淫愛家族

６２

「睦紀はちょっと痛いほうが好きなんじゃないのか？」

　そう言って俊政がギュッと指に力を込める。

「ひゃっ……あ、い、痛いっ」

　ジクジクとした痛みに、睦紀は目に涙を溜める。痛みを訴えるも、俊政は指を離さずに力だけ和らげて押したり引いたりと、突起を弄っている。

「赤くなっているね。でも凄く可愛いよ。ここをピアスを開けるのもいいかもしれない」

　物騒なことを言われ、睦紀は必死で首を横に振る。さすがにそれは嫌だった。

「冗談だよ。でも、穴を開けなくてもつけられる物もある。気が向いたらしてあげるからね」

　俊政は楽しそうに声を弾ませる。それに対して睦紀は恐怖を抱く。

「そろそろこっちも、触って欲しいだろう」

　俊政の手が下肢に下がり、直接握り込まれる。扱かれる度に、佳孝の手の中で脈打つ。

「あっ……んっ……」
「もうイキそうじゃないか。こっちもパンパンになってるよ」

　もう片方の手が、睦紀の双果に触れる。張っているそこを弄られつつ、竿の先端も責められてしまう。

「ぁっ……ああッ」

　堪えきれず俊政の手の中で果ててしまう。我慢していた分、なかなか射精が止まない。