【R18】異世界リゾートライフ~女運が最悪だったオレがチートスキルで理想のハーレムを作りあげる~

永遠光(とわのひかり)

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第19章 社員旅行編

第296話 緊急経営会議

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 オレが自分のオーナー専用室へ戻ると婚約者フィアンセたちは、みんなで仲良く朝食を取っていた。
「カイト様、お早いお帰りで」
「あらあらカイト、朝帰り、お疲れ様」
「さぞかし、お腹減ったでしょう」
 ジェスティーナたちの皮肉めいた言葉を物ともせず、オレはこう言った。
「ただいま、昨日は色々とあって大変だったよ」

「えっ、何が大変なの?」

「それをこれから、みんなに説明するから」

「セレスティーナ!」
 オレは秘書のセレスティーナを呼んだ。

「カイト様、お呼びでしょうか」

「これから緊急経営会議を開催するから、グループ社長会のメンバーを招集してくれ」

「畏まりました」

 それから30分ほどすると、アクアスター・グループの社長が全員集まった。
 メンバーはオレの他、グループ企業15社のトップであるジェスティーナ、アリエス、フローラ、エレナ、サクラ、アスナ、エミリア、トリン、ローレン、ソニアの10名である。
 リアンナとセレーナもオブザーバーとして参加することとなった。

 因みに現在のアクアスター・グループ15社は下記の通りである。
【エメラルド・リゾート株式会社】
 エメラルド・リゾートの運営会社
 社長はジェスティーナ、持株比率18.75%

【シュテリオンベルグ開発共同企業体】
 シュテリオンベルグ公爵領全体の観光振興を目的に設立された会社
 理事長はジェスティーナ、持株比率18.75%

【エルドラード・リゾート株式会社】
 シュテリオンベルグ城に併設されたリゾートホテルの運営会社
 社長はアリエス、持株比率100%

【アクアスター・エアロトラベル株式会社】
 ソランスター王国初の民間航空会社
 社長はフローラ、持株比率100%

【シュテルンベルグ・ハウジング・サービス株式会社】
 領都エルドラードにある市営住宅アパートの運営管理を行う会社
 社長はエレナ、持株比率100%

【エルドラード・ショッピングモール株式会社】
 領都にある複合商業施設併設型市庁舎エルドラードの施設管理を行う会社
 社長はエレナ、持株比率100%

【アクアスター・プロダクション株式会社】
 この世界初の芸能プロダクション
 社長はサクラ、持株比率100%

【アクアスター・トラベルサービス株式会社】
 国内・国外旅行、ホテル・レストラン等の予約を取り扱う総合旅行代理店
 社長はアスナ、持株比率100%

【アクアスター・デベロップメント株式会社】
 王都と領都を中心に商業施設、ホテル、住宅、公共施設を設計施工する総合建設会社
 社長はアスナ、持株比率100%

【アクアスター・ペイメント株式会社】
 ステカとステリンの仕入・販売と、キャッシュレス決済端末を取り扱う会社
 社長はアスナ、持株比率100%

【アクアスター・リゾート株式会社】
 アクアスター・リゾートの運営会社
 社長はエミリア、持株比率100%

【アクアスター錬金工房アルケミー・スタジオ株式会社】
 錬金工房の素材調達、生産・在庫管理、商品販売等全般を行う会社
 社長はトリン、持株比率100%

【アクアスター・ワイナリー株式会社】
 アクアスターリゾートの葡萄の育成管理、ワインの製造販売を行う会社
 社長はローレン、持株比率100%

【アクアスター・ファーム株式会社】
 アクアスターリゾートで農園・薬草園・温泉管理を行う会社
 社長はローレン、持株比率100%

【アクアスター・エデュケーション・サービス株式会社】
 リゾート&ホテルズ専門学校(王都校、領都校)を運営する会社
 社長はソニア、持株比率100%

 出席者は、スカイ・ラウンジにあるエメラルドブルーと白を基調とした長さ12m、幅2mの長円形のテーブル&チェアセットに座り、これから何が話されるのか固唾を飲んで待っていた。
 オレは議長となり開会を宣言した。
「今からアクアスター・グループの緊急経営会議を開催する。
 急遽招集したにも拘わらず、迅速に集まってくれたことをみんなに感謝する」
 オレはそう言って頭を下げた。

「本日の議題は、グループ全体の将来に関わる重要な議題だ」
 オレがそう言うと参加者は緊張した面持ちでオレを見つめた。

「その議題を発表する前に、ゲストを紹介しよう」
 オレは秘書のセレスティーナに指示すると、アンジェラが部屋に入ってきた。

「オレに、この提案を持ちかけたアンジェラだ」

「皆さん、本日はお集まり下さいましてありがとうございます。
 サエマレスタ・リゾートの社長を努めますアンジェラ・サエマレスタです。
 どうぞ、宜しくお願いします」
 アンジェラは、オレの隣に立ち謝辞を述べ、頭を下げた。

「この中で、リアンナとセレーナ以外のメンバーは知っていると思うが、サエマレスタ・リゾートとアクアスター・リゾートは資本提携を締結し、良好な関係にある会社同士だ。
 そのアンジェラから、持株会社を設立し経営統合してアクアスター・グループの傘下に入りたいと提案があり、それを協議するために皆んなに集まってもらったんだ」
 オレがそう説明すると、メンバーは一斉に驚きの声を上げ、どよめいた。

