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第二章 初学院編
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ナレハテの言葉で、B級魔物十体が俺たちに向かってきた。俺たちは、キルと俺を三人が取り囲んで、俺がキルのすぐそばも同時に守るという布陣になった。しかし、すべてをおさえるのは難しいので、キルにも戦ってもらうことになってしまった。ローウェルは文官だが、剣術を騎士と一緒に訓練している。ただ本職ではないため、複数体を相手するのは厳しいかもしれない。
そして、いよいよ戦闘が始まった。基本は各自が二対ずつ相手にしていた。俺たちは一対一なら、B級クラスなら相手にできる。だけど、二対一となるとそう簡単にはいかない。それに、A級二体は今は静観を決め込んでいるが、いつ牙をむくかはわからない。
「ぐあっ!」
声のした方をすぐに見ると、ローウェルが左腕をおさえていた。やはり、二対相手にするのは厳しいようだ。
「ローウェル、いったん下がって! ジール、少しだけ三体の相手を頼む!」
俺がそういうと、ローウェルは俺の所に走ってきた。そして、一体だけがローウェルのあとを追ってきた。そう、その一体だけが俺たちの布陣の内側に入ってきたことになる。
今だ! 俺たちはアイコンタクトを交わした。
『氷壁 多重』
俺は俺達とB級を遮るように、間に氷壁を多重で展開した。防御魔法の壁は初級などの区別はなく、誰にでも使える。しかし、その性能は使用者の魔力量に依存するという特徴がある。B級であれば、氷壁を多重に展開すれば、割るのに多少はてこずるであろう。
俺達は一斉に、孤立したB級魔物に攻撃を仕掛けた。少しの抵抗にあったものの、全員でかかったため時間をかけずに倒すことができた。
「ローウェルすぐにこっちに来て、回復するから。」
「ああ、頼むな。」
『清流の祝福』
俺の回復魔法は水回復魔法だ。通常の光回復魔法よりも性能がいい。回復だけでなく、解呪などの効果も持ち合わせている。俺の詠唱で光り輝く水がローウェルの傷の部位に集まってきた。
「ありがとう、アース。これでまた戦えるぜ。」
「うん。一体減らしたから、さっきよりは楽に戦えると思うよ。」
俺がそういうと、キルが痛ましい顔をしてローウェルの左腕に手を添えた。
「すまない、ローウェル………。」
「なにをいっているんですか、主。これくらいなんてことないですし、まだまだこれからですよ!」
ローウェルがそういうのと同時に、俺の氷壁が「パリンッ」と音を立てて割られてしまった。第二ラウンドの開始のようだ。さっきのような釣りの戦術は、しばらくは使えなさそうだな。
俺達は再び、B級の魔物との戦闘を開始した。
そして、ようやく二体目を倒したときだった。怒号のような鳴き声が地響きとともに聞こえてきた。A級のゴリラのような魔物が、こちらに向かって突進してきたのだ。
………とうとう来たか。最初からではなく、二体目を倒した後に戦闘に参加するあたりがとてもムカつくが、そんなことを思っている場合ではないようだ。
「ジール! 一緒に壁を!」
「了解ッス!」
『合技 氷樹の城壁』
合技。二人以上の魔導士で一つの魔法を行使することの総称。『合技 氷樹の城壁』は、俺の氷属性とジールの木属性による有形魔法の強化防御壁だ。俺とジールの魔力総量に依存するため、なかなかの防御力である。
だけど、守っているだけではいずれ魔力切れで負けてしまう。ここは、一つ目の命を懸けるしかなさそうだな。………そう、魔導士としての生命を。
「ローウェル、頼みがあるんだ。俺に、上級魔法の詠唱を教えてほしい。」
俺がそういうと、全員が目を剥いた。上級魔法の行使により魔導士生命を絶たれたローウェルには、酷なお願いだがもうこれしかないのだ。
