55 / 163
千獣の魔王 編
055. 殲滅の光
しおりを挟む
冥海の魔王軍を撃退した後、砂浜にぶっ倒れたユーゴ。その腹の虫が鳴った。
「……メシ食うか」
ユーゴひとりということもあり、無限のおもちゃ箱の入口を開けて入り、トレーラーハウス【オプティマス・デルタ】を目指す。
ランドリーにジャケット以外の衣類を投げ込んで回した後、シャワーで汗を流した。
ここはサービスシーンだろう。誰も得をしないが。
さっぱりしたら次は食欲だ。
インスタント味噌汁、カップ麺、冷凍ピザ、冷凍パスタ、フルーツの缶詰、牛乳、プロテインバーと、目についた食材を片っ端から腹に詰め込んだ。
実はすぐにベルトガルドに戻って加勢しようかと思っていたユーゴだったが、それも一瞬のことですぐに考えを改めた。
フィールエルたちは危険を承知でついてきた。
ネルも黒魔女マリアのときと違い、守られるだけの存在ではない。
ユーゴは彼女達を信じることにした。
ならばユーゴの為すべきことは一つ。英気を養い、一刻も早く本調子に戻すことだ。
ということで、洗面と歯磨きを終えてベッドに倒れ込んだユーゴは、すぐに意識が消えた。
「ん……ふぁぁ」
爆睡から目覚めたユーゴ。身体の怠さも頭の重さも綺麗サッパリ消えていた。
着替えて砂浜に戻ったユーゴは、どれくらい寝ていたのかが気になった。
トレーラーハウスに時計はあるが、あの空間の中では役に立たない。外界と時間の流れが違うからだ。とはいえ誤差は数時間程度なのだが。
千里眼で近くの町を見ると、避難していた住人はあらかた戻っているようだ。
千里眼の範囲外なので、ベルトガルドの様子はここからでは判らない。
ユーゴは幽世の渡航者で戻ることにした。
ベルトガルドは激戦の最中にあったが、幸いにも町の中心までは魔族の侵攻を許していない。
戦いはほとんどが空中戦だった。
対空戦に挑めるものが限られているため、劣勢を強いられている。
フィールエルが頑張っているが、流石にきつそうだ。
更に遠くの空では、魔王二人が戦りあっている。
丁度いい。
ユーゴはあることを思いついた。
「おーい、リリー。俺だ、俺。こっちこっちー」
少し離れた場所に、リリが救急箱を抱えて立っていた。
「あ……ユーゴ! 無事だったんだね」
「まぁな。冥海の魔王とかいうガキンチョは逃しちまったけどな」
まったく下手こいたと、ユーゴは歯噛みした。
「いやいや。魔王を逃してちまったって、そんなセリフを言えるのは神様か神話の英雄くらいだよ」
「それより、あの空で戦ってるやつらに連絡取れるか?」
「え? 出来るはずだけど。戦闘員は全員通信用の魔道具を身に着けているから」
「そうか。じゃあ悪いけど、ちょっと伝言を頼めるか? 俺、いまからこの官邸の屋上に登るから、俺が合図したら全員退がれってさ」
「う、うん。わかった。司令部に伝えてくるね」
重要なことだと直感が走ったリリ。駆け足で作戦司令部へ向かった。
「俺も準備するか……よっと」
宇宙遊泳で自身の重力を軽くし、一足で屋上まで跳躍したユーゴ。
空を見上げ、戦いの様子を眺める。
大空にかかる黒い帯にも見える奏星の魔王軍のなかでは、フィールエルが暴れているお陰で、そこかしこで爆発が起こっている。
その様子を見て、ユーゴは思った。───良い塩梅に固まっているな、と
ユーゴは両手をクロスし、胸の前にかざす。
「鬼神鎧装。起動」
黒い光とともに、エクスブレイバーへと変身したユーゴは、鬼神核に念じる。
「来たれ───【青龍】」
無限のもちゃ箱から長方形の兵装がせり出てくる。
その兵器を右肩に担ぐと、その前部に収納されていたグリップとトリガーが出てきた。
前方突端には二連の砲口。
この兵装の名は青龍。
玄武と同じく四神封印式究極兵装のひとつである。
これもエクスブレイバー時にのみ使用が可能な、強力な兵装で、長距離の射程範囲を持つ大砲である。
「青龍。充気開始」
ヴン、と重低音が鳴り、側面にあるゲージが溜まっていく。
その間にニュー・オメガを左手に握り、銃口を空へ向けた。
ピー。
青龍のチャージが完了した音が鳴ったのを機に、バーストモードにしたニュー・オメガのトリガーを引いた。
ドォン。
誰もいない空間でオメガの光弾が爆発した。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「なに……ユーゴが戻ったって?」
左耳に突けた通信用魔道具から、ユーゴの伝言が報される。
「……了解だ。───いた」
官邸の屋上にはたしかにユーゴの姿があった。しかし、何故かあの黒い鎧姿だ。
彼は肩に、青い大きな物を抱えている。
あれは───大砲か?
