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誠也とお風呂
しおりを挟む珠里の方から、「一緒にお風呂に入ろう」と言い出したので内心驚いた。
もちろん期待していなかったわけではない。コテージにはこんなに広くて洒落た浴室が付いているのに、二日間とも別々に入るなんて淋しすぎるではないか。
とは言え、昨夜初めてのセックスを経験したばかりの珠里からすれば、「一緒に風呂」はまだまだハードルが高いだろうとも思っていた。
だいたい、夕べの誠也は珠里の身体に夢中になりすぎた。
もっと年上のオトナとして余裕たっぷりにリードしてやりたかったのに、実際には珠里があまりに可愛らしく色っぽかったので抑えが効かなくなった。
だいぶ無理をさせたかもしれない。きっと身体も(あそこが)痛かったりするだろう。今夜はさすがにお預けかな、そう覚悟もしていた。
だが夜の帳が下りたこの時間、誠也は珠里と一緒にバスルームにいた。しかも泡立てたスポンジで、身体まで洗ってもらっているのだ。
なんという至福。さっきシャンプーをしてもらったときは、顔の周りで珠里の愛らしい乳房が揺れていた。触りたくてたまらなかったがグッと堪え、今は禁断の果実を我慢することにした。いい年をして盛りの付いたガキのようだと思われるのも辛いし、飢えたスケベ中年みたいに振る舞いたくもない。
そんな誠也の気を知ってか知らずか、珠里は恥じらいつつもどこか楽しそうに、バスチェアに腰かけた誠也の身体をゴシゴシ擦っている。この状況で自分の下腹部が果たしてどこまで耐えられるのか、ある種の実験をしているような気持ちになってきた。
「珠里、ありがとう。もう十分だよ」
さすがに股間の辺りは自分で洗おうと思い、珠里からスポンジを取り上げた。タオルで覆ってはいるが、そろそろ我慢の限界がきそうだった。
「えー、背中まだちゃんと洗ってないのに」
「あ、そうか。じゃあ、あと背中だけ頼む」
そう言ってスポンジを返そうとしたが、珠里は受け取らない。何やらボディソープを手のひらに数プッシュ取り出し、両手を擦って泡立てている。どうするのかと思って鏡越しに眺めていると、驚いたことに珠里は自分の裸の胸にその泡を塗りたくり始めた。
「あの、珠里ちゃん……?何して……」
「背中、洗ってあげるの」
珠里は鏡越しに悪戯っぽく笑った。ぽかんとしていると、誠也の背中に泡まみれの珠里の乳房がムニュッと押し当てられた。
「え、おい、ちょっと……っ」
年甲斐もなく顔が赤くなった。珠里が自分の身体を使って、直接誠也の背中を洗い始めたのだ。
肌を密着させ、身体をくねらせながら抱きつくようにして泡をなすりつけてくる。まろやかなふくらみの感触に、股間が一気に熱くなった。まるで円を描くように、珠里の柔らかな胸が誠也の背中を這い回っている。
「珠里……っ。おまえ、どこでそんなの覚えて……」
「誠ちゃんの漫画」
うふふ、と鏡越しに微笑む顔は桃色に染まっていて、瑞々しい色香を炸裂させている。
何だこれは。何なんだ、この最高の展開は。たしかに以前、こういうネタを描いたことはあった。エロ界隈ではありふれたネタと言っても過言ではない。だがまさか珠里にやってもらえるだなんて、夢にも思っていなかった。
「誠ちゃん、背中大きいから洗うの大変」
そう言って、背後から両腕を前に回してくる。後ろから抱きつかれるような体勢になり、より肌が密着して乳房の感触がダイレクトに伝わってきた。
顔が沸騰しそうになった。鼓動が滑稽なくらいに鳴り響いている。誠也の口から恥ずかしい吐息が漏れた直後、更に衝撃的なことが起こった。
「こっちも洗ってあげるね」
そう言って、珠里の手が股間のタオルに伸びてきた。
「いや、そこはいいから。……珠里っ、平気だって……」
「遠慮しないで」
あっという間にタオルが取り払われ、既に半勃ちになった性器が露わになった。
「誠ちゃん。興奮しちゃったの……?」
後ろから、耳元に囁きかけてくる甘い声。これが本当に昨日まで処女だった娘の声なのか。
珠里は改めてボディソープを手のひらに足した。丁寧に泡立て、背後から両手で誠也の下腹部をゆるりと撫でてきた。
ぎりぎりのところを指先が優しく這いまわっている。もどかしいが、それが逆に興奮材料になって息が乱れそうになる。
珠里の両手の指は、誠也の脚の付け根をゆっくり往復した。淡いピンクのマニキュアが塗られた小さな爪が、却って淫靡に見えて高揚してくる。
「……ここって、気持ちいい?」
鼠径部を撫でさすっていた珠里の指先がぬるりと下まで滑り、あろうことか両手で袋を優しく握ってきた。
