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許すことは出来ません
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「国王陛下にご挨拶申し上げます」
「そのようなことはいい、座りなさい」
ヨルレアンは立ち上がり、カーテシーをしようとしたが、ダズベルトに素早く阻止された。
「陛下、許せないことが起きましたの。聞いてくださいますか?」
「勿論だ!また馬鹿息子か?」
「いいえ、でも関係があるのかもしれませんわ」
「何だと?まあいい、話してくれ」
「はい」
ヨルレアンはオマリー・トドックに言われたことを、順序立てて、全て話していくと、ダズベルトの顔は真っ赤になり、怒りで色んな血管が浮き出ていた。
「ふざけやがって!」
「カレンも護衛も聞いておりましたから、証言も出来ます」
「疑ってなどいない」
ヨルレアンが嘘を付く必要もなく、疑うなんてことすらなかった。
「私は許せません」
「ああ、許さなくていい」
「私は殿下を手伝うようなことが、ございますの?」
「ない!絶対にない!」
ヨルレアンがエルドールを手伝う暇も、必要もない。王家から頼んでいるのだから、口を出していいことですらない。
「そうですの、それなら良かったですわ」
「ヨルレアンに、何にも問題はない!儂が宣言してもいい。だが、実は前にそのような噂があったそうだ」
「どういうことですか!」
「すまない!誰も信じない、その後で噂については訂正もエルドールがさせたと言っていたのだ」
ダズベルトも許せないと思ってはいたが、評価には興味のないヨルレアンがこんなにも怒るとは思っていなかった。
こんなことならば、厳しく私が対処すべきだったと反省していた。
「その噂は、あの娘が言い出したのですか?」
「ああ、そうらしい…」
「何てことを!許せませんわ!」
「すまない、愚かな男爵令嬢のたわごとだと判断していた。私にも責任がある」
「手伝ったと言っていいのは、私だけでございます!」
その言葉で、ようやくそういうことか、だから怒っているのかと、ダズベルトはしっかりと理解した。
ヨルレアンは自分ではなく、解読をしたのはデザール・ザッハンデルだということで、怒っているのである。
元々、今回の解読はデザール・ザッハンデルを、ヨルレアンが手伝ったというような形になっている。だが、デザールは4分の1程度しか進んでいなかった。
そこへヨルレアンがデザールの解読を一気に進めた、だがヨルレアンにとっては4分の1が解読されていたことが大事なのだと主張し、私は手伝っただけだと少し揉めたのである。
ゆえに手伝ったレベルではないが、そう言っていいのは、ヨルレアンだけであることは間違いない。
「その通りだな」
「そうでございましょう!」
そこへようやく、オーバンがこちらも髪の毛を多少乱しながら、やって来た。
「何がありましたの?」
オーバンは会議に出席していたが、終わってすぐさま、侍女がヨルレアンが両陛下のどちらかに会いたいと、王宮に来ていると聞いて、飛び出して来た。
ヨルレアンが訪ねてくるなど、一大事でしかない。
そして、オーバンもオマリーとのやり取りを全て聞くことになった。仰いでいたはずの扇子が、ミシミシ音を立てながら、黙って聞いていた。
「手伝っていたと言っていいのは、私だけでございます!」
二度目のヨルレアンの主張が響きわたった頃、オーバンの扇子の命も終わって、侍女が怪我をしないように素早く回収した。
「ごめんなさい。エルドールに相談を受けたのだけど、あの娘に関わって何を言い出すか分からないから、放って置けばいいと言ったのは、私です」
「いや、私も悪い」
ダズベルトとオーバンは、ザッハンデル前伯爵もヨルレアンも、そんな噂を気にすることはないと思っていたが、ヨルレアンの言い分は想定していたものとは違う。
二人は手を打たなかったことを後悔し、反省していた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メリークリスマス・イブ!
本日もお読みいただきありがとうございます。
昨日、予約時刻を間違えて12時にしておりました。
本日は、17時に戻しております。
申し訳ございませんでした。
明日はクリスマスプレゼントになるか分かりませんが、
12時と17時に、1日2回投稿させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
「そのようなことはいい、座りなさい」
ヨルレアンは立ち上がり、カーテシーをしようとしたが、ダズベルトに素早く阻止された。
「陛下、許せないことが起きましたの。聞いてくださいますか?」
「勿論だ!また馬鹿息子か?」
「いいえ、でも関係があるのかもしれませんわ」
「何だと?まあいい、話してくれ」
「はい」
ヨルレアンはオマリー・トドックに言われたことを、順序立てて、全て話していくと、ダズベルトの顔は真っ赤になり、怒りで色んな血管が浮き出ていた。
「ふざけやがって!」
「カレンも護衛も聞いておりましたから、証言も出来ます」
「疑ってなどいない」
ヨルレアンが嘘を付く必要もなく、疑うなんてことすらなかった。
「私は許せません」
「ああ、許さなくていい」
「私は殿下を手伝うようなことが、ございますの?」
「ない!絶対にない!」
ヨルレアンがエルドールを手伝う暇も、必要もない。王家から頼んでいるのだから、口を出していいことですらない。
「そうですの、それなら良かったですわ」
「ヨルレアンに、何にも問題はない!儂が宣言してもいい。だが、実は前にそのような噂があったそうだ」
「どういうことですか!」
「すまない!誰も信じない、その後で噂については訂正もエルドールがさせたと言っていたのだ」
ダズベルトも許せないと思ってはいたが、評価には興味のないヨルレアンがこんなにも怒るとは思っていなかった。
こんなことならば、厳しく私が対処すべきだったと反省していた。
「その噂は、あの娘が言い出したのですか?」
「ああ、そうらしい…」
「何てことを!許せませんわ!」
「すまない、愚かな男爵令嬢のたわごとだと判断していた。私にも責任がある」
「手伝ったと言っていいのは、私だけでございます!」
その言葉で、ようやくそういうことか、だから怒っているのかと、ダズベルトはしっかりと理解した。
ヨルレアンは自分ではなく、解読をしたのはデザール・ザッハンデルだということで、怒っているのである。
元々、今回の解読はデザール・ザッハンデルを、ヨルレアンが手伝ったというような形になっている。だが、デザールは4分の1程度しか進んでいなかった。
そこへヨルレアンがデザールの解読を一気に進めた、だがヨルレアンにとっては4分の1が解読されていたことが大事なのだと主張し、私は手伝っただけだと少し揉めたのである。
ゆえに手伝ったレベルではないが、そう言っていいのは、ヨルレアンだけであることは間違いない。
「その通りだな」
「そうでございましょう!」
そこへようやく、オーバンがこちらも髪の毛を多少乱しながら、やって来た。
「何がありましたの?」
オーバンは会議に出席していたが、終わってすぐさま、侍女がヨルレアンが両陛下のどちらかに会いたいと、王宮に来ていると聞いて、飛び出して来た。
ヨルレアンが訪ねてくるなど、一大事でしかない。
そして、オーバンもオマリーとのやり取りを全て聞くことになった。仰いでいたはずの扇子が、ミシミシ音を立てながら、黙って聞いていた。
「手伝っていたと言っていいのは、私だけでございます!」
二度目のヨルレアンの主張が響きわたった頃、オーバンの扇子の命も終わって、侍女が怪我をしないように素早く回収した。
「ごめんなさい。エルドールに相談を受けたのだけど、あの娘に関わって何を言い出すか分からないから、放って置けばいいと言ったのは、私です」
「いや、私も悪い」
ダズベルトとオーバンは、ザッハンデル前伯爵もヨルレアンも、そんな噂を気にすることはないと思っていたが、ヨルレアンの言い分は想定していたものとは違う。
二人は手を打たなかったことを後悔し、反省していた。
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メリークリスマス・イブ!
本日もお読みいただきありがとうございます。
昨日、予約時刻を間違えて12時にしておりました。
本日は、17時に戻しております。
申し訳ございませんでした。
明日はクリスマスプレゼントになるか分かりませんが、
12時と17時に、1日2回投稿させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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