フィールエルはその兵器を見た瞬間、
ぞく。
総毛立った。
あれはやばい。危険なんて言葉は生易しい。
それは本能の恐怖だったか、それとも天使からの警告だったのか。
「みんな、全力で戦闘区域から離れて防御壁を張れぇぇぇぇっ!」
ドォンという、ユーゴが放ったニューオメガの合図で、フィールエルは喉が潰れるかと思うほど力の限り叫んだ。
フィールエルやメナ・ジェンド獣王国の幹部達。空中戦をしていたもの達は、全力でその場を離れた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
カチリ。
ユーゴが銃口を引いた。
二つの砲口から解き放たれたエネルギーは渦巻く極大の光となり、やがてビルをも飲み込む大きさとなった。
「消え去れぇぇぇぇっ!」
青龍が放つ息吹は、奏星の魔王軍の左端に到達した瞬間にその一割ほどを消し去った。
魔人が消滅し、本来空が見えるはずの空隙には暗い暗闇が存在し、その周囲は青空と溶けあって背景が歪んでいた。
トリガーを引き絞ったまま、ユーゴは砲口の狙いを右へずらしていった。
わずか五秒の出来事。
わずか五秒で奏星の魔王軍の約九割、四万五千弱の魔人が塵も残さずこの世界から消え去った。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
リリを始め、地上にいたものは太陽が落ちてきたのかと思った。
見上げると地上から空へ向かって、光の槍が昇っていた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「はぁ……はぁ……」
「ふぅ…ふぅ……」
ベルタリオもグレンも、満身創痍で睨み合っていた。
「しぶといのう、貴様も……ん?」
「それはこちらのセリフ…………なんだ?」
魔王二人は、異変に気付いた。
少し離れた空域が、爆発したように光を放っている。
グレンが振り向いた時には、魔人達の軍勢の殆どは消滅していた。
「はぁ?…………………はぁっ!?」
自分の臣下は、部下はどこに消えた!?
もしや地上で戦っているのかと魔力を探ったが、やはり自らの奏星の魔王軍は、殆ど残っていなかった。
「ユーゴか……何ということをしおる」
「ベルタリオ。貴様、あれが誰の仕業か分かっているのか!?」
「恐らく貴様も、私の官邸で会っているはずだぞ」
グレンは思い出した。たしかにあの時、信じられないパラメーターを持ったバケモノめいた人間と会ったことを。
「あの人間か。まさか、ここまでとはな……」
「どうした? 急に覇気が失せたが」
「もういい。興が削がれた」
決して張れぬと思っていた憎しみ。
魔王でさえ不可能かつ出鱈目な青龍の一撃は、百年以上に及ぶ積年の憎悪すら吹き飛ばした。
──────to be continued
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
お読みいただき誠にありがとうございます。
この作品が
「面白い」 「続きが読みたい」 「推してもいい」
と少しでも思って頂けた方は、
①お気に入り 登録
②エールを送る(アプリ版のみ)
③感想を書く
④シェアする
をして頂ければ、作者のモチベーションアップや作品の向上に繋がります。
※お気に入り登録して頂きますと、新エピソードが投稿された際に通知が届いて便利です。
アマチュアである作者は皆様に支えられております。
この作品を皆様で盛り上げて頂き、書籍化やコミカライズ、果てはアニメ化などに繋がればいいなと思います。
この作品を読者の皆様の手で育てて下さい。
そして「この作品は人気のない時から知ってたんだぜ?」とドヤって頂けることが夢です。
よろしくお願いいたします。
「……メシ食うか」
ユーゴひとりということもあり、無限のおもちゃ箱の入口を開けて入り、トレーラーハウス【オプティマス・デルタ】を目指す。
ランドリーにジャケット以外の衣類を投げ込んで回した後、シャワーで汗を流した。
ここはサービスシーンだろう。誰も得をしないが。
さっぱりしたら次は食欲だ。
