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85話 ダンジョンブレイク【函館】2
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「じゃあ、行ってきます。配信カメラはつけておいた方が良いですかね?」
「情報をいち早く知るためにもおねがいします」
「では配信チャンネルは」
「美食倶楽部、ですよね? 存じ上げております」
「それはよかった」
登録者数2000人しかいないのに、意外なところにリスナーがいるもんだ。
一時期5000人いたけど、価格改定入ってからごっそり削れたもんなぁ。
やっぱりみんな安く食べれるから登録してた人が多かったんだよ。
「はいはーい、最近ご無沙汰してたポンちゃんでーす。今日はですね、函館に来てます。救急救命活動に志願したので、いつもの配信じゃなくてごめんね」
「人命第一、加工は二の次。でも飯は食う!」
<コメント>
:北海道に来てくれてありがとうポンちゃん!
:あー、ダンジョンブレイクしたらしいね
:他人事じゃん
:九州に住んでるから北海道の出来事って対岸の火事なのよ
:現地人は困ってるのに?
:Aランク派遣したんだろ? ならすぐ鎮火するって
:そう言う規模じゃないんだよ
「なかなか現場の雰囲気はニュースのみじゃ伝わらないと思うので、ここからいつもの垂れ流しで行こうと思います。編集ができないと言いますか」
「オレらにそう言うの期待しちゃだめだぜ?」
<コメント>
:妙な説得力
:ダイちゃんは?
「彼に被災地に対処する能力はなさそうだから置いてきたよ。そもそも連絡バスにはA以下は乗れない規則になってたから」
<コメント>
:え、ボランティアもいけねーじゃんそれは
「まだ災害が治ってないので、来ない方がいいよ。どうもモンスターに天候を操る奴がいるらしく、函館全体が凍りついてる」
「オレが一時的に暖を取ろうとしたら遠慮されちゃってさー」
<コメント>
:すごい軽く話してるが、それはピンチなのでは?
:言ってるじゃん、ピンチなんだよ!
:空路も絶たれて、実質陸路一本しかねーの! 陸の孤島なの!
:その上出入りはJDSの滑空バス以外通れねえし
:ごめん、ニュースでそこまで情報入ってこないから
「俺がこっちに来るときはそれこそ青函トンネルは欠損多かったからねー」
「一時的な補修はしたが、持って数日。欠便が出るのも時間の問題ってな」
<コメント>
:今、そんなことになってんの?
:情報遮断してんのはニュースにしないためだぞ
:復興の募金を騙る詐欺が横行するからな
:あー、どこにでも他人の不幸で美味い飯食ってる奴はいるか
「別に不幸を煽るつもりはないので被災者のお姿とかは映しませんよ。俺たちは記者じゃないですからね。人命救助くらいはします。誰を助けたかの記録のための配信です」
<コメント>
:りょ
:十分ありがたいです
:拡散してくる
:他に配信者いないの?
:配信する余裕なんてねーよ
:安全が一切確保されてないからな、ここ
:明日は我が身だぞ
:まじそれ
「と言うことでそろそろ黙りますよー」
<コメント>
:はーい
:頑張ってください
:はーい
コメントを流し読みしながら警戒。
凍りついた函館市から、こちらを伺うように躍り出たのは翼の生えた球根だった。
と言うかあれは玉ねぎか?
オニオンフライってそう言うもんじゃないだろ!
「また野菜か!?」
「あれ野菜なのぉ?」
生やした翼はどう見ても肉食系の鷹や鷲。
問題はそのサイズか。
見上げた時でバレーボールくらい。それが急接近すると同時に根っこを伸ばしてダイレクトアタック。
包丁で切り込みを入れながら正面衝突を避け、続く羽ばたき攻撃をヨッちゃんが迎え撃つ。
「ヒャッハー飴色に焼いてやるぜぇ!」
ジュワッっと美味しそうな匂いをさせながら、オニオンフライは根を切断しながら上空へ。
上空へと舞い上がると、冷気を纏って焼け焦げたボディを修復させていた。
「今度は俺が切り刻もうか」
「っしゃ! その上で焼く感じで行こう。カレーに入れたら美味いやつ作戦な」
そういうこと言うなよ。
カレーの腹になってくるだろ。
しっかし、モンスター同士であんな珍妙なキメラが生まれるなんて想像すらしない。
「キュ(あれはモンスターツリーからなる植物じゃな。しかし、あんなふうにモンスターを掛け合わせたような果実を実らせるなんて聞いたこともない。まさかモンスターを食って成長させたか? 恐ろしいことを考えおる)」
何やらオリンが独り言を言っている。
ちょっと相手してる場合じゃないので、無視し、再接近してきたところで両翼を切断。
「クワァアアアアアア!?」
しかし翼を再結合させようと伸びる根っこ。
翼はあくまで借り物と言わんばかりに、玉ねぎは抵抗する。
「安心しな! 丸ごと鍋で煮込んでやるよ!」
包丁で刻む! ヨッちゃんの火炎魔法の補助を受けてそれらをフライパンで振るう!
