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一章5幕 王族と舞踏会、そして子爵級魔族
3話 聖十ノ徒 セイノ ハルカ そして更なる絶望
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「その無敵の固定。次の10手で壊してやるよ!」
俺はそう高らかと宣言すると、まず高火力の魔法を放つ。
「冥天魔法 冥滅」
冥滅は相手を滅する魔法、、と言っても星神魔法のブラックホールのような相手を吸い込み存在を抹消するっていう魔法だが、これを固定されたらまぁ、案の定何も吸い込まない壊れた掃除機みたいになる。なら次は大きめの魔法、、質量で仕留める。
「魂残さず、全ての輪廻から消える。
それは神の所業の如く。
待っているのは無。全ては我、勇神の言う通り。
我が怒りに触れたものは誰一人として許さない。
全世界線から、あらゆる次元であろうと、生きること、存在することを許さぬ。
神 禁忌魔法 無天虚空ノ怒髪天」
相手の能力、魔法を消し、無数のナイフで存在ごと抉りとる魔法。だが展開が遅く、簡単に避けられてしまった。
「はっ!発動が遅い魔法だな!」
グライは固定を俺の頭にし、動けないようとしてきた。が、それを堂々と受けるほど馬鹿じゃない。
「時空次元転移 範囲外」
空間転移ですぐ避けると、グライはまだ上の立場にいると思っているのか余裕の表情でこっちを見る。
「大罪 嫉妬 オールクラッシュウォーター」
敵の血と肉を抉る能力でさえも、固定で塞がれてしまった。
「おいおい、その程度か?天下のSSS冒険者様はよぉ?」
「うるせぇな、、その能力割と攻略難しいんだよ、、」
固定能力の弱点は多彩な攻撃。だがこれは物理攻撃は物理攻撃、魔法攻撃は魔法攻撃と大まかな分け方をされている。だから支配能力も支配能力という形で一纏めにされるだろう。
「本当に厄介な能力だよ、、」
嫌味のように言いながら俺は新たな力を使う。
「正直これは分類が出来ねえ力だ、、固定能力のカラクリはその力を把握しないとできないんだったよな?」
俺は相手には見えない氣を纏う。よくある念能力みたいなものだ。だがこれは念能力みたいに制約とかで強くなることは無いし、体に纏って攻撃が可能なだけで能力がある訳では無い。まぁ念能力みたいなやつの下位互換みたいなものだ。
「さて、、たーんとあじわえよ?氣術 振」
相手に見えない氣を念能力、、いや、念という名の気合いで形を保ちながら震わせながら放つ。
たった今考えた魔力をそのまま飛ばすような方法。これは一見弱そうに見えるが、相手が未知の能力の時は役に立つ。それに割と殺傷能力も高い。
「なんだ、、よそれ、、」
見れば相手の身体に穴が空いている。この奇術は氣を放つ時に先端を尖らせることにより相手の腹に風穴をあけることが出来る。
「これが本物のサイレントアサシン、、なんつって。」
グライを倒したが、体に疲労感がある。それもそうだ。初めてで訳分からない力の応用をしたんだ。それで疲れない方がおかしいのだ。
少し不調だが、クレアは今も辛い目に会ってるかも知れない、、ここで弱音を吐くほど弱くないのがアラルだ。
「それが!俺なんだよ!」
突如現れた気配に俺は刀を突き刺そうとするが、身軽な身のこなしで避けられる。
「2の次に1、、そりゃ正しいが今はラッシュの気分じゃねぇんだ、、見逃してやるから帰ってくれねぇか?」
俺はその少女に苦笑いしながら言う。正直今ここで1番やりたくなかった。聖十ノ徒No.1頭のセイノハルカ。異世界人、、別世界の日本人であり、その世界で元日本一の剣道家、柔道家、合気道家の通常スペックが俺と同じ化け物だ。
そして彼女は笑いながら言う。
「グライやられてるし、無理かな!」
と、元気に笑顔で。
《side サタン》
私はいつも夢を見る。アラル様の横で共に戦い、共に生きる。昔の私からでは思いもしない夢だった。
「はは、、笑ってしまうよな、、自分の弱さに」
目の前には6人の大罪が倒れていて、私もほぼ満身創痍。唯一ルシアルカだけが7対1でも互角の戦いを繰り広げられているが、いつまで持つか分からない状態。
こいつらはアラル様が行った瞬間に襲撃してきた。完全な不意打ちに2人がやられ、それに慌てて応戦するも、一気に4人やられる。完全に為す術なくやられた。実力もそこまでないが、この館全体に悪魔弱体化の結界が張られたのか力が思ったように出せないのだ。
「サタン、、領域を、、展開します、、貴方はみんなを安全な場所に、、頼みますよ、、」
何故ボロボロで戦える?完全不利な状況で何故ルシアルカは、、こんなに、、、笑えるんだ?
