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仮面の令嬢が辺境に来たよ
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俺の名は、エルリック・ブラックボンド辺境伯爵だ。28歳になるが、まだ独身だった。昨日、結婚したばかりだ。
妻の名は、ジョゼフィーネ・アンサンブル元侯爵令嬢だ。
妻に関しては、一言では言い表せられない。何せ変わっている。外見もそうだが、中身もだ。
妻がサンタナ州の辺境地に来たのは、3ヶ月前の冬の終わりだった。
初めて会った時は、衝撃だった。何せあの仮面だろう。
『顔に酷い傷があり、見せられません』
と言われても、気にはなる。でも特殊な魔法で外れなかった。仕方がないから、そのままで、婚約生活を始めたんだが、意外とすんなり馴染んだ。言葉は使用人に対しても丁寧で、色んな事に気がつく、しっかり者だ。
ハズレを引いた気分だったが、今は彼女が来てくれた事に感謝している。辺境地での生活は、王都の令嬢には厳しいが、彼女には、快適らしいから、まあ、いいか。
今は、俺も彼女を手放したくない!仮面が外れた彼女を誰にも見せたくない。触らせない。
ずっと、屋敷に閉じ込めたい位だ!
まあ、それをしたら、嫌われるからな。心の中で思っていよう。
この結婚は、辺境と中央とを結ぶ為の政略結婚だ。
初めは、王女が内定していたが、隣国へ嫁ぐ為、他の令嬢を宛がう事になって彼女がやって来た。
元々、結婚願望の無かった俺は、王家から打診のあったアンサンブル侯爵令嬢と縁組みを交わした。アンサンブル侯爵には、二人の娘がいた。姉が正妻の子つまり嫡出で、妹は庶子。まあ、所謂、愛人の子だ。当然、妹が来ると思いきや、来たのは、姉だった。
辺境地に普通、跡取りを送り込むはずがないと思い、【影】を送り込み色々調べ上げた。
まあ、次から次へと出てくる出てくる。蛆がわく程、色々出てきた。
まず、彼女の生い立ちは、特殊なもので、母親の実家は、四大公爵家の筆頭・クリーク公爵だ。しかも、母親の祖母は王女だった。つまり、彼女も王家の血が入っている。
父親は、至って平凡なボンボン育ちの侯爵子息だった。
結婚当初から夫婦仲は冷えきっていて、殆ど愛人と過ごしていて、領地経営から、社交界への根回しやら商会迄立ち上げていた女傑だった。
彼女が15才まで女手一つで育てた様で、彼女の気質や礼儀作法も母親の教育の賜物だろう。
だが、母親が亡くなると、父親が愛人を連れて戻って来て、後は、使用人より酷い扱いを受けていた。母親の実家から娘の養育費迄使い込んでいた。
例の仮面は、母親が亡くなる前に「幸せになれるととれるから、心配いらない」と伝えられ、母親に従順だった彼女は、それに従って昨日まで付けてた。というか、外れなかっただけなんだけどな。
まだある、この婚約には、辺境地への差別的な意味合いで、「仮面を付けた令嬢が俺には、お似合いだ」と言ったらしい。あの元婚約者あの馬鹿王子は、自分が彼女の義妹と不義を働いた癖に「義妹を虐げる姉」という嘘を堂々と吹聴して廻っている愚かものだ。
彼女の母親の実家とある貴族を怒らした。その上、辺境地迄、怒らしたんだから、覚悟は出来ているよな。
俺の可愛い奥さんにした仕打ちを何倍にもして返してやるよ!
妻の名は、ジョゼフィーネ・アンサンブル元侯爵令嬢だ。
妻に関しては、一言では言い表せられない。何せ変わっている。外見もそうだが、中身もだ。
妻がサンタナ州の辺境地に来たのは、3ヶ月前の冬の終わりだった。
初めて会った時は、衝撃だった。何せあの仮面だろう。
『顔に酷い傷があり、見せられません』
と言われても、気にはなる。でも特殊な魔法で外れなかった。仕方がないから、そのままで、婚約生活を始めたんだが、意外とすんなり馴染んだ。言葉は使用人に対しても丁寧で、色んな事に気がつく、しっかり者だ。
ハズレを引いた気分だったが、今は彼女が来てくれた事に感謝している。辺境地での生活は、王都の令嬢には厳しいが、彼女には、快適らしいから、まあ、いいか。
今は、俺も彼女を手放したくない!仮面が外れた彼女を誰にも見せたくない。触らせない。
ずっと、屋敷に閉じ込めたい位だ!
まあ、それをしたら、嫌われるからな。心の中で思っていよう。
この結婚は、辺境と中央とを結ぶ為の政略結婚だ。
初めは、王女が内定していたが、隣国へ嫁ぐ為、他の令嬢を宛がう事になって彼女がやって来た。
元々、結婚願望の無かった俺は、王家から打診のあったアンサンブル侯爵令嬢と縁組みを交わした。アンサンブル侯爵には、二人の娘がいた。姉が正妻の子つまり嫡出で、妹は庶子。まあ、所謂、愛人の子だ。当然、妹が来ると思いきや、来たのは、姉だった。
辺境地に普通、跡取りを送り込むはずがないと思い、【影】を送り込み色々調べ上げた。
まあ、次から次へと出てくる出てくる。蛆がわく程、色々出てきた。
まず、彼女の生い立ちは、特殊なもので、母親の実家は、四大公爵家の筆頭・クリーク公爵だ。しかも、母親の祖母は王女だった。つまり、彼女も王家の血が入っている。
父親は、至って平凡なボンボン育ちの侯爵子息だった。
結婚当初から夫婦仲は冷えきっていて、殆ど愛人と過ごしていて、領地経営から、社交界への根回しやら商会迄立ち上げていた女傑だった。
彼女が15才まで女手一つで育てた様で、彼女の気質や礼儀作法も母親の教育の賜物だろう。
だが、母親が亡くなると、父親が愛人を連れて戻って来て、後は、使用人より酷い扱いを受けていた。母親の実家から娘の養育費迄使い込んでいた。
例の仮面は、母親が亡くなる前に「幸せになれるととれるから、心配いらない」と伝えられ、母親に従順だった彼女は、それに従って昨日まで付けてた。というか、外れなかっただけなんだけどな。
まだある、この婚約には、辺境地への差別的な意味合いで、「仮面を付けた令嬢が俺には、お似合いだ」と言ったらしい。あの元婚約者あの馬鹿王子は、自分が彼女の義妹と不義を働いた癖に「義妹を虐げる姉」という嘘を堂々と吹聴して廻っている愚かものだ。
彼女の母親の実家とある貴族を怒らした。その上、辺境地迄、怒らしたんだから、覚悟は出来ているよな。
俺の可愛い奥さんにした仕打ちを何倍にもして返してやるよ!
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