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不穏な影
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やはり、澪の様子がおかしい。
月曜日。長い会議を終えて夕方近くに課に戻ると、皆が顔を上げて「お疲れ様です」「おかえりなさい」と声をかけてくる。それなのに、澪だけがPCの前で固まったまま伏し目がちにしていた。昇吾の戻りに気づいていないはずがない。そういうことではなく、人目を気にして意識的に昇吾と眼を合わせまいとしているようだった。
「椎名、D社の発注、問題なかったか?」
「あ、はい!・・・大丈夫です。・・・お疲れ様です、成瀬さん・・・」
やはりどう見ても変だ。昇吾は客先からの発注メールを見せてくれと言って、澪のすぐ横に立った。他の人間に気付かれない程度に声を潜め、「どうした?」とさりげなく聞く。
「あの・・・そばにいたら、ダメ・・・。離れて・・・」
「なんで・・・?どうしたんだ?」
澪は周囲を気にするような、困った顔をしている。昨夜まであんなに甘い時間を過ごしていたというのに、このよそよそしさは普通ではない。妙に不安な気持ちに苛まれた。この期に及んで澪に距離を置かれるなんてことは、想像すらしたくない。
そのとき、ふっと背後の空気が変わった気がして、昇吾は何気なく振り向いた。背中のすぐ近くに、この春から異動してきた田丸雅美が立っていたので驚いた。
「成瀬さん、お疲れ様です。K電子工業の石井さんの案件で相談したいんですけど、今いいですか?」
昇吾より3年後輩の田丸雅美。随分昔に昇吾の営業補佐として、コンビを組んで一緒に働いたことがある女子社員だ。ちょうど今の澪のような立場だった。
そこそこ美人と言ってもいい顔立ちながら、気が強くてやや屈折している性格で、仕事はできるが扱いにくい後輩だった。
雅美からは数年前に告白され、「その気はない」とはっきり断った経緯がある。その後、雅美は購買部に異動して長く顔を合わせていなかったが、今年4月の人事異動で久しぶりに営業部に戻ってきていた。しかも噂によると、雅美自らこの部への異動を希望して移ってきたらしい。それを聞いて、正直あまりいい気はしていなかった。何と言っても、雅美はかつて自分がフラれたことを根に持って、昇吾のありもしない悪い噂を流した張本人なのだ。もちろんあれから何年も経っているし、きっと雅美もとっくに彼氏ができて、今さら自分のことなんて気にもかけていないだろうと思うのだが。
「K電子なら、松井主任に聞いた方がいいんじゃないか?松井の担当だろう?」
「いえ、ちょっとややこしいんで成瀬さんに見てもらいたいんです。お見せしたい資料もあるので、あっちの席でいいですか?」
雅美は、澪や昇吾の席からは離れている自分の席を指し示した。有無を言わさぬ声音が癇に障る。
「・・・ああ、まあ構わないけど」
昇吾は渋々澪の側を離れた。離れる間際、誰にも見られていないのを確認し、そっと澪の肩に手を置いた。澪が昇吾にしか分からない程度に小さく頷くのを感じて、昇吾の気持ちも少しだけ安らいだ。
その週は、仕事で最低限話す以外、澪との接点がなかなか持てなかった。何故なら、田丸雅美が執拗にまとわりついて、昇吾の行く先々に現れたからだ。
雅美がコンビを組んでいるのは主任の松井なので、何度も松井と話すように指示したが、雅美は「松井さんでは埒が明かないから成瀬さんにお願いしているんです」と突っぱねてくる。実際、昇吾が課のリーダーなので無下にすることもできず、結果的に空いている時間を雅美に占領されるような日が続いた。
ここのところ、例の新規プロジェクトの会議も頻繁に行われている。その皺寄せで残業が増え、澪と食事にも行けていない。仕事が終ってから、夜のメールや電話での短いやり取りのみに終始していた。しかも今週末は出張が入っているため澪とデートもできないのだ。さすがに昇吾もイライラが募ってきて、仕事とは言え雅美の顔を見るのも少々うんざりし始めていた。
