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【テイラー】メロディ元妃
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当時、もう一人、五番目に妃になった伯爵家のブラウンの髪にブラウンの大きな瞳の可愛らしい容姿をした、メロディという妃がいた。だが、現在は後妻として降嫁しており、皇帝宮にはいない。
メロディは妃になった当初は18歳で、アイルーンが来た時は25歳で、一番年下であった。六番目の妃が選ばれた際に、侯爵家の後妻として降嫁している。
現在は43歳で、望んで五番目の妃になったが、子どもは難しそうだからと、30歳の時に降嫁を決め、子どもも一人産んでいる。
年齢も竜種の血筋ではないので、年相応程度の風貌である。
翌日、メロディ元妃はやって来た。ライシードと、既に降嫁しているので、女性の騎士を配置している。
「聞きたいこととは何でございましょうか」
「ああ、質問に正直に答えて欲しい」
「承知いたしました」
メロディ元妃も自らが望んで、ディオエルの五番目の妃になっていた。妃になった当初は若いこともあり、ローズミーとも揉めていたこともあった。
他の妃とも年が離れたこともあり、あまり親しい様子もなかった。だが、降嫁したように切り替えも早かったという印象である。
「君は私の番であったアイルーン・デリアと、交流はあったか?」
「い、いいえ、ありません。親しくありませんでしたので」
「そうか、では誰と親しいとまではなくとも、彼女が誰かと話をしていたのを見たことはあるか?」
「いえ、見掛けることもあまりなかったので…」
アイルーンと年が近いことは、良くも悪くもなかったということか。
「彼女をどう思っていた?」
「…特に何も思っていませんでした」
「ならば、彼女が亡くなってどう思った?」
「…あの、可哀想だと思いましたが…何かあったのでしょうか?」
「ああ、アイルーン・デリアはこの国の者に殺されている」
「…」
メロディは口元を片手で押さえて、じっとディオエルを見た。
「驚いたのか?」
「はい、当たり前ではありませんか。殺されたなんて、一体…どうやって?病死は嘘だったのですか?」
「そこまでは話せない」
「私も疑われているということですか?」
「自分が殺していないことは、自分にしか分からないだろう?だから、皆を疑っている。だから、君も呼んだのだ」
「私は関係ありません!」
メロディは、焦ったように大きな声で否定し始めた。
「証明が出来るのか?」
「殺す理由がないからです」
「腹が立った、番だということが気に入らなかった、妊娠したのが面白くなかった。当時は妃だったのだから、理由などいくらでもあるだろう」
今は降嫁しているが、当時はアイルーンが来るまでは一番若い妃で、面白くなかったということも考えられる。
「そんなことは思ったこともありません!私は後妻になったのですから、そうではないと分かるではありませんか」
「理由にはならないだろう」
「ですが」
「どうしてそんなに焦っている?何か知っているのか?」
年齢もあるのかもしれないが、今まで話をした妃の中で、一番動揺しているかのように見える。
だが、元々落ち着きのある質ではなかったので、年齢を重ねても変わらなかっただけなのかもしれないが、注意深く様子も伺った。
「知りません!疑われて、落ち着いていられないだけです」
「そうか、ならば誰が犯人だと思う?」
「私に分かるわけがないではありませんか…」
「心当たりもないのか?」
てっきりローズミーだと言うと思ったが、口にはしなかった。
「病死だと思っていたのですから、ありません」
「ローズミーだと言うかと思ったが?」
「それは…」
「疑ったのではないか?」
「確かに当時は疑いました…ですが、証拠もありませんでしたから」
妊娠したことを不満に思っていたローズミーが、殺したのではないかと、皆が口にはしなかったが思っている状況であった。
メロディは妃になった当初は18歳で、アイルーンが来た時は25歳で、一番年下であった。六番目の妃が選ばれた際に、侯爵家の後妻として降嫁している。
現在は43歳で、望んで五番目の妃になったが、子どもは難しそうだからと、30歳の時に降嫁を決め、子どもも一人産んでいる。
年齢も竜種の血筋ではないので、年相応程度の風貌である。
翌日、メロディ元妃はやって来た。ライシードと、既に降嫁しているので、女性の騎士を配置している。
「聞きたいこととは何でございましょうか」
「ああ、質問に正直に答えて欲しい」
「承知いたしました」
メロディ元妃も自らが望んで、ディオエルの五番目の妃になっていた。妃になった当初は若いこともあり、ローズミーとも揉めていたこともあった。
他の妃とも年が離れたこともあり、あまり親しい様子もなかった。だが、降嫁したように切り替えも早かったという印象である。
「君は私の番であったアイルーン・デリアと、交流はあったか?」
「い、いいえ、ありません。親しくありませんでしたので」
「そうか、では誰と親しいとまではなくとも、彼女が誰かと話をしていたのを見たことはあるか?」
「いえ、見掛けることもあまりなかったので…」
アイルーンと年が近いことは、良くも悪くもなかったということか。
「彼女をどう思っていた?」
「…特に何も思っていませんでした」
「ならば、彼女が亡くなってどう思った?」
「…あの、可哀想だと思いましたが…何かあったのでしょうか?」
「ああ、アイルーン・デリアはこの国の者に殺されている」
「…」
メロディは口元を片手で押さえて、じっとディオエルを見た。
「驚いたのか?」
「はい、当たり前ではありませんか。殺されたなんて、一体…どうやって?病死は嘘だったのですか?」
「そこまでは話せない」
「私も疑われているということですか?」
「自分が殺していないことは、自分にしか分からないだろう?だから、皆を疑っている。だから、君も呼んだのだ」
「私は関係ありません!」
メロディは、焦ったように大きな声で否定し始めた。
「証明が出来るのか?」
「殺す理由がないからです」
「腹が立った、番だということが気に入らなかった、妊娠したのが面白くなかった。当時は妃だったのだから、理由などいくらでもあるだろう」
今は降嫁しているが、当時はアイルーンが来るまでは一番若い妃で、面白くなかったということも考えられる。
「そんなことは思ったこともありません!私は後妻になったのですから、そうではないと分かるではありませんか」
「理由にはならないだろう」
「ですが」
「どうしてそんなに焦っている?何か知っているのか?」
年齢もあるのかもしれないが、今まで話をした妃の中で、一番動揺しているかのように見える。
だが、元々落ち着きのある質ではなかったので、年齢を重ねても変わらなかっただけなのかもしれないが、注意深く様子も伺った。
「知りません!疑われて、落ち着いていられないだけです」
「そうか、ならば誰が犯人だと思う?」
「私に分かるわけがないではありませんか…」
「心当たりもないのか?」
てっきりローズミーだと言うと思ったが、口にはしなかった。
「病死だと思っていたのですから、ありません」
「ローズミーだと言うかと思ったが?」
「それは…」
「疑ったのではないか?」
「確かに当時は疑いました…ですが、証拠もありませんでしたから」
妊娠したことを不満に思っていたローズミーが、殺したのではないかと、皆が口にはしなかったが思っている状況であった。
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