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初デートは敵情視察
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「キース様がそんなに素敵な服をお持ちだとは思っておりませんでしたわ」
隣を歩くキースさんをマジマジと見ながら私は改めて感動を口にする。ほぼ作業着のようなシャツとパンツといった出で立ちでもイケメンな彼だが、きっちりと正装させると五割増しでイケメンだ。
「君も大概、失礼だな。一番いい服を着てこいって言ったのは君だろ」
「私もお店でお買い物をさせていただいたことがないのですが、お値段的にそういう格好をしていた方がいいかな……と」
私達が歩くのはいつもの貧民街から、徒歩一時間の場所にある閑静なショッピングエリアだ。高級店がずらりと並び、お値段もゼロの数が二つ以上変わる。
「ここですわ!」
そんな高級店が立ち並ぶ一角にあるのは、エルフが営業を行う香水店だ。数年前から工房の様子を公開しており、イケメンエルフを一目見ようと多くの女性客が訪れる店としても知られている。
「グレイスは、エルフが好きだったのか?」
的外れなキースさんの感想に私はムッとして彼を睨む。
「私が好きなのは、キース様だけと何時も申し上げて――」
「あ――うん。それはいいから、で、何をしに来たんだ?」
熱烈な告白を軽く流されるが、私は気を取り直して彼の耳元で今日の目的を小さく囁く。
「こちらのお店では香水以外にも精油も製造しているんですの。工房をこうやって公開しているんですから、作り方を研究しようと思いまして」
「なるほど……。それじゃあ、俺はそこら辺を見ているから、数時間後にまたここで会おう」
確かに店内は女性だらけで、イケメンとはいえ男性のキースさんは居づらいに違いない。
そんな彼の後ろ姿を見送って、店内に入ろうとしたところ、ガッと肩を掴まれた。
「失礼ですが見学だけのお客様の入店は、お断りしておりまして――」
慇懃無礼な笑顔と共にそう言ったのは店の入り口でドアマンを務めるエルフだ。
「ひやかし……」
だなんて……と言葉を続けようとして、ふと彼の視線をたどると私の泥まみれの靴が目に飛び込んできた。毎日生活していたから忘れていたが診療所周辺の道は整備されておらず、ぬかるんでいた。せっかく実家から持ち出した虎の子の靴だったが、どうみても薄汚い靴にしか見えない。
「他のお客様もいらっしゃいますので、申し訳ございませんがお引き取り願います」
反論する言葉が見つからず、唖然としているとフワリと華やかな香りが漂い一人の銀髪のエルフが現れた。彼の登場に店外だけでなく、店内の視線も一斉に集まる。滅多に店頭には出てこないからか、「きゃーーー!」と黄色い悲鳴をあげる女性客も少なくない。
「大変失礼いたしました。ゴドウィン公爵令嬢。こちらで店長を務めさせていただいているラルフと申します」
その言葉にドアマンのエルフの顔面が蒼白になる。
「た、大変失礼いたしました!!!!」
彼は気の毒になる程慌てており、膝をついて胸に手を当て何やら神に祈っている。そんなドアマン・エルフを後目に、店長は申し訳なさそうな表情を浮かべつつ、私の手を取り店内へ優雅にエスコートしてくれた。
「お申しつけいただければ、いつでも公爵邸へ使いの者を伺わせましたのに」
確かにいつもは自宅に従業員訪れ、披露された商品を母やメイド、時には友人らと一緒に選んで購入していた。そして一度に購入する額は少なくとも金貨百枚は下らない。その時、『工房が見学できるようになったので、機会があればぜひ』と言われていたのだが、本当に来るとは思っていなかったのだろう。
「こ、工房を公開していると伺いましてね。ぜひ一度拝見させていただければ、と思いましたの」
「それはそれは、ありがとうございます。しかし風の噂でグレイス様も何やらお作りになられているとか伺いましたが……」
顔見知りの店員に見つかった時のことを考え、用意していた嘘だが、あっさりと店長には見破られた。
「バレてしまっていますのね。では正直に申し上げますわ。精油の作り方を教えていただきたいの」
却下されるだろうと思っていたとんでもない申し出に、店長は顔色一つ変えずに「かしこまりました」と頷く。
「精油は様々な方法で作ることが可能ですが、私どもでは魔法を使って生成しております」
案内された工房に入ると、ムアッとした空気が私を包み込む。
「専用の容器に抽出するハーブや花を入れ魔法を下から当てます。すると植物内にある精油成分が分離し蒸気となるので、それをやはり魔法で冷却して液体に戻し精油を作っております」
「魔法を使うから高価なんですね……」
何か代用できる方法はないかと可能性を探っていたが、“魔法”が登場してしまうとお手上げだ。少なくとも貧民街の誰かをここに弟子入りさせ、魔法を覚えさせなければいけない。だからこそ、あっさりとその方法を教えたのだろう。
「と言いましても、これはパフォーマンス用でございましてね」
店長は悪い笑顔を浮かべながら、私の耳にそっと囁く。
「魔法で抽出する様子を披露していますが、かつては蒸気を当てて精油成分を分離させ、冷却する際も水を使っておりました」
先ほどとは異なり一気に精油手作りの可能性が高くなる。
「また精油自体の効能を特別期待しない場合は、フローラルウォーターという方法もございますが……お教えしましょうか?」
そう言われて初めて私はとんでもない事実に気付かされた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【参考文献】
Tea-treeの森:エッセンシャルオイル(精油)の基礎知識(最終閲覧日:2019年5月14日)
https://www.t-tree.net/seiyu/b_1_howtoproduce.htm