「うっ……!」
間抜けな声が漏れる。いきなりそこに来るとは思っていなかったので、激しい興奮で一気に腹の底が熱くなった。
珠里の指はゆるゆると袋を洗い、中の玉を転がしてきた。恥ずかしそうな顔で「こうなってるんだ……」などと呟きながら、男の性器を弄んでいる。
いったいいつからこれほど破廉恥な娘になったのか。はしたなすぎて、ほとんど感動すら覚える。
「おっきくなってきたね」
細い指が、頭をもたげたペニスの先端をちょんと突いた。ぷるっと震えた性器を見て、珠里が甘い息を漏らす。そのまま両手で包み込むように握り、下から上へと優しく愛撫し始めた。
「あ……。珠里……っ」
ゾクゾクするような快感が背筋へと走った。
不器用にしごかれる性器が、みるみる硬度を増し屹立していく。指先にキュッと力を籠められると、湿った声が漏れそうになった。裏筋をなぞられ、亀頭を指の腹で撫でられると腰から力が抜けそうになる。
「誠ちゃん。こういうの、気持ちいい……?」
「……すげぇ、気持ちいいよ……。クラクラする」
「良かった。ねぇ、舐めてみてもいい……?」
「……本気か?」
内心小躍りしたい気分だったが、にわかには信じられず珠里の顔を振り返った。
「前に誠ちゃんの漫画でこういうシーン見て、誠ちゃんもこういうことして欲しいのかなって想像してたの。だから……、私がしてあげたいの」
甘えるような眼差しでそう言われ、羞恥と喜びで頭が沸騰しそうになった。
珠里が一度立ち上がり、誠也の前に回り込んできた。
椅子に腰かけている誠也の脚の間に入り、正座するように腰を下ろす。行動とは裏腹に、紅く火照った頬がたまらなく可愛い。
恥ずかしそうに、だがひどく蠱惑的な表情で身を屈め、珠里は眼の前のペニスをそっと口に含んだ。
熱く柔らかな舌、濡れた唇。それらが誠也のいきり立った性器を包み込み、頬張り、美味しそうにしゃぶっている。
やり方がよく分からないようで、舌を蠢かしたり口をすぼめてみたり、思い出したように指を上下に滑らせたり、その動きは明らかにぎこちない。
だが誠也にはこの上なく刺激的で、腰が抜けそうなほどの快楽が這い上がってきた。懸命にペニスを食べている珠里の顔を見ているだけで、せつないほどに胸がざわめき下腹部はますます熱を生じていく。
蕩けるような舌の感触。ちゅぷちゅぷと響く卑猥な水音。我慢できなくなって、誠也は手を伸ばして珠里の乳房を掴んだ。息を荒げながら淫らに揉むと、珠里もますます興奮してペニスをしごく指に力が籠る。
「あ、ちょっと、しょっぱい……?」
舌先でぴちゃぴちゃと先端を舐めていた珠里が、味をたしかめるような表情になった。そんな顔を見せられると、本当に我慢が効かなくなる。
誠也は珠里の動きを優しく止め、脇の下に手を入れて身体を起こしてやった。
「珠里……。こっち、おいで」
腰を抱き寄せ、自分の膝の上に座るよう促す。脚を開き跨ぐような体勢になるので、珠里は少し躊躇した。だが誠也が唇を甘く吸ってやると、催眠術にでもかけられたように自分から跨ってきた。
「前も洗って」
つい懇願するような声を出してしまったが、珠里は慈しむような笑みを浮かべながら「いいよ」と囁いた。
誠也の肩に珠里の両手が回される。抱きつく形で泡だらけの乳房が押し付けられ、その柔らかな感触に思わず深い息が漏れた。
ふにゅふにゅとひしゃげては弾むふくらみが、誠也の硬い胸を撫で、滑り、吸い付きながら溶けていく。
乳首と乳首が擦れあったときは、あまりに淫靡な感触に恍惚となった。見下ろせば、珠里のピンク色の乳首はぷっくりと膨らんでいる。愛おしすぎて、気が変になりそうだった。
石鹸まみれの身体を押し付けあうことで、股間も擦れあって淫らに熟していく。
誠也のペニスは珠里の花びらやクリトリスに刺激され、これ以上ないほど硬く勃ち上がった。珠里の蜜口からは透明な液がたらたらとあふれ出て、さっきから泡と一緒に誠也の太腿に塗りたくられている。
誠也は両手で珠里のお尻を愛撫し、後ろから割れ目に手を伸ばして秘部を指でなぞった。とろとろの蜜に誘われ、指はすぐに襞の中へと吸い込まれていく。
この娘は淫らで美しい花だ。珠里がかぐわしい花そのものなのだ。
「誠ちゃん……、おっぱい、食べて……」
濡れそぼった性器で誠也の指を咥えこみながら、珠里が泣きそうな甘ったるい声を上げた。
ひしゃくで浴槽から湯を汲み、珠里の胸元にかけてやる。泡が洗い流されると、珠里は誠也の顔に薄紅に染まった乳房を押し当ててきた。
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