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千獣の魔王 編
031. 二章プロローグ:転生したらなんか変な動物だったのはたしかに問題だけど、それがどうかしましたか?
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男が目を覚ますと、そこは培養液の中だった。
───なぜ自分はこんなところにいるんだろう
記憶を探ってみる。
男の記憶では、歌舞伎町の居酒屋で友達三人と飲んだ後、コマ劇場横の広場でヤカラ三人が因縁をつけてきたところは思い出した。
───その後はどうなったっけ?
男は目を閉じて、さらに深く考える。
男のグループとヤカラのグループは、掴み合いから殴り合いに変わり、あまつさえ、ヤカラの一人がナイフを持ち出して刃傷沙汰にまで発展した。
そして、その凶刃は男の腹部を貫き、救急車に乗せられたところまでは思い出した。
そうか。ここはもしかしたら病院かも知れないと、周囲を見渡す。
だが、違和感が張り切って仕事しまくっていた。
最初に感じたように、男は縦置きの透明なカプセルに満たされた液体の中にいた。
カプセルが置かれているのは、古い西洋風の室内だった。
質素な作りの机や椅子は見えるが、その他は濁った緑や赤の液体が入ったガラス瓶が並んだ木製の棚くらいだ。絵や写真や花などの装飾品は見当たらない。
───最近の病院の流行はこんな感じなのか?
室内をつぶさに観察していると、薄暗い室内に、老人がひとり入ってきた。
老人は男が目を覚ましているのを見るや、気色満面の笑みで男を培養液から引き上げた。
男は度肝を抜かれた。
老人が大男、いや、巨人だったからだ。
老人の、男の頭部ほどもある大きな手で、男を持ち上げたのだ。
「■■■■■■■■?」
老人はなにか呟いているが、聞き覚えのない言葉だった。
顔立ちも彫りが深く、明らかに日本人ではない。
自分はどこにいるんだろう?
男は急に不安になった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
しばらくして男は理解した。どうやら自分は人間ではなくなったらしいと。
老人は食事を出してくれるが、皿を床において提供する。しかし男はそうでないと食べられないのだから仕方ない。
口で直接食べるしかないのだ。
手指が使えないから。
まず両手が使えない。というより、何故か四つん這いのポーズが自然に思える。その状態で足の裏の感覚まであるのは奇妙な話だ。
更に視界がやけに広い。
決定的だったのは、ビーカーに反射した自分の姿が鋭い牙の生えた、犬のような生物だったことだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
数日が経過して男が固形食を食せるようになると、老人はウサギの死骸を目の前においた。
だが、日本人である男にはウサギを食す習慣はない。イタリア料理店とかでは提供するらしいが、男には抵抗があった。
そもそも、動物の死骸をそのままがぶりと食べるなんてワイルドすぎる。しかも生でなんて、本当の意味でワイルドである。
俺は動物かよ! と思ったが、実際動物だったので自己嫌悪で項垂れた。
しかし無理なものは無理だ。男はプイっと横を向いた。
それが老人には意外だったようだ。何度も食べさせようと試みたが、男は拒否し続けた。
老人はそれからというもの、鳩、ネズミ、昆虫など食事の大きさとグレードを下げていった。気を遣ったのだろう。気の遣い方が間違っているが。
食事の大きさとグレードが下がるに反比例して、皮肉にもハードルが上がっていくばかりだ。
当然、男は断固拒否し続けた。
男は「NO」と言える日本人だった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
さらに数日が経過した。老人は失望の色を隠さなかった。
その日は男の最初のターニング・ポイントだった。
老人は男を乱暴な手付きで木箱に押し込むと、蓋を閉じた。
男は暗闇の中で耳を澄ませた。どうやら木箱を持ったまま、老人は外出したらしい。
男は外の世界が見られるとワクワクしていた。
どれだけの時間、木箱の中で揺られていただろう。
最初のうちは風の音や遠い梢の音も感じられた。
この体になって、やけに聴覚が良くなったのを実感する。
やがてまたどこかの屋内へ入ったらしい。老人の足音がやけに反響するし、どこかで水音も聞こえる。
たぶん気温も下がった。涼しい。
木箱の中なので分かり難かったが、湿度も上がっている。
昔、家族で旅行した秋芳洞を思い出した。いま老人が歩いているのは、鍾乳洞のような洞窟だろう。
すると、突然の浮遊感が男を襲った。
落下の衝撃はほとんどなく、ボチャンという水音と、緩やかに箱ごと上下する感覚。
───まさか……。
男の危惧通り、老人は洞窟を流れる小川に木箱を放り投げ、そのままもと来た道を引き返して行ってしまった。