【御礼】
お気に入り登録、本当にありがとうございます。
「面白かった!」「オススメのおばあちゃんの知恵があるよ!」という方は感想をいただけると嬉しいです。
隣を歩くキースさんをマジマジと見ながら私は改めて感動を口にする。ほぼ作業着のようなシャツとパンツといった出で立ちでもイケメンな彼だが、きっちりと正装させると五割増しでイケメンだ。
「君も大概、失礼だな。一番いい服を着てこいって言ったのは君だろ」
「私もお店でお買い物をさせていただいたことがないのですが、お値段的にそういう格好をしていた方がいいかな……と」
私達が歩くのはいつもの貧民街から、徒歩一時間の場所にある閑静なショッピングエリアだ。高級店がずらりと並び、お値段もゼロの数が二つ以上変わる。
「ここですわ!」
そんな高級店が立ち並ぶ一角にあるのは、エルフが営業を行う香水店だ。数年前から工房の様子を公開しており、イケメンエルフを一目見ようと多くの女性客が訪れる店としても知られている。
「グレイスは、エルフが好きだったのか?」
的外れなキースさんの感想に私はムッとして彼を睨む。
「私が好きなのは、キース様だけと何時も申し上げて――」
「あ――うん。それはいいから、で、何をしに来たんだ?」
熱烈な告白を軽く流されるが、私は気を取り直して彼の耳元で今日の目的を小さく囁く。
「こちらのお店では香水以外にも精油も製造しているんですの。工房をこうやって公開しているんですから、作り方を研究しようと思いまして」
「なるほど……。それじゃあ、俺はそこら辺を見ているから、数時間後にまたここで会おう」
確かに店内は女性だらけで、イケメンとはいえ男性のキースさんは居づらいに違いない。
そんな彼の後ろ姿を見送って、店内に入ろうとしたところ、ガッと肩を掴まれた。
「失礼ですが見学だけのお客様の入店は、お断りしておりまして――」
慇懃無礼な笑顔と共にそう言ったのは店の入り口でドアマンを務めるエルフだ。
「ひやかし……」
だなんて……と言葉を続けようとして、ふと彼の視線をたどると私の泥まみれの靴が目に飛び込んできた。毎日生活していたから忘れていたが診療所周辺の道は整備されておらず、ぬかるんでいた。せっかく実家から持ち出した虎の子の靴だったが、どうみても薄汚い靴にしか見えない。
「他のお客様もいらっしゃいますので、申し訳ございませんがお引き取り願います」
反論する言葉が見つからず、唖然としているとフワリと華やかな香りが漂い一人の銀髪のエルフが現れた。彼の登場に店外だけでなく、店内の視線も一斉に集まる。滅多に店頭には出てこないからか、「きゃーーー!」と黄色い悲鳴をあげる女性客も少なくない。
「大変失礼いたしました。ゴドウィン公爵令嬢。こちらで店長を務めさせていただいているラルフと申します」
その言葉にドアマンのエルフの顔面が蒼白になる。
「た、大変失礼いたしました!!!!」
彼は気の毒になる程慌てており、膝をついて胸に手を当て何やら神に祈っている。そんなドアマン・エルフを後目に、店長は申し訳なさそうな表情を浮かべつつ、私の手を取り店内へ優雅にエスコートしてくれた。
「お申しつけいただければ、いつでも公爵邸へ使いの者を伺わせましたのに」
確かにいつもは自宅に従業員訪れ、披露された商品を母やメイド、時には友人らと一緒に選んで購入していた。そして一度に購入する額は少なくとも金貨百枚は下らない。その時、『工房が見学できるようになったので、機会があればぜひ』と言われていたのだが、本当に来るとは思っていなかったのだろう。
「こ、工房を公開していると伺いましてね。ぜひ一度拝見させていただければ、と思いましたの」
「それはそれは、ありがとうございます。しかし風の噂でグレイス様も何やらお作りになられているとか伺いましたが……」
顔見知りの店員に見つかった時のことを考え、用意していた嘘だが、あっさりと店長には見破られた。
「バレてしまっていますのね。では正直に申し上げますわ。精油の作り方を教えていただきたいの」
却下されるだろうと思っていたとんでもない申し出に、店長は顔色一つ変えずに「かしこまりました」と頷く。
「精油は様々な方法で作ることが可能ですが、私どもでは魔法を使って生成しております」
案内された工房に入ると、ムアッとした空気が私を包み込む。
「専用の容器に抽出するハーブや花を入れ魔法を下から当てます。すると植物内にある精油成分が分離し蒸気となるので、それをやはり魔法で冷却して液体に戻し精油を作っております」
「魔法を使うから高価なんですね……」
何か代用できる方法はないかと可能性を探っていたが、“魔法”が登場してしまうとお手上げだ。少なくとも貧民街の誰かをここに弟子入りさせ、魔法を覚えさせなければいけない。だからこそ、あっさりとその方法を教えたのだろう。
「と言いましても、これはパフォーマンス用でございましてね」
店長は悪い笑顔を浮かべながら、私の耳にそっと囁く。
「魔法で抽出する様子を披露していますが、かつては蒸気を当てて精油成分を分離させ、冷却する際も水を使っておりました」
先ほどとは異なり一気に精油手作りの可能性が高くなる。
「また精油自体の効能を特別期待しない場合は、フローラルウォーターという方法もございますが……お教えしましょうか?」
そう言われて初めて私はとんでもない事実に気付かされた。
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【参考文献】
Tea-treeの森:エッセンシャルオイル(精油)の基礎知識(最終閲覧日:2019年5月14日)
https://www.t-tree.net/seiyu/b_1_howtoproduce.htm
【御礼】
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