姑が勝手に連れてきた第二夫人が身籠ったようですが、夫は恐らく……

泉花ゆき

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今この屋敷の中で、連花リェンホアの……連花リェンホアの企みを知るものは、いない筈でした。
彼女の協力者であり共犯者である人物たちは、皆外部から凌家に干渉をすることの出来る人間ばかり。

日常での協力がないことは不便でしたが、連花リェンホアにはそれでもやっていけるという自負があり、事実今まではそれで問題がなかったのですが……
ようやく第一夫人を追い出すことが出来た今になって、予想外のことが生まれてしまったのでした。

……とはいえ連花リェンホアにとっては、蘭珠ランジュが居なくなろうが阻害されたまま邸に居座っていようが、どちらでもよいことではあったのです。
大事なことは、凌家の子供を妊娠した、と……そう周囲に告げて、その役割でもって凌家での居場所をゆるぎないものにすることが目的でした。

だというのに、今置かれている現状は…...当初の予定とはかけ離れているもので......

(一体何なの!?どこで間違ったっていうのよぉ……)

朝食の場からはそれとなく外されてしまい、何故なのかを訴える機会もなく……
そうして部屋に閉じ込められる割には、よく分からない仕事を言いつけられて、この寒空の中で外に出されようとしています。

それだけは阻止しなければならないといけないと、連花リェンホアは凌掛かりつけ医の名を出して外出は取りやめさせました。
外に出るわけにはいきません。もし外出の際に何か……例えばトラブルがあって、その時に連花リェンホアに何かよくない事が起こったとしたら。
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