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女王降臨2
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ルアサーラもダリーツは大人だからどうとでもなるが、ヨルレアンとミオリックの成長を見れず、離れるのは辛い思いであった。
だが、ヨルレアンは解読という形でルエルフ王国でも、その力を発揮することになった。ルアサーラは解読者にヨルレアンの名前が載る度に、その名を愛おしく指で撫でることが幸せである。
ヨルレアンを女王になどと言われては困るために、表立っては言わないが、家族であるサリージュ、ライピスや甥である王太子・リルダットには自慢している。
勿論、側にいるサリージュも、末っ子のミオリックも愛している。ゆえにヨルレアンとミオリックには大量の贈り物がルアサーラから届き、サリージュにはダリーツから贈り物が届く。
そして、実はダリーツとルアサーラ、サリージュは、ルエルフ王国で会っている。だが、秘密裏であるために会っていることを知っているのは、ルエルフ王国で限られた人間だけである。
同時にヨルレアンとミオリックは、定期的にルエルフ王国に行くことが義務付けられている。
「ああ、末路はお聞きになられたか?」
「ええ…どうやら、教会で祈りをささげているそうよ」
ルアサーラは両親や妹は可哀想だとは思うが、命じたことに後悔はない。
「そうなのですか?」
「一応、調べさせたら辺境で行き倒れていたのを教会が保護して、そこにいるみたいだわ。ルスデン王国は知らないだろうけど」
ルスデン王国は行方は分からないままで、終わっている状態である。
「ヨルは最初に周りに言われて、断れずにという場合と、自らも望んで聖女と呼ばれている、どちらかと考えていたそうなんだけど、どちらも正解だったのかもしれないと言っていたわ」
ルアサーラはとても不愉快な気持ちだったが、ヨルレアンは極めて冷静に、持論を展開した。オックス・デュランズからも、解読の際もとても淡々としていたと聞いていたが、本当だったのだと実感も出来た。
「確かに、調子に乗らせたのは周りでしょうな」
「ええ、でも自分が言ったことですからね。責任は取らなくてはいけない。今、後悔という形でようやく責任を感じているのではなくて?」
「そうですな…」
アリナは生きていてはいけないと思っていたが、教会で死ぬことは責任から逃げることだ、ならば反省して、後悔して、家族にその思いを伝えて、それから死になさいと言われて、今は手伝いをしながら、両親と妹の冥福を祈り続けている。
だが、なかったことにしたいルスデン王国は、死んでいるのではないかと判断して、もう探してもいない状態である。
「それで、お話?ご提案なのですけど、エルドール殿下は公爵とするのよね?」
「その予定です」
「ルエルフ王国に、婿にいただけないかしら?」
「婿ですか?」
「ええ、すぐにではないのだけど、公爵家を叔父がヨルに渡したいそうなの」
叔父は結婚もして、娘もいたのだが、娘は結婚する前に若くして亡くなっている。
「コーランド王国も、オズラール公爵家はミオリックが継ぐでしょう?それでヨルが公爵家なんてなったら、力を持ちすぎるじゃない」
「それは、そうなのだが…」
エルドールとヨルレアンを王家に残すことは考えていなかったが、確かに公爵とすれば、オズラール公爵が力を持ちすぎているのは確かである。
「解読はちゃんと両国で続きますわ、あの子が放り投げるなんてことは余程のことがないとしないわって、これはちょっと嫌味っぽかったわね」
ルアサーラは、ダズベルトとオーバンに向かって、悪意なく、いたずらっ子のように微笑んだ。
「いやいや、その通りです」
「はい、悪いのは馬鹿息子ですから」
ヨルレアンが解読を投げ出したことはなかったが、あの時だけは限界であった。
寝ていなくて、苛立ちが強く出たこともあったが、余程のことであったこと、ダリーツからの手紙も、文章で動揺が見えるようであった。
だが、ヨルレアンは解読という形でルエルフ王国でも、その力を発揮することになった。ルアサーラは解読者にヨルレアンの名前が載る度に、その名を愛おしく指で撫でることが幸せである。
ヨルレアンを女王になどと言われては困るために、表立っては言わないが、家族であるサリージュ、ライピスや甥である王太子・リルダットには自慢している。
勿論、側にいるサリージュも、末っ子のミオリックも愛している。ゆえにヨルレアンとミオリックには大量の贈り物がルアサーラから届き、サリージュにはダリーツから贈り物が届く。
そして、実はダリーツとルアサーラ、サリージュは、ルエルフ王国で会っている。だが、秘密裏であるために会っていることを知っているのは、ルエルフ王国で限られた人間だけである。
同時にヨルレアンとミオリックは、定期的にルエルフ王国に行くことが義務付けられている。
「ああ、末路はお聞きになられたか?」
「ええ…どうやら、教会で祈りをささげているそうよ」
ルアサーラは両親や妹は可哀想だとは思うが、命じたことに後悔はない。
「そうなのですか?」
「一応、調べさせたら辺境で行き倒れていたのを教会が保護して、そこにいるみたいだわ。ルスデン王国は知らないだろうけど」
ルスデン王国は行方は分からないままで、終わっている状態である。
「ヨルは最初に周りに言われて、断れずにという場合と、自らも望んで聖女と呼ばれている、どちらかと考えていたそうなんだけど、どちらも正解だったのかもしれないと言っていたわ」
ルアサーラはとても不愉快な気持ちだったが、ヨルレアンは極めて冷静に、持論を展開した。オックス・デュランズからも、解読の際もとても淡々としていたと聞いていたが、本当だったのだと実感も出来た。
「確かに、調子に乗らせたのは周りでしょうな」
「ええ、でも自分が言ったことですからね。責任は取らなくてはいけない。今、後悔という形でようやく責任を感じているのではなくて?」
「そうですな…」
アリナは生きていてはいけないと思っていたが、教会で死ぬことは責任から逃げることだ、ならば反省して、後悔して、家族にその思いを伝えて、それから死になさいと言われて、今は手伝いをしながら、両親と妹の冥福を祈り続けている。
だが、なかったことにしたいルスデン王国は、死んでいるのではないかと判断して、もう探してもいない状態である。
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「その予定です」
「ルエルフ王国に、婿にいただけないかしら?」
「婿ですか?」
「ええ、すぐにではないのだけど、公爵家を叔父がヨルに渡したいそうなの」
叔父は結婚もして、娘もいたのだが、娘は結婚する前に若くして亡くなっている。
「コーランド王国も、オズラール公爵家はミオリックが継ぐでしょう?それでヨルが公爵家なんてなったら、力を持ちすぎるじゃない」
「それは、そうなのだが…」
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「解読はちゃんと両国で続きますわ、あの子が放り投げるなんてことは余程のことがないとしないわって、これはちょっと嫌味っぽかったわね」
ルアサーラは、ダズベルトとオーバンに向かって、悪意なく、いたずらっ子のように微笑んだ。
「いやいや、その通りです」
「はい、悪いのは馬鹿息子ですから」
ヨルレアンが解読を投げ出したことはなかったが、あの時だけは限界であった。
寝ていなくて、苛立ちが強く出たこともあったが、余程のことであったこと、ダリーツからの手紙も、文章で動揺が見えるようであった。
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