木箱は川の流れに沿って、奥へ奥へと進んで、ちょっとした滝に行き当たった。
流れは早く、加速がついた木箱は勢いよく宙に投げ出された。
そのまま天井から垂れ下がる岩にぶつかり、軌道が曲がって河原にある大きな岩に衝突。
バウンドして川原に着地したが、その時、何か柔らかいものがクッションになって怪我はしなかった。
破損した木箱の隙間から、恐る恐る外に出た男。
木箱の下敷きになったのは、一匹のカエルだった。
その時、急に腹が鳴った。そういえば、生れてこの方ろくに食事をしていなかった。
飢餓を感じた瞬間、目の前のカエルが急に美味しそうに見えてきた。
はっ! と我に返った男は、元人間のプライドを思い出して勢いよく首を振った。だが飢餓感は半端ない。いや、自分は人間だ。でも丸々と太ったカエルは美味しそう。しかし───
ガブ。
結局、本能には抗えなかった。それに意外と悪くない味だ。
腹に収めると、どこからか謎の声が聞こえてきた。
『エアロ・フロッグを吸収しました』
『エアロ・フロッグの生体情報を取得しました』
『スキル【ウォーター・ブレッド】を習得しました』
「???」
その言葉の意味。頭では分からなかったが、本能では理解した。
何となく前足を見てイメージしてみる。
すると、なんと前足がぐにゃりと形を変えて、水掻きに変化したのだ。
なるほど。どうやら自分は食べた動物の生物的な特徴を自分のものに出来るようだ。
空腹が解消されたためか。ようやく周囲の様子を見る余裕が出てきた。
洞窟は暗闇ではなかった。淡く光る苔が辺り一面に生していて、ある程度の光量が保たれている。とはいえ奥の方は暗くて視えない。
喉の渇きを覚え、小川の水で潤すことにした。美味ぇ。
男がごくごく飲んでいると、奥から気配を感じた。暗闇に二つ、輝く目が見える。こちらを窺っている。
目を凝らすと、それは一匹の蛇だった。
満腹には程遠い。男はカエルを食したことで踏ん切りがついていた。
───俺を食うつもりか。面白い。逆に俺が食ってやる!
男が野生動物というセカンドライフを受け入れた瞬間だった。
ふと思いついて川の水を口に含んだまま蛇の方を向く。
『ウォーター・ブレッド!』
口腔内の水が塊となり、勢いよく蛇に命中した。
絶命した蛇を食すと、またもや男は新しい能力を手に入れた。
それからというもの、男は洞窟内の魔獣を相手に戦いを挑み、そして食らって力を蓄えていった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
あれからどれほどの月日が流れたのか。
ある日、男はそいつと出会った。
外への吹き抜けがあるのか、光がスポットライトとして降り注ぐ洞窟の奥にそいつは座っていた。
人間のようだが、頭部に角、手には鋭い爪がある。
後で男は知ったのだが、そいつは魔人と呼ばれる種族だった。
「……何だこいつは。変な魔獣だな」
そいつは言った
金色の瞳を持ち銀色の髪を後ろになでつけたそいつとの出会いが、男にとって二度目のターニング・ポイントだった。
──────to be continued
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
お読みいただき誠にありがとうございます。
この作品が
「面白い」 「続きが読みたい」 「推してもいい」
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そして「この作品は人気のない時から知ってたんだぜ?」とドヤって頂けることが夢です。
よろしくお願いいたします。
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───その後はどうなったっけ?
男は目を閉じて、さらに深く考える。
男のグループとヤカラのグループは、掴み合いから殴り合いに変わり、あまつさえ、ヤカラの一人がナイフを持ち出して刃傷沙汰にまで発展した。
そして、その凶刃は男の腹部を貫き、救急車に乗せられたところまでは思い出した。
そうか。ここはもしかしたら病院かも知れないと、周囲を見渡す。
だが、違和感が張り切って仕事しまくっていた。
最初に感じたように、男は縦置きの透明なカプセルに満たされた液体の中にいた。
カプセルが置かれているのは、古い西洋風の室内だった。
質素な作りの机や椅子は見えるが、その他は濁った緑や赤の液体が入ったガラス瓶が並んだ木製の棚くらいだ。絵や写真や花などの装飾品は見当たらない。
───最近の病院の流行はこんな感じなのか?
室内をつぶさに観察していると、薄暗い室内に、老人がひとり入ってきた。
老人は男が目を覚ましているのを見るや、気色満面の笑みで男を培養液から引き上げた。
男は度肝を抜かれた。
老人が大男、いや、巨人だったからだ。
老人の、男の頭部ほどもある大きな手で、男を持ち上げたのだ。
「■■■■■■■■?」
老人はなにか呟いているが、聞き覚えのない言葉だった。
顔立ちも彫りが深く、明らかに日本人ではない。
自分はどこにいるんだろう?
