69 / 173
69話 値段設定の重要性
しおりを挟む
「いやぁ、久しぶり。ようこそ新潟へ。昨日の配信も見てたよ」
「お久しぶりです、九夜城さん」
以前探索者に誘われて訪れた新潟でお世話になったのがこの人。九夜城郁衣さん。
当然Aランクに上がる時にもお世話になっている。
そして今日も、新潟のAランクダンジョンを世話して貰うために来ていた。
「あれから数ヶ月。Dだった人間がもうAか。時の流れは早いもんだ。まぁ、待たせてる人間が居るってんなら仕方ない。じゃあ、新潟県内のダンジョン情報を教えるな?」
まずは糸魚川に1つ。長岡、柏崎に1つ。新潟市に一つ。と言うことらしい。
新潟自体が縦に長いので、県内でも4つAランクダンジョンを内包してると聞いて驚く。
オリンが言うにはここもゴロウの管轄内。
その中で宇都宮だけ以上に成長してたのは、そう言う呪いがかかってたかららしい。
オリンのダンジョンは平気なんだろうか?
そう尋ねると「心配は無用じゃ。誰かさんがダンジョン内で飲み食いしてくれるおかげでエネルギーは溜まる一方じゃしの」とこぼしていた。
そういえばゴロウの管理もオリンが統括してるんだったか。
本人曰く、俺がエネルギーを使わないせいで余って余って仕方ないらしいが、ちゃんと割り振ってるんだろうか? そこだけが心配である。
「それとこれは以前から言おう言おうと思ってたんだけどね?」
「なんでしょう?」
「あまり技術の安売りはしないほうがいいよ。君の配信、普通にツッコミどころ満載だからね?」
「はぁ……」
「あ、この顔は分かってないな? 君からも言ってやってよ、ヨッちゃん。ポンちゃんの料理の腕前はもうとっくに一流だって。腕を振るう機会があればそこらの三つ星レストランにだって匹敵するってさ!」
「え、それはいいことなんじゃねーの?」
「ダメだ、この子も話が通じないタイプだ! そうよねー、F生まれだもんねー、自分の腕に自信がないのはわかるよ。でもね、新潟の料理人、主にレストラン界隈では閉店が相次いでる。原因は君だよ、ポンちゃん」
「俺が、ですか?」
「そうだね。自分のところより上手い料理が、ただの視聴者サービスで、安価で配られてみろ。客はもう寄り付かなくなるぞ?」
「だって数量限定ですよ? それに一つ所にいるわけでもないですし」
「チッチッチ。甘いなぁ、君の考えは何においても甘すぎる。君の料理ってね、また食いたくなる依存性があるんだ」
「あー、わかる」
真面目な顔でお話中に、ヨッちゃんが適当に相槌を打つ。
それを白い目で見ながら九夜城さんが続けた。
「と言うことで設定値段の見直しからよ!」
そういって、俺たちの飯に経理がついた。
素材の基本的な値段、市場価値から基づいて値段が割り出される。
昨日食べた俺流ブラック焼きそばは単価70万に据え置かれ、おまけにつけた空ウツボの味噌漬けなんかは50万の値段がついた。
昨日真っ先に買い付けたこの人が改めて食べた上で納得した値段だという。そこで経理を雇い、扱った素材を換算した上でこの数字というわけだ。
今まで当たり前のように食ってたこの食品、まさかこんな高い食い物だとは気にもしなかった。
「以降、うちの部署に置く君の料理はこの値段で行く。他の部署は君の言い値が通ったかもしれない。けどね、それは君や買い手が良くても、レストランには大打撃なんだ。なんせ閑古鳥が鳴くきっかけだからね。私の実家は大衆レストランだった。君がこっちに遠征してきたとき、名物のブラック焼きそばを盛り上げてくれて感謝してた一方で、客が全部取られたと嘆いていたもんさ。理由はわかるかい? 君があまり料理の値段にこだわらずに安いお金でポンポン放出するからさ。店をやっててその値段で勝負されたら誰も敵わない。そしてその値段で食えるとなったら、近場の高い店を利用しようなんて思わなくなる。大衆食堂なんてモロにその憂き目にあっちまうのさ」
「そう、だったんですか。俺は今までとんでもないことをしてたんですね。今から何か挽回する手立てはありますか?」
九夜城さんはその言葉を待ってました! とばかりに頷く。
「さっき言った通り、ポンちゃんの腕前は一流だ。だからここは各レストランとコラボして、そこでしか食えないポンちゃん監修の限定メニューをそこのレストランの値段設定で提供させる。これで失った客足は戻ってくるはずだ」
「なるほど。でも全部の店舗は回れませんよ?」
「全部じゃなくてもいいさ。大手レストランの立て直しと、基本的な価格の見直し。それに視聴者サービスそのものを無くせって言ってるんじゃない。それは今まで総理あってもいいが、今まで通りはやめて、元の値段から割引程度に済ませるように。君は自覚がないけど、打倒ポンちゃんを掲げてる料理人は結構いるぞ?」
え、そうなの?