っしゃ、茶色く煮詰めてやったぜ!
「クェエエエエエエエ!!」
本体だった玉ねぎが絶命したと同時に、翼の抵抗がなくなった。
借り物じゃなくて普通に肉体の一部だったらしい。
こいつは羽をむしって煮込んでやる。
甘辛く煮つけて避難所に支給してやるぜ。
食うことで辛さを乗り越えてくれって感じで。
そんな感じであらかじめワープポータルに登録しておいた函館市民会館に直帰。
「すいません、忘れ物があったんで戻ってきました」
「お帰りなさい。外のモンスターはどんな感じでしたか?」
「ああ、それならちょうど仕留めてきたところです。ついでに加工しましたので、皆さんで食べてみてください」
「え、もうですか? 出ていって10分やそこらですよ?」
そのうち5分はおしゃべりしてただけだからね。
戦闘時間はもっと短い。
相手が空を飛ぶなら、飛べなくしてやれば良いだけだ。
「一応これも立てておきますね」
そう言って、美食倶楽部参上!の幟を置いた。
オリンからテーブルを出し、そこに仕留めたモンスターの料理を並べる。
お腹をすかした避難者たちは温かい料理を噛み締めては涙を流した。
<コメント>
:受け取った人たちめっちゃ嬉しそう
:食材知ったら複雑な気持ちになるだろうなぁ
:誰かこのチャンネル配信してる端末持ってないのか!
:どこもバッテリー切れだよ
:北海道全域で電気止まったらしいから
:その上この猛吹雪だからな
:温かい食事で元気づけてやろうって気遣い嬉しいよな?
:なお素材
:見て見ぬ振りすりゃ良いんだよ
:みてみろ、こんなにうまそうだぞ?
何やらコメント欄は騒がしいが、避難民からの反応は概ね良好。
やはり出発前に奮発したのがよかったか。
おかわりの要望が多いのが気になるが、モンスターを始末し次第こちらに持ち込むようにしよう。そうしよう。
「さて、戻ってきました。函館シティ」
「市民会館から目と鼻の先だけどな」
それは言わない約束だぜ、ヨッちゃん。
「敵さんの方はどんな感じ?」
「今んところ敵影はなし。あれが特殊個体だっていうんならありがたいけどね」
「まぁ、珍しいという意味なら特殊だったけどね」
空を飛ぶとはいえ、Aランクであれに負ける探索者はいないだろう。
「おっと、おかわりがやってきたぜ」
「今度はブロッコリーの登場だ」
「カレーにしてもらいたいのか?」
「カレーにブロッコリーは似合わんだろう、やはりここはクリームシチュ……おわっと!」
上空に一瞬シルエットが見えたかと思ったら、それは急接近しながら俺たちの前に衝突した。
土煙が上がり、その煙を振り払うように緑の森をわさわさと繁殖させた。
<コメント>
:きもい
:どうみてもブロッコリーです本当にありがとうございました
:サイズw w w
:さっきの玉ねぎもちょっと引くほどのサイズだったしな
:そのうちジャガイモとか出てくるのか?
