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最終章 黒い羽と青のそら
道の先には 3
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ちょうど仕事上がりの時間だったので、レティシアを部屋まで送った。
その足で、ユージーンは、厨房に向かっている。
皮むきなど、下ごしらえをする部屋を抜け、そのまま奥に入った。
そこにいた4人が、一斉にユージーンに顔を向ける。
グレイ、サリー、マルクにガドだ。
全員、丸イスに座っている。
「仕事は、もう終わったはずだろう?」
グレイの言葉に、ユージーンは、眉を吊り上げた。
サリーが、視線を逸らせている。
マルクは、いつもの不機嫌顔で、ガドは相変わらずの無表情。
ガドは、ユージーン以上に、表情を顔に出さないのだ。
「そのような話をしに来たのではない」
わかっているはずなのに、ふれようとしないグレイが、気に食わない。
4人が、なにを話していたのかくらい、見当がついている。
ユージーンは、常に物事を理屈で考えるのだ。
レティシアと鉢合わせたのは、薪割り場。
そこには、ガドもいた。
つまり、この4人は、レティシアに何が起きたかを知っている。
「それなら、なにしに来た?」
マルクは、口調も不機嫌そうだった。
実際、不機嫌なのだろう。
もとよりマルクには嫌われている。
2ヶ月以上が経っていても、マルクの態度は、あまり変わっていないのだ。
「今から、クリームシチューを作れ」
「は? なんだと?」
「クリームシチューを作れ、と言っているのだ」
4人とも、押し黙った。
レティシアに食欲がないことくらい、ユージーンにも、わかっている。
「腹が満たされれば、少しは気分が良くなるというものだ。違うか?」
どんなに悲しくても、つらくても、腹は減るのだ。
食欲がない時ですら、食べられなくはない。
そして、食べると、気分が変わる。
とはいえ、なんでもいいかと言えば、そうでもない。
「クリームシチューは、あれの好物であろう」
好きなものであればこそ、食べようという気にもなる。
だから、ユージーンは、ここに来た。
今から用意するとなれば、遅くはなるだろう。
さりとて、そのほうが都合もいい。
時間が空けば、ほんのわずかであれ、レティシアも落ち着くはずだ。
「お前のためじゃねぇぞ」
マルクが、腰をあげる。
ほかの3人も立ち上がった。
手伝うつもりなのだろう。
屋敷中にふれまわるようなことではない。
いつもいる料理人たちに、声をかけようとはしなかった。
「俺にも……」
「お前に、できることなんざねぇよ」
ユージーンも手伝いをしようとしたのが、ビシッと、マルクに拒否される。
まだ皮むきも満足にできないのだから、しかたがない。
大公が用意したという「ピーラー」も、なかなかに扱いが難しいのだ。
とくにジャガイモなどは、芽を取るのに手間取る。
「……できたら、お前が……運べ……」
ガドが、初めて口をきいた。
そのことに、ユージーンは、ものすごく驚く。
が、すぐに納得した。
ガドは、必要なことしか喋らないのだ。
ユージーンがレティシアの傍についていることを、必要だと感じた。
そういうことなのだろう。
(俺にも、今は、どうにもできんのだがな)
小さな傷なら癒えるのは早い。
しかし、レティシアの負った傷は、かなりの深手だ。
癒えるのには、時間がかかる。
(……大公め……どのような断りかたをしたのか知らんが、酷いではないか)
レティシアは、ひどく泣いていた。
ふられた直後なのだから、当然とは言える。
だとしても、泣かせ過ぎだ。
八つ当たりされているのはわかっていたが、怒る気にもならなかった。
抱きしめたレティシアの体が、小刻みに震えていたからだ。
(ふられたほうがよい、とは言ったが……大公が、あのような……)
大公に対する腹立ちが、不意に、スッと消える。
おかしい、と感じた。
ユージーンも、大公がレティシアの気持ちに応えないことは、わかっていた。
けれど、あんなことになるとは、想定外。
実際に、大泣きしていたレティシアを見ていてさえ、諭すように拒絶する大公の姿しか想像できずにいる。
(もしや……大公にとっても、想定外だったのか?)
