざ王都まで行ったんだよな、、、懐かしいな、、、おっと、そろそろ時間か?」

すると冒険者ギルドの扉が盛大に開かれた。
そこにいたのは一人の少女。

僕は目を見開いて驚いた。

(は?なんでここに来てんだ?まだそんな時期じゃ、、、違う⁈これあれだ!違うイベントだ!)

冒険者ギルドに現れた,二人の護衛をつけた少女はーーー

二人目の被害者であり,二人目のヒロインでもある。 元勇者の家系、アカネ ヒーナ。
家族全員殺される挙句、その悲しみから覚醒したものの、魔族を取り逃した、悲劇のヒロイン。

そして、次に僕が助ける存在だ。


そんなことを考えていると、その少女、、、もといアカネはこちらをみて。

「貴方が冒険者ギルドの1番?私と決闘してくれないかしら?」

開口1番、敵意満々の戦闘狂感を感じた。

(うん、クッッッソめんどくせぇ!!)

内心叫びながら「いいですよ」と返しておく。

「じゃあ、うちに来てもらえる?明日ね!待っているわよ。少なくとも、逃げるなんてことはしないでね?」

正直なことを言おう、あれはクソガキだ。相手にするのが面倒なタイプだ。だが、、、

「この僕が逃げるだと?、、、生意気なガキだ(中身五歳)一生俺に反抗出来ないようにフルボッコだドンにしてやる!」

「や、やべぇ、『冥天王』のダルカナがキレやがった!」

「この世の終わりだ!」

「神に具物を捧げろ!」

「早く誰か止めろって!あの少女まじて死ぬぞ⁈」

「神よ!静まりたまえ~!」

「お前ら、そろそろいい加減にしろ?」

「「「すいませんでした!!」」」

蜘蛛の子のように逃げていった。

(さて,明日に向けて、休んでおくか。)

そう思って、その日はSS級の魔物を10匹狩って、帰ってきた。



時間と場所が移り変わって、王都エラートナの領地の一つ、勇爵領のご当主様が住んでいるヒーナ邸に訪れた。

正直なところこんな場所すぐに帰りたい。国王に見つかるのだけは避けたいからだ。

一度リアルで見たが、めちゃくちゃ勘が鋭い。相手にしてはいけないランキングに上位で入るだろう。

「さて,フルボッコにしてすぐに帰るか。」

「そう簡単に行くと思っておりますの?」

僕とアカネは向き合って剣を構えていた。

アカネは正眼の構え。

それに対し僕は棒立ちだ。

正直逝ってステータス差で負ける気がしない。一応彼女のステータスを見ておこう。

   「鑑定」

小さく呟くと,目の前に半透明に彼女の情報が見えた。

ーーーーーーーーーー
アカネ ヒーナ 勇爵家 level28
女の子
スキル 剣聖技 火魔法 雷魔法
称号 勇者の子孫
ーーーーーーーーーー

逆にだ。どうやったら負けるのか、負ける方法を考える方が難しいのだ。

「調子に乗って!痛い目を見ればいい!」

そう言って彼女は斬撃を放つ。

剣聖技ーー神斬 時空すら切り裂く斬撃。

だが,僕には全く届かない。

僕は軽く剣を振ると,斬撃はいとも容易く弾き飛ばされた。

「ええ?なんで?私の剣聖技をーー」

「いや,ライラだって使ってるんだから知らないわけないじゃん。なんならライラの方がレベル高いからそっちの方が強いよ。強者って辛いね。戦いがつまらなくなる」

「でも,貴方は攻撃が弱いのでしょう?じゃないとこんなに強いわけないじゃない!」

「はぁ、、、どんな頑張っても圧倒的な実力には勝てないのだよ。わかったか?クソガキ!!」

「な!貴方,勇爵家の長女にそんなこと言っていいと⁈」

僕は言いたいことだけ言い終えるとすぐに
刀を逆手に持って,斬撃を放つ。

先程の剣聖技とは全く違い,洗礼された,無駄一つない時空を切り裂く斬撃を放つ。

(私は勘違いしていた。普通に強いだけのやつなら私でも勝てると,そう思っていた。だけど,彼は私よりもいや,現剣聖よりも強いと思う。でも,だからこそ,)

「負けたくないんだよね!

火魔法 インフェルノ!!」

火魔法のわたしが今出せる最高火力の中級魔法。

勝てないことはわかっている。

それでも一矢報いたいと思った。

だが,無惨にもそれは叶わなかった。

「ふむ,本編前の割にはいい方じゃないかな?
SSS級冒険者 ランキング第一位。

  『冥天王』のダルカナ。

少し遊んであげましょう。

火魔法 炎球」

火魔法の最下級魔法。

魔法の階級という概念の中で1番弱いと言われている魔法。のはずなのに。

彼の魔法はおかしかった。

炎球の威力じゃない。私のインフェルノ以上、、、いや,王宮魔術師の上級魔法 炎龍と同じ威力だった。

「さて,完全に終わったし、そろそろ帰ろ~」

そう言って帰っていく彼の背中を見ることしか今の私には出来なかった。
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