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第2章 黒い風と金のいと
あの日と同じ空 2
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グレイが、マルクに、みんなを地下室に入れるよう頼んでいる。
マルクは何か反論じみたことを言っているようだった。
グレイに抱きかかえられたまま、サリーは、その声を遠くに聞いている。
意識が定まっていないのだ。
苦しいとか痛いとかはない。
ただ、ぼんやりとしている。
(私に……魔力なんて、いらないのに……だって、グレイがいるもの……)
サリーが、魔力に顕現したのは、十歳だった。
両親に説得され、姉が泣き伏している姿を見たあとのことだ。
両親が領主に屈したのも、姉が諦めたのも、サリーにとっては大きな出来事だったと言える。
サリーは、姉と親密な仲だった男性のことも知っていた。
1番上の姉とは、歳が離れている。
そのため、よく2人のピクニックに連れて行ってもらった。
サリーは、末っ子で、いつも雑用を押しつけられていて、ただ1人、サリーに優しかったのは、彼女だけだ。
その姉が、領主に奪われた。
誰も、彼女を助けなかった。
サリー自身、助けられなかったのを悔やんでいる。
ある程度の大人になってから、両親の選択の意味は悟った。
貧乏貴族とはいえ、領地を持っている限り、領民のことを考えなければならない。
自分の娘を庇って、領民を飢えさせるわけにはいかなかったのだ。
貴族とは、そういうものなのだ、とサリーは思っている。
一部の上級貴族が、領主という名のもと、幅を利かせていた。
生まれながらに階級を押しつけられ、縛られる。
本来、婚姻や、それに類する関係は、互いの合意が必要なのだ。
けれど、下級貴族や平民に、選択の権利はない。
口では綺麗事を言いながらも、実際的には力にものを言わせる。
それが貴族というものだった。
サリーは、貴族を忌避している。
だから、魔力が顕現した際、最も初めに頭に浮かんだのは、王宮だった。
魔力持ちは、王宮魔術師に感知されると、王宮に連れて行かれる。
魔力制御を教えるためと言われていたが、内実はわからない。
王宮など貴族の溜まり場ではないか。
絶対に行きたくなかった。
その思いから、サリーは魔力抑制を、独学で習得したのだ。
おかげで王宮に連れて行かれずにすんでいる。
が、その後も魔力は消えなかった。
国王と契約しなければ魔力は消えるはずだったのに。
しかたなく、サリーは魔力を隠し続けた。
そんな中、大公と出会ったのだ。
サリーにとっての、人生の大きな転換点。
王宮魔術師にさえ感知されなかったのに、大公には魔力持ちであることを、すぐに見抜かれた。
てっきり王宮に突き出されると観念していたサリーに、大公は言った。
『きみ、私の息子の屋敷で働かないかね?』
せっかくの誘いではあったが、サリーは断っている。
身なりからして上級貴族なのは、わかっていたからだ。
勤め口は自分で探すと言ったサリーに、大公は、なぜ王宮で働かないのかと問うた。
『王宮とは関わりたくはございません』
そう答えたら、大公が笑ったのだ。
予想外の反応に、唖然としたのを、覚えている。
そして、知った。
目の前にいるのが、「あの」ジョシュア・ローエルハイドだということを。
大公は、サリーを、まず大公の森に連れて行った。
そこで魔術のいくつかを習っている。
『屋敷にはグレイという執事がいてね』
大公から、彼の手助けをしてほしい、と頼まれた。
魔術の習得は、そのためだと言われ、サリーは同意している。
ひと月ほどのち、公爵家の正式なメイドになった。
領地を持たず領民もおらず、貴族らしからぬローエルハイド公爵家は、サリーにとって、最高の勤め口だった。
当時のレティシアは、我儘で高慢で、自分勝手に周りを振り回していた。