「Fランクだった頃は捨て置かれてたけど、今やAランク。目の上のたんこぶのように煙たがられてるよ。なじるにもなじれない厄介な成長したって」
それは俺のせいじゃないよね?
相手側の問題だ。
それまで俺のせいにされたらたまったもんじゃない。
というわけで、ダンジョンアタックを終えた後、実家のレストランにオリジナルレシピの提供という名のレストラン立て直し計画が始まった。
要は地域おこしの一環だ。
地域おこしせざるを得ない原因が俺だと言われた時は困惑したものだが、店主の対応でそれが嫌というほどわかった。
九夜城さんのお母さんはすでに腰の曲がったお婆さん。
この人が一人で切り盛りしていたという現場の環境を目の当たりにし、自分でとんでもないことをしていたと嫌でも痛感する。
そうだよな、レストランだからって全員が自分と同じ年齢じゃない。場所によってはもっとお年を召した人だっている。
そんな人から客を奪ったら、料理をする楽しみを奪われたら、自分の立場で考えたら、嫌だ。
「初めまして、九夜城さん。本宝治と言うものです」
「話は娘から聞いています。随分と美味しい料理を作るとかで」
「自分では、ただやれることをやっているだけなんですけどね。いつしか皆さんから絶賛されていました。ただその絶賛のされ方が過剰だった点と、同業者にこのような苦労をかけているなんて思いもしなくて……」
「御託はいいよ。それで、うちの食材でどんな仕上げをしてくれるんだい? 見ての通り、うちは貧乏人を相手にしてる下町食堂だよ。あんまり高い素材は仕入れられない」
「そうですねぇ、でしたらこの食材とかどうでしょう?」
「ハイラット? こんなドブネズミが食えるのかい?」
「解体の技術は必要ですが、美味しい部位があるんですよ」
「まずはお手並み拝見だね」
安く仕入れた素材の解体は、手慣れたものだ。
今回スキルの使用は見送り、料理人としての腕だけで勝負する。
「へぇ、枝肉にすると普通に食肉に見えるねぇ」
「こいつは腹肉がうまいんですよ。ヨッちゃん、水ー」
「おうよ」
血抜きをしながらジャバジャバと水洗い。
ハイラットそのものは野うさぎぐらいのサイズだが、血抜きするとなればそれなりに手間だし作業場も汚れる。
しかし素材が安くて誰も買わないことから枝肉は安く売られていた。
殆どが家畜の餌などに使われるが、これをうまく調理するのが今回の俺の仕事である。
「ではこちらの味噌と、卵をお借りします」
「味噌漬けかい?」
「どちらかと言えば味噌煮込みですね。主人、黄身焼きと言う技法はご存知で?」
「もちろん知ってるよ。うちは安くてうまいものを提供する店だからね」
「ならば知っておいてください。この食材はこれ次第で化ける。ゴブリンやラットを食ってきた俺が言うんですから間違いありません。今でこそ、扱う食材が高級品になりつつありますが、本当はもっと安い食材をうまく食うのが趣旨だったんです」
「へぇ」
道を間違えたつもりはない。成長過程で周囲からの期待が俺たちの技術より先に高まっただけだ。
そもそも、高級かどうかなんて周りが言ってるだけ。
「出来ました」
「これで仕上げかい?」
「俺のメニューは基本的に男飯、大雑把なものが多いんです。基本的に形に拘らず、規格もない。自分たちで食べるようが発祥ですから。ここからどうやって提供するかは主人が決めてください」
「そうさねぇ、ワタシならこうするね」
九夜城さんの手によって、俺の料理がみるみるとこの店のスタイルへと塗り替えられていく。
それは盛り付けだったり、切り分けられ方だったり。
随分と様変わりする感じだ。
「まるで別もんだなぁ、ポンちゃん」
「本当に、店によってはさまざまなんだと痛感するよ」
「こんな感じで、材料費に手間賃、締めて単価2,500円くらいかね?」
「高くないですか?」
ハイラットの市場相場は一匹300円。
その一匹からこの料理にできる数だけ考えても明らかに値段が高すぎると感じた。
