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第二章 初学院編
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「いやー、魔法ってすごいんですね! こんな大きい氷まで作れるなんて、素晴らしいです!」
魔法訓練場は広いと言っても、全員がお互いを視認できる位置で各自訓練をしている。そこにこんな大きな氷山が現れたら、一斉に注目を集めてしまう。俺はとりあえず、この大きな氷山から話題をそらすため、魔法のすばらしさについて三人に話題を振った。
「そんなわけないだろ! こんな巨大なものを生み出せる初級魔法なんて、初めて見たぞ。これはアースの魔力があってこそだ。そうだよな、ジール?」
「そうッスね。これは………ビックリしたッスよ。これをポンポンぶつけられたら、並の相手では歯が立ちそうにないッスね。これで初級ッスから、中級以上になったらと思うと………。でも、同じ魔導士志望として、やっぱり憧れるッスよ!」
やはり、俺のとんでも魔力があってこそのようだ。確かにジールの言う通りで、初級魔法でこの氷山を投げまくったら、それだけで勝てそうなレベルである。するとサール様が俺の肩をがっしり掴んで目を輝かせた。
「素晴らしいよアース君! 俺は猛烈に感動したよ! こんな大きな氷魔法を見るのは生まれて初めてだよ!」
「あ、ありがとうございます………。えーと、これでよろしいのでしょうか?」
俺がそう聞くと、サール様の笑みが増した。
「もちろんダメだよ!」
ダメなのかい! この人の笑みの理由がよくわからない。でも確かに、このでかい氷山は実践向きとは言えないよな………。
「これはこれで使い道があるとは思うけど、この大きさではスピードを出す事ができず、簡単に避けられてしまうだろうね。魔力を絞って通常から少し大きいくらいまで大きさに制限して、コントロールや速度を高めていかなければいけないね。だけど、これに関しては難しいだろうね………。普通の魔導士は大きく魔力の制限はせずに魔法を放つのに対して、アース君は自身の魔力を大きく制限していかなければならない。魔力を大きく制限する訓練については専門外、というか………教えられる人はほぼいないと言った方が良いね。」
確かに普通の人であれば作戦や魔力温存を考えない限り、特に制限をかけずに魔法を放つ。それに対し俺は、この大きな氷山を通常の大きさほどにする制限を毎回かけなくてはいけない。普通の人がしない工程が一つはいるから、難しいということだろう。
「そうなのですね………。では、俺は自力で制限する訓練をしていかなければならないのでしょうか?」
「それについては、少し当てがあるけど………。まあ、期待しないで来週待っていて!」
期待しないでということは、相当癖がある人かかなりの大物ということだろう。どちらも勘弁してほしいが、背に腹は代えられない。キルや皆を守るための力をつけるに、人を選んでいる場合ではない。
「わかりました。よろしくお願いします。」
「うん、じゃあ今日はもう時間だね。そして………この氷山は放置しておくと倒壊の危険があるから、溶かさないといけないね。火属性を持つ人を集めるから、少し待っててね。」
………皆さんにご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。こんなでかいものをポンポン生み出すような自主練はできそうにないな。早く魔力の制限を習わないと………。
それから魔導士団の団員や教師陣を含めた火属性持ちの方々が、少しずつ氷山を溶かしてくれた。俺はその光景を心行くまで見届けた。授業終了後ということで、うわさを聞き付けた生徒が多く集まり、中には俺のことを「白銀の君」と呼ぶ人がいた。前までは「銀髪の君」だったから、格上げ?されたようだ。
――