「・・・成瀬さん、ちょっと、いいですか?」
土日を挟んだ出張のせいで、身体の疲れが抜けない週の半ば。午後の外回りから社に戻り、雅美に見つからないようフロアの奥にある休憩所で紙コップのコーヒーを飲んでいたとき、後ろから誰かに声をかけられた。振り向くと、澪の同期で仲良しの友人、武田陽子が立っている。
陽子は、昇吾と澪がつきあっていることを知る、数少ない社員だった。陽子ともう一人、昇吾の同期でM支店で係長を務める山崎だけが、ふたりの関係を知っている。山崎も昔はここの営業部に所属していて、澪や陽子のことをよく可愛がっていた。陽子は数か月前に長年の彼氏と別れたそうで、それ以来バツイチの山崎に口説かれている。最近では、昇吾と澪、山崎、陽子の4人で飲みに行くこともあった。
「武田か、どうした?仕事のこと・・・じゃないよな」
陽子は同じ課でもチームが違うので、昇吾と仕事上の直接的接点は少ない。
「澪のことです。人のいるところじゃ、話せないから」
やっぱりそうか。昇吾は自分の眼の前のベンチに座るよう陽子に合図すると、コーヒーをもう一杯買って陽子に渡してやった。
「あいつ・・・澪、なんか悩んでるだろ?武田、事情を知ってるのか?」
「これ、見てもらえますか?」
陽子はショートジャケットのポケットから折り畳んだ一枚の紙を取り出すと、昇吾に差し出した。受け取った紙片を開く。そこには、筆跡を隠すためにわざと崩して書いたであろう下手な文字が、黒いサインペンで威圧的に並んでいた。
『ドロボー。ウザイ。成瀬から離れろ。チクったら成瀬に不幸がふりかかる』
こういうのは、マンガやドラマに出てくる怪文書とか中学生のイジメの類であって、現実の会社生活でお目にかかるものだとは思っていなかった。いい大人がこんなものを書くとは、にわかに信じられない。
「これ、もしかして澪に宛てたものか?」
「そうです。少し前から何通も届いてるみたいです。朝出勤してきたときとか昼休みの後なんかに、澪が机の引き出しを開けると、この手の嫌がらせメモが入ってて」
澪の様子が変だったのは、これが原因だったのか。
「私も、現物を見たのは今朝のこれが初めてです。澪が出社早々引き出しを開けて強張った顔してたんで、おかしいなって思って。この前も似たようなことがあったんですけど、本人は何でもないってごまかしてたんです。でも今日また様子がおかしかったから、私、澪を問い詰めたんですよ。で、渋々見せてくれたのが、この紙切れで。・・・もう何度も似たような内容のものを受け取ってるって。『泥棒猫』とか、『早く会社辞めろ』とか、そういうことが書かれてたけど、基本的には、成瀬さんと仲良くするなっていう意味合いばかりだそうです」
昇吾は面食らって、思わず大きく溜め息をついた。
道理で最近の澪がやたらと人目を気にしたり、脅えたような顔で周囲を気にしていたわけだ。チクったら昇吾が不幸になる、なんて子供騙しの脅しもいいところだが、それでも澪は気にして自分に打ち明けることができなかったのだろう。
・・・バカだな。遠慮しないで何でも言えばいいのに。
昇吾は今すぐ澪のもとへ駈けて行って、抱きしめてやりたい衝動にかられた。こんな手紙をもらって、気持ち悪いし怖かっただろうに。
「成瀬さん、これって心当たりあります?」
「・・・なくは、ないな」
田丸雅美のねちっこい表情が頭に浮かんだ。無闇に人を疑うべきではないが、どう考えても他に思い当たらない。
「田丸さん、ですか・・・?私も、田丸さんじゃないかと疑ってるんですけど」
「なんでそう思うんだ?」
陽子の勘の良さに、思わず身構える。
「だって、田丸さんが成瀬さんに片思いしてフラれた話、有名じゃないですか。しかも成瀬さんが去年うちの部署に戻ってきてから、田丸さんったらしつこく上司に掛け合ってここへの異動願いを出してたって言うし。どう考えても、まだ成瀬さんを諦めてないですよ。実際、すっごいまとわりついてアピールしてるじゃないですか。みんな、呆れてますよ」