「そうさねぇ、うちの店に置くにしては高い。でも世間一般に出回る高級食品はこの程度じゃない。一食100万~なんてのもザラさ。オークメニューなんてそんなものだよ。それを坊や達はいくらで売った?」
「うっ……」
俺たちはなにも言えなくなった。
ちなみに、このメニューをわざと高く値段をつけた理由は、最初はこれを目当てに食べにきたお客さんに、もっと安くてお腹いっぱいになれる食事もできるよ、と通常メニューを売り込むためでもあるといった仕掛けがあるらしい。
そこまで考えての値付けもあるのか。
ただ仕入れ値と調理費のみで計上してたらいいと言うもんでもないらしい。
俺たちは「ダンジョン美食倶楽部参上!」の幟を店の前に置き、次の店へと足を運んだ。
「お久しぶりです、九夜城さん」
以前探索者に誘われて訪れた新潟でお世話になったのがこの人。九夜城郁衣さん。
当然Aランクに上がる時にもお世話になっている。
そして今日も、新潟のAランクダンジョンを世話して貰うために来ていた。
「あれから数ヶ月。Dだった人間がもうAか。時の流れは早いもんだ。まぁ、待たせてる人間が居るってんなら仕方ない。じゃあ、新潟県内のダンジョン情報を教えるな?」
まずは糸魚川に1つ。長岡、柏崎に1つ。新潟市に一つ。と言うことらしい。
新潟自体が縦に長いので、県内でも4つAランクダンジョンを内包してると聞いて驚く。
オリンが言うにはここもゴロウの管轄内。
その中で宇都宮だけ以上に成長してたのは、そう言う呪いがかかってたかららしい。
オリンのダンジョンは平気なんだろうか?
そう尋ねると「心配は無用じゃ。誰かさんがダンジョン内で飲み食いしてくれるおかげでエネルギーは溜まる一方じゃしの」とこぼしていた。
そういえばゴロウの管理もオリンが統括してるんだったか。
本人曰く、俺がエネルギーを使わないせいで余って余って仕方ないらしいが、ちゃんと割り振ってるんだろうか? そこだけが心配である。
「それとこれは以前から言おう言おうと思ってたんだけどね?」
「なんでしょう?」
「あまり技術の安売りはしないほうがいいよ。君の配信、普通にツッコミどころ満載だからね?」
「はぁ……」
「あ、この顔は分かってないな? 君からも言ってやってよ、ヨッちゃん。ポンちゃんの料理の腕前はもうとっくに一流だって。腕を振るう機会があればそこらの三つ星レストランにだって匹敵するってさ!」
「え、それはいいことなんじゃねーの?」
「ダメだ、この子も話が通じないタイプだ! そうよねー、F生まれだもんねー、自分の腕に自信がないのはわかるよ。でもね、新潟の料理人、主にレストラン界隈では閉店が相次いでる。原因は君だよ、ポンちゃん」
「俺が、ですか?」
「そうだね。自分のところより上手い料理が、ただの視聴者サービスで、安価で配られてみろ。客はもう寄り付かなくなるぞ?」
「だって数量限定ですよ? それに一つ所にいるわけでもないですし」
「チッチッチ。甘いなぁ、君の考えは何においても甘すぎる。君の料理ってね、また食いたくなる依存性があるんだ」
「あー、わかる」
真面目な顔でお話中に、ヨッちゃんが適当に相槌を打つ。
それを白い目で見ながら九夜城さんが続けた。
「と言うことで設定値段の見直しからよ!」
そういって、俺たちの飯に経理がついた。
素材の基本的な値段、市場価値から基づいて値段が割り出される。
昨日食べた俺流ブラック焼きそばは単価70万に据え置かれ、おまけにつけた空ウツボの味噌漬けなんかは50万の値段がついた。
昨日真っ先に買い付けたこの人が改めて食べた上で納得した値段だという。そこで経理を雇い、扱った素材を換算した上でこの数字というわけだ。
今まで当たり前のように食ってたこの食品、まさかこんな高い食い物だとは気にもしなかった。