 その中の一人、トリンが手を挙げて発言を求めた。
「はい、カイト様、質問があります」

「トリン、どんな質問だ?」

「あの、経営統合ってどういう意味ですか?」

「では、まず経営統合について説明しておこう。
 経営統合とは、複数の企業が親会社となる持株会社を設立して、子会社として持株会社の傘下に入ることを言うんだ。
 持株会社は子会社の株式を保有して管理するが、子会社の独立性は保持する。
 今回設立する持株会社は、純粋持株会社で子会社の株式保有と経営のコントロールのみが目的だ。
 トリン、この説明で分かったかい?」

「は、はい……、何とな~く分かりました」
 トリンにとっては少し難しい話だったので、当然の反応かも知れない。

「他に質問はないか?」

「はい、質問です」
 次に手を挙げたのは、アスナであった。
「サエマレスタ・リゾートが、アクアスター・グループの傘下に入る目的とメリット、デメリットがあれば教えて下さい」

「アスナ、いい質問だ。
 まず、目的から説明しよう」
 サエマレスタ・リゾートにエレベーターやエアコン、温水洗浄便座などアクアスター・リゾートのホテルには当たり前となっている設備機器がなく、時代の波に取り残される前にアクアスター・グループの傘下に入り、設備の改修や設置を受けることが目的だと説明した。

「なるほど…
 エレベータやエアコンが当たり前になると、それがないホテルは競争力が低下するから、それを見越して決断したと言うことね…」

「そういうことだ。
 次にメリットとデメリットについて説明しよう」
 オレは、今回の経営統合により、次のようなメリットがあることを説明した。
 ◎グループ企業が増えれば、資金調達や仕入販売などスケールメリットが活かせる
 ◎グループ企業の経営・事業・事務を集約し、効率化が可能である
 ◎グループ企業間で人事交流を行い、色々なキャリアを持つ人材を育成し易い
 ◎経営リスクの分散とグループ各社の経営方針を明確にできる
「デメリットは、サエマレスタ・リゾートの経営が思わしくなければ、グループの足を引っ張ることが考えられるが、経営状態は良好であるし内部留保も十分にあるのでデメリットはないと思う」

「ここでオレから提案だが、グループ会社全社を親会社アクアスター・ホールディングスの傘下に置こうと思うがどうだろう」
 賛否を問うたところ、全員がオレの提案に賛成した。

 次に経営統合の具体的な手順について説明した。
 ①親会社となるアクアスター・ホールディングス株式会社を設立する。
 ②アクアスターリゾートとサエマレスタ・リゾートの全株式を親会社へ移行する。
 ③親会社の役員と経営方針、経営計画を決める。
 ④上記に基づき、各子会社の経営方針、経営計画を決める。

 この決議により、アクアスター・グループ15社に下記のサエマレスタ・リゾートを加えた16社でホールディングスを組むことが決まった。
【サエマレスタ・リゾート株式会社】
 領都エルドラードのビーチサイドで7軒のリゾートホテルを経営する会社
 社長アンジェラ・サエマレスタ、会長エルビン・サエマレスタ

 協議の結果アクアスター・ホールディングスの役員構成は下記の通りと決まった。
 代表取締役社長  カイト・シュテリオンベルグ
 代表取締役副社長 アスナ・バレンシア
 専務取締役    ジェスティーナ・ソランスター
 常務取締役    アンジェラ・サエマレスタ
 取締役      アリエス、フローラ、エレナ、サクラ、エミリア、トリン、ローレン、ソニア
 経営方針、経営計画については別途、経営会議を開き検討することとした。

「ここで、新しくグループに加わったサエマレスタ・リゾート社長のアンジェラに、一言挨拶をお願いしたいと思う」

 事前に打ち合わせはしていなかったが、アンジェラはオレの横に立ち、一言一言噛みしめるように言葉を繋げて挨拶した。
「皆様、この度は、私どもの会社サエマレスタ・リゾートを、アクアスター・グループのメンバーとして快くお迎えいただき、本当にありがとうございます」
 そこまで言うとメンバー全員が拍手した。

「皆さん、暖かい拍手、ありがとうございます。
 私どものリゾートは祖父が一代にして築き上げたリゾートホテルですが、跡取りである私の父が若くして他界し、幼い頃から私がリゾート経営のノウハウを祖父から叩き込まれ、私も必死になって学んできました。
 しかし、カイト様の展開するリゾートはスケールも大きく、絶対に真似できない快適設備や新しい思想がふんだんに盛り込まれ、その才能には祖父も目をみはるものがあると申しております。
 同時に近い将来、既存のホテルは大きな変革の時代に突入すると予測しております。
 私も、祖父と同意見で、それならば今の内にカイト様のグループに入れていただき、グループの一員として共に成長して行ければ良いと考えるようになりました。
 昨日、その件をカイト様にご相談したところ、私の意見に賛同いただき、本日の経営会議に諮っていただくことになり、そして本日快く私どもの会社をグループに加えていただくことになりました。
 また、カイト様のハーレムメンバーに加えていただく許可もいただきましたので、皆様方とは、長いお付き合いになると思いますが、今後ともどうぞ宜しくお願い致します」

 アンジェラの「ハーレムメンバーに加えていただく」と言う最後の一言にジェスティーナ始め、他のハーレムメンバー一同は、驚いていたが、ああナルホドね、と言う顔をしながら、オレとアンジェラの顔を交互に見ながら盛大な拍手で歓迎した。
「アンジェラさん、こちらこそ宜しくね」
「カイトのハーレムへようこそ!」
「みんなで一緒に盛り上げましょうね」
 経営会議参加者はアンジェラを好意的に迎えた。

 この緊急経営会議でサエマレスタ・リゾートがアクアスター・グループ傘下に入ることと、アンジェラがオレのハーレム入りすることが決定したことで、オレはまた一段と忙しくなりそうだ。
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