:ありそう
:あと人参さえ来ればカレーコンプリートやで
:問題はルーなんだよなぁ
「ルーならあるよ。ゴールデンゴーレムスパイスが」
ブロッコリーに熟成乾燥を仕掛けながらコメントに返事をする。
コメント欄では当時の悪夢が蘇ったかのように阿鼻叫喚の渦が巻き起こっていた。
換金すれば100万円の末端価格らしいけど、それくらいの価値はあるよ、あのスパイス。
「ポンちゃん、どうやら上空から投擲するのが向こうさんのスタイルらしい」
「つまり、迎撃してるばっかじゃジリ貧?」
「打って出た方が早いのは確かだな」
「でも俺たち飛ばないぜ?」
「だから、引き摺り下ろーす」
ヨッちゃんはニッと笑って目の前に魔法を練り上げた。
「情報をいち早く知るためにもおねがいします」
「では配信チャンネルは」
「美食倶楽部、ですよね? 存じ上げております」
「それはよかった」
登録者数2000人しかいないのに、意外なところにリスナーがいるもんだ。
一時期5000人いたけど、価格改定入ってからごっそり削れたもんなぁ。
やっぱりみんな安く食べれるから登録してた人が多かったんだよ。
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<コメント>
:北海道に来てくれてありがとうポンちゃん!
:あー、ダンジョンブレイクしたらしいね
:他人事じゃん
:九州に住んでるから北海道の出来事って対岸の火事なのよ
:現地人は困ってるのに?
:Aランク派遣したんだろ? ならすぐ鎮火するって
:そう言う規模じゃないんだよ
「なかなか現場の雰囲気はニュースのみじゃ伝わらないと思うので、ここからいつもの垂れ流しで行こうと思います。編集ができないと言いますか」
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<コメント>
:妙な説得力
:ダイちゃんは?
「彼に被災地に対処する能力はなさそうだから置いてきたよ。そもそも連絡バスにはA以下は乗れない規則になってたから」
<コメント>
:え、ボランティアもいけねーじゃんそれは
「まだ災害が治ってないので、来ない方がいいよ。どうもモンスターに天候を操る奴がいるらしく、函館全体が凍りついてる」
「オレが一時的に暖を取ろうとしたら遠慮されちゃってさー」
<コメント>
:すごい軽く話してるが、それはピンチなのでは?
:言ってるじゃん、ピンチなんだよ!
:空路も絶たれて、実質陸路一本しかねーの! 陸の孤島なの!
:その上出入りはJDSの滑空バス以外通れねえし
:ごめん、ニュースでそこまで情報入ってこないから
「俺がこっちに来るときはそれこそ青函トンネルは欠損多かったからねー」
「一時的な補修はしたが、持って数日。欠便が出るのも時間の問題ってな」
<コメント>
:今、そんなことになってんの?
:情報遮断してんのはニュースにしないためだぞ
:復興の募金を騙る詐欺が横行するからな
:あー、どこにでも他人の不幸で美味い飯食ってる奴はいるか
「別に不幸を煽るつもりはないので被災者のお姿とかは映しませんよ。俺たちは記者じゃないですからね。人命救助くらいはします。誰を助けたかの記録のための配信です」
<コメント>
:りょ
:十分ありがたいです
:拡散してくる
:他に配信者いないの?
:配信する余裕なんてねーよ
:安全が一切確保されてないからな、ここ
:明日は我が身だぞ
:まじそれ
「と言うことでそろそろ黙りますよー」
<コメント>
:はーい
:頑張ってください
:はーい
コメントを流し読みしながら警戒。
凍りついた函館市から、こちらを伺うように躍り出たのは翼の生えた球根だった。
と言うかあれは玉ねぎか?
オニオンフライってそう言うもんじゃないだろ!
「また野菜か!?」
「あれ野菜なのぉ?」
生やした翼はどう見ても肉食系の鷹や鷲。
問題はそのサイズか。
見上げた時でバレーボールくらい。それが急接近すると同時に根っこを伸ばしてダイレクトアタック。
包丁で切り込みを入れながら正面衝突を避け、続く羽ばたき攻撃をヨッちゃんが迎え撃つ。
「ヒャッハー飴色に焼いてやるぜぇ!」
ジュワッっと美味しそうな匂いをさせながら、オニオンフライは根を切断しながら上空へ。
上空へと舞い上がると、冷気を纏って焼け焦げたボディを修復させていた。
「今度は俺が切り刻もうか」
「っしゃ! その上で焼く感じで行こう。カレーに入れたら美味いやつ作戦な」
そういうこと言うなよ。
カレーの腹になってくるだろ。
しっかし、モンスター同士であんな珍妙なキメラが生まれるなんて想像すらしない。
「キュ(あれはモンスターツリーからなる植物じゃな。しかし、あんなふうにモンスターを掛け合わせたような果実を実らせるなんて聞いたこともない。まさかモンスターを食って成長させたか? 恐ろしいことを考えおる)」
何やらオリンが独り言を言っている。
ちょっと相手してる場合じゃないので、無視し、再接近してきたところで両翼を切断。
「クワァアアアアアア!?」
しかし翼を再結合させようと伸びる根っこ。
翼はあくまで借り物と言わんばかりに、玉ねぎは抵抗する。
「安心しな! 丸ごと鍋で煮込んでやるよ!」
包丁で刻む! ヨッちゃんの火炎魔法の補助を受けてそれらをフライパンで振るう!