「以降、うちの部署に置く君の料理はこの値段で行く。他の部署は君の言い値が通ったかもしれない。けどね、それは君や買い手が良くても、レストランには大打撃なんだ。なんせ閑古鳥が鳴くきっかけだからね。私の実家は大衆レストランだった。君がこっちに遠征してきたとき、名物のブラック焼きそばを盛り上げてくれて感謝してた一方で、客が全部取られたと嘆いていたもんさ。理由はわかるかい? 君があまり料理の値段にこだわらずに安いお金でポンポン放出するからさ。店をやっててその値段で勝負されたら誰も敵わない。そしてその値段で食えるとなったら、近場の高い店を利用しようなんて思わなくなる。大衆食堂なんてモロにその憂き目にあっちまうのさ」
「そう、だったんですか。俺は今までとんでもないことをしてたんですね。今から何か挽回する手立てはありますか?」
九夜城さんはその言葉を待ってました! とばかりに頷く。
「さっき言った通り、ポンちゃんの腕前は一流だ。だからここは各レストランとコラボして、そこでしか食えないポンちゃん監修の限定メニューをそこのレストランの値段設定で提供させる。これで失った客足は戻ってくるはずだ」
「なるほど。でも全部の店舗は回れませんよ?」
「全部じゃなくてもいいさ。大手レストランの立て直しと、基本的な価格の見直し。それに視聴者サービスそのものを無くせって言ってるんじゃない。それは今まで総理あってもいいが、今まで通りはやめて、元の値段から割引程度に済ませるように。君は自覚がないけど、打倒ポンちゃんを掲げてる料理人は結構いるぞ?」
え、そうなの?
「Fランクだった頃は捨て置かれてたけど、今やAランク。目の上のたんこぶのように煙たがられてるよ。なじるにもなじれない厄介な成長したって」
それは俺のせいじゃないよね?
相手側の問題だ。
それまで俺のせいにされたらたまったもんじゃない。
というわけで、ダンジョンアタックを終えた後、実家のレストランにオリジナルレシピの提供という名のレストラン立て直し計画が始まった。
要は地域おこしの一環だ。
地域おこしせざるを得ない原因が俺だと言われた時は困惑したものだが、店主の対応でそれが嫌というほどわかった。
九夜城さんのお母さんはすでに腰の曲がったお婆さん。
この人が一人で切り盛りしていたという現場の環境を目の当たりにし、自分でとんでもないことをしていたと嫌でも痛感する。
そうだよな、レストランだからって全員が自分と同じ年齢じゃない。場所によってはもっとお年を召した人だっている。
そんな人から客を奪ったら、料理をする楽しみを奪われたら、自分の立場で考えたら、嫌だ。
「初めまして、九夜城さん。本宝治と言うものです」
「話は娘から聞いています。随分と美味しい料理を作るとかで」
「自分では、ただやれることをやっているだけなんですけどね。いつしか皆さんから絶賛されていました。ただその絶賛のされ方が過剰だった点と、同業者にこのような苦労をかけているなんて思いもしなくて……」
「御託はいいよ。それで、うちの食材でどんな仕上げをしてくれるんだい? 見ての通り、うちは貧乏人を相手にしてる下町食堂だよ。あんまり高い素材は仕入れられない」
「そうですねぇ、でしたらこの食材とかどうでしょう?」
「ハイラット? こんなドブネズミが食えるのかい?」
「解体の技術は必要ですが、美味しい部位があるんですよ」
「まずはお手並み拝見だね」
安く仕入れた素材の解体は、手慣れたものだ。
今回スキルの使用は見送り、料理人としての腕だけで勝負する。
「へぇ、枝肉にすると普通に食肉に見えるねぇ」
「こいつは腹肉がうまいんですよ。ヨッちゃん、水ー」
「おうよ」
血抜きをしながらジャバジャバと水洗い。
ハイラットそのものは野うさぎぐらいのサイズだが、血抜きするとなればそれなりに手間だし作業場も汚れる。
しかし素材が安くて誰も買わないことから枝肉は安く売られていた。
殆どが家畜の餌などに使われるが、これをうまく調理するのが今回の俺の仕事である。
「ではこちらの味噌と、卵をお借りします」
「味噌漬けかい?」
「どちらかと言えば味噌煮込みですね。主人、黄身焼きと言う技法はご存知で?」
「もちろん知ってるよ。うちは安くてうまいものを提供する店だからね」