「何を言っているんだ、アース! そんなことをしたら、お前の魔導士としての未来は永久に失われてしまうんだぞ!」
「そうッスよ! ローウェルのこと、忘れたわけではないっスよね?」
「そんなことはわかってるよ。だけど、どのみち何もしなければ、魔導士生命どころか俺たちの将来すらここでなくなってしまう。俺の魔導士生命くらいで済むなら、おつりがくるくらいだよ。………ローウェル、酷なことをいうようだけどきいてほしい。キルの側近なら、側近仲間の将来よりも主を守ることを優先すべきだ。ローウェルなら、キルを守りたい俺の気持ちを理解してくれると信じてるよ。」
俺がそういうと、ローウェルは悲痛な表情を浮かべて奥歯をギリッと噛みしめた。ごめんね、ローウェル。だけど、もうこれしかないんだ。魔導士なら、ジールがまだ残っているしね。
すると、キルが俺の肩を掴んだ。
「ダメだ、アース。お願いだ、やめてくれ………。」
キル、ごめんね。この戦いが終わったら、俺は役立たずになるかもしれない。騎士は絶望的だし、文官でもローウェルに追いつけるかわからないしね。………だけど、俺が必ず守るから。
「キル、俺が必ず守るから。………ローウェル、お願い。」
俺が笑顔でそう言うと、ローウェルはためらいながらも口を開いた。
「………上級魔法の詠唱は」
その瞬間、俺の感知が何かに反応した。気のせいと言われれば気のせいと思えるような、かすかな反応だ。普段ならスルーしてしまうような微弱な反応だ。だけど、胸騒ぎがする。俺はすぐに、あたりを見渡した。だけど、正面には広い壁があるだけで側面や背後には魔物の姿はない。何もいないのは確かだ。だけど、この微弱な反応は何に反応して………。
そのとき、俺はかすかに視界がぼやけるのを感じた。いや、これは俺の目がぼやけているのではなく背景がぼやけているのだ。そうまるで、透明な何かを通して奥の景色を見ているような………。透明の何かがキルの後ろにいる。
すると、大きく長い爬虫類の爪が現れた。
「キル、危ない!」
俺はキルを庇うようにその透明な何かの爪とキルの間に入った。
「ぐあっ!!」
その瞬間、俺は背中に激しい痛みを感じた。いや、痛いのか痛くないのかわからないのかもしれない。俺はそのまま、前のめりに倒れ込んだ。
そして、いよいよ戦闘が始まった。基本は各自が二対ずつ相手にしていた。俺たちは一対一なら、B級クラスなら相手にできる。だけど、二対一となるとそう簡単にはいかない。それに、A級二体は今は静観を決め込んでいるが、いつ牙をむくかはわからない。
「ぐあっ!」
声のした方をすぐに見ると、ローウェルが左腕をおさえていた。やはり、二対相手にするのは厳しいようだ。
「ローウェル、いったん下がって! ジール、少しだけ三体の相手を頼む!」
俺がそういうと、ローウェルは俺の所に走ってきた。そして、一体だけがローウェルのあとを追ってきた。そう、その一体だけが俺たちの布陣の内側に入ってきたことになる。
今だ! 俺たちはアイコンタクトを交わした。
『氷壁 多重』
俺は俺達とB級を遮るように、間に氷壁を多重で展開した。防御魔法の壁は初級などの区別はなく、誰にでも使える。しかし、その性能は使用者の魔力量に依存するという特徴がある。B級であれば、氷壁を多重に展開すれば、割るのに多少はてこずるであろう。
俺達は一斉に、孤立したB級魔物に攻撃を仕掛けた。少しの抵抗にあったものの、全員でかかったため時間をかけずに倒すことができた。
「ローウェルすぐにこっちに来て、回復するから。」
「ああ、頼むな。」
『清流の祝福』
俺の回復魔法は水回復魔法だ。通常の光回復魔法よりも性能がいい。回復だけでなく、解呪などの効果も持ち合わせている。俺の詠唱で光り輝く水がローウェルの傷の部位に集まってきた。
「ありがとう、アース。これでまた戦えるぜ。」
「うん。一体減らしたから、さっきよりは楽に戦えると思うよ。」
俺がそういうと、キルが痛ましい顔をしてローウェルの左腕に手を添えた。