「ああ・・・。やっぱりみんな、そういう眼で見てるのか・・・」
昇吾はうんざりした気分で頭を掻いた。
月曜日。長い会議を終えて夕方近くに課に戻ると、皆が顔を上げて「お疲れ様です」「おかえりなさい」と声をかけてくる。それなのに、澪だけがPCの前で固まったまま伏し目がちにしていた。昇吾の戻りに気づいていないはずがない。そういうことではなく、人目を気にして意識的に昇吾と眼を合わせまいとしているようだった。
「椎名、D社の発注、問題なかったか?」
「あ、はい!・・・大丈夫です。・・・お疲れ様です、成瀬さん・・・」
やはりどう見ても変だ。昇吾は客先からの発注メールを見せてくれと言って、澪のすぐ横に立った。他の人間に気付かれない程度に声を潜め、「どうした?」とさりげなく聞く。
「あの・・・そばにいたら、ダメ・・・。離れて・・・」
「なんで・・・?どうしたんだ?」
澪は周囲を気にするような、困った顔をしている。昨夜まであんなに甘い時間を過ごしていたというのに、このよそよそしさは普通ではない。妙に不安な気持ちに苛まれた。この期に及んで澪に距離を置かれるなんてことは、想像すらしたくない。
そのとき、ふっと背後の空気が変わった気がして、昇吾は何気なく振り向いた。背中のすぐ近くに、この春から異動してきた田丸雅美が立っていたので驚いた。
「成瀬さん、お疲れ様です。K電子工業の石井さんの案件で相談したいんですけど、今いいですか?」
昇吾より3年後輩の田丸雅美。随分昔に昇吾の営業補佐として、コンビを組んで一緒に働いたことがある女子社員だ。ちょうど今の澪のような立場だった。
そこそこ美人と言ってもいい顔立ちながら、気が強くてやや屈折している性格で、仕事はできるが扱いにくい後輩だった。
雅美からは数年前に告白され、「その気はない」とはっきり断った経緯がある。その後、雅美は購買部に異動して長く顔を合わせていなかったが、今年4月の人事異動で久しぶりに営業部に戻ってきていた。しかも噂によると、雅美自らこの部への異動を希望して移ってきたらしい。それを聞いて、正直あまりいい気はしていなかった。何と言っても、雅美はかつて自分がフラれたことを根に持って、昇吾のありもしない悪い噂を流した張本人なのだ。もちろんあれから何年も経っているし、きっと雅美もとっくに彼氏ができて、今さら自分のことなんて気にもかけていないだろうと思うのだが。
「K電子なら、松井主任に聞いた方がいいんじゃないか?松井の担当だろう?」
「いえ、ちょっとややこしいんで成瀬さんに見てもらいたいんです。お見せしたい資料もあるので、あっちの席でいいですか?」
雅美は、澪や昇吾の席からは離れている自分の席を指し示した。有無を言わさぬ声音が癇に障る。
「・・・ああ、まあ構わないけど」
昇吾は渋々澪の側を離れた。離れる間際、誰にも見られていないのを確認し、そっと澪の肩に手を置いた。澪が昇吾にしか分からない程度に小さく頷くのを感じて、昇吾の気持ちも少しだけ安らいだ。
その週は、仕事で最低限話す以外、澪との接点がなかなか持てなかった。何故なら、田丸雅美が執拗にまとわりついて、昇吾の行く先々に現れたからだ。
雅美がコンビを組んでいるのは主任の松井なので、何度も松井と話すように指示したが、雅美は「松井さんでは埒が明かないから成瀬さんにお願いしているんです」と突っぱねてくる。実際、昇吾が課のリーダーなので無下にすることもできず、結果的に空いている時間を雅美に占領されるような日が続いた。
ここのところ、例の新規プロジェクトの会議も頻繁に行われている。その皺寄せで残業が増え、澪と食事にも行けていない。仕事が終ってから、夜のメールや電話での短いやり取りのみに終始していた。しかも今週末は出張が入っているため澪とデートもできないのだ。さすがに昇吾もイライラが募ってきて、仕事とは言え雅美の顔を見るのも少々うんざりし始めていた。
「・・・成瀬さん、ちょっと、いいですか?」