インスタント味噌汁、カップ麺、冷凍ピザ、冷凍パスタ、フルーツの缶詰、牛乳、プロテインバーと、目についた食材を片っ端から腹に詰め込んだ。
実はすぐにベルトガルドに戻って加勢しようかと思っていたユーゴだったが、それも一瞬のことですぐに考えを改めた。
フィールエルたちは危険を承知でついてきた。
ネルも黒魔女マリアのときと違い、守られるだけの存在ではない。
ユーゴは彼女達を信じることにした。
ならばユーゴの為すべきことは一つ。英気を養い、一刻も早く本調子に戻すことだ。
ということで、洗面と歯磨きを終えてベッドに倒れ込んだユーゴは、すぐに意識が消えた。
「ん……ふぁぁ」
爆睡から目覚めたユーゴ。身体の怠さも頭の重さも綺麗サッパリ消えていた。
着替えて砂浜に戻ったユーゴは、どれくらい寝ていたのかが気になった。
トレーラーハウスに時計はあるが、あの空間の中では役に立たない。外界と時間の流れが違うからだ。とはいえ誤差は数時間程度なのだが。
千里眼で近くの町を見ると、避難していた住人はあらかた戻っているようだ。
千里眼の範囲外なので、ベルトガルドの様子はここからでは判らない。
ユーゴは幽世の渡航者で戻ることにした。
ベルトガルドは激戦の最中にあったが、幸いにも町の中心までは魔族の侵攻を許していない。
戦いはほとんどが空中戦だった。
対空戦に挑めるものが限られているため、劣勢を強いられている。
フィールエルが頑張っているが、流石にきつそうだ。
更に遠くの空では、魔王二人が戦りあっている。
丁度いい。
ユーゴはあることを思いついた。
「おーい、リリー。俺だ、俺。こっちこっちー」
少し離れた場所に、リリが救急箱を抱えて立っていた。
「あ……ユーゴ! 無事だったんだね」
「まぁな。冥海の魔王とかいうガキンチョは逃しちまったけどな」
まったく下手こいたと、ユーゴは歯噛みした。
「いやいや。魔王を逃してちまったって、そんなセリフを言えるのは神様か神話の英雄くらいだよ」
「それより、あの空で戦ってるやつらに連絡取れるか?」
「え? 出来るはずだけど。戦闘員は全員通信用の魔道具を身に着けているから」
「そうか。じゃあ悪いけど、ちょっと伝言を頼めるか? 俺、いまからこの官邸の屋上に登るから、俺が合図したら全員退がれってさ」
「う、うん。わかった。司令部に伝えてくるね」
重要なことだと直感が走ったリリ。駆け足で作戦司令部へ向かった。
「俺も準備するか……よっと」
宇宙遊泳で自身の重力を軽くし、一足で屋上まで跳躍したユーゴ。
空を見上げ、戦いの様子を眺める。
大空にかかる黒い帯にも見える奏星の魔王軍のなかでは、フィールエルが暴れているお陰で、そこかしこで爆発が起こっている。
その様子を見て、ユーゴは思った。───良い塩梅に固まっているな、と
ユーゴは両手をクロスし、胸の前にかざす。
「鬼神鎧装。起動」
黒い光とともに、エクスブレイバーへと変身したユーゴは、鬼神核に念じる。
「来たれ───【青龍】」
無限のもちゃ箱から長方形の兵装がせり出てくる。
その兵器を右肩に担ぐと、その前部に収納されていたグリップとトリガーが出てきた。
前方突端には二連の砲口。
この兵装の名は青龍。
玄武と同じく四神封印式究極兵装のひとつである。
これもエクスブレイバー時にのみ使用が可能な、強力な兵装で、長距離の射程範囲を持つ大砲である。
「青龍。充気開始」
ヴン、と重低音が鳴り、側面にあるゲージが溜まっていく。
その間にニュー・オメガを左手に握り、銃口を空へ向けた。
ピー。
青龍のチャージが完了した音が鳴ったのを機に、バーストモードにしたニュー・オメガのトリガーを引いた。
ドォン。
誰もいない空間でオメガの光弾が爆発した。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「なに……ユーゴが戻ったって?」
左耳に突けた通信用魔道具から、ユーゴの伝言が報される。
「……了解だ。───いた」
官邸の屋上にはたしかにユーゴの姿があった。しかし、何故かあの黒い鎧姿だ。
彼は肩に、青い大きな物を抱えている。
あれは───大砲か?
