【R18】異世界リゾートライフ~女運が最悪だったオレがチートスキルで理想のハーレムを作りあげる~

永遠光(とわのひかり)

文字の大きさ
297 / 361
第19章 社員旅行編

第294話 経営統合

しおりを挟む
 ヒカリの幼い頃からの夢「パティシエへの道」が開かれた。
 しかし、それは遥かに遠く長い道のりである。
 オレたちは『ルミエール・ド・エトワール』開店プロジェクトを立ち上げ、白紙状態から1つずつ検討することとした。

 メンバーは、オレ、ジェスティーナ、アスナ、サクラ、リオナ、ヒカリの6名だ。
 店舗設計はオレ、用地確保はアスナ、この世界向けの商品開発はジェスティーナ、サクラ、リオナ、ヒカリの4名が担当する事となった。

 最初は王都にある『カフェ・バレンシア』本店に冷蔵ショーケースを置いて『ルミエール・ド・エトワール』の名前でスイーツコーナーを作り、お客さんの反応を見ながら販売する商品を決めていくことにした。
 今後の展開が楽しみである。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 エメラルド・リゾート滞在中、ヒカリは、リオナ、トリン、マリンと同じヴィラで寝泊まりすることとなった。
 同郷で同い年のリオナと一緒に過ごすことで、この世界の事が色々と学べるし、早く馴染めると思ったからだ。

 次の日、ヒカリは朝からリオナたち3人と水着に着替えて波打ち際で水遊びしていた。
 ヒカリの水着は、ビーチショップで白のワンピースを購入したそうだ。
 露出少な目の清楚系の水着らしいが「中々のプロポーションでしたよ、カイト様」と聞きもしないのにトリンが教えてくれた。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 次の日、アンジェラ・サエマレスタがオレのオーナー専用室を訪ねて来た。
 アンジェラは、サエマレスタ・リゾートの社長であり、エメラルド・リゾートにも出資している有力企業グループの若き女性経営者である。

 アクアスター・リゾートとは資本提携を締結しており、アンジェラとも個人的に良好な関係を築いている間柄だ。

「カイト様、ご無沙汰しております」
 アンジェラは爽やかな笑顔で、オレの前に現れた。

「アンジェラ、久しぶり。
 今日はどんな用?」

「はい、カイト様に折り入ってご相談がありまして…」

「なるほど、ではこちらへお掛け下さい」
 オレは、ジェスティーナ達が寛いでいるスカイラウンジの席に手招きした。

「出来れば、カイト様と2人きりでお話したいのですが…」
 どうやら、オレ以外に人が居ると話にくい内容らしい。

「あの…、宜しければ私の部屋でお話ししませんか」
 アンジェラは、サエマレスタ・リゾートに充てがわれたオーナー専用室へ行こうと誘った。

「分かりました」

「ありがとうございます。
 それでは、参りましょう」

 オレとアンジェラは17階の彼女の部屋へと向かった。

 アンジェラと一緒に部屋に入ると、他には誰も居らず2人きりだった。
 この部屋はオレが設計したので、造りは把握していた。
「この部屋の使い勝手はどうですか?」

「はい、とても機能的で使いやすい造りだと思います。
 流石はカイト様が設計された部屋だと感心しました」
 アンジェラは、自らハーブティーを淹れ、オレと自分の分をテーブルに置き対面の席へ座った。

「話と言うのは何ですか?」

「実は、2つありまして…
 まずはビジネスの話から…
 会長(アンジェラの祖父)とも話したのですが、サエマレスタ・リゾートをカイト様のグループに加えて頂きたいのです」

「それはまた、唐突な話ですね…
 端的に言えば、経営を統合したいと言うことですか?」

「その通りです。
 最近、当リゾートを単独で経営していくのは将来的に難しいと感じておりまして…
 カイト様が目指しておられる新しいリゾートスタイルの波に乗らなければ、時代に取り残されてしまうと言う危機感を、私も会長も持っているのです」

