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最終章 黒い羽と青のそら
時間切れ 4
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彼は、冷めたい目で、レイモンドを見下ろしていた。
レイモンドは、地面に這いつくばっている。
血のあふれる指を、反対の手で握っていた。
「サインをする気がないのかい?」
這いつくばっているレイモンドの前には、指から滴った小さな血溜まりができている。
彼の冷ややかな口調に、レイモンドが、ようやく顔を上げた。
芝居がかり、気取り屋な姿を、維持してはいられなかったようだ。
怯え切った表情を浮かべ、彼を見上げている。
「い、いたします……た、大公様……」
声も小さく、わずかに諂う響きが漂っていた。
彼にとっては、不快でしかない。
大派閥の由緒ある貴族の当主がこれとは、と呆れてもいる。
彼の父、ハロルドであれば、威厳を保とうとはしたはずだ。
(彼は、実に公正だったからね)
ハロルドは、当主としては、めずらしく戦争に身を投じていた。
騎士を率い、先頭に立って戦っている。
当時、指揮をしていた彼の指示に、忠実に従ってもいた。
ほかの貴族らが口々に不平を漏らすのを、平然と無視する姿に、ある種の潔さを感じた。
彼に命をあずけている、という。
それでも、彼は、特段にハロルドを重用したり、評価したりはしていなかった。
彼にとっての戦争は、国のためでも、自国の民のためでもなかったからだ。
ただ、公正な人物だと、思ってはいた。
だから、戦後、ハロルドが彼の「罪」の秘匿を肯としないのも理解できたのだ。
国を救ったとされる英雄ですら、その罪を問う。
その公正さにおいてだけは、彼は、ハロルドに一目置いていた。
ザックを正しく辞めさせてくれるだろうとの、期待もあった。
にもかかわらず、この愚かな息子は、その価値を知らず、実父を殺している。
ハロルドの「悲願」も誤解しているようだった。
(あの時に、これを殺しておけば、ハロルドも嘆かずにすんだだろうさ)
息子の、こんな情けない姿など、死者の国からでも見たくはなかっただろう。
今となっては、彼は、レイモンドを殺す気などない。
きちんと「蟄居」させるつもりでいる。
「……サ、サイン……しま、しま……した……」
レイモンドが掲げるように、紙を差し出してきた。
視線をわずかに走らせてから、受け取る。
彼の手の中で、紙が消えた。
「それで、きみの蟄居についてなのだがね」
「ど、どこにでも、まい、まいります!」
元の焦げ茶色に戻った瞳を、見つめて言う。
「どこにも、まいらなくていいさ」
彼の言葉を理解していないレイモンドは、瞬きを繰り返していた。
彼は、レイモンドの「更生」など、微塵も信じていない。
ここを凌ぎさえすれば、なんとでもなる、と思っている手合いだ。
父に手をかけたくらいなのだし、弟の殺害くらい余裕で行うだろう。
(彼女の代わりになる王宮魔術師が、いないわけでもない)
厄介事を引き起こすとわかっている者を、野放しにはできない。
レイモンドを、殺しはしないけれども。
「ここは、きみの家でもあるのだからね」
彼が、すうっと目を細める。
レイモンドの体が、壁にぶちあたった。
両手を横に大きく広げ、足はまっすぐに揃えられている。
体全体が、十字を表していた。
そのまま、むき出しだった土壁に、ずぶりと沈む。
「い、いやだぁッ! よせっ! やめてくれッ!!」
暴れようにも、体は動かないはずだ。
すでに、ほとんど土に埋まっている。
耳までもが、隠れていた。
表面に出ているのは、レイモンドの顔だけだ。
「お、お許しを……っ……ど、どうか……どうか……っ……」
レイモンドが、涙ながらに訴えてくる。
恥も外聞もない、といった様子だ。
心が、ぱっきりと折れてしまったらしい。
「私の手並みを、見たかったのだろう?」
レイモンドの泣き面になど、彼は興味がなかった。
この状況を気に入っていなかろうが、どうでもいい。
泣き言を吐いてはいても、反省していないとわかっているからだ。
自分のやりかたが間違っていた、と思うことはあるだろう。
さりとて、自分が間違っていた、とは思わないのだから。
「ち、違うのですッ! た、大公様ッ! どうか、お聞きくださいッ! ぼ、僕が……僕が、考えたことでは、ないのです…ッ」
「アンバス侯爵も、そのようなことを、言っていたねえ。好色家というのは、似るものなのかい?」
「ほ、本当なのですッ! 僕、僕は、あ、あいつに、そ、唆されて……っ……」
少しだけレイモンドの言葉に、耳を貸す気になる。
ほかに関わっている者がいるのなら、放置しておくことはできない。
ことごとく始末をつける必要はあった。
「あいつ、とは?」
名を聞けば、レイモンドが、口から出まかせを言っているか、判断できる。
彼の知らない貴族などいないのだ。
「く、クィンシー・ロビンガム男爵……っ……」
彼は、眉をひそめる。
レイモンドの言葉に対して、判断がつきかねていた。
「彼は確かに見事な金髪だ。しかし、瞳の色が、きみの嗜好とは合わない」
クィンシー・ロビンガム男爵は、好色家の間では名の知れた人物だ。
嗜好にあてはまっていれば、レイモンドが誘いをかけていてもおかしくはない。
レイモンドを唆す理由も、見当がついている。
だが、彼は、クィンシーを、たいして気に留めてこなかった。
危険人物とまでは言えなかったし、クィンシー自身には興味がなかったからだ。
「い、いいえ……ま、魔術師に、変えさせていたらしく……」
レイモンドは、己の言葉を、不審にも感じていない様子だ。
けれど、彼は、おかしいと感じている。
ロビンガム男爵家は、裕福とは言えない。
クィンシーが貴族の体面を繕っていられたのは、その体と美貌ゆえなのだ。
いわゆるパトロンがいなければ、どこまでも落ちぶれていた。
そんなクィンシーが、おかかえ魔術師など雇えるはずがない。
「にわかには信じがたい話だ。だいたいロビンガム男爵に、きみを唆す、いったいどんな理由がある?」
「そ、それは……と、当家の、ひ、悲願が、叶えられたら……し、爵位を、上げてほしいと、ね、ねだって、きたのです……」
レイモンドからは、思ったような答えが、得られなかった。
ベッドの中だからと言って、本音を晒すとは限らない。
むしろ、レイモンドは、本人が言うように唆された、もとい、操られただけなのだろう。
「この夜会に、彼も来ているのか?」
「は、はい……はい、来て、来ております……」
彼は、ほんのわずか、考える。
レティシアとの夜会で、ロビンガム男爵に引き留められたことがあった。
そのせいで、レティシアとユージーンを2人きりにさせてしまったのだ。
ただ、その代わりに、知ったこともある。
クィンシー・ロビンガム男爵は、サイラスの血縁者だった。
彼には、血脈が見える。
あの夜会には、ユージーンの側近として、サイラスも来ていた。
その際、クィンシーには魔力がないと、確認してもいる。
が、レイモンドの言った「瞳の色」が、彼に危険を感じさせた。
クィンシーは、彼の魔力感知にも引っ掛かってはいないのだけれど。
(ジーク)
即言葉に、ジークが応じない。
その結果に、彼は、自分の判断の誤りに気づく。
「時間切れだ、レイモンド」
「そ、そんな……っ……なにもかも、あいつの……」
「唆されたほうに、責任がないとでも思っているのか」
レイモンドに、かまっている暇はなかった。
土が、さらに盛り上がり、顔の表面も覆う。
目と口と鼻の部分だけが、暗い穴のように残されていた。
「そのくらい口が開けば、食事くらいはできるだろう」
次期当主のトラヴィス・ウィリュアートンが、父親殺しの兄をどうするかは、彼には関係ない。
少なくとも、トラヴィスは、レティシアを害することはないのだから。
「トラヴィスに縋るがいい」
言い捨てて、彼は、城の外に、いったん転移する。
見張り塔のひとつに立ち、城全体に対して魔力感知を行った。
大きな魔力は、見つけられない。
(だが、レティの魔力は、わずかだが感じられる)
即座に、レティシアの元に転移する。
が、いつものようにはいかなかった。
転移が疎外され、手前で弾かれたのだ。
彼は廊下に、ひとつの扉を見つける。
その彼の目の前で、扉が音を立てて、閉まった。
レイモンドは、地面に這いつくばっている。
血のあふれる指を、反対の手で握っていた。
「サインをする気がないのかい?」
這いつくばっているレイモンドの前には、指から滴った小さな血溜まりができている。
彼の冷ややかな口調に、レイモンドが、ようやく顔を上げた。
芝居がかり、気取り屋な姿を、維持してはいられなかったようだ。
怯え切った表情を浮かべ、彼を見上げている。
「い、いたします……た、大公様……」
声も小さく、わずかに諂う響きが漂っていた。
彼にとっては、不快でしかない。
大派閥の由緒ある貴族の当主がこれとは、と呆れてもいる。
彼の父、ハロルドであれば、威厳を保とうとはしたはずだ。
(彼は、実に公正だったからね)
ハロルドは、当主としては、めずらしく戦争に身を投じていた。
騎士を率い、先頭に立って戦っている。
当時、指揮をしていた彼の指示に、忠実に従ってもいた。
ほかの貴族らが口々に不平を漏らすのを、平然と無視する姿に、ある種の潔さを感じた。
彼に命をあずけている、という。
それでも、彼は、特段にハロルドを重用したり、評価したりはしていなかった。
彼にとっての戦争は、国のためでも、自国の民のためでもなかったからだ。
ただ、公正な人物だと、思ってはいた。
だから、戦後、ハロルドが彼の「罪」の秘匿を肯としないのも理解できたのだ。
国を救ったとされる英雄ですら、その罪を問う。
その公正さにおいてだけは、彼は、ハロルドに一目置いていた。
ザックを正しく辞めさせてくれるだろうとの、期待もあった。
にもかかわらず、この愚かな息子は、その価値を知らず、実父を殺している。
ハロルドの「悲願」も誤解しているようだった。
(あの時に、これを殺しておけば、ハロルドも嘆かずにすんだだろうさ)
息子の、こんな情けない姿など、死者の国からでも見たくはなかっただろう。
今となっては、彼は、レイモンドを殺す気などない。
きちんと「蟄居」させるつもりでいる。
「……サ、サイン……しま、しま……した……」
レイモンドが掲げるように、紙を差し出してきた。
視線をわずかに走らせてから、受け取る。
彼の手の中で、紙が消えた。
「それで、きみの蟄居についてなのだがね」
「ど、どこにでも、まい、まいります!」
元の焦げ茶色に戻った瞳を、見つめて言う。
「どこにも、まいらなくていいさ」
彼の言葉を理解していないレイモンドは、瞬きを繰り返していた。
彼は、レイモンドの「更生」など、微塵も信じていない。
ここを凌ぎさえすれば、なんとでもなる、と思っている手合いだ。
父に手をかけたくらいなのだし、弟の殺害くらい余裕で行うだろう。
(彼女の代わりになる王宮魔術師が、いないわけでもない)
厄介事を引き起こすとわかっている者を、野放しにはできない。
レイモンドを、殺しはしないけれども。
「ここは、きみの家でもあるのだからね」
彼が、すうっと目を細める。
レイモンドの体が、壁にぶちあたった。
両手を横に大きく広げ、足はまっすぐに揃えられている。
体全体が、十字を表していた。
そのまま、むき出しだった土壁に、ずぶりと沈む。
「い、いやだぁッ! よせっ! やめてくれッ!!」
暴れようにも、体は動かないはずだ。
すでに、ほとんど土に埋まっている。
耳までもが、隠れていた。
表面に出ているのは、レイモンドの顔だけだ。
「お、お許しを……っ……ど、どうか……どうか……っ……」
レイモンドが、涙ながらに訴えてくる。
恥も外聞もない、といった様子だ。
心が、ぱっきりと折れてしまったらしい。
「私の手並みを、見たかったのだろう?」
レイモンドの泣き面になど、彼は興味がなかった。
この状況を気に入っていなかろうが、どうでもいい。
泣き言を吐いてはいても、反省していないとわかっているからだ。
自分のやりかたが間違っていた、と思うことはあるだろう。
さりとて、自分が間違っていた、とは思わないのだから。
「ち、違うのですッ! た、大公様ッ! どうか、お聞きくださいッ! ぼ、僕が……僕が、考えたことでは、ないのです…ッ」
