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第1章 暗い闇と蒼い薔薇
副魔術師長の腹の中 1
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この夢の中で過ごすようになって半月が経つ。
夢の中なので、現実の時間経過はわからなかった。
眠る前は、いつもほんの少し不安になる。
目覚めたら、1人、あの部屋にいるのではないかと思うのだ。
こんなにロングストーリーな夢も珍しい。
当然、結奈も色々と考えはした。
自分はすでに死んでしまって、異世界とやらに転生したのではないかとか。
はたまたパラレルワールド的な場所に転移したのではないかとか。
が、転生したにしては、いきなり16歳なのも記憶がないのもおかしいし。
転移したのなら姿がまったく違うというのはありえないし。
どうにも辻褄が合わないので、やはり夢なのだろうと思っている。
唯一、考えられることがなくはない。
けれど、それは考えたくなかったので考えないことにした。
考えることで、なにかが変わるのが怖かったからだ。
「おはよー、グレイ」
「おはようございます、姫さま」
ぺこりとグレイが頭を下げる。
相変わらずカルガモよろしくサリーの後ろについて歩いていた。
その後ろにはマギーがついている。
だいぶ屋敷にも馴染んできていた。
朝の日課である「お着替え」には、まだ慣れたとは言い難かったけれど。
「今日の当番は誰かなー?」
「テオとアリシアです」
結奈は、悪いと思いつつも、朝当番、昼当番なるものを作っている。
我儘をしているとわかっていたが、グレイとサリーに頼みこんだのだ。
交代で一緒に食事をとってほしい。
そう提案した。
いつもサリーとグレイにつきあわせるのも申し訳なく、しかし、ボッチご飯は寂し過ぎる。
かなり渋られはしたが、結局、結奈の提案は受け入れられた。
さりとて、複雑な心境もある。
(権力をかさに着て、って、こーいうコトを言うのかなぁ)
結奈はこの家の主である公爵の娘だ。
おまけに国の英雄である大公の孫娘でもあった。
そんな相手からの頼みを、誰が断れるだろうか。
自分では「お願い」のつもりでも、周りからすれば「命令」に過ぎない。
結奈にもわかっている。
(今はそうかもしんないけど……早く仲良くなって、みんなで一緒にご飯が食べられるようになりたい。せっかく、こんなに広いんだしさ)
いつも給仕をする側のテオとアリシアが向かい側に座っていた。
2回目の「当番」なので、初めての時よりは落ち着いている。
前は結奈が話しかけてもなかなか返事がなく、グレイやサリーが2人を後押しするように、たびたび口添えをしてきた。
食事が終わる頃になって、ようやく少し緊張がとれてきたようだったので、今日は「イケる」と結奈は思っている。
「テオは料理人を目指してるの? それとも何か他にしたい仕事がある?」
前回、仕入れた情報を元にまずはテオに話しかける。
テオの正式名はテオドアで、愛称がテオ、16歳の見習い料理人。
アリシアは正式名、愛称はアリーだそうだが、あまり呼ばれないらしい。
「ええと……できれば、このお屋敷の調理場で働きてぇっす」
テオが答えたとたん、ドンッとアリシアが肘鉄を食らわせた。
にらまれて、テオは深い青色をした目をぱちぱちさせながら、首をすくめる。
すくめた首元で茶色の巻き毛が揺れていた。
「いいって、いいって! そんな堅苦しく話すことないよ。無理するとご飯がおいしくなくなるしね」
屋敷にいるほとんどが「平民」の出だと、グレイからは聞いていた。
貴族階級なのは、グレイとサリーだけなのだそうだ。
貴族なのに貴族の家で働くのか。
聞いた結奈に、苦笑いをもらしたのはサリーだった。
貧乏貴族は働かなければ食べていけないのだと知らされている。
結奈には「平民」だの「貴族」だのの違いが、体感的にわからない。
いわゆる「肩書」というものと「身分」とでは認識に誤差があるようだと感じる程度だった。
