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【テイラー】デリア侯爵家4
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テイラーの口振りは、アイルーンとは全く違うために驚きはしたが、よく見れば顔立ちは違うが、アイルーンに似ているのは瞳だけだと思っていたが、瞳が特徴的であるだけで、ダークブラウンの髪色も、身長や体形もよく似ていた。
ナナリーはすぐにでも会いに行って、抱きしめたいと言ったが、まずは解決してからだと理解もしており、会いに行くことを楽しみにしている。
「私も犯人を見付け出すべきは、竜帝国だと思います。見付け出して欲しい気持ちも、テイラー嬢が犯人を言ったところで信じてる術がない、証拠も出せないことも分かります。ですが、そうなると何か証拠が見付かるのでしょうか」
「分からない…亡くなった際の血液だけでも、残しておくべきだったと思っている」
「はい…」
アイルーンの血液を残していれば、何か痕跡が見つかった可能性は高い。
「竜帝国に残っているとも思えない」
「はい…あっても、犯人が処分しているかもしれません」
「ああ…」
殺人鬼がいるのなら、間違いなく処分しているだろう。
「アイルーンは、殺されそうになっていることに気付かなかったのでしょうか」
「分からなかったのだろう。いくら辛い状況だったとしても、妊娠しているのに、死んでもいいなんてことはないだろう?」
「はい、もっと早く気付いて、守れていたら…」
「ああ…親である私の責任だ…だが、テイラー嬢のことを皇帝は信じている様子だったことが、救いだな」
「救いだなんて!番だからでしょう」
ベルサートは正直、ディオエルにどの面下げて、また番だと言っているのだという気持ちしかなかった。
「それでもだ、調べもしない可能性だってあった!他の第三者が殺されたと言っても、あんな風に聞いたと思うか?」
テイラーも不本意であり、皮肉でもあったが、ベルサートはテイラーが番だから言葉を聞き、再調査をしようという気持ちになったのだろう。
「それはそうですけど…頼りたくもないし、もどかしい気持ちで一杯ですが、皇帝を信じて、何か見付かることを祈るしかないですね」
「ああ」
証拠を見付ける、犯人が自供させるのなら、皇帝以上に強い存在はいないだろう。
番など要らなかったとしても、そのような環境に置いたことに怒りしかないが、今はその時ではない。ちゃんと調べて貰い、犯人を見付けだしてからの話だ。
「二度と金など要らない」
「賠償金などで片付けられたと思われては、不本意だったことでしょう」
「どんな思いで、テイラー嬢はアイルーンの記事を読んだのか…」
「はい…憤りを感じたでしょうね」
それでもルーベンスとベルサートは、犯人が見付かることを待つしかなかった。
その竜帝国では、普段交流のない相手や、何か指示をするのではないかと、聞き取りをしていた者を見張っていたが、始めに動いたのはペジリーであった。
数日は様子を伺っているようであったが、ローズリーにも会うことは出来ず、焦って行動を起こし始めていた。
ペジリーが会いに行ったのは、皇帝宮医師であった。ローズリーの担当ではなく、ペジリーが皇帝宮医師に診て貰うことはない。
話している内容までは分からないが、何やらこそこそと話をしており、医師は動揺していたという報告を受けた。
報告を聞いて、テイラーが唯一、助言と言っていい言葉は睡眠薬だけであったことから、やはり医師が関わっていたかと、ディオエルは思った。
引き続き、監視をして貰うことにした。
そして、ハウニー妃、ロウス妃、メロディ元妃も、実家に連絡を取ったり、会いに行く姿が見られた。
報告をするために連絡を取っただけかもしれないが、ディオエルは口止めもしなかったが、実家にまで知らせていいとは言っておらず、理由が何かあるのかもしれないと、疑わしく思った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日もお読みいただきありがとうございます。
3月3日、ひな祭り。
女の子の健康と幸福を願うことに便乗して、
本日は、1日2話、投稿させていただきます。
いつもの17時に、もう1話投稿します。
どうぞよろしくお願いいたします。
ナナリーはすぐにでも会いに行って、抱きしめたいと言ったが、まずは解決してからだと理解もしており、会いに行くことを楽しみにしている。
「私も犯人を見付け出すべきは、竜帝国だと思います。見付け出して欲しい気持ちも、テイラー嬢が犯人を言ったところで信じてる術がない、証拠も出せないことも分かります。ですが、そうなると何か証拠が見付かるのでしょうか」
「分からない…亡くなった際の血液だけでも、残しておくべきだったと思っている」
「はい…」
アイルーンの血液を残していれば、何か痕跡が見つかった可能性は高い。
「竜帝国に残っているとも思えない」
「はい…あっても、犯人が処分しているかもしれません」
「ああ…」
殺人鬼がいるのなら、間違いなく処分しているだろう。
「アイルーンは、殺されそうになっていることに気付かなかったのでしょうか」
「分からなかったのだろう。いくら辛い状況だったとしても、妊娠しているのに、死んでもいいなんてことはないだろう?」
「はい、もっと早く気付いて、守れていたら…」
「ああ…親である私の責任だ…だが、テイラー嬢のことを皇帝は信じている様子だったことが、救いだな」
「救いだなんて!番だからでしょう」
ベルサートは正直、ディオエルにどの面下げて、また番だと言っているのだという気持ちしかなかった。
「それでもだ、調べもしない可能性だってあった!他の第三者が殺されたと言っても、あんな風に聞いたと思うか?」
テイラーも不本意であり、皮肉でもあったが、ベルサートはテイラーが番だから言葉を聞き、再調査をしようという気持ちになったのだろう。
「それはそうですけど…頼りたくもないし、もどかしい気持ちで一杯ですが、皇帝を信じて、何か見付かることを祈るしかないですね」
「ああ」
証拠を見付ける、犯人が自供させるのなら、皇帝以上に強い存在はいないだろう。
番など要らなかったとしても、そのような環境に置いたことに怒りしかないが、今はその時ではない。ちゃんと調べて貰い、犯人を見付けだしてからの話だ。
「二度と金など要らない」
「賠償金などで片付けられたと思われては、不本意だったことでしょう」
「どんな思いで、テイラー嬢はアイルーンの記事を読んだのか…」
「はい…憤りを感じたでしょうね」
それでもルーベンスとベルサートは、犯人が見付かることを待つしかなかった。
その竜帝国では、普段交流のない相手や、何か指示をするのではないかと、聞き取りをしていた者を見張っていたが、始めに動いたのはペジリーであった。
数日は様子を伺っているようであったが、ローズリーにも会うことは出来ず、焦って行動を起こし始めていた。
ペジリーが会いに行ったのは、皇帝宮医師であった。ローズリーの担当ではなく、ペジリーが皇帝宮医師に診て貰うことはない。
話している内容までは分からないが、何やらこそこそと話をしており、医師は動揺していたという報告を受けた。
報告を聞いて、テイラーが唯一、助言と言っていい言葉は睡眠薬だけであったことから、やはり医師が関わっていたかと、ディオエルは思った。
引き続き、監視をして貰うことにした。
そして、ハウニー妃、ロウス妃、メロディ元妃も、実家に連絡を取ったり、会いに行く姿が見られた。
報告をするために連絡を取っただけかもしれないが、ディオエルは口止めもしなかったが、実家にまで知らせていいとは言っておらず、理由が何かあるのかもしれないと、疑わしく思った。
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本日もお読みいただきありがとうございます。
3月3日、ひな祭り。
女の子の健康と幸福を願うことに便乗して、
本日は、1日2話、投稿させていただきます。
いつもの17時に、もう1話投稿します。
どうぞよろしくお願いいたします。
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