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婚約2
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だが、カールスに自分の子を持ちたいとは思わないのかと聞かれて、産んでみたいとは思っていたと伝えると、リークスにもきょうだいがいた方がいいかもしれないと、再婚して随分経ってから、関係を持って、無事にエンバーを無事に身籠った。
カールス様はメメリー様を産後で亡くしているために、とても心配してくれて、この人と再婚して本当に良かったと思った。
だが、無事に出産したことで、同時にメメリー様は赤子を置いて、いなくなることにどれだけお辛かったかと思い、母になってようやく分かった振りをしていた頭と気持ちが繋がった気がした。
リークスは幼かったこともあって、素直に懐いてくれ、エンバーも可愛かったが、リークスへの気持ちが変わることはなかった。
むしろ、リークスがハイラード伯爵家を継ぐのだから、エンバーを厳しく育てなければという気持ちであった。
リークスも政略結婚ではなく、相性で選んだ相手で、とても穏やかなリークスに似た令嬢だった。
「メリーナは侯爵家です。誰かと無理矢理、婚約することはないのですか?」
侯爵家ということもあり、王子たちと年齢が合えば、婚約者にもなれたかもしれないが、年齢が外れているためにその心配はまずない。
だが、公爵家、侯爵家はいるので、太刀打ちが出来ない場合はある。
しかも、ハイラード伯爵家に余っている爵位はないが、スペンサ侯爵家は、嫡男はスペンサ侯爵家を継ぎ、次兄は別の侯爵家に婿に行くことが決まっている。
そして、メリーナは侯爵家の持っている伯爵、子爵位を与えられるか、嫁ぐことになっているため、相手は嫡男でもそうではなくとも構わないという状況である。
継ぐ爵位のないエンバーには最高とも言える相手だが、バイラはメリーナがどう考えているかは、正直なところは分からない。
まだ10歳の子に聞くのも、まるで爵位目当てのようで気が引ける上に、相手は侯爵家であり、バイラにとっては本来は雲の上の存在くらいであった。
「スペンサ侯爵には、話があったらこちらにも教えて貰うように伝えて置こう。私たちも応援するから」
「はい、よろしくお願いいたします」
出来れば、エンバーの想いをメリーナ様に受け取って貰いたいというのが、母としても、貴族としても、願いたいところであった。
だが、メリーナは10歳となったことで家庭教師が増え、いくら誘っても、すっかりハイラード伯爵家にも来ることはなくなってしまった。
それでも、ようやくスペンサ侯爵夫妻が、たまには参加するようにと言われて、リークスと婚約者であるフィアナと、エンバーともにお茶をすることになった。
「ご無沙汰しております、お招きありがとうございます」
「久し振りだね、勉強はどうだい?大変なのかな?」
エンバーの誘いは勉強が忙しいということで、断られている。
「はい、大変ですが頑張っております」
ハイラード伯爵家でも家庭教師は付いているが、スペンサ侯爵家ともなると、さらに厳しい家庭教師が付くことは、爵位に見合った知識を身に付けないことから、カールスもメメリーから大変だとよく聞いていた。
「今日は息抜きにでもしてくれるといい」
「いいえ、粗相のないように気を付けます」
さらに大人びた様子のメリーナに、カールスとバイラは驚いたが、リークスがそれとなく婚約のことを聞いてみると言ってくれており、任せることにした。
「遅くなりましたが、ご婚約おめでとうございます」
「ありがとう」
「ありがとうございます」
メリーナはリークスとフィアナにお祝いを述べてから、席に着いた。
カールス様はメメリー様を産後で亡くしているために、とても心配してくれて、この人と再婚して本当に良かったと思った。
だが、無事に出産したことで、同時にメメリー様は赤子を置いて、いなくなることにどれだけお辛かったかと思い、母になってようやく分かった振りをしていた頭と気持ちが繋がった気がした。
リークスは幼かったこともあって、素直に懐いてくれ、エンバーも可愛かったが、リークスへの気持ちが変わることはなかった。
むしろ、リークスがハイラード伯爵家を継ぐのだから、エンバーを厳しく育てなければという気持ちであった。
リークスも政略結婚ではなく、相性で選んだ相手で、とても穏やかなリークスに似た令嬢だった。
「メリーナは侯爵家です。誰かと無理矢理、婚約することはないのですか?」
侯爵家ということもあり、王子たちと年齢が合えば、婚約者にもなれたかもしれないが、年齢が外れているためにその心配はまずない。
だが、公爵家、侯爵家はいるので、太刀打ちが出来ない場合はある。
しかも、ハイラード伯爵家に余っている爵位はないが、スペンサ侯爵家は、嫡男はスペンサ侯爵家を継ぎ、次兄は別の侯爵家に婿に行くことが決まっている。
そして、メリーナは侯爵家の持っている伯爵、子爵位を与えられるか、嫁ぐことになっているため、相手は嫡男でもそうではなくとも構わないという状況である。
継ぐ爵位のないエンバーには最高とも言える相手だが、バイラはメリーナがどう考えているかは、正直なところは分からない。
まだ10歳の子に聞くのも、まるで爵位目当てのようで気が引ける上に、相手は侯爵家であり、バイラにとっては本来は雲の上の存在くらいであった。
「スペンサ侯爵には、話があったらこちらにも教えて貰うように伝えて置こう。私たちも応援するから」
「はい、よろしくお願いいたします」
出来れば、エンバーの想いをメリーナ様に受け取って貰いたいというのが、母としても、貴族としても、願いたいところであった。
だが、メリーナは10歳となったことで家庭教師が増え、いくら誘っても、すっかりハイラード伯爵家にも来ることはなくなってしまった。
それでも、ようやくスペンサ侯爵夫妻が、たまには参加するようにと言われて、リークスと婚約者であるフィアナと、エンバーともにお茶をすることになった。
「ご無沙汰しております、お招きありがとうございます」
「久し振りだね、勉強はどうだい?大変なのかな?」
エンバーの誘いは勉強が忙しいということで、断られている。
「はい、大変ですが頑張っております」
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「今日は息抜きにでもしてくれるといい」
「いいえ、粗相のないように気を付けます」
さらに大人びた様子のメリーナに、カールスとバイラは驚いたが、リークスがそれとなく婚約のことを聞いてみると言ってくれており、任せることにした。
「遅くなりましたが、ご婚約おめでとうございます」
「ありがとう」
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メリーナはリークスとフィアナにお祝いを述べてから、席に着いた。
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