「すまない、ローウェル………。」
「なにをいっているんですか、主。これくらいなんてことないですし、まだまだこれからですよ!」
ローウェルがそういうのと同時に、俺の氷壁が「パリンッ」と音を立てて割られてしまった。第二ラウンドの開始のようだ。さっきのような釣りの戦術は、しばらくは使えなさそうだな。
俺達は再び、B級の魔物との戦闘を開始した。
そして、ようやく二体目を倒したときだった。怒号のような鳴き声が地響きとともに聞こえてきた。A級のゴリラのような魔物が、こちらに向かって突進してきたのだ。
………とうとう来たか。最初からではなく、二体目を倒した後に戦闘に参加するあたりがとてもムカつくが、そんなことを思っている場合ではないようだ。
「ジール! 一緒に壁を!」
「了解ッス!」
『合技 氷樹の城壁』
合技。二人以上の魔導士で一つの魔法を行使することの総称。『合技 氷樹の城壁』は、俺の氷属性とジールの木属性による有形魔法の強化防御壁だ。俺とジールの魔力総量に依存するため、なかなかの防御力である。
だけど、守っているだけではいずれ魔力切れで負けてしまう。ここは、一つ目の命を懸けるしかなさそうだな。………そう、魔導士としての生命を。
「ローウェル、頼みがあるんだ。俺に、上級魔法の詠唱を教えてほしい。」
俺がそういうと、全員が目を剥いた。上級魔法の行使により魔導士生命を絶たれたローウェルには、酷なお願いだがもうこれしかないのだ。
「何を言っているんだ、アース! そんなことをしたら、お前の魔導士としての未来は永久に失われてしまうんだぞ!」
「そうッスよ! ローウェルのこと、忘れたわけではないっスよね?」
「そんなことはわかってるよ。だけど、どのみち何もしなければ、魔導士生命どころか俺たちの将来すらここでなくなってしまう。俺の魔導士生命くらいで済むなら、おつりがくるくらいだよ。………ローウェル、酷なことをいうようだけどきいてほしい。キルの側近なら、側近仲間の将来よりも主を守ることを優先すべきだ。ローウェルなら、キルを守りたい俺の気持ちを理解してくれると信じてるよ。」
俺がそういうと、ローウェルは悲痛な表情を浮かべて奥歯をギリッと噛みしめた。ごめんね、ローウェル。だけど、もうこれしかないんだ。魔導士なら、ジールがまだ残っているしね。
すると、キルが俺の肩を掴んだ。
「ダメだ、アース。お願いだ、やめてくれ………。」
キル、ごめんね。この戦いが終わったら、俺は役立たずになるかもしれない。騎士は絶望的だし、文官でもローウェルに追いつけるかわからないしね。………だけど、俺が必ず守るから。
「キル、俺が必ず守るから。………ローウェル、お願い。」
俺が笑顔でそう言うと、ローウェルはためらいながらも口を開いた。
「………上級魔法の詠唱は」
その瞬間、俺の感知が何かに反応した。気のせいと言われれば気のせいと思えるような、かすかな反応だ。普段ならスルーしてしまうような微弱な反応だ。だけど、胸騒ぎがする。俺はすぐに、あたりを見渡した。だけど、正面には広い壁があるだけで側面や背後には魔物の姿はない。何もいないのは確かだ。だけど、この微弱な反応は何に反応して………。
そのとき、俺はかすかに視界がぼやけるのを感じた。いや、これは俺の目がぼやけているのではなく背景がぼやけているのだ。そうまるで、透明な何かを通して奥の景色を見ているような………。透明の何かがキルの後ろにいる。
すると、大きく長い爬虫類の爪が現れた。
「キル、危ない!」
俺はキルを庇うようにその透明な何かの爪とキルの間に入った。
「ぐあっ!!」
その瞬間、俺は背中に激しい痛みを感じた。いや、痛いのか痛くないのかわからないのかもしれない。俺はそのまま、前のめりに倒れ込んだ。
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