土日を挟んだ出張のせいで、身体の疲れが抜けない週の半ば。午後の外回りから社に戻り、雅美に見つからないようフロアの奥にある休憩所で紙コップのコーヒーを飲んでいたとき、後ろから誰かに声をかけられた。振り向くと、澪の同期で仲良しの友人、武田陽子が立っている。
陽子は、昇吾と澪がつきあっていることを知る、数少ない社員だった。陽子ともう一人、昇吾の同期でM支店で係長を務める山崎だけが、ふたりの関係を知っている。山崎も昔はここの営業部に所属していて、澪や陽子のことをよく可愛がっていた。陽子は数か月前に長年の彼氏と別れたそうで、それ以来バツイチの山崎に口説かれている。最近では、昇吾と澪、山崎、陽子の4人で飲みに行くこともあった。
「武田か、どうした?仕事のこと・・・じゃないよな」
陽子は同じ課でもチームが違うので、昇吾と仕事上の直接的接点は少ない。
「澪のことです。人のいるところじゃ、話せないから」
やっぱりそうか。昇吾は自分の眼の前のベンチに座るよう陽子に合図すると、コーヒーをもう一杯買って陽子に渡してやった。
「あいつ・・・澪、なんか悩んでるだろ?武田、事情を知ってるのか?」
「これ、見てもらえますか?」
陽子はショートジャケットのポケットから折り畳んだ一枚の紙を取り出すと、昇吾に差し出した。受け取った紙片を開く。そこには、筆跡を隠すためにわざと崩して書いたであろう下手な文字が、黒いサインペンで威圧的に並んでいた。
『ドロボー。ウザイ。成瀬から離れろ。チクったら成瀬に不幸がふりかかる』
こういうのは、マンガやドラマに出てくる怪文書とか中学生のイジメの類であって、現実の会社生活でお目にかかるものだとは思っていなかった。いい大人がこんなものを書くとは、にわかに信じられない。
「これ、もしかして澪に宛てたものか?」
「そうです。少し前から何通も届いてるみたいです。朝出勤してきたときとか昼休みの後なんかに、澪が机の引き出しを開けると、この手の嫌がらせメモが入ってて」
澪の様子が変だったのは、これが原因だったのか。
「私も、現物を見たのは今朝のこれが初めてです。澪が出社早々引き出しを開けて強張った顔してたんで、おかしいなって思って。この前も似たようなことがあったんですけど、本人は何でもないってごまかしてたんです。でも今日また様子がおかしかったから、私、澪を問い詰めたんですよ。で、渋々見せてくれたのが、この紙切れで。・・・もう何度も似たような内容のものを受け取ってるって。『泥棒猫』とか、『早く会社辞めろ』とか、そういうことが書かれてたけど、基本的には、成瀬さんと仲良くするなっていう意味合いばかりだそうです」
昇吾は面食らって、思わず大きく溜め息をついた。
道理で最近の澪がやたらと人目を気にしたり、脅えたような顔で周囲を気にしていたわけだ。チクったら昇吾が不幸になる、なんて子供騙しの脅しもいいところだが、それでも澪は気にして自分に打ち明けることができなかったのだろう。
・・・バカだな。遠慮しないで何でも言えばいいのに。
昇吾は今すぐ澪のもとへ駈けて行って、抱きしめてやりたい衝動にかられた。こんな手紙をもらって、気持ち悪いし怖かっただろうに。
「成瀬さん、これって心当たりあります?」
「・・・なくは、ないな」
田丸雅美のねちっこい表情が頭に浮かんだ。無闇に人を疑うべきではないが、どう考えても他に思い当たらない。
「田丸さん、ですか・・・?私も、田丸さんじゃないかと疑ってるんですけど」
「なんでそう思うんだ?」
陽子の勘の良さに、思わず身構える。
「だって、田丸さんが成瀬さんに片思いしてフラれた話、有名じゃないですか。しかも成瀬さんが去年うちの部署に戻ってきてから、田丸さんったらしつこく上司に掛け合ってここへの異動願いを出してたって言うし。どう考えても、まだ成瀬さんを諦めてないですよ。実際、すっごいまとわりついてアピールしてるじゃないですか。みんな、呆れてますよ」
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