が、ひとつだけ良いところを、サリーは見出している。
ほかの貴族と関わろうとしない。
彼女は、夜会にもお茶会にも参加せず、屋敷を訪れた者と会おうともせずにいたのだ。
上級貴族と関わりたくなかったサリーは、それだけは彼女の長所としてとらえることができた。
貴族を忌避するサリーにとって、その美点には、大きな意味がある。
そして、屋敷には「グレイ」がいた。
彼は有能だったが、どこかちょっぴり間が抜けている。
勤め初めから、彼女を子供扱いせず、ひとつひとつの仕事を丁寧に教えてくれた。
15歳も年下だったのに。
(頼りになる人だけれど……あなたは騎士だから……)
心配せずには、いられない。
地下室でも、ラペルとの私戦でも、グレイは逃げようとしなかった。
口実なんて、いくらでも作れる。
命を差し出してまで、騎士で在り続ける必要はないのだ。
サリーは、とっくに貴族としての自分を捨てている。
が、グレイは騎士を捨てられない。
(私は……少しでも、あなたの……役に立てたかしら……)
わからなかった。
わからなくなっている。
私戦の際、何もできなかったからだ。
大公に嘆願することも、引き留めることも、サリーにはできなかった。
立場が違うと言ってしまえばそれまでだが、レティシアは、そのどちらもをやっている。
おそらく彼女なら、メイドであっても、そうしたのではないだろうか。
割り切るとか見捨てるとかいった選択を、レティシアは持たないから。
「サリー……サリー……!」
声とともに、体に、くっと力が入る。
サリーは目を開き、小さくグレイを睨んだ。
「……やめて、グレイ……」
奪われていく魔力の代わりに、グレイが魔力を注いでいる。
自分の命を繋ごうとしているのは、わかっていた。
とはいえ、サリーの魔力は奪われ続けているのだ。
グレイがサリーに魔力を注げば、それだけサイラスに力を与えることになる。
そんなこともわからないグレイではないはずだ。
「やめない」
「グレイ……わかっているでしょう……」
「わかっているが、やめるつもりはないよ」
サリーは、顔をしかめる。
眼鏡の奥のグレイの瞳を、黙って見つめた。
「きみを……失いたくない」
きゅっと、胸が痛くなる。
グレイの気持ちは、知っていた。
自分に想いを寄せてくれている。
サリーも、ずっとグレイに恋をしていた。
お互いに言葉にしたことはなかったし、グレイは自分の想いに気づいてはいないのだろう。
彼は、ちょっぴり間が抜けているから。
「自分が死ぬかもしれないと思っていた時には言えなかったが……」
グレイが、サリーの頬にふれてくる。
とても暖かった。
「サリンダジェシカ。私の妻になってくれないだろうか」
こんな時に、そんなことを言うなんて、と少し笑いたくなる。
おまけに、ひどく弱腰だ。
妻になってくれとも、妻になってほしいとさえ、グレイは言わなかった。
「……くれないだろうかって……グレイ、あなた……」
涙が、こぼれる。
あまり力の入らない手で、頬にあるグレイの手に自分の手を重ねた。
「騎士のくせに弱腰過ぎるわよ、グレイストン」
「きみの前でだけさ」
グレイが、にっこりと微笑んでいる。
とても嬉しそうだ。
「私も、あなたを失いたくないの。それを覚えていられる?」
勝手に死んだりしないと、約束して欲しかった。
突然、支えを失うことには、もう耐えられない。
屋敷から出る支度をするグレイの姿に、どれほど苦しくなったか。
ちゃんと食べているのか、眠れているのかと心配する日々をおくるのは、とてもつらかったのだ。
「覚えておくよ。きみが傍にいてくれるのならね」
サリーもグレイに微笑み返す。
グレイは、いつも傍にいた。
これまでもそうだったし、きっとこれからも。
「傍にいるわよ。でなければ、あなたが忘れそうになった時、ホウキの柄で、ぶてないもの」
「そう言いながら、きみは穂先を使ってくれるんだろう?」
死んでもいい、と思うところなのかもしれないが、そうは思わなかった。
グレイの隣で笑っていられるよう、生きていたいと、サリーは思う。
マルクは何か反論じみたことを言っているようだった。
グレイに抱きかかえられたまま、サリーは、その声を遠くに聞いている。
意識が定まっていないのだ。
苦しいとか痛いとかはない。
ただ、ぼんやりとしている。
(私に……魔力なんて、いらないのに……だって、グレイがいるもの……)
サリーが、魔力に顕現したのは、十歳だった。
両親に説得され、姉が泣き伏している姿を見たあとのことだ。
両親が領主に屈したのも、姉が諦めたのも、サリーにとっては大きな出来事だったと言える。
サリーは、姉と親密な仲だった男性のことも知っていた。
1番上の姉とは、歳が離れている。
そのため、よく2人のピクニックに連れて行ってもらった。
サリーは、末っ子で、いつも雑用を押しつけられていて、ただ1人、サリーに優しかったのは、彼女だけだ。
その姉が、領主に奪われた。
誰も、彼女を助けなかった。
サリー自身、助けられなかったのを悔やんでいる。
ある程度の大人になってから、両親の選択の意味は悟った。
貧乏貴族とはいえ、領地を持っている限り、領民のことを考えなければならない。
自分の娘を庇って、領民を飢えさせるわけにはいかなかったのだ。
貴族とは、そういうものなのだ、とサリーは思っている。
一部の上級貴族が、領主という名のもと、幅を利かせていた。
生まれながらに階級を押しつけられ、縛られる。
本来、婚姻や、それに類する関係は、互いの合意が必要なのだ。
けれど、下級貴族や平民に、選択の権利はない。
口では綺麗事を言いながらも、実際的には力にものを言わせる。
それが貴族というものだった。
サリーは、貴族を忌避している。
だから、魔力が顕現した際、最も初めに頭に浮かんだのは、王宮だった。
魔力持ちは、王宮魔術師に感知されると、王宮に連れて行かれる。
魔力制御を教えるためと言われていたが、内実はわからない。
王宮など貴族の溜まり場ではないか。
絶対に行きたくなかった。
その思いから、サリーは魔力抑制を、独学で習得したのだ。
おかげで王宮に連れて行かれずにすんでいる。
が、その後も魔力は消えなかった。
国王と契約しなければ魔力は消えるはずだったのに。
しかたなく、サリーは魔力を隠し続けた。
そんな中、大公と出会ったのだ。
サリーにとっての、人生の大きな転換点。
王宮魔術師にさえ感知されなかったのに、大公には魔力持ちであることを、すぐに見抜かれた。
てっきり王宮に突き出されると観念していたサリーに、大公は言った。
『きみ、私の息子の屋敷で働かないかね?』
せっかくの誘いではあったが、サリーは断っている。
身なりからして上級貴族なのは、わかっていたからだ。
勤め口は自分で探すと言ったサリーに、大公は、なぜ王宮で働かないのかと問うた。
『王宮とは関わりたくはございません』
そう答えたら、大公が笑ったのだ。
予想外の反応に、唖然としたのを、覚えている。
そして、知った。
目の前にいるのが、「あの」ジョシュア・ローエルハイドだということを。
大公は、サリーを、まず大公の森に連れて行った。
そこで魔術のいくつかを習っている。
『屋敷にはグレイという執事がいてね』
大公から、彼の手助けをしてほしい、と頼まれた。
魔術の習得は、そのためだと言われ、サリーは同意している。
ひと月ほどのち、公爵家の正式なメイドになった。
領地を持たず領民もおらず、貴族らしからぬローエルハイド公爵家は、サリーにとって、最高の勤め口だった。
当時のレティシアは、我儘で高慢で、自分勝手に周りを振り回していた。
が、ひとつだけ良いところを、サリーは見出している。
ほかの貴族と関わろうとしない。