現代日本では「身分」なんてものはない。
それに、その言葉の響きが、やっぱり気にくわないのだ。
前に言われた「使用人」と同じく。
「できれば、なんて言わずにさ、働けばいいじゃん。期間が決まってるってわけじゃないんでしょ?」
結奈は派遣社員だったので、期間限定があたり前だった。
もしかすると、ここでもそういう取り決めがあるのかもしれないと思って聞いてみる。
「決まっちゃいないっすけど、オレ、あんまり器用じゃないんすよね。そんで、いっつも料理長に怒られてばっかなんす」
「それで、嫌になったり、とか?」
まさか、職場内イジメ?と、少し心配になった。
が、すぐにテオが両手をパタパタと振る。
「嫌になったりはしないっすよ! ただ、早くなんでもできるようになって、料理長に褒められてぇなぁって思ってるだけで!」
どうやらテオは料理長を嫌いではないらしい。
褒めてほしがるくらいなので、むしろ尊敬しているのだろう。
「そっか、頑張れ! 努力してれば、報われるもんだよ、たいていのことはね」
なんでもかんでも努力をすれば報われる、とは言えない。
それでも努力しないよりしたほうが、報われることも多いのだ。
結果はあとからついてくる。
そういうことを、結奈も経験から知っていた。
「まだ芋の皮むきくらいしか任せてもらえないすけどねー」
言って、テオが笑う。
つられて結奈も笑った。
次に、アリシアへと話題を振る。
「アリシアは好きな人はいないの?」
「い、いません、そんな人!」
顔を赤くしているのが、かわいらしい。
ここでの結奈は16歳で、アリシアは1つ年上の17歳だ。
とはいえ、結奈の実年齢は27歳。
十歳以上も年下のアリシアは後輩にしか見えなかった。
「じゃあさ、この屋敷の中から好みの人を選ぶとしたら誰?」
よくありがちな質問だが、アリシアは答えにくそうにしている。
茶色い目を泳がせ、手で焦げ茶色の髪を肩口でひねっていた。
「その人とアリシアをくっつけようってことじゃないんだよ? たとえばって話。アリシアの好みはどんな感じか参考までに」
当のアリシアより隣にいるテオのほうが興味を持っているようだ。
食事の手は休めないまでも、耳がゾウさんになっているのがわかる。
「で、では……参考までに……姫さまはどうなのですか?」
「私? 私はもちろんお祖父さま! 好みっていうか、理想! 理想過ぎて魂抜ける! 思い出しただけで心が……」
「姫さま、お戻りください」
グレイの冷静な声に、正気に戻った。
アリシアと話していたはずなのに、いつの間にか心が旅に。
(最近、グレイって、秒でカウンター入れてくるよね)
有能執事は、仕事が早い。
2週間で、結奈のお祖父さま病に、慣れ始めている。
「ま、私の理想はお祖父さま。それで? アリシアが選ぶとしたら? あ、この屋敷限定ね。幼馴染みのナントカ君とかはNGだから」
「しいて言えば……でも、いいですか?」
「もちろん、いいよ~。アリシアがその人に気があるとか、思わないし」
少し考えている様子を見せたあと、アリシアはようやく口を開いた。
照れた雰囲気のないことから「しいて」が本当だと察せられる。
「ヴィンス、ですね。しいて選んでみただけですけど」
ヴィンスは、たしか外仕事をしていた男性だ。
植木を屋敷内に運んで来たときに、名前を知った。
外仕事をしている割には華奢で、ブラウンベージュの柔らかそうなゆるい巻き毛だったのを覚えている。
(みんな、美形だけど、ヴィンスは、はんなり系の美形だったなぁ)
アリシアは、歳の割にはしっかりしているところがあるので、母性本能がくすぐられる男性がタイプなのかもしれない。
「ヴィンス?! アリシアって、ああいう細っこいのが好きなのかよ!」
「だから、しいてって言ったじゃない! 好きって意味じゃないわよ、バカ!」
テオとアリシアのやりとりがおかしくて、声をあげて笑った。
自分たちの言動に恥ずかしくなったのか、2人はお互いに相手を肘でこづきあっている。
案外、この2人は仲がいいのだろう。
(こういう感じ、久しぶりかも……うん、楽しい。ご飯もおいしい)
当番制が功を奏しているのが嬉しくて、結奈はデザートのおかわりを頼んだ。
夢の中なので、現実の時間経過はわからなかった。
眠る前は、いつもほんの少し不安になる。
目覚めたら、1人、あの部屋にいるのではないかと思うのだ。
こんなにロングストーリーな夢も珍しい。
当然、結奈も色々と考えはした。
自分はすでに死んでしまって、異世界とやらに転生したのではないかとか。
はたまたパラレルワールド的な場所に転移したのではないかとか。
が、転生したにしては、いきなり16歳なのも記憶がないのもおかしいし。
転移したのなら姿がまったく違うというのはありえないし。
どうにも辻褄が合わないので、やはり夢なのだろうと思っている。
唯一、考えられることがなくはない。
けれど、それは考えたくなかったので考えないことにした。
考えることで、なにかが変わるのが怖かったからだ。
「おはよー、グレイ」
「おはようございます、姫さま」
ぺこりとグレイが頭を下げる。
相変わらずカルガモよろしくサリーの後ろについて歩いていた。
その後ろにはマギーがついている。
だいぶ屋敷にも馴染んできていた。
朝の日課である「お着替え」には、まだ慣れたとは言い難かったけれど。
「今日の当番は誰かなー?」
「テオとアリシアです」
結奈は、悪いと思いつつも、朝当番、昼当番なるものを作っている。
我儘をしているとわかっていたが、グレイとサリーに頼みこんだのだ。
交代で一緒に食事をとってほしい。
そう提案した。
いつもサリーとグレイにつきあわせるのも申し訳なく、しかし、ボッチご飯は寂し過ぎる。
かなり渋られはしたが、結局、結奈の提案は受け入れられた。
さりとて、複雑な心境もある。
(権力をかさに着て、って、こーいうコトを言うのかなぁ)
結奈はこの家の主である公爵の娘だ。
おまけに国の英雄である大公の孫娘でもあった。
そんな相手からの頼みを、誰が断れるだろうか。
自分では「お願い」のつもりでも、周りからすれば「命令」に過ぎない。
結奈にもわかっている。
(今はそうかもしんないけど……早く仲良くなって、みんなで一緒にご飯が食べられるようになりたい。せっかく、こんなに広いんだしさ)
いつも給仕をする側のテオとアリシアが向かい側に座っていた。
2回目の「当番」なので、初めての時よりは落ち着いている。
前は結奈が話しかけてもなかなか返事がなく、グレイやサリーが2人を後押しするように、たびたび口添えをしてきた。
食事が終わる頃になって、ようやく少し緊張がとれてきたようだったので、今日は「イケる」と結奈は思っている。
「テオは料理人を目指してるの? それとも何か他にしたい仕事がある?」
前回、仕入れた情報を元にまずはテオに話しかける。
テオの正式名はテオドアで、愛称がテオ、16歳の見習い料理人。
アリシアは正式名、愛称はアリーだそうだが、あまり呼ばれないらしい。
「ええと……できれば、このお屋敷の調理場で働きてぇっす」
テオが答えたとたん、ドンッとアリシアが肘鉄を食らわせた。
にらまれて、テオは深い青色をした目をぱちぱちさせながら、首をすくめる。
すくめた首元で茶色の巻き毛が揺れていた。
「いいって、いいって! そんな堅苦しく話すことないよ。無理するとご飯がおいしくなくなるしね」
屋敷にいるほとんどが「平民」の出だと、グレイからは聞いていた。
貴族階級なのは、グレイとサリーだけなのだそうだ。
貴族なのに貴族の家で働くのか。
聞いた結奈に、苦笑いをもらしたのはサリーだった。
貧乏貴族は働かなければ食べていけないのだと知らされている。
結奈には「平民」だの「貴族」だのの違いが、体感的にわからない。
いわゆる「肩書」というものと「身分」とでは認識に誤差があるようだと感じる程度だった。
現代日本では「身分」なんてものはない。
それに、その言葉の響きが、やっぱり気にくわないのだ。
前に言われた「使用人」と同じく。
「できれば、なんて言わずにさ、働けばいいじゃん。期間が決まってるってわけじゃないんでしょ?」