次の日。俺は学園で出会う人ほぼ全員から視線を向けられた。やはり、貴族というものは噂が広まるのが早いようだ。教室に入るとクラスメイト達は昨日の氷山について口々に褒められた。貴族において魔力が多いというのは一種のステータス様で、色々な場面において有利になることが多いようだ。しかし当の俺は、魔力が多いとは言ってもそれを使いこなせているわけではないので、複雑な心境だ。とはいっても、これを周りに言ってはせっかく好意的な人たちを不快にさせてしまうかもしれないので、俺は笑顔で対応した。一方のキルや側近仲間のみんなは、俺の事情をなんとなく把握しているのか、昨日のことはあまり話題に出さずに普通に対応してくれている。非常に居心地がよく、いい人たちだ。
金の日は礼儀作法と算術であるため、普段よりは落ち着いた日である。今日もいつも通り中庭のテーブルでキルが色々な人たちと交流するのを眺めるのかと思っていたけど、どうやら金の日は別の所に行くらしい。「行けばわかる」とのことなので付いて行くと、前に来たことのあるワンランク上のテラスだった。ジールがこっそりと耳打ちしてくれたのだけど、どうやら金の日はキルとアルベルト殿下の定期的な交流の日らしい。仲がよろしくて大変結構だ。
あ、アルフォンスさんにキルたちの父上の国王様のお話を聞きたいと思っていたんだ。少し時間をとってもらえるようにお願いしてみよう。
――
「よう、お前たち! 三年次の生活にはもう慣れたか? さあ、早速昼食にしよう!」
今日も元気のいいアルベルト殿下の一言で、大体が兄弟で占められている昼食会が始まった。アルベルト殿下の側近の方はまだ知らない人がいるから、そのうち紹介してもらおう。
しばらく近況報告などを交えて、キルとアルベルト殿下を中心に会話が弾んだ。改めてアルベルト殿下たちを見ていると、「黄金の世代」呼ばれるだけあってすごく風格があるように思える。顔もいいし、実力もある人が多すぎる。この世界は本当にレベルが高い。
と、突然話題が俺に移った。
「ところでアース、最近えらく活躍しているそうだな? 騎士団長とひと悶着あり、昨日は魔導士団長を氷漬けにしかけたそうだな。「白銀」という、なかなか聞こえのいい二つ名もついたようで何よりだ。」
ん? 話が若干違うように聞こえたのは気のせいだろうか? ………いや、気のせいではないな。アルベルト殿下にそのように思われているのはまずいと思うから、今すぐ訂正しよう。
魔法訓練場は広いと言っても、全員がお互いを視認できる位置で各自訓練をしている。そこにこんな大きな氷山が現れたら、一斉に注目を集めてしまう。俺はとりあえず、この大きな氷山から話題をそらすため、魔法のすばらしさについて三人に話題を振った。
「そんなわけないだろ! こんな巨大なものを生み出せる初級魔法なんて、初めて見たぞ。これはアースの魔力があってこそだ。そうだよな、ジール?」
「そうッスね。これは………ビックリしたッスよ。これをポンポンぶつけられたら、並の相手では歯が立ちそうにないッスね。これで初級ッスから、中級以上になったらと思うと………。でも、同じ魔導士志望として、やっぱり憧れるッスよ!」
やはり、俺のとんでも魔力があってこそのようだ。確かにジールの言う通りで、初級魔法でこの氷山を投げまくったら、それだけで勝てそうなレベルである。するとサール様が俺の肩をがっしり掴んで目を輝かせた。
「素晴らしいよアース君! 俺は猛烈に感動したよ! こんな大きな氷魔法を見るのは生まれて初めてだよ!」
「あ、ありがとうございます………。えーと、これでよろしいのでしょうか?」
俺がそう聞くと、サール様の笑みが増した。
「もちろんダメだよ!」
ダメなのかい! この人の笑みの理由がよくわからない。でも確かに、このでかい氷山は実践向きとは言えないよな………。
「これはこれで使い道があるとは思うけど、この大きさではスピードを出す事ができず、簡単に避けられてしまうだろうね。魔力を絞って通常から少し大きいくらいまで大きさに制限して、コントロールや速度を高めていかなければいけないね。だけど、これに関しては難しいだろうね………。普通の魔導士は大きく魔力の制限はせずに魔法を放つのに対して、アース君は自身の魔力を大きく制限していかなければならない。魔力を大きく制限する訓練については専門外、というか………教えられる人はほぼいないと言った方が良いね。」
