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第16話
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それからノエルと久しぶりにまともな夕食を取った。
これまでお金を切り詰めてきたけど、さすがにお腹が減って限界だったし、ここ最近は軽いめまいもしてたから、結果的にはきちんと夕食を取ってよかったって思う。
オートミールとサラダとスープ。
お馴染みのメニューだったけど、久しぶりに口に入れると本当においしく感じられるから不思議だ。
あと、今日のノエルは心なしか、いつもよりも笑顔が多かったからこっちまで嬉しくなっちゃった。昨日は1人でパンをかじっていただけだから、なおさらそう感じたのかも。
案外こういう些細なことが、幸せだったりするのかもしれない。
「それじゃお兄ちゃん、ノエルはもう寝るね~」
「ああ、うん」
おやすみと、挨拶しようとしたところで思い出した。
「……あ、その前に。1つお願いしたいことがあるんだけど、いいかな?」
「どしたの?」
「ノエルさ、シルワにあるダンジョンの詳細が書かれた本持ってたでしょ? あれ、ちょっと見せてほしいんだけど」
「うん、いいよー♪ ちょっと待ってて~」
◇
ノエルから受け取った書物を片手に自分の部屋へ戻る。
「けっこう重い……」
厚さもかなりある。
それもそのはずで、この書物にはシルワが管轄するすべてのダンジョンの詳細が細かく記されているんだ。
実はこれ、ヴィスコンティ孤児院が所蔵していた物なんだけど、ノエルが毎日のように読んでいたから、引っ越しと同時に院長がプレゼントしてくれたっていう経緯があって、すごく貴重な物だったりする。
少なくとも、城下町の市場で出回っているような物じゃない。
僕の目当ては【グラキエス氷窟】ボス魔獣のデータだ。
少し情報が古いんだけど、そのダンジョンに出現する魔獣は、数百年前から変わっていないって言われているから多分問題ないはず。
「えっと……グラキエス氷窟、グラキエス氷窟……っと、あった」
膨大なE級ダンジョンの項目の中から目当てのページを探り当てる。
【グラキエス氷窟】の概要は、このように記述されていた。
『内部は薄暗く、氷壁で覆われているため少し肌寒いが、広い通路で構成されているため、魔獣とも戦いやすいダンジョンである。だが、シルワ王国が管理下に置くE級ダンジョンの中では、やや難易度が高いと言える。その理由は、大魔獣であるビッグデスアントの強靭さによる。成人男性の2倍ほどある巨大な蟻の姿を模した魔獣で、高い攻撃力を武器に素早く先制を仕掛けてくるので、注意が必要である』
「ビッグデスアントか」
ページをめくりつつ、僕は学校の授業を思い出していた。
E級ダンジョンのボス魔獣の中には、想像よりも遥かに強い相手もいて、E級だからって油断している冒険者を食い物にするいわゆる初心者狩りのボス魔獣が存在するって、メリアドール先生も言ってたっけ。
たしか、その中にビッグデスアントの名前があった。
そのままステータスのページを確認してみる。
-----------------
[ビッグデスアント]
LP25
HP710/710
MP30/30
攻50
防15
魔攻6
魔防6
素早さ25
幸運10
属性魔法:《フリーズウォーター》
状態:火魔法・被ダメージ2倍
-----------------
さすがダンジョンの主といったところだろうか。
これまで戦ってきたスライムやクインペリーとは、比べ物にならないくらい強い。
なんといっても目を引くのは、概要にもあった高い攻撃力だ。
「物理攻撃特化の魔獣だな。今、僕の防御力は1だから……攻撃を受けたらひとたまりもないぞ、これは」
というか、確実に即死だ。
ソロでダンジョンに挑む最大の難点は、仲間に蘇生で生き返らせてもらえないこと。
即死した後は、そのまま魔獣に食い散らかされて、肉体はめちゃくちゃにされてしまう。
それはつまり、本当の意味での〝死〟を意味している。
だから、ソロを嫌がる冒険者は意外と多い。
タイクーンに頭を下げてでも、なんかとパーティーに入ろうとする冒険者がいるのは、そのためだったりする。
「今あるLPを防御力に全振りしてもいいんだけど。でも、相手の素早さが鬼のように高いからなぁ。多分、連続で攻撃されて終わりだ。どうしよう……」
そもそも、ボス魔獣にソロで挑むって段階で、幸運以外のパラメーターがオール1っていうのは非常にマズい。
こんなもの、みすみす殺されに行くようなものだよ。
「せめて、パラメーターは少し上げておかないと」
この先冒険者を続けていくのなら、人並みのステータスがなければ、いつかは魔獣にやられてしまう。
せっかく<アブソープション>みたいなチートスキルを持っていても、死んだらそこでおしまいだ。
やることは決まった。
ひとまず、今あるLP40を5ずつ幸運以外のパラメーターに振り分けることに。
水晶ディスプレイ上で指示を送って、再度ステータスを確認する。
-----------------
[ナード]
LP15
HP50/50
MP0/30
攻6
防6(+5)
魔攻6
魔防6
素早さ6
幸運10
ユニークスキル:
<アブソープション【スロットβ】>
<バフトリガー【OFF】>
属性魔法:《ファイヤーボウル》
無属性魔法:
攻撃系スキル:
補助系スキル:《分析》《投紋》
武器:
防具:毛皮の服
アイテム:
ポーション×1、水晶ジェム×1、魔獣の卵×5
貴重品:ビーナスのしずく×1
所持金:2,700アロー
所属パーティー:叛逆の渡り鳥
討伐数:E級魔獣73体
状態:
-----------------
「これでちょっとはマシになったかな」
だけど、これでも成人の儀式で、一般的に受け取れるステータスよりもだいぶ低い。
ただ、さすがにオール1のまま放置しておくよりはマシだったはず。
(どれだけ自分のステータスが終わってたかってことだよね)
あの時、スライムに間違って<アイテムプール>を使っていなかったら、今頃、絶望の淵に立たされていたに違いない。本当に<アブソープション>さまさまだ。
「今日だって、LP40まで増やせたのも、<アブソープション>のおかげだし」
ちなみにあれから3時間、ダンジョンを探索した結果はこんな感じだったりする。
-----------------
〇結果
◆魔獣討伐数
・クインペリー×12
◆拾得アイテム
・ポーション×1
・マジックポーション×1
・水晶ジェム×4
・青銅貨×2
◆ドロップアイテム
・魔獣の卵×4
-----------------
まずはクインペリーを6体、《ファイヤーボウル》で倒した。
その途中で運良くマジックポーションを1つ拾うことができたから探索を続行して、さらに下の階層でクインペリーを6体討伐することに成功。
さすがに途中で帰りの道が分からなくなってきたから、《投紋》で目印を付けることも忘れなかった。
でも、ソロってなかなか心細いものだったりするんだよなぁ。
途中で会話できる相手もいないし、下の階層へ降りるにつれて冷気も厳しくなってきて、寒さが身に染み始めたから、3時間が限界だった。
そんなことを考えながら、ビッグデスアントのステータスに再び視線を移すと、気になる項目が目に入り込んでくる。
「……あれ? 意外と魔法攻撃力と魔法防御力が低くないか? それに、火魔法・被ダメージ2倍って……弱点あるじゃん!」
つまり、ビッグデスアントは火魔法に弱いということ。
ちょうど《ファイヤーボウル》を習得していたから、これは想定外のラッキーと言えた。
一応、残りの火魔法一覧を水晶ディスプレイに表示してみる。
-----------------
◆中級魔法-デモンズフレイム/消費LP50
内容:敵1体に火魔法ダメージ(中)を与える
威力120ダメージ/詠唱時間5秒
消費MP10
◆上級魔法-ファイナルボルケーノ/消費LP100
内容:敵1体に火魔法ダメージ(大)を与える
威力450ダメージ/詠唱時間7秒
消費MP30
-----------------
「ビッグデスアントの魔法防御力は6で、僕の魔法攻撃力もちょうど6になったから……。えっと、これだと《デモンズフレイム》を3回詠唱すれば倒せるんじゃないかな」
被ダメージ2倍だから、1発当てると約240ダメージを与えることができる。
つまり3回唱えれば、ビッグデスアントを倒すことができるって計算だ。
もちろん、学校の授業で習った計算方法と実戦は異なる。そう簡単に3発も当てられないかもしれない。
でも、僕にとっては、ボス魔獣を倒せるかもしれないって分かっただけでも大きな収穫だった。
《デモンズフレイム》を習得するにはLPがあと36必要だから、クインペリーを18体倒せばいい。
「明日、ポーションと魔獣の卵を売り払えば、ぎりぎりマジックポーション2個と水晶ジェム17個が買えるか。うん……これで完璧だ」
そして、その翌日にはビッグデスアントを倒す。
なんとか10日以内に【グラキエス氷窟】をクリアすることができそうだ。
「そしたら、ノエルには本当のことを言わないとだよね」
まだノエルは、僕がセシリアと一緒にパーティーを組んでいるものだって思っているわけだし。
これ以上嘘をつき続けるのは、精神的にもキツい……。
ちょっとだけ罪悪感を抱きながら、この日は眠りについた。
これまでお金を切り詰めてきたけど、さすがにお腹が減って限界だったし、ここ最近は軽いめまいもしてたから、結果的にはきちんと夕食を取ってよかったって思う。
オートミールとサラダとスープ。
お馴染みのメニューだったけど、久しぶりに口に入れると本当においしく感じられるから不思議だ。
あと、今日のノエルは心なしか、いつもよりも笑顔が多かったからこっちまで嬉しくなっちゃった。昨日は1人でパンをかじっていただけだから、なおさらそう感じたのかも。
案外こういう些細なことが、幸せだったりするのかもしれない。
「それじゃお兄ちゃん、ノエルはもう寝るね~」
「ああ、うん」
おやすみと、挨拶しようとしたところで思い出した。
「……あ、その前に。1つお願いしたいことがあるんだけど、いいかな?」
「どしたの?」
「ノエルさ、シルワにあるダンジョンの詳細が書かれた本持ってたでしょ? あれ、ちょっと見せてほしいんだけど」
「うん、いいよー♪ ちょっと待ってて~」
◇
ノエルから受け取った書物を片手に自分の部屋へ戻る。
「けっこう重い……」
厚さもかなりある。
それもそのはずで、この書物にはシルワが管轄するすべてのダンジョンの詳細が細かく記されているんだ。
実はこれ、ヴィスコンティ孤児院が所蔵していた物なんだけど、ノエルが毎日のように読んでいたから、引っ越しと同時に院長がプレゼントしてくれたっていう経緯があって、すごく貴重な物だったりする。
少なくとも、城下町の市場で出回っているような物じゃない。
僕の目当ては【グラキエス氷窟】ボス魔獣のデータだ。
少し情報が古いんだけど、そのダンジョンに出現する魔獣は、数百年前から変わっていないって言われているから多分問題ないはず。
「えっと……グラキエス氷窟、グラキエス氷窟……っと、あった」
膨大なE級ダンジョンの項目の中から目当てのページを探り当てる。
【グラキエス氷窟】の概要は、このように記述されていた。
『内部は薄暗く、氷壁で覆われているため少し肌寒いが、広い通路で構成されているため、魔獣とも戦いやすいダンジョンである。だが、シルワ王国が管理下に置くE級ダンジョンの中では、やや難易度が高いと言える。その理由は、大魔獣であるビッグデスアントの強靭さによる。成人男性の2倍ほどある巨大な蟻の姿を模した魔獣で、高い攻撃力を武器に素早く先制を仕掛けてくるので、注意が必要である』
「ビッグデスアントか」
ページをめくりつつ、僕は学校の授業を思い出していた。
E級ダンジョンのボス魔獣の中には、想像よりも遥かに強い相手もいて、E級だからって油断している冒険者を食い物にするいわゆる初心者狩りのボス魔獣が存在するって、メリアドール先生も言ってたっけ。
たしか、その中にビッグデスアントの名前があった。
そのままステータスのページを確認してみる。
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[ビッグデスアント]
LP25
HP710/710
MP30/30
攻50
防15
魔攻6
魔防6
素早さ25
幸運10
属性魔法:《フリーズウォーター》
状態:火魔法・被ダメージ2倍
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さすがダンジョンの主といったところだろうか。
これまで戦ってきたスライムやクインペリーとは、比べ物にならないくらい強い。
なんといっても目を引くのは、概要にもあった高い攻撃力だ。
「物理攻撃特化の魔獣だな。今、僕の防御力は1だから……攻撃を受けたらひとたまりもないぞ、これは」
というか、確実に即死だ。
ソロでダンジョンに挑む最大の難点は、仲間に蘇生で生き返らせてもらえないこと。
即死した後は、そのまま魔獣に食い散らかされて、肉体はめちゃくちゃにされてしまう。
それはつまり、本当の意味での〝死〟を意味している。
だから、ソロを嫌がる冒険者は意外と多い。
タイクーンに頭を下げてでも、なんかとパーティーに入ろうとする冒険者がいるのは、そのためだったりする。
「今あるLPを防御力に全振りしてもいいんだけど。でも、相手の素早さが鬼のように高いからなぁ。多分、連続で攻撃されて終わりだ。どうしよう……」
そもそも、ボス魔獣にソロで挑むって段階で、幸運以外のパラメーターがオール1っていうのは非常にマズい。
こんなもの、みすみす殺されに行くようなものだよ。
「せめて、パラメーターは少し上げておかないと」
この先冒険者を続けていくのなら、人並みのステータスがなければ、いつかは魔獣にやられてしまう。
せっかく<アブソープション>みたいなチートスキルを持っていても、死んだらそこでおしまいだ。
やることは決まった。
ひとまず、今あるLP40を5ずつ幸運以外のパラメーターに振り分けることに。
水晶ディスプレイ上で指示を送って、再度ステータスを確認する。
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[ナード]
LP15
HP50/50
MP0/30
攻6
防6(+5)
魔攻6
魔防6
素早さ6
幸運10
ユニークスキル:
<アブソープション【スロットβ】>
<バフトリガー【OFF】>
属性魔法:《ファイヤーボウル》
無属性魔法:
攻撃系スキル:
補助系スキル:《分析》《投紋》
武器:
防具:毛皮の服
アイテム:
ポーション×1、水晶ジェム×1、魔獣の卵×5
貴重品:ビーナスのしずく×1
所持金:2,700アロー
所属パーティー:叛逆の渡り鳥
討伐数:E級魔獣73体
状態:
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「これでちょっとはマシになったかな」
だけど、これでも成人の儀式で、一般的に受け取れるステータスよりもだいぶ低い。
ただ、さすがにオール1のまま放置しておくよりはマシだったはず。
(どれだけ自分のステータスが終わってたかってことだよね)
あの時、スライムに間違って<アイテムプール>を使っていなかったら、今頃、絶望の淵に立たされていたに違いない。本当に<アブソープション>さまさまだ。
「今日だって、LP40まで増やせたのも、<アブソープション>のおかげだし」
ちなみにあれから3時間、ダンジョンを探索した結果はこんな感じだったりする。
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〇結果
◆魔獣討伐数
・クインペリー×12
◆拾得アイテム
・ポーション×1
・マジックポーション×1
・水晶ジェム×4
・青銅貨×2
◆ドロップアイテム
・魔獣の卵×4
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まずはクインペリーを6体、《ファイヤーボウル》で倒した。
その途中で運良くマジックポーションを1つ拾うことができたから探索を続行して、さらに下の階層でクインペリーを6体討伐することに成功。
さすがに途中で帰りの道が分からなくなってきたから、《投紋》で目印を付けることも忘れなかった。
でも、ソロってなかなか心細いものだったりするんだよなぁ。
途中で会話できる相手もいないし、下の階層へ降りるにつれて冷気も厳しくなってきて、寒さが身に染み始めたから、3時間が限界だった。
そんなことを考えながら、ビッグデスアントのステータスに再び視線を移すと、気になる項目が目に入り込んでくる。
「……あれ? 意外と魔法攻撃力と魔法防御力が低くないか? それに、火魔法・被ダメージ2倍って……弱点あるじゃん!」
つまり、ビッグデスアントは火魔法に弱いということ。
ちょうど《ファイヤーボウル》を習得していたから、これは想定外のラッキーと言えた。
一応、残りの火魔法一覧を水晶ディスプレイに表示してみる。
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◆中級魔法-デモンズフレイム/消費LP50
内容:敵1体に火魔法ダメージ(中)を与える
威力120ダメージ/詠唱時間5秒
消費MP10
◆上級魔法-ファイナルボルケーノ/消費LP100
内容:敵1体に火魔法ダメージ(大)を与える
威力450ダメージ/詠唱時間7秒
消費MP30
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「ビッグデスアントの魔法防御力は6で、僕の魔法攻撃力もちょうど6になったから……。えっと、これだと《デモンズフレイム》を3回詠唱すれば倒せるんじゃないかな」
被ダメージ2倍だから、1発当てると約240ダメージを与えることができる。
つまり3回唱えれば、ビッグデスアントを倒すことができるって計算だ。
もちろん、学校の授業で習った計算方法と実戦は異なる。そう簡単に3発も当てられないかもしれない。
でも、僕にとっては、ボス魔獣を倒せるかもしれないって分かっただけでも大きな収穫だった。
《デモンズフレイム》を習得するにはLPがあと36必要だから、クインペリーを18体倒せばいい。
「明日、ポーションと魔獣の卵を売り払えば、ぎりぎりマジックポーション2個と水晶ジェム17個が買えるか。うん……これで完璧だ」
そして、その翌日にはビッグデスアントを倒す。
なんとか10日以内に【グラキエス氷窟】をクリアすることができそうだ。
「そしたら、ノエルには本当のことを言わないとだよね」
まだノエルは、僕がセシリアと一緒にパーティーを組んでいるものだって思っているわけだし。
これ以上嘘をつき続けるのは、精神的にもキツい……。
ちょっとだけ罪悪感を抱きながら、この日は眠りについた。
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