結奈は派遣社員だったので、期間限定があたり前だった。
もしかすると、ここでもそういう取り決めがあるのかもしれないと思って聞いてみる。
「決まっちゃいないっすけど、オレ、あんまり器用じゃないんすよね。そんで、いっつも料理長に怒られてばっかなんす」
「それで、嫌になったり、とか?」
まさか、職場内イジメ?と、少し心配になった。
が、すぐにテオが両手をパタパタと振る。
「嫌になったりはしないっすよ! ただ、早くなんでもできるようになって、料理長に褒められてぇなぁって思ってるだけで!」
どうやらテオは料理長を嫌いではないらしい。
褒めてほしがるくらいなので、むしろ尊敬しているのだろう。
「そっか、頑張れ! 努力してれば、報われるもんだよ、たいていのことはね」
なんでもかんでも努力をすれば報われる、とは言えない。
それでも努力しないよりしたほうが、報われることも多いのだ。
結果はあとからついてくる。
そういうことを、結奈も経験から知っていた。
「まだ芋の皮むきくらいしか任せてもらえないすけどねー」
言って、テオが笑う。
つられて結奈も笑った。
次に、アリシアへと話題を振る。
「アリシアは好きな人はいないの?」
「い、いません、そんな人!」
顔を赤くしているのが、かわいらしい。
ここでの結奈は16歳で、アリシアは1つ年上の17歳だ。
とはいえ、結奈の実年齢は27歳。
十歳以上も年下のアリシアは後輩にしか見えなかった。
「じゃあさ、この屋敷の中から好みの人を選ぶとしたら誰?」
よくありがちな質問だが、アリシアは答えにくそうにしている。
茶色い目を泳がせ、手で焦げ茶色の髪を肩口でひねっていた。
「その人とアリシアをくっつけようってことじゃないんだよ? たとえばって話。アリシアの好みはどんな感じか参考までに」
当のアリシアより隣にいるテオのほうが興味を持っているようだ。
食事の手は休めないまでも、耳がゾウさんになっているのがわかる。
「で、では……参考までに……姫さまはどうなのですか?」
「私? 私はもちろんお祖父さま! 好みっていうか、理想! 理想過ぎて魂抜ける! 思い出しただけで心が……」
「姫さま、お戻りください」
グレイの冷静な声に、正気に戻った。
アリシアと話していたはずなのに、いつの間にか心が旅に。
(最近、グレイって、秒でカウンター入れてくるよね)
有能執事は、仕事が早い。
2週間で、結奈のお祖父さま病に、慣れ始めている。
「ま、私の理想はお祖父さま。それで? アリシアが選ぶとしたら? あ、この屋敷限定ね。幼馴染みのナントカ君とかはNGだから」
「しいて言えば……でも、いいですか?」
「もちろん、いいよ~。アリシアがその人に気があるとか、思わないし」
少し考えている様子を見せたあと、アリシアはようやく口を開いた。
照れた雰囲気のないことから「しいて」が本当だと察せられる。
「ヴィンス、ですね。しいて選んでみただけですけど」
ヴィンスは、たしか外仕事をしていた男性だ。
植木を屋敷内に運んで来たときに、名前を知った。
外仕事をしている割には華奢で、ブラウンベージュの柔らかそうなゆるい巻き毛だったのを覚えている。
(みんな、美形だけど、ヴィンスは、はんなり系の美形だったなぁ)
アリシアは、歳の割にはしっかりしているところがあるので、母性本能がくすぐられる男性がタイプなのかもしれない。
「ヴィンス?! アリシアって、ああいう細っこいのが好きなのかよ!」
「だから、しいてって言ったじゃない! 好きって意味じゃないわよ、バカ!」
テオとアリシアのやりとりがおかしくて、声をあげて笑った。
自分たちの言動に恥ずかしくなったのか、2人はお互いに相手を肘でこづきあっている。
案外、この2人は仲がいいのだろう。
(こういう感じ、久しぶりかも……うん、楽しい。ご飯もおいしい)
当番制が功を奏しているのが嬉しくて、結奈はデザートのおかわりを頼んだ。
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