レティシアから想いを告げられるとは思っていなかったので、戸惑ったのか。
それで、いつもの穏やかさが抜け落ちたと、考えられなくもない。
思うのだが、なにか違和感がある。
「俺は、お前も気に食わねぇが、大公様のやりかたも気に食わねぇ」
「ちょっと……マルク……」
サリーが窘めるように声をかけても、マルクはおさまりがつかないようだった。
料理の手を休めることなく、不満を口にする。
「あれだけ、大事にしておきながら、掌を返して、こっぴどく突き放すなんてよ。あんまりじゃねぇか」
マルクの言う通りだ。
どう考えても、おかしい。
大公らしくなかった。
たとえ、大公の愛情が「孫娘」に向けられているものであり、レティシア自身に対するものでなかったとしても。
(大公にとって、レティシアが孫娘であることは、変わらんのだ)
レティシアの告白によって、血の繋がりが切れるわけではない。
大公ならば、元の関係に修復しようとする。
正しく「祖父と孫娘」であり続けられるように、対処するはずだ。
「……大事、過ぎた……からだ……」
ガドの言葉の意味に気づいたのは、ユージーンだけだった。
マルクは、まだ不平をもらしていたし、グレイとサリーは沈痛な面持ちで、黙り込んでいる。
ガドは、詳しい説明などはしない。
それでも、ユージーンだけは、わかっている。
(大公は……あれのことを……)
おそらく、孫娘としては見ていない。
レティシアが、大公を祖父としてだけ見てはいないように。
「…………なんということだ……」
意図せずして、ユージーンは、大公と同じ言葉を口にしていた。
2人は、お互いに、想い合っている。
愛し愛されているのだ。
ユージーンは、顔をしかめた。
それをレティシアに告げることができたら、と思う。
彼女の傷ついた心を癒せるし、喜ぶ顔も見られるだろう。
けれど、伝えることはできない。
理由は、ジークに話した通りだった。
濃い血の交わりは、先々での不幸をもたらす。
レティシアは、大公を選ぶ限りにおいて、子を成すという選択肢を捨てざるを得ない。
そんなことを、大公が許容するはずがなかった。
大事過ぎるほど大事に想っていればこそ、身を引く選択をする。
(ならば……このまま何も知らず……諦めたほうがよい……)
ユージーンは、また思った。
自分は、とても無力なのだ。
レティシアにしてやれることがない。
できるのは、せいぜい食事を運ぶことくらいだった。
「ほかに頼める奴がいねぇから、お前に言うがな」
マルクが、不機嫌な顔で、不機嫌な口調で言う。
厨房に、いい香りが漂い始めていた。
「レティシア様を、頼んだぞ」
その足で、ユージーンは、厨房に向かっている。
皮むきなど、下ごしらえをする部屋を抜け、そのまま奥に入った。
そこにいた4人が、一斉にユージーンに顔を向ける。
グレイ、サリー、マルクにガドだ。
全員、丸イスに座っている。
「仕事は、もう終わったはずだろう?」
グレイの言葉に、ユージーンは、眉を吊り上げた。
サリーが、視線を逸らせている。
マルクは、いつもの不機嫌顔で、ガドは相変わらずの無表情。
ガドは、ユージーン以上に、表情を顔に出さないのだ。
「そのような話をしに来たのではない」
わかっているはずなのに、ふれようとしないグレイが、気に食わない。
4人が、なにを話していたのかくらい、見当がついている。
ユージーンは、常に物事を理屈で考えるのだ。
レティシアと鉢合わせたのは、薪割り場。
そこには、ガドもいた。
つまり、この4人は、レティシアに何が起きたかを知っている。
「それなら、なにしに来た?」
マルクは、口調も不機嫌そうだった。
実際、不機嫌なのだろう。
もとよりマルクには嫌われている。
2ヶ月以上が経っていても、マルクの態度は、あまり変わっていないのだ。
「今から、クリームシチューを作れ」
「は? なんだと?」
「クリームシチューを作れ、と言っているのだ」
4人とも、押し黙った。
レティシアに食欲がないことくらい、ユージーンにも、わかっている。
「腹が満たされれば、少しは気分が良くなるというものだ。違うか?」
どんなに悲しくても、つらくても、腹は減るのだ。
食欲がない時ですら、食べられなくはない。
そして、食べると、気分が変わる。
とはいえ、なんでもいいかと言えば、そうでもない。
「クリームシチューは、あれの好物であろう」
好きなものであればこそ、食べようという気にもなる。
だから、ユージーンは、ここに来た。
今から用意するとなれば、遅くはなるだろう。
さりとて、そのほうが都合もいい。
時間が空けば、ほんのわずかであれ、レティシアも落ち着くはずだ。
「お前のためじゃねぇぞ」