「ルシアルカ、、無理はするなよ、」
私はそう警告しようとするが、彼女は俯いて、小さく呟いた。これが本当にあっているかは分からない。だけど、それは覚悟を決めた者の言い方だった。
「アラル様に今1番信頼されてるのは貴方なんだから、、ピシッとしなさいよ、、」
刹那、彼女の魔力が増大し、それを合図に、私は皆を背負って、屋敷の中に隠れた。
何も出来なかった自分に悔しながら、絶望をしながら。
そして戦闘の音がしなくなり、外に出るとそこには、捕まえられたルシアルカと、アラル様が言っていたNo.3 左腕のクローが横で倒れていて、そして残りのメンバーが無造作に血を流して倒れていた。
そして、私もそれでホッとしたのか、最後に脳に残ったのは甘い香りだった。
俺はそう高らかと宣言すると、まず高火力の魔法を放つ。
「冥天魔法 冥滅」
冥滅は相手を滅する魔法、、と言っても星神魔法のブラックホールのような相手を吸い込み存在を抹消するっていう魔法だが、これを固定されたらまぁ、案の定何も吸い込まない壊れた掃除機みたいになる。なら次は大きめの魔法、、質量で仕留める。
「魂残さず、全ての輪廻から消える。
それは神の所業の如く。
待っているのは無。全ては我、勇神の言う通り。
我が怒りに触れたものは誰一人として許さない。
全世界線から、あらゆる次元であろうと、生きること、存在することを許さぬ。
神 禁忌魔法 無天虚空ノ怒髪天」
相手の能力、魔法を消し、無数のナイフで存在ごと抉りとる魔法。だが展開が遅く、簡単に避けられてしまった。
「はっ!発動が遅い魔法だな!」
グライは固定を俺の頭にし、動けないようとしてきた。が、それを堂々と受けるほど馬鹿じゃない。
「時空次元転移 範囲外」
空間転移ですぐ避けると、グライはまだ上の立場にいると思っているのか余裕の表情でこっちを見る。
「大罪 嫉妬 オールクラッシュウォーター」
敵の血と肉を抉る能力でさえも、固定で塞がれてしまった。
「おいおい、その程度か?天下のSSS冒険者様はよぉ?」
「うるせぇな、、その能力割と攻略難しいんだよ、、」
固定能力の弱点は多彩な攻撃。だがこれは物理攻撃は物理攻撃、魔法攻撃は魔法攻撃と大まかな分け方をされている。だから支配能力も支配能力という形で一纏めにされるだろう。
「本当に厄介な能力だよ、、」
嫌味のように言いながら俺は新たな力を使う。
「正直これは分類が出来ねえ力だ、、固定能力のカラクリはその力を把握しないとできないんだったよな?」
俺は相手には見えない氣を纏う。よくある念能力みたいなものだ。だがこれは念能力みたいに制約とかで強くなることは無いし、体に纏って攻撃が可能なだけで能力がある訳では無い。まぁ念能力みたいなやつの下位互換みたいなものだ。
「さて、、たーんとあじわえよ?氣術 振」
相手に見えない氣を念能力、、いや、念という名の気合いで形を保ちながら震わせながら放つ。
たった今考えた魔力をそのまま飛ばすような方法。これは一見弱そうに見えるが、相手が未知の能力の時は役に立つ。それに割と殺傷能力も高い。
「なんだ、、よそれ、、」
見れば相手の身体に穴が空いている。この奇術は氣を放つ時に先端を尖らせることにより相手の腹に風穴をあけることが出来る。
「これが本物のサイレントアサシン、、なんつって。」
グライを倒したが、体に疲労感がある。それもそうだ。初めてで訳分からない力の応用をしたんだ。それで疲れない方がおかしいのだ。
少し不調だが、クレアは今も辛い目に会ってるかも知れない、、ここで弱音を吐くほど弱くないのがアラルだ。
「それが!俺なんだよ!」
突如現れた気配に俺は刀を突き刺そうとするが、身軽な身のこなしで避けられる。
「2の次に1、、そりゃ正しいが今はラッシュの気分じゃねぇんだ、、見逃してやるから帰ってくれねぇか?」
俺はその少女に苦笑いしながら言う。正直今ここで1番やりたくなかった。聖十ノ徒No.1頭のセイノハルカ。異世界人、、別世界の日本人であり、その世界で元日本一の剣道家、柔道家、合気道家の通常スペックが俺と同じ化け物だ。
そして彼女は笑いながら言う。
「グライやられてるし、無理かな!」
と、元気に笑顔で。
《side サタン》
私はいつも夢を見る。アラル様の横で共に戦い、共に生きる。昔の私からでは思いもしない夢だった。
「はは、、笑ってしまうよな、、自分の弱さに」
目の前には6人の大罪が倒れていて、私もほぼ満身創痍。唯一ルシアルカだけが7対1でも互角の戦いを繰り広げられているが、いつまで持つか分からない状態。
こいつらはアラル様が行った瞬間に襲撃してきた。完全な不意打ちに2人がやられ、それに慌てて応戦するも、一気に4人やられる。完全に為す術なくやられた。実力もそこまでないが、この館全体に悪魔弱体化の結界が張られたのか力が思ったように出せないのだ。
「サタン、、領域を、、展開します、、貴方はみんなを安全な場所に、、頼みますよ、、」
何故ボロボロで戦える?完全不利な状況で何故ルシアルカは、、こんなに、、、笑えるんだ?
「ルシアルカ、、無理はするなよ、」
私はそう警告しようとするが、彼女は俯いて、小さく呟いた。これが本当にあっているかは分からない。だけど、それは覚悟を決めた者の言い方だった。
「アラル様に今1番信頼されてるのは貴方なんだから、、ピシッとしなさいよ、、」
刹那、彼女の魔力が増大し、それを合図に、私は皆を背負って、屋敷の中に隠れた。
何も出来なかった自分に悔しながら、絶望をしながら。
そして戦闘の音がしなくなり、外に出るとそこには、捕まえられたルシアルカと、アラル様が言っていたNo.3 左腕のクローが横で倒れていて、そして残りのメンバーが無造作に血を流して倒れていた。
そして、私もそれでホッとしたのか、最後に脳に残ったのは甘い香りだった。
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