「ならば知っておいてください。この食材はこれ次第で化ける。ゴブリンやラットを食ってきた俺が言うんですから間違いありません。今でこそ、扱う食材が高級品になりつつありますが、本当はもっと安い食材をうまく食うのが趣旨だったんです」
「へぇ」
道を間違えたつもりはない。成長過程で周囲からの期待が俺たちの技術より先に高まっただけだ。
そもそも、高級かどうかなんて周りが言ってるだけ。
「出来ました」
「これで仕上げかい?」
「俺のメニューは基本的に男飯、大雑把なものが多いんです。基本的に形に拘らず、規格もない。自分たちで食べるようが発祥ですから。ここからどうやって提供するかは主人が決めてください」
「そうさねぇ、ワタシならこうするね」
九夜城さんの手によって、俺の料理がみるみるとこの店のスタイルへと塗り替えられていく。
それは盛り付けだったり、切り分けられ方だったり。
随分と様変わりする感じだ。
「まるで別もんだなぁ、ポンちゃん」
「本当に、店によってはさまざまなんだと痛感するよ」
「こんな感じで、材料費に手間賃、締めて単価2,500円くらいかね?」
「高くないですか?」
ハイラットの市場相場は一匹300円。
その一匹からこの料理にできる数だけ考えても明らかに値段が高すぎると感じた。
「そうさねぇ、うちの店に置くにしては高い。でも世間一般に出回る高級食品はこの程度じゃない。一食100万~なんてのもザラさ。オークメニューなんてそんなものだよ。それを坊や達はいくらで売った?」
「うっ……」
俺たちはなにも言えなくなった。
ちなみに、このメニューをわざと高く値段をつけた理由は、最初はこれを目当てに食べにきたお客さんに、もっと安くてお腹いっぱいになれる食事もできるよ、と通常メニューを売り込むためでもあるといった仕掛けがあるらしい。
そこまで考えての値付けもあるのか。
ただ仕入れ値と調理費のみで計上してたらいいと言うもんでもないらしい。
俺たちは「ダンジョン美食倶楽部参上!」の幟を店の前に置き、次の店へと足を運んだ。
23
あなたにおすすめの小説
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ
高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。
タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。
ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。
本編完結済み。
外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。
異世界に召喚されたおっさん、実は最強の癒しキャラでした
鈴木竜一
ファンタジー
健康マニアのサラリーマン宮原優志は行きつけの健康ランドにあるサウナで汗を流している最中、勇者召喚の儀に巻き込まれて異世界へと飛ばされてしまう。飛ばされた先の世界で勇者になるのかと思いきや、スキルなしの上に最底辺のステータスだったという理由で、優志は自身を召喚したポンコツ女性神官リウィルと共に城を追い出されてしまった。
しかし、実はこっそり持っていた《癒しの極意》というスキルが真の力を発揮する時、世界は大きな変革の炎に包まれる……はず。
魔王? ドラゴン? そんなことよりサウナ入ってフルーツ牛乳飲んで健康になろうぜ!
【「おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」1巻発売中です! こちらもよろしく!】
※作者の他作品ですが、「おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」がこのたび書籍化いたします。発売は3月下旬予定。そちらもよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる