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第2章 黒い風と金のいと
副魔術師長の布石 2
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サイラスは、めずらしく少し苛立っている。
王太子が近くにいないからだ。
幼い頃から、サイラスの目のとどくところに置いてきたので、姿が見えないと、落ち着かない。
王太子の命が失われれば、サイラスの目的は達せられなくなる。
副魔術師長になった日から、王太子とは一蓮托生。
共倒れになるのを避けるため、多くの時間を費やしてきた。
うっかりで、死なれでもしたら、すべてが無為になる。
(いつから、あんな我儘を言うようになったのでしょうかね)
思いつつも、原因はわかっていた。
とても嫌な気分になる。
レティシア・ローエルハイド。
彼女の存在は、はっきり言ってサイラスには邪魔でしかたがない。
もとより、ジョシュア・ローエルハイドの孫娘としての価値しか、サイラスは見出してはいなかったのだ。
王太子の正妃にと考えたのも、利用価値があったからに過ぎない。
そして、彼女自身が正妃になることを承諾していたからだった。
そうでなければ、別の娘を正妃に推していただろう。
大派閥の貴族の中から、適当な者を探していた。
素直に正妃となり、王太子の即位を後押しする娘を。
(まだあの娘を諦めていないとは、殿下も執着が過ぎますよ)
王太子は隠しているつもりらしいが、あの様子では気づかないほうがおかしい。
サイラスは、彼を3つの頃から知っているのだ。
心の機微を見抜けないなど、ありえなかった。
(あげく、私に隠し事をするとは、愚かにもほどというものがあるでしょう)
王太子は、今までサイラスに何事も包み隠さず話してきている。
それこそ、ベッドの中で女性がどうであったかでさえ、言葉を飾ることもせず、話していた。
どうでもいいと思える話であっても、サイラスは根気強く王太子の言葉に耳を傾けている。
というより、耳を傾けている「振り」を、し続けていた。
それは、王太子が「なんでも」話すように仕向けるためだ。
王太子の安全を確保し、操るのに必要だったから、したくもない努力をしてきたというのに。
あのレティシア・ローエルハイドのせいで、台無しにされかかっている。
少し前まで、王太子はサイラスの思惑通りに動いていた。
レティシアの心は諦めると決めていたはずだ。
そこまでは、確認できている。
が、どこで切り替わったのか、王太子はまたぞろ彼女の心を欲しがっていた。
そして、それをサイラスに言えずにいる。
王太子の心情がどうあれ、言わないというのは隠し事をしているのと同じだ。
そのことにも、サイラスは、少しだけ苛ついている。
それでも、王太子はサイラスにとっての命綱。
機嫌を損ね、いつまでも即位しないなどと思われては、予定が狂う。
(もう1手くらいは打ってさしあげてもかまいませんがね。どちらにしろ、予定通りですし、これはこれで面白くもありますから)
早々に気分を切り替えた。
サイラスは、今のところ王太子を切り捨てられない。
恋煩っているであろう王太子に、少しばかりの「休暇」を与えてもいいと考え直した。
その間に、やりたいこともある。
足手まといになりかねない王太子がいないのは、都合がいいとも言えた。
いちいち、なぜ、どうして、と聞かれるのは煩わしいし、理由を考えるのも面倒だからだ。
思っているところに、扉を叩く音がする。
短く入室を許す返事をすると、サイラスの下にいる魔術師が姿を現した。
「ラペル公爵様がお見えになられました」
「こちらにお通しを」
頭を下げ、魔術師が下がる。
入れ替わりに、いかにも貴族といった風体の男が入ってきた。
ここに呼ばれたのを、不愉快に思っている様子を隠そうとはしていない。
副魔術師長とはいえ爵位を持たないので、貴族はサイラスを下に見たがる。
(自分の身に何が起こるかも知らず、呑気なことですねぇ)
心の中で、彼を嘲った。
顔を合わせた時点で、ラペル公爵は自分の手のひらに乗っている。
サイラスが勧めるまでもなく、彼はソファにドカッと腰を下ろした。
実に貴族らしい尊大な態度だ。
ルパート・ラペルは、ローエルハイドと同じ公爵家の爵位を持つ。
濃い茶色の髪を気障ったらしく後ろに撫でつけ、それと同じ色の口髭をたくわえていた。
小さな青い瞳には、いつも傲慢さが宿っている。
大柄な体に、パリッとした高級仕立ての服を身に着けていた。
流行りを意識したブラック・タイ。
いわゆるタキシードで、これから夜会にでも行くのかといった出で立ちだ。
サイラスは、勝手に座ったラペル公爵の向かい側に座る。
とたん、顔をしかめられた。
目下の者が同席するなど、彼にとってはありえないことだからだろう。
実際、サイラスは王太子を前に座ったりはしない。
跪くことはあっても。
「いきなり呼びつけるとは、不躾ではないか。話があるのなら、お前がこちらに出向けばよいだろうに」
不満が爆発したのか、いきなり、そう切り出してくる。
反応は予測の範囲内だったので、サイラスは少しも動じない。
これから、この貴族然とした男を、ぺしゃんこにしてやるつもりでいた。
それまでの間、偉そうにしていればいいのだ。
彼のような男に、何を言われようが痛くも痒くもない。
目の前にいるのが、ジョシュア・ローエルハイドならともかく。
もっとも大公ならば、もっと機知に富んだ内容に、皮肉をまぶしたような言葉をサイラスにぶつけてきただろう。
ルパート・ラペルはスノッブ、つまりただの俗物なのだ。
「あまり外聞のいい話ではありませんから、こちらのほうが公爵様にとってよろしいかと思ったのですよ」
外聞という言葉に、ラペル公爵が反応を示す。
貴族の嫌う単語のひとつだった。
少し警戒したように、ラペル公爵は目を細める。
わざとらしく、もったいぶって口髭をひねっているが、内心は動揺しているに違いない。
「外聞が悪いとは、どういう意味だ?」
それでも、体裁だけは取り繕って、尊大な態度は崩さなかった。
サイラスは、いかにも困っているというように苦笑してみせる。
(貴族というのは、こうでなくてはいけません。つまらないことに見栄を張りたがる性分というのは、扱い易いものです)
内心では、当然、彼を馬鹿にしていた。
サイラスにとって、爵位など、なんの意味も持たない。
その気になれば、抗うすべを持たないラペル公爵の命など、簡単に奪えるのだから。
「おや? ご子息の“ご趣味”について、ご存知ではない?」
瞬間、ラペル公爵の顔色が変わる。
みるみる額に汗が浮いてきた。
それを、サイラスは冷ややかに見つめる。
「公爵様の、ご三男は、地下室がお好きだと、お聞きしておりますよ」
貴族の家では、家督を継がない男子には居場所がない。
そのため、どこかの貴族の養子や婿養子になったり、王宮勤めをしたりする。
王宮での勤めかたは、おおまかに2つに分かれていた。
事務官か近衛騎士の、どちらかの道を選ぶことになる。
ラペル公爵の三男は、近衛騎士として王宮勤めをしていた。
「しかし、あのようなことが外に漏れているとなると、公爵様も、さぞかしご心配でしょうね」
気取ったタキシードのポケットからハンカチを取り出し、ラペル公爵は額の汗を拭っている。
さっきまでの尊大な態度も見受けられなくなっていた。
たったひと言で、サイラスはラペル公爵の体裁を消し飛ばしたのだ。
予定通りに。
「な、なんの話、話だ……」
「そうですか。ご存知ないとは知らず、先に話を進めてしまい、申し訳ございません。これは、ラペル公爵家にとっては重大事となりましょうし……私から、仔細を話して……」
「結構だ!」
サイラスは、じっとラペル公爵の青い目を見つめた。
彼の心は、もう折れている。
それを、知っていた。
あとは道を示すだけだ。
「だ、誰が、そ、それを……し、知っている……」
ラペル公爵の手に握られたハンカチが、ぐしゃぐしゃになっている。
手が、ぶるぶると震えていた。
目には怒りともとれる光が揺らめいている。
「これが根も葉もないいいがかりなら、とんだことですね」
「誰が、そのようなことを言っていたかと聞いているっ!」
サイラスは、たっぷりと間を持たせた。
ラペル公爵に考える時間を与えたかったからだ。
その名を聞いたあと、何をしなければならないかを。
ラペル公爵のぎらぎらと光るまなざしを受け止めながら、サイラスは、その名を口にする。
「グレイストン・リドレイ」
王太子が近くにいないからだ。
幼い頃から、サイラスの目のとどくところに置いてきたので、姿が見えないと、落ち着かない。
王太子の命が失われれば、サイラスの目的は達せられなくなる。
副魔術師長になった日から、王太子とは一蓮托生。
共倒れになるのを避けるため、多くの時間を費やしてきた。
うっかりで、死なれでもしたら、すべてが無為になる。
(いつから、あんな我儘を言うようになったのでしょうかね)
思いつつも、原因はわかっていた。
とても嫌な気分になる。
レティシア・ローエルハイド。
彼女の存在は、はっきり言ってサイラスには邪魔でしかたがない。
もとより、ジョシュア・ローエルハイドの孫娘としての価値しか、サイラスは見出してはいなかったのだ。
王太子の正妃にと考えたのも、利用価値があったからに過ぎない。
そして、彼女自身が正妃になることを承諾していたからだった。
そうでなければ、別の娘を正妃に推していただろう。
大派閥の貴族の中から、適当な者を探していた。
素直に正妃となり、王太子の即位を後押しする娘を。
(まだあの娘を諦めていないとは、殿下も執着が過ぎますよ)
王太子は隠しているつもりらしいが、あの様子では気づかないほうがおかしい。
サイラスは、彼を3つの頃から知っているのだ。
心の機微を見抜けないなど、ありえなかった。
(あげく、私に隠し事をするとは、愚かにもほどというものがあるでしょう)
王太子は、今までサイラスに何事も包み隠さず話してきている。
それこそ、ベッドの中で女性がどうであったかでさえ、言葉を飾ることもせず、話していた。
どうでもいいと思える話であっても、サイラスは根気強く王太子の言葉に耳を傾けている。
というより、耳を傾けている「振り」を、し続けていた。
それは、王太子が「なんでも」話すように仕向けるためだ。
王太子の安全を確保し、操るのに必要だったから、したくもない努力をしてきたというのに。
あのレティシア・ローエルハイドのせいで、台無しにされかかっている。
少し前まで、王太子はサイラスの思惑通りに動いていた。
レティシアの心は諦めると決めていたはずだ。
そこまでは、確認できている。
が、どこで切り替わったのか、王太子はまたぞろ彼女の心を欲しがっていた。
そして、それをサイラスに言えずにいる。
王太子の心情がどうあれ、言わないというのは隠し事をしているのと同じだ。
そのことにも、サイラスは、少しだけ苛ついている。
それでも、王太子はサイラスにとっての命綱。
機嫌を損ね、いつまでも即位しないなどと思われては、予定が狂う。
(もう1手くらいは打ってさしあげてもかまいませんがね。どちらにしろ、予定通りですし、これはこれで面白くもありますから)
早々に気分を切り替えた。
サイラスは、今のところ王太子を切り捨てられない。
恋煩っているであろう王太子に、少しばかりの「休暇」を与えてもいいと考え直した。
その間に、やりたいこともある。
足手まといになりかねない王太子がいないのは、都合がいいとも言えた。
いちいち、なぜ、どうして、と聞かれるのは煩わしいし、理由を考えるのも面倒だからだ。
思っているところに、扉を叩く音がする。
短く入室を許す返事をすると、サイラスの下にいる魔術師が姿を現した。
「ラペル公爵様がお見えになられました」
「こちらにお通しを」
頭を下げ、魔術師が下がる。
入れ替わりに、いかにも貴族といった風体の男が入ってきた。
ここに呼ばれたのを、不愉快に思っている様子を隠そうとはしていない。
副魔術師長とはいえ爵位を持たないので、貴族はサイラスを下に見たがる。
(自分の身に何が起こるかも知らず、呑気なことですねぇ)
心の中で、彼を嘲った。
顔を合わせた時点で、ラペル公爵は自分の手のひらに乗っている。
サイラスが勧めるまでもなく、彼はソファにドカッと腰を下ろした。
実に貴族らしい尊大な態度だ。
ルパート・ラペルは、ローエルハイドと同じ公爵家の爵位を持つ。
濃い茶色の髪を気障ったらしく後ろに撫でつけ、それと同じ色の口髭をたくわえていた。
小さな青い瞳には、いつも傲慢さが宿っている。
大柄な体に、パリッとした高級仕立ての服を身に着けていた。
流行りを意識したブラック・タイ。
いわゆるタキシードで、これから夜会にでも行くのかといった出で立ちだ。
サイラスは、勝手に座ったラペル公爵の向かい側に座る。
とたん、顔をしかめられた。
目下の者が同席するなど、彼にとってはありえないことだからだろう。
実際、サイラスは王太子を前に座ったりはしない。
跪くことはあっても。
「いきなり呼びつけるとは、不躾ではないか。話があるのなら、お前がこちらに出向けばよいだろうに」
不満が爆発したのか、いきなり、そう切り出してくる。
反応は予測の範囲内だったので、サイラスは少しも動じない。
これから、この貴族然とした男を、ぺしゃんこにしてやるつもりでいた。
それまでの間、偉そうにしていればいいのだ。
彼のような男に、何を言われようが痛くも痒くもない。
目の前にいるのが、ジョシュア・ローエルハイドならともかく。
もっとも大公ならば、もっと機知に富んだ内容に、皮肉をまぶしたような言葉をサイラスにぶつけてきただろう。
ルパート・ラペルはスノッブ、つまりただの俗物なのだ。
「あまり外聞のいい話ではありませんから、こちらのほうが公爵様にとってよろしいかと思ったのですよ」
外聞という言葉に、ラペル公爵が反応を示す。
貴族の嫌う単語のひとつだった。
少し警戒したように、ラペル公爵は目を細める。
わざとらしく、もったいぶって口髭をひねっているが、内心は動揺しているに違いない。
「外聞が悪いとは、どういう意味だ?」
それでも、体裁だけは取り繕って、尊大な態度は崩さなかった。
サイラスは、いかにも困っているというように苦笑してみせる。
(貴族というのは、こうでなくてはいけません。つまらないことに見栄を張りたがる性分というのは、扱い易いものです)
内心では、当然、彼を馬鹿にしていた。
サイラスにとって、爵位など、なんの意味も持たない。
その気になれば、抗うすべを持たないラペル公爵の命など、簡単に奪えるのだから。
「おや? ご子息の“ご趣味”について、ご存知ではない?」
瞬間、ラペル公爵の顔色が変わる。
みるみる額に汗が浮いてきた。
それを、サイラスは冷ややかに見つめる。
「公爵様の、ご三男は、地下室がお好きだと、お聞きしておりますよ」
貴族の家では、家督を継がない男子には居場所がない。
そのため、どこかの貴族の養子や婿養子になったり、王宮勤めをしたりする。
王宮での勤めかたは、おおまかに2つに分かれていた。
事務官か近衛騎士の、どちらかの道を選ぶことになる。
ラペル公爵の三男は、近衛騎士として王宮勤めをしていた。
「しかし、あのようなことが外に漏れているとなると、公爵様も、さぞかしご心配でしょうね」
気取ったタキシードのポケットからハンカチを取り出し、ラペル公爵は額の汗を拭っている。
さっきまでの尊大な態度も見受けられなくなっていた。
たったひと言で、サイラスはラペル公爵の体裁を消し飛ばしたのだ。
予定通りに。
「な、なんの話、話だ……」
「そうですか。ご存知ないとは知らず、先に話を進めてしまい、申し訳ございません。これは、ラペル公爵家にとっては重大事となりましょうし……私から、仔細を話して……」
「結構だ!」
サイラスは、じっとラペル公爵の青い目を見つめた。
彼の心は、もう折れている。
それを、知っていた。
あとは道を示すだけだ。
「だ、誰が、そ、それを……し、知っている……」
ラペル公爵の手に握られたハンカチが、ぐしゃぐしゃになっている。
手が、ぶるぶると震えていた。
目には怒りともとれる光が揺らめいている。
「これが根も葉もないいいがかりなら、とんだことですね」
「誰が、そのようなことを言っていたかと聞いているっ!」
サイラスは、たっぷりと間を持たせた。
ラペル公爵に考える時間を与えたかったからだ。
その名を聞いたあと、何をしなければならないかを。
ラペル公爵のぎらぎらと光るまなざしを受け止めながら、サイラスは、その名を口にする。
「グレイストン・リドレイ」
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