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女王へ謁見
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「この度は申し訳ございませんでした」
ルエルフ王国の王宮の謁見室に、登場したルアサーラ女王はダークブロンドの髪の毛を纏め上げ、真っ赤なドレスに身を包み、圧倒的な力を感じた。
イスク国王は深く頭を下げ、皆も続いた。
「謝罪はいい、席に着いてくれ」
席に着くと、ルアサーラがグリーンの瞳を向けて、告げた。
「さて、一人ずつ説明を聞こうか。私は簡潔なことが好きだ、意味は分かるな」
「は、はい。王家は横槍など入れるつもりはございませんでした」
「だが、入れた者と唆した者がいるのだろう?一人ずつ、説明して貰おうか」
「はい、ピエナ、説明しなさい」
ピエナは一番になるとは思わずに、動揺した。だが、ルアサーラの視線は逃してはくれない。
「え…はい、あの、私は婚約を壊すつもりはなく…」
「では、なぜそのようなことを言ったのだ?煩わしい男爵令嬢を、陥れるためだったのか?」
「いえ、あの、信じるとは思わなくて」
ピエナはルアサーラの威圧感に、保身に走っていた。
「え?どういうことですか!」
「黙りなさい、ハッソ嬢!」
アリナは国に戻されてから、ピエナには会っていなかったために、驚いて声を上げたが、アリナに発言の許可は下りていない。
「だが、そなたは王太子妃なのだろう?男爵令嬢なら信じるのではないか?」
「そ、れは…」
「はあ、簡潔にという意味も分からぬのか?では、王子妃はどうだ?」
「私わぁ」
オリーナは既に耐えられず、泣きながら答えた。
「離縁されると思って、ピエナ様の案に乗りました。申し訳ございませんでしたぁ」
「オリーナ!あなた」
「黙れ!ここは言い合いをする場ではない。説明をする場だと言ったはずだ!」
「っ」
「保身のために、コーランド王国とルエルフ王国を巻き込んだわけだな…王家もだが、辺境伯も怒っているそうだ。おかげで、アシロ王国にも伝わっている」
「アシロ王国…どうして…」
アシロ王国と言えば、武の国と呼ばれるほど、屈強な者の達の集まりである。
「王太子殿下の婚約者の母君は、アシロ王国の出身だ」
「っな、申し訳ございません」
「お前たちの浅墓な行動が、恥さらしでは済まなくなった」
イスクは青白い顔になっており、ラリオもそこまでは知らず、息をのんだ。
「それで、当の本人はどうだ?」
ルアサーラは、アリナに視線を移した。
「私は役に立てるのならと、思っていました」
「納得していたということだな?」
「納得というか、王太子妃様と王子妃様が嘘を言うはずはないと思い、力が活かせるのなら嬉しいと思い、受け入れたのです」
「今でも、王太子や王子と結婚する気持ちがあるのか?」
「はい、勿論です。試験や解読は出来ませんでしたが、私は役に立ちますし、伸びしろがあるはずです」
イスクもラリオも、自分のせいだと言われると思っていたピエラですら、何を言っているのだと驚愕の表情を浮かべた。
「では、正式に男爵家から婚約の申し込みをするということだな?」
「えっ、そうなのですか?」
「女王陛下、そのようなことは」
さすがにイスクは声を上げたが、ルアサーラの目は本気であった。
「だが、そういうことだろう?この娘は認めたのだ。男爵家からなど前代未聞だが、行って貰おうではないか。そうであろう?国王、しっかりと届けさせるように。よろしく頼むな。役に立たない首など、要らぬからな?」
それは、死んで逃げたりするなよという意味であった。
「は、はい…それで、妃たちはいかがしましょうか?」
「いるのか?」
「いえ」
「ならば、答えは分かっておるであろう」
ルアサーラは合理的であり、答えは極めて簡潔である。
「は、はい」
「後は、どうなったか確認をさせて貰おう」
「賠償金は…」
「あ?私は金を寄こせなどと言ったか?私を物乞いだと思っているのか?」
その言葉にイスクは当たり前に賠償金の話になると思っており、間違えたのだと分かって、震え上がった。
ルエルフ王国の王宮の謁見室に、登場したルアサーラ女王はダークブロンドの髪の毛を纏め上げ、真っ赤なドレスに身を包み、圧倒的な力を感じた。
イスク国王は深く頭を下げ、皆も続いた。
「謝罪はいい、席に着いてくれ」
席に着くと、ルアサーラがグリーンの瞳を向けて、告げた。
「さて、一人ずつ説明を聞こうか。私は簡潔なことが好きだ、意味は分かるな」
「は、はい。王家は横槍など入れるつもりはございませんでした」
「だが、入れた者と唆した者がいるのだろう?一人ずつ、説明して貰おうか」
「はい、ピエナ、説明しなさい」
ピエナは一番になるとは思わずに、動揺した。だが、ルアサーラの視線は逃してはくれない。
「え…はい、あの、私は婚約を壊すつもりはなく…」
「では、なぜそのようなことを言ったのだ?煩わしい男爵令嬢を、陥れるためだったのか?」
「いえ、あの、信じるとは思わなくて」
ピエナはルアサーラの威圧感に、保身に走っていた。
「え?どういうことですか!」
「黙りなさい、ハッソ嬢!」
アリナは国に戻されてから、ピエナには会っていなかったために、驚いて声を上げたが、アリナに発言の許可は下りていない。
「だが、そなたは王太子妃なのだろう?男爵令嬢なら信じるのではないか?」
「そ、れは…」
「はあ、簡潔にという意味も分からぬのか?では、王子妃はどうだ?」
「私わぁ」
オリーナは既に耐えられず、泣きながら答えた。
「離縁されると思って、ピエナ様の案に乗りました。申し訳ございませんでしたぁ」
「オリーナ!あなた」
「黙れ!ここは言い合いをする場ではない。説明をする場だと言ったはずだ!」
「っ」
「保身のために、コーランド王国とルエルフ王国を巻き込んだわけだな…王家もだが、辺境伯も怒っているそうだ。おかげで、アシロ王国にも伝わっている」
「アシロ王国…どうして…」
アシロ王国と言えば、武の国と呼ばれるほど、屈強な者の達の集まりである。
「王太子殿下の婚約者の母君は、アシロ王国の出身だ」
「っな、申し訳ございません」
「お前たちの浅墓な行動が、恥さらしでは済まなくなった」
イスクは青白い顔になっており、ラリオもそこまでは知らず、息をのんだ。
「それで、当の本人はどうだ?」
ルアサーラは、アリナに視線を移した。
「私は役に立てるのならと、思っていました」
「納得していたということだな?」
「納得というか、王太子妃様と王子妃様が嘘を言うはずはないと思い、力が活かせるのなら嬉しいと思い、受け入れたのです」
「今でも、王太子や王子と結婚する気持ちがあるのか?」
「はい、勿論です。試験や解読は出来ませんでしたが、私は役に立ちますし、伸びしろがあるはずです」
イスクもラリオも、自分のせいだと言われると思っていたピエラですら、何を言っているのだと驚愕の表情を浮かべた。
「では、正式に男爵家から婚約の申し込みをするということだな?」
「えっ、そうなのですか?」
「女王陛下、そのようなことは」
さすがにイスクは声を上げたが、ルアサーラの目は本気であった。
「だが、そういうことだろう?この娘は認めたのだ。男爵家からなど前代未聞だが、行って貰おうではないか。そうであろう?国王、しっかりと届けさせるように。よろしく頼むな。役に立たない首など、要らぬからな?」
それは、死んで逃げたりするなよという意味であった。
「は、はい…それで、妃たちはいかがしましょうか?」
「いるのか?」
「いえ」
「ならば、答えは分かっておるであろう」
ルアサーラは合理的であり、答えは極めて簡潔である。
「は、はい」
「後は、どうなったか確認をさせて貰おう」
「賠償金は…」
「あ?私は金を寄こせなどと言ったか?私を物乞いだと思っているのか?」
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