男は急に不安になった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
しばらくして男は理解した。どうやら自分は人間ではなくなったらしいと。
老人は食事を出してくれるが、皿を床において提供する。しかし男はそうでないと食べられないのだから仕方ない。
口で直接食べるしかないのだ。
手指が使えないから。
まず両手が使えない。というより、何故か四つん這いのポーズが自然に思える。その状態で足の裏の感覚まであるのは奇妙な話だ。
更に視界がやけに広い。
決定的だったのは、ビーカーに反射した自分の姿が鋭い牙の生えた、犬のような生物だったことだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
数日が経過して男が固形食を食せるようになると、老人はウサギの死骸を目の前においた。
だが、日本人である男にはウサギを食す習慣はない。イタリア料理店とかでは提供するらしいが、男には抵抗があった。
そもそも、動物の死骸をそのままがぶりと食べるなんてワイルドすぎる。しかも生でなんて、本当の意味でワイルドである。
俺は動物かよ! と思ったが、実際動物だったので自己嫌悪で項垂れた。
しかし無理なものは無理だ。男はプイっと横を向いた。
それが老人には意外だったようだ。何度も食べさせようと試みたが、男は拒否し続けた。
老人はそれからというもの、鳩、ネズミ、昆虫など食事の大きさとグレードを下げていった。気を遣ったのだろう。気の遣い方が間違っているが。
食事の大きさとグレードが下がるに反比例して、皮肉にもハードルが上がっていくばかりだ。
当然、男は断固拒否し続けた。
男は「NO」と言える日本人だった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
さらに数日が経過した。老人は失望の色を隠さなかった。
その日は男の最初のターニング・ポイントだった。
老人は男を乱暴な手付きで木箱に押し込むと、蓋を閉じた。
男は暗闇の中で耳を澄ませた。どうやら木箱を持ったまま、老人は外出したらしい。
男は外の世界が見られるとワクワクしていた。
どれだけの時間、木箱の中で揺られていただろう。
最初のうちは風の音や遠い梢の音も感じられた。
この体になって、やけに聴覚が良くなったのを実感する。
やがてまたどこかの屋内へ入ったらしい。老人の足音がやけに反響するし、どこかで水音も聞こえる。
たぶん気温も下がった。涼しい。
木箱の中なので分かり難かったが、湿度も上がっている。
昔、家族で旅行した秋芳洞を思い出した。いま老人が歩いているのは、鍾乳洞のような洞窟だろう。
すると、突然の浮遊感が男を襲った。
落下の衝撃はほとんどなく、ボチャンという水音と、緩やかに箱ごと上下する感覚。
───まさか……。
男の危惧通り、老人は洞窟を流れる小川に木箱を放り投げ、そのままもと来た道を引き返して行ってしまった。
木箱は川の流れに沿って、奥へ奥へと進んで、ちょっとした滝に行き当たった。
流れは早く、加速がついた木箱は勢いよく宙に投げ出された。
そのまま天井から垂れ下がる岩にぶつかり、軌道が曲がって河原にある大きな岩に衝突。
バウンドして川原に着地したが、その時、何か柔らかいものがクッションになって怪我はしなかった。
破損した木箱の隙間から、恐る恐る外に出た男。
木箱の下敷きになったのは、一匹のカエルだった。
その時、急に腹が鳴った。そういえば、生れてこの方ろくに食事をしていなかった。
飢餓を感じた瞬間、目の前のカエルが急に美味しそうに見えてきた。
はっ! と我に返った男は、元人間のプライドを思い出して勢いよく首を振った。だが飢餓感は半端ない。いや、自分は人間だ。でも丸々と太ったカエルは美味しそう。しかし───
ガブ。
結局、本能には抗えなかった。それに意外と悪くない味だ。
腹に収めると、どこからか謎の声が聞こえてきた。
『エアロ・フロッグを吸収しました』
『エアロ・フロッグの生体情報を取得しました』
『スキル【ウォーター・ブレッド】を習得しました』
「???」
その言葉の意味。頭では分からなかったが、本能では理解した。
何となく前足を見てイメージしてみる。
すると、なんと前足がぐにゃりと形を変えて、水掻きに変化したのだ。
なるほど。どうやら自分は食べた動物の生物的な特徴を自分のものに出来るようだ。
空腹が解消されたためか。ようやく周囲の様子を見る余裕が出てきた。
洞窟は暗闇ではなかった。淡く光る苔が辺り一面に生していて、ある程度の光量が保たれている。とはいえ奥の方は暗くて視えない。
喉の渇きを覚え、小川の水で潤すことにした。美味ぇ。
男がごくごく飲んでいると、奥から気配を感じた。暗闇に二つ、輝く目が見える。こちらを窺っている。
目を凝らすと、それは一匹の蛇だった。
満腹には程遠い。男はカエルを食したことで踏ん切りがついていた。
───俺を食うつもりか。面白い。逆に俺が食ってやる!
男が野生動物というセカンドライフを受け入れた瞬間だった。
ふと思いついて川の水を口に含んだまま蛇の方を向く。
『ウォーター・ブレッド!』
口腔内の水が塊となり、勢いよく蛇に命中した。
絶命した蛇を食すと、またもや男は新しい能力を手に入れた。
それからというもの、男は洞窟内の魔獣を相手に戦いを挑み、そして食らって力を蓄えていった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
あれからどれほどの月日が流れたのか。
ある日、男はそいつと出会った。
外への吹き抜けがあるのか、光がスポットライトとして降り注ぐ洞窟の奥にそいつは座っていた。
人間のようだが、頭部に角、手には鋭い爪がある。
後で男は知ったのだが、そいつは魔人と呼ばれる種族だった。
「……何だこいつは。変な魔獣だな」
そいつは言った
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