確かに普通の人であれば作戦や魔力温存を考えない限り、特に制限をかけずに魔法を放つ。それに対し俺は、この大きな氷山を通常の大きさほどにする制限を毎回かけなくてはいけない。普通の人がしない工程が一つはいるから、難しいということだろう。
「そうなのですね………。では、俺は自力で制限する訓練をしていかなければならないのでしょうか?」
「それについては、少し当てがあるけど………。まあ、期待しないで来週待っていて!」
期待しないでということは、相当癖がある人かかなりの大物ということだろう。どちらも勘弁してほしいが、背に腹は代えられない。キルや皆を守るための力をつけるに、人を選んでいる場合ではない。
「わかりました。よろしくお願いします。」
「うん、じゃあ今日はもう時間だね。そして………この氷山は放置しておくと倒壊の危険があるから、溶かさないといけないね。火属性を持つ人を集めるから、少し待っててね。」
………皆さんにご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。こんなでかいものをポンポン生み出すような自主練はできそうにないな。早く魔力の制限を習わないと………。
それから魔導士団の団員や教師陣を含めた火属性持ちの方々が、少しずつ氷山を溶かしてくれた。俺はその光景を心行くまで見届けた。授業終了後ということで、うわさを聞き付けた生徒が多く集まり、中には俺のことを「白銀の君」と呼ぶ人がいた。前までは「銀髪の君」だったから、格上げ?されたようだ。
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次の日。俺は学園で出会う人ほぼ全員から視線を向けられた。やはり、貴族というものは噂が広まるのが早いようだ。教室に入るとクラスメイト達は昨日の氷山について口々に褒められた。貴族において魔力が多いというのは一種のステータス様で、色々な場面において有利になることが多いようだ。しかし当の俺は、魔力が多いとは言ってもそれを使いこなせているわけではないので、複雑な心境だ。とはいっても、これを周りに言ってはせっかく好意的な人たちを不快にさせてしまうかもしれないので、俺は笑顔で対応した。一方のキルや側近仲間のみんなは、俺の事情をなんとなく把握しているのか、昨日のことはあまり話題に出さずに普通に対応してくれている。非常に居心地がよく、いい人たちだ。
金の日は礼儀作法と算術であるため、普段よりは落ち着いた日である。今日もいつも通り中庭のテーブルでキルが色々な人たちと交流するのを眺めるのかと思っていたけど、どうやら金の日は別の所に行くらしい。「行けばわかる」とのことなので付いて行くと、前に来たことのあるワンランク上のテラスだった。ジールがこっそりと耳打ちしてくれたのだけど、どうやら金の日はキルとアルベルト殿下の定期的な交流の日らしい。仲がよろしくて大変結構だ。
あ、アルフォンスさんにキルたちの父上の国王様のお話を聞きたいと思っていたんだ。少し時間をとってもらえるようにお願いしてみよう。
――
「よう、お前たち! 三年次の生活にはもう慣れたか? さあ、早速昼食にしよう!」
今日も元気のいいアルベルト殿下の一言で、大体が兄弟で占められている昼食会が始まった。アルベルト殿下の側近の方はまだ知らない人がいるから、そのうち紹介してもらおう。
しばらく近況報告などを交えて、キルとアルベルト殿下を中心に会話が弾んだ。改めてアルベルト殿下たちを見ていると、「黄金の世代」呼ばれるだけあってすごく風格があるように思える。顔もいいし、実力もある人が多すぎる。この世界は本当にレベルが高い。
と、突然話題が俺に移った。
「ところでアース、最近えらく活躍しているそうだな? 騎士団長とひと悶着あり、昨日は魔導士団長を氷漬けにしかけたそうだな。「白銀」という、なかなか聞こえのいい二つ名もついたようで何よりだ。」
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