っしゃ、茶色く煮詰めてやったぜ!
「クェエエエエエエエ!!」
本体だった玉ねぎが絶命したと同時に、翼の抵抗がなくなった。
借り物じゃなくて普通に肉体の一部だったらしい。
こいつは羽をむしって煮込んでやる。
甘辛く煮つけて避難所に支給してやるぜ。
食うことで辛さを乗り越えてくれって感じで。
そんな感じであらかじめワープポータルに登録しておいた函館市民会館に直帰。
「すいません、忘れ物があったんで戻ってきました」
「お帰りなさい。外のモンスターはどんな感じでしたか?」
「ああ、それならちょうど仕留めてきたところです。ついでに加工しましたので、皆さんで食べてみてください」
「え、もうですか? 出ていって10分やそこらですよ?」
そのうち5分はおしゃべりしてただけだからね。
戦闘時間はもっと短い。
相手が空を飛ぶなら、飛べなくしてやれば良いだけだ。
「一応これも立てておきますね」
そう言って、美食倶楽部参上!の幟を置いた。
オリンからテーブルを出し、そこに仕留めたモンスターの料理を並べる。
お腹をすかした避難者たちは温かい料理を噛み締めては涙を流した。
<コメント>
:受け取った人たちめっちゃ嬉しそう
:食材知ったら複雑な気持ちになるだろうなぁ
:誰かこのチャンネル配信してる端末持ってないのか!
:どこもバッテリー切れだよ
:北海道全域で電気止まったらしいから
:その上この猛吹雪だからな
:温かい食事で元気づけてやろうって気遣い嬉しいよな?
:なお素材
:見て見ぬ振りすりゃ良いんだよ
:みてみろ、こんなにうまそうだぞ?
何やらコメント欄は騒がしいが、避難民からの反応は概ね良好。
やはり出発前に奮発したのがよかったか。
おかわりの要望が多いのが気になるが、モンスターを始末し次第こちらに持ち込むようにしよう。そうしよう。
「さて、戻ってきました。函館シティ」
「市民会館から目と鼻の先だけどな」
それは言わない約束だぜ、ヨッちゃん。
「敵さんの方はどんな感じ?」
「今んところ敵影はなし。あれが特殊個体だっていうんならありがたいけどね」
「まぁ、珍しいという意味なら特殊だったけどね」
空を飛ぶとはいえ、Aランクであれに負ける探索者はいないだろう。
「おっと、おかわりがやってきたぜ」
「今度はブロッコリーの登場だ」
「カレーにしてもらいたいのか?」
「カレーにブロッコリーは似合わんだろう、やはりここはクリームシチュ……おわっと!」
上空に一瞬シルエットが見えたかと思ったら、それは急接近しながら俺たちの前に衝突した。
土煙が上がり、その煙を振り払うように緑の森をわさわさと繁殖させた。
<コメント>
:きもい
:どうみてもブロッコリーです本当にありがとうございました
:サイズw w w
:さっきの玉ねぎもちょっと引くほどのサイズだったしな
:そのうちジャガイモとか出てくるのか?
:ありそう
:あと人参さえ来ればカレーコンプリートやで
:問題はルーなんだよなぁ
「ルーならあるよ。ゴールデンゴーレムスパイスが」
ブロッコリーに熟成乾燥を仕掛けながらコメントに返事をする。
コメント欄では当時の悪夢が蘇ったかのように阿鼻叫喚の渦が巻き起こっていた。
換金すれば100万円の末端価格らしいけど、それくらいの価値はあるよ、あのスパイス。
「ポンちゃん、どうやら上空から投擲するのが向こうさんのスタイルらしい」
「つまり、迎撃してるばっかじゃジリ貧?」
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ヨッちゃんはニッと笑って目の前に魔法を練り上げた。
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