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女王降臨1
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コーランド王国に、サリージュの伝言通りに、ルエルフ王国からルアサーラ女王陛下が訪れる日がやって来た。
サリージュも一緒に来ているが、王宮には来ず、オズラール公爵邸でヨルレアンとミオリックを堪能しているところである。
「ご無沙汰しております」
「こちらこそ、ご無沙汰しております」
「お会い出来て光栄でございます」
ダズベルトとオーバンは出迎えて、ダリーツ・オズラール公爵と一緒に現れたルアサーラを歓迎した。
二人は元夫婦ではなく、現在も夫婦である。
ルアサーラは、始めから女王だったわけではない。
ルエルフ王国の王女であったルアサーラは、オズラール公爵家の嫡男・ダリーツに嫁ぎ、いずれは次期公爵夫人となる予定であった。
だが、現在女王となっているのは、国王となったルアサーラの年の離れた弟が、病気で急死したからである。父もその数年前に既に亡くなり、弟が国王となっていた。
国王には弟がいたが、既に公爵となっており、私は絶対にやりたくないと、早々に王位継承権を放棄していた。
国王には王妃と、息子が一人いたのだが、僅か2歳。さすがに任せることは出来なかった。
病床の弟にも願われ、皆がどうかお願いしますと熱望し、女王として中継ぎをすることになったのが、ルアサーラであった。
その時、ヨルレアン9歳、サリージュ5歳、ミオリック4歳であった。
ヨルレアンは既に解読を学んでおり、コーランド王国というより、エルドールの婚約者というより、祖父であるレオドラ・オズラール公爵の側にいたいために、コーランド王国に残ることになった。
サリージュは好奇心旺盛だったので、ルエルフ王国で暮らしてみたいとルアサーラに付いて行くことになり、ミオリックは公爵家を継ぐことになるために、ルエルフ王国で余計な争いを考えないためにも、コーランド王国に残すことになった。
その際にミオリックは男子で、王子とすると年齢的に弟の息子よりも年上であるために、第一王子になってしまうためにしなかったが、ヨルレアンにコーランド王国に残る条件として、第一王女とすることになった。
サリージュはルエルフ王国にいるので、第二王女となる。
身分で守れることもあるということで、決まったことであった。ヨルレアンの今のところ、不本意だと思っているのは、そのせいである。
そして、ルアサーラは女王になる条件として、ダリーツと添い遂げると約束をしたのだから、離縁はしないこと。子どもはもう3人もいるので、王配は要らない。
弟の妻である王妃に王配の立場をして貰うと言い、ルアサーラの横にはいつも義妹であるライピスを伴っている。
始めこそは女性に女性はという声もあったが、ルアサーラは元より豪胆な王女で、ライピスはしっかり者であるために、それこそお似合いの二人であった。
騎士たちも常に控えているので、守る者が男女だろうが、女女でも変わりはない。
今では驚かれることもなく、ルエルフ王国では当たり前の光景である。
そして、ルエルフ王国の力で残して来た子どもたちの安全と十分な教育と、オズラール公爵邸へ鉄壁の守りを望んだ。
こうして、オズラール公爵邸は申請して許可が下りないと入ることも出来ない仕組みとなっている。
ダリーツもルアサーラのことも、ルエルフ王国の事情も理解した上で、望みを叶えてくれるならばと了承することになった。
「エルドールのことでは、ヨルレアンに大変失礼な態度を取って申し訳なかった」
「何だか、訳の分からないことを述べられて、困ったと言っていたわ」
「私も、公爵も、宰相も理解が出来なかった」
「まあ!それは酷い!でも改善されたと聞きましたわ」
「今では幻だったのかというほど、ヨルレアン嬢を尊敬している」
「それは、否定は出来ないわね。あの子の力は、誰かと違って本物だもの」
「その通りですな」
それは間違いなく、アリナ・ハッソを示している嫌味であった。
サリージュも一緒に来ているが、王宮には来ず、オズラール公爵邸でヨルレアンとミオリックを堪能しているところである。
「ご無沙汰しております」
「こちらこそ、ご無沙汰しております」
「お会い出来て光栄でございます」
ダズベルトとオーバンは出迎えて、ダリーツ・オズラール公爵と一緒に現れたルアサーラを歓迎した。
二人は元夫婦ではなく、現在も夫婦である。
ルアサーラは、始めから女王だったわけではない。
ルエルフ王国の王女であったルアサーラは、オズラール公爵家の嫡男・ダリーツに嫁ぎ、いずれは次期公爵夫人となる予定であった。
だが、現在女王となっているのは、国王となったルアサーラの年の離れた弟が、病気で急死したからである。父もその数年前に既に亡くなり、弟が国王となっていた。
国王には弟がいたが、既に公爵となっており、私は絶対にやりたくないと、早々に王位継承権を放棄していた。
国王には王妃と、息子が一人いたのだが、僅か2歳。さすがに任せることは出来なかった。
病床の弟にも願われ、皆がどうかお願いしますと熱望し、女王として中継ぎをすることになったのが、ルアサーラであった。
その時、ヨルレアン9歳、サリージュ5歳、ミオリック4歳であった。
ヨルレアンは既に解読を学んでおり、コーランド王国というより、エルドールの婚約者というより、祖父であるレオドラ・オズラール公爵の側にいたいために、コーランド王国に残ることになった。
サリージュは好奇心旺盛だったので、ルエルフ王国で暮らしてみたいとルアサーラに付いて行くことになり、ミオリックは公爵家を継ぐことになるために、ルエルフ王国で余計な争いを考えないためにも、コーランド王国に残すことになった。
その際にミオリックは男子で、王子とすると年齢的に弟の息子よりも年上であるために、第一王子になってしまうためにしなかったが、ヨルレアンにコーランド王国に残る条件として、第一王女とすることになった。
サリージュはルエルフ王国にいるので、第二王女となる。
身分で守れることもあるということで、決まったことであった。ヨルレアンの今のところ、不本意だと思っているのは、そのせいである。
そして、ルアサーラは女王になる条件として、ダリーツと添い遂げると約束をしたのだから、離縁はしないこと。子どもはもう3人もいるので、王配は要らない。
弟の妻である王妃に王配の立場をして貰うと言い、ルアサーラの横にはいつも義妹であるライピスを伴っている。
始めこそは女性に女性はという声もあったが、ルアサーラは元より豪胆な王女で、ライピスはしっかり者であるために、それこそお似合いの二人であった。
騎士たちも常に控えているので、守る者が男女だろうが、女女でも変わりはない。
今では驚かれることもなく、ルエルフ王国では当たり前の光景である。
そして、ルエルフ王国の力で残して来た子どもたちの安全と十分な教育と、オズラール公爵邸へ鉄壁の守りを望んだ。
こうして、オズラール公爵邸は申請して許可が下りないと入ることも出来ない仕組みとなっている。
ダリーツもルアサーラのことも、ルエルフ王国の事情も理解した上で、望みを叶えてくれるならばと了承することになった。
「エルドールのことでは、ヨルレアンに大変失礼な態度を取って申し訳なかった」
「何だか、訳の分からないことを述べられて、困ったと言っていたわ」
「私も、公爵も、宰相も理解が出来なかった」
「まあ!それは酷い!でも改善されたと聞きましたわ」
「今では幻だったのかというほど、ヨルレアン嬢を尊敬している」
「それは、否定は出来ないわね。あの子の力は、誰かと違って本物だもの」
「その通りですな」
それは間違いなく、アリナ・ハッソを示している嫌味であった。
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