「その危機感と言うのは、具体的にはどんなものですか?」

「具体的に申し上げれば、ホテルの設備です。
 まずサエマレスタ・リゾートのホテルにはエレベーターが有りません。
 眺望の良い最上階の部屋をスイートとしておりますが、高い宿泊代金を支払い、汗水垂らして階段を上る人は、エレベーターが当たり前となれば、いなくなると思います」

「確かに、つい最近までは、眺望を得たければ、階段の上り下りは、必須でしたからね」

「他にもあります。
 カイト様が設計されたホテルには、どの部屋にもエアコンが当たり前のように設置されています。
 一度エアコンの有り難みを知ってしまったお客様は、その内エアコンのないホテルを敬遠するようになるでしょう」

「なるほど…
 それは一理ありますね」

「実はエレベーターやエアコンだけじゃ無いんです。
 カイト様のホテルにある冷蔵庫や温水洗浄便座、ドライヤー、空気清浄機の他、厨房にある冷蔵庫、冷凍庫、製氷機、電子レンジやオーブンなどの各種厨房機器など…
 私共のホテルには、無い物ばかりです」

「そう言われれば、確かにそうですね」
 オレは、現代日本でホテル設計の際に当たり前のように使っていた設備機器をそのままの仕様で使っているが、この世界の人からすれば、どれも未知のテクノロジーなのだ。

「予約管理システムを入れていただく際には、その見返りとして接客の技術指導でお力になれましたが、もう私たちに代わりに提供できるようなモノは何も無いのです。
 それならば、潔く頭を下げてグループに入れていただき、設備の供与を受けた方が良いと、会長は申しておるのです。
 会長は高齢ですから、そろそろ引退する時期であると自覚しており、サエマレスタ・リゾートをカイト様のグループに加えて頂ければ安心して引退出来ると申しております」

「う~ん、なるほど…
 そこまでの覚悟がお有りでしたら、この話お受けしましょう」

「ありがとうございます。
 その言葉に会長もきっと安堵することでしょう」

 それからオレとアンジェラは、経営統合の具体的な内容について詰めていった。
 3時間に及ぶ打合せの結果、下記の通り基本合意した。

 ◎持株会社アクアスター・ホールディングスを設立し、アクアスター・リゾートとサエマレスタ・リゾートの全株式を移行する
 ◎アクアスター・リゾート、サエマレスタ・リゾート双方とも会社は存続するが、経営の決定権はアクアスター・ホールディングスが持つ
 ◎持株会社の社長はオレ、アンジェラが役員として入り、その他は今後検討して決める
 ◎アクアスター・リゾート以外の会社も株式を持株会社へ移行させ、全て子会社化する
 ◎サエマレスタ・リゾートの会社名、ホテル名、役員等は現状通りとする
 ◎カイトの指導の元、サエマレスタ・リゾート全ホテルを順次リノベーションしてエレベーター、エアコンの設置、厨房設備等の更新を実施する
 ◎アクアスター・リゾートのグループホテルとして王都でサエマレスタ・リゾートのプロモーション活動を行う 
 ◎グループ傘下の各ホテルの人事交流を定期的に実施する
 ◎上記以外については、アクアスター・リゾート社長のエミリアをメンバーに入れて、改めて打ち合わせする。

「経営統合の件は、概ねこんなところでしょうか。
 ところで2つ目の相談って何ですか?」
 オレがそう言うと、アンジェラは急にソワソワしだした。

「そ、相談と言うか、個人的なお願いなんですが…」
 アンジェラは、何故か顔を赤らめた。

「経営統合するんですから、もう身内も同然じゃないですか、何か言いにくい事なんですか?」

「は、はい、実は最近眠れなくて…」

「何か悩み事があるなら相談に乗りますよ」

「ありがとうございます、実は…」
 アンジェラはそこまで言いかけて、一呼吸置き、意を決したように言った。
「ここが…、疼いて眠れないんです」
 そう言ってアンジェラは、自分の下腹部に手を当てた。

「えっ!」
 オレは、絶句した。

「カイト様、お願いです…
 この疼きを沈めて下さい」
しおりを挟む
感想 67

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

処理中です...