マルクが、腰をあげる。
ほかの3人も立ち上がった。
手伝うつもりなのだろう。
屋敷中にふれまわるようなことではない。
いつもいる料理人たちに、声をかけようとはしなかった。
「俺にも……」
「お前に、できることなんざねぇよ」
ユージーンも手伝いをしようとしたのが、ビシッと、マルクに拒否される。
まだ皮むきも満足にできないのだから、しかたがない。
大公が用意したという「ピーラー」も、なかなかに扱いが難しいのだ。
とくにジャガイモなどは、芽を取るのに手間取る。
「……できたら、お前が……運べ……」
ガドが、初めて口をきいた。
そのことに、ユージーンは、ものすごく驚く。
が、すぐに納得した。
ガドは、必要なことしか喋らないのだ。
ユージーンがレティシアの傍についていることを、必要だと感じた。
そういうことなのだろう。
(俺にも、今は、どうにもできんのだがな)
小さな傷なら癒えるのは早い。
しかし、レティシアの負った傷は、かなりの深手だ。
癒えるのには、時間がかかる。
(……大公め……どのような断りかたをしたのか知らんが、酷いではないか)
レティシアは、ひどく泣いていた。
ふられた直後なのだから、当然とは言える。
だとしても、泣かせ過ぎだ。
八つ当たりされているのはわかっていたが、怒る気にもならなかった。
抱きしめたレティシアの体が、小刻みに震えていたからだ。
(ふられたほうがよい、とは言ったが……大公が、あのような……)
大公に対する腹立ちが、不意に、スッと消える。
おかしい、と感じた。
ユージーンも、大公がレティシアの気持ちに応えないことは、わかっていた。
けれど、あんなことになるとは、想定外。
実際に、大泣きしていたレティシアを見ていてさえ、諭すように拒絶する大公の姿しか想像できずにいる。
(もしや……大公にとっても、想定外だったのか?)
レティシアから想いを告げられるとは思っていなかったので、戸惑ったのか。
それで、いつもの穏やかさが抜け落ちたと、考えられなくもない。
思うのだが、なにか違和感がある。
「俺は、お前も気に食わねぇが、大公様のやりかたも気に食わねぇ」
「ちょっと……マルク……」
サリーが窘めるように声をかけても、マルクはおさまりがつかないようだった。
料理の手を休めることなく、不満を口にする。
「あれだけ、大事にしておきながら、掌を返して、こっぴどく突き放すなんてよ。あんまりじゃねぇか」
マルクの言う通りだ。
どう考えても、おかしい。
大公らしくなかった。
たとえ、大公の愛情が「孫娘」に向けられているものであり、レティシア自身に対するものでなかったとしても。
(大公にとって、レティシアが孫娘であることは、変わらんのだ)
レティシアの告白によって、血の繋がりが切れるわけではない。
大公ならば、元の関係に修復しようとする。
正しく「祖父と孫娘」であり続けられるように、対処するはずだ。
「……大事、過ぎた……からだ……」
ガドの言葉の意味に気づいたのは、ユージーンだけだった。
マルクは、まだ不平をもらしていたし、グレイとサリーは沈痛な面持ちで、黙り込んでいる。
ガドは、詳しい説明などはしない。
それでも、ユージーンだけは、わかっている。
(大公は……あれのことを……)
おそらく、孫娘としては見ていない。
レティシアが、大公を祖父としてだけ見てはいないように。
「…………なんということだ……」
意図せずして、ユージーンは、大公と同じ言葉を口にしていた。
2人は、お互いに、想い合っている。
愛し愛されているのだ。
ユージーンは、顔をしかめた。
それをレティシアに告げることができたら、と思う。
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けれど、伝えることはできない。
理由は、ジークに話した通りだった。
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レティシアは、大公を選ぶ限りにおいて、子を成すという選択肢を捨てざるを得ない。
そんなことを、大公が許容するはずがなかった。
大事過ぎるほど大事に想っていればこそ、身を引く選択をする。
(ならば……このまま何も知らず……諦めたほうがよい……)
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自分は、とても無力なのだ。
レティシアにしてやれることがない。
できるのは、せいぜい食事を運ぶことくらいだった。
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