「アンバス侯爵も、そのようなことを、言っていたねえ。好色家というのは、似るものなのかい?」
「ほ、本当なのですッ! 僕、僕は、あ、あいつに、そ、唆されて……っ……」
少しだけレイモンドの言葉に、耳を貸す気になる。
ほかに関わっている者がいるのなら、放置しておくことはできない。
ことごとく始末をつける必要はあった。
「あいつ、とは?」
名を聞けば、レイモンドが、口から出まかせを言っているか、判断できる。
彼の知らない貴族などいないのだ。
「く、クィンシー・ロビンガム男爵……っ……」
彼は、眉をひそめる。
レイモンドの言葉に対して、判断がつきかねていた。
「彼は確かに見事な金髪だ。しかし、瞳の色が、きみの嗜好とは合わない」
クィンシー・ロビンガム男爵は、好色家の間では名の知れた人物だ。
嗜好にあてはまっていれば、レイモンドが誘いをかけていてもおかしくはない。
レイモンドを唆す理由も、見当がついている。
だが、彼は、クィンシーを、たいして気に留めてこなかった。
危険人物とまでは言えなかったし、クィンシー自身には興味がなかったからだ。
「い、いいえ……ま、魔術師に、変えさせていたらしく……」
レイモンドは、己の言葉を、不審にも感じていない様子だ。
けれど、彼は、おかしいと感じている。
ロビンガム男爵家は、裕福とは言えない。
クィンシーが貴族の体面を繕っていられたのは、その体と美貌ゆえなのだ。
いわゆるパトロンがいなければ、どこまでも落ちぶれていた。
そんなクィンシーが、おかかえ魔術師など雇えるはずがない。
「にわかには信じがたい話だ。だいたいロビンガム男爵に、きみを唆す、いったいどんな理由がある?」
「そ、それは……と、当家の、ひ、悲願が、叶えられたら……し、爵位を、上げてほしいと、ね、ねだって、きたのです……」
レイモンドからは、思ったような答えが、得られなかった。
ベッドの中だからと言って、本音を晒すとは限らない。
むしろ、レイモンドは、本人が言うように唆された、もとい、操られただけなのだろう。
「この夜会に、彼も来ているのか?」
「は、はい……はい、来て、来ております……」
彼は、ほんのわずか、考える。
レティシアとの夜会で、ロビンガム男爵に引き留められたことがあった。
そのせいで、レティシアとユージーンを2人きりにさせてしまったのだ。
ただ、その代わりに、知ったこともある。
クィンシー・ロビンガム男爵は、サイラスの血縁者だった。
彼には、血脈が見える。
あの夜会には、ユージーンの側近として、サイラスも来ていた。
その際、クィンシーには魔力がないと、確認してもいる。
が、レイモンドの言った「瞳の色」が、彼に危険を感じさせた。
クィンシーは、彼の魔力感知にも引っ掛かってはいないのだけれど。
(ジーク)
即言葉に、ジークが応じない。
その結果に、彼は、自分の判断の誤りに気づく。
「時間切れだ、レイモンド」
「そ、そんな……っ……なにもかも、あいつの……」
「唆されたほうに、責任がないとでも思っているのか」
レイモンドに、かまっている暇はなかった。
土が、さらに盛り上がり、顔の表面も覆う。
目と口と鼻の部分だけが、暗い穴のように残されていた。
「そのくらい口が開けば、食事くらいはできるだろう」
次期当主のトラヴィス・ウィリュアートンが、父親殺しの兄をどうするかは、彼には関係ない。
少なくとも、トラヴィスは、レティシアを害することはないのだから。
「トラヴィスに縋るがいい」
言い捨てて、彼は、城の外に、いったん転移する。
見張り塔のひとつに立ち、城全体に対して魔力感知を行った。
大きな魔力は、見つけられない。
(だが、レティの魔力は、わずかだが感じられる)
即座に、レティシアの元に転移する。
が、いつものようにはいかなかった。
転移が疎外され、手前で弾かれたのだ。
彼は廊下に、ひとつの扉を見つける。
その彼の目の前で、扉が音を立てて、閉まった。
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