彼女は、夜会にもお茶会にも参加せず、屋敷を訪れた者と会おうともせずにいたのだ。
上級貴族と関わりたくなかったサリーは、それだけは彼女の長所としてとらえることができた。
貴族を忌避するサリーにとって、その美点には、大きな意味がある。
そして、屋敷には「グレイ」がいた。
彼は有能だったが、どこかちょっぴり間が抜けている。
勤め初めから、彼女を子供扱いせず、ひとつひとつの仕事を丁寧に教えてくれた。
15歳も年下だったのに。
(頼りになる人だけれど……あなたは騎士だから……)
心配せずには、いられない。
地下室でも、ラペルとの私戦でも、グレイは逃げようとしなかった。
口実なんて、いくらでも作れる。
命を差し出してまで、騎士で在り続ける必要はないのだ。
サリーは、とっくに貴族としての自分を捨てている。
が、グレイは騎士を捨てられない。
(私は……少しでも、あなたの……役に立てたかしら……)
わからなかった。
わからなくなっている。
私戦の際、何もできなかったからだ。
大公に嘆願することも、引き留めることも、サリーにはできなかった。
立場が違うと言ってしまえばそれまでだが、レティシアは、そのどちらもをやっている。
おそらく彼女なら、メイドであっても、そうしたのではないだろうか。
割り切るとか見捨てるとかいった選択を、レティシアは持たないから。
「サリー……サリー……!」
声とともに、体に、くっと力が入る。
サリーは目を開き、小さくグレイを睨んだ。
「……やめて、グレイ……」
奪われていく魔力の代わりに、グレイが魔力を注いでいる。
自分の命を繋ごうとしているのは、わかっていた。
とはいえ、サリーの魔力は奪われ続けているのだ。
グレイがサリーに魔力を注げば、それだけサイラスに力を与えることになる。
そんなこともわからないグレイではないはずだ。
「やめない」
「グレイ……わかっているでしょう……」
「わかっているが、やめるつもりはないよ」
サリーは、顔をしかめる。
眼鏡の奥のグレイの瞳を、黙って見つめた。
「きみを……失いたくない」
きゅっと、胸が痛くなる。
グレイの気持ちは、知っていた。
自分に想いを寄せてくれている。
サリーも、ずっとグレイに恋をしていた。
お互いに言葉にしたことはなかったし、グレイは自分の想いに気づいてはいないのだろう。
彼は、ちょっぴり間が抜けているから。
「自分が死ぬかもしれないと思っていた時には言えなかったが……」
グレイが、サリーの頬にふれてくる。
とても暖かった。
「サリンダジェシカ。私の妻になってくれないだろうか」
こんな時に、そんなことを言うなんて、と少し笑いたくなる。
おまけに、ひどく弱腰だ。
妻になってくれとも、妻になってほしいとさえ、グレイは言わなかった。
「……くれないだろうかって……グレイ、あなた……」
涙が、こぼれる。
あまり力の入らない手で、頬にあるグレイの手に自分の手を重ねた。
「騎士のくせに弱腰過ぎるわよ、グレイストン」
「きみの前でだけさ」
グレイが、にっこりと微笑んでいる。
とても嬉しそうだ。
「私も、あなたを失いたくないの。それを覚えていられる?」
勝手に死んだりしないと、約束して欲しかった。
突然、支えを失うことには、もう耐えられない。
屋敷から出る支度をするグレイの姿に、どれほど苦しくなったか。
ちゃんと食べているのか、眠れているのかと心配する日々をおくるのは、とてもつらかったのだ。
「覚えておくよ。きみが傍にいてくれるのならね」
サリーもグレイに微笑み返す。
グレイは、いつも傍にいた。
これまでもそうだったし、きっとこれからも。
「傍にいるわよ。でなければ、あなたが忘れそうになった時、ホウキの柄で、ぶてないもの」
「そう言いながら、きみは穂先を使ってくれるんだろう?」
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