フィールエルはその兵器を見た瞬間、
ぞく。
総毛立った。
あれはやばい。危険なんて言葉は生易しい。
それは本能の恐怖だったか、それとも天使からの警告だったのか。
「みんな、全力で戦闘区域から離れて防御壁を張れぇぇぇぇっ!」
ドォンという、ユーゴが放ったニューオメガの合図で、フィールエルは喉が潰れるかと思うほど力の限り叫んだ。
フィールエルやメナ・ジェンド獣王国の幹部達。空中戦をしていたもの達は、全力でその場を離れた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
カチリ。
ユーゴが銃口を引いた。
二つの砲口から解き放たれたエネルギーは渦巻く極大の光となり、やがてビルをも飲み込む大きさとなった。
「消え去れぇぇぇぇっ!」
青龍が放つ息吹は、奏星の魔王軍の左端に到達した瞬間にその一割ほどを消し去った。
魔人が消滅し、本来空が見えるはずの空隙には暗い暗闇が存在し、その周囲は青空と溶けあって背景が歪んでいた。
トリガーを引き絞ったまま、ユーゴは砲口の狙いを右へずらしていった。
わずか五秒の出来事。
わずか五秒で奏星の魔王軍の約九割、四万五千弱の魔人が塵も残さずこの世界から消え去った。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
リリを始め、地上にいたものは太陽が落ちてきたのかと思った。
見上げると地上から空へ向かって、光の槍が昇っていた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「はぁ……はぁ……」
「ふぅ…ふぅ……」
ベルタリオもグレンも、満身創痍で睨み合っていた。
「しぶといのう、貴様も……ん?」
「それはこちらのセリフ…………なんだ?」
魔王二人は、異変に気付いた。
少し離れた空域が、爆発したように光を放っている。
グレンが振り向いた時には、魔人達の軍勢の殆どは消滅していた。
「はぁ?…………………はぁっ!?」
自分の臣下は、部下はどこに消えた!?
もしや地上で戦っているのかと魔力を探ったが、やはり自らの奏星の魔王軍は、殆ど残っていなかった。
「ユーゴか……何ということをしおる」
「ベルタリオ。貴様、あれが誰の仕業か分かっているのか!?」
「恐らく貴様も、私の官邸で会っているはずだぞ」
グレンは思い出した。たしかにあの時、信じられないパラメーターを持ったバケモノめいた人間と会ったことを。
「あの人間か。まさか、ここまでとはな……」
「どうした? 急に覇気が失せたが」
「もういい。興が削がれた」
決して張れぬと思っていた憎しみ。
魔王でさえ不可能かつ出鱈目な青龍の一撃は、百年以上に及ぶ積年の憎悪すら吹き飛ばした。
──────to be continued
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
お読みいただき誠にありがとうございます。
この作品が
「面白い」 「続きが読みたい」 「推してもいい」
と少しでも思って頂けた方は、
①お気に入り 登録
②エールを送る(アプリ版のみ)
③感想を書く
④シェアする
をして頂ければ、作者のモチベーションアップや作品の向上に繋がります。
※お気に入り登録して頂きますと、新エピソードが投稿された際に通知が届いて便利です。
アマチュアである作者は皆様に支えられております。
この作品を皆様で盛り上げて頂き、書籍化やコミカライズ、果てはアニメ化などに繋がればいいなと思います。
この作品を読者の皆様の手で育てて下さい。
そして「この作品は人気のない時から知ってたんだぜ?」とドヤって頂けることが夢です。
よろしくお願いいたします。
42
あなたにおすすめの小説
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
Shining Rhapsody 〜神に転生した料理人〜
橘 霞月
ファンタジー
異世界へと転生した有名料理人は、この世界では最強でした。しかし自分の事を理解していない為、自重無しの生活はトラブルだらけ。しかも、いつの間にかハーレムを築いてます。平穏無事に、夢を叶える事は出来るのか!?
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ReBirth 上位世界から下位世界へ
小林誉
ファンタジー
ある日帰宅途中にマンホールに落ちた男。気がつくと見知らぬ部屋に居て、世界間のシステムを名乗る声に死を告げられる。そして『あなたが落ちたのは下位世界に繋がる穴です』と説明された。この世に現れる天才奇才の一部は、今のあなたと同様に上位世界から落ちてきた者達だと。下位世界に転生できる機会を得た男に、どのような世界や環境を希望するのか質問される。男が出した答えとは――
※この小説の主人公は聖人君子ではありません。正義の味方のつもりもありません。勝つためならどんな手でも使い、売られた喧嘩は買う人物です。他人より仲間を最優先し、面倒な事が嫌いです。これはそんな、少しずるい男の物語。
1~4巻発売中です。
ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました
グミ食べたい
ファンタジー
現実に疲れた俺が辿り着いたのは、自由度抜群のVRMMORPG『アナザーワールド・オンライン』。
選んだ職業は“料理人”。
だがそれは、戦闘とは無縁の完全な負け組職業だった。
地味な日々の中、レベル上げ中にネームドモンスター「猛き猪」が出現。
勝てないと判断したアタッカーはログアウトし、残されたのは三人だけ。
熊型獣人のタンク、ヒーラー、そして非戦闘職の俺。
絶体絶命の状況で包丁を構えた瞬間――料理スキルが覚醒し、常識外のダメージを叩き出す!
そこから始まる、料理人の大逆転。
ギルド設立、仲間との出会い、意外な秘密、そしてVチューバーとしての活動。
リアルでは無職、ゲームでは負け組。
そんな男が奇跡を起こしていくVRMMO物語。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる