18 / 118
光あれ
2
しおりを挟む
通された部屋で、ユリウスはエミールと向かい合って座り、ユリウスが不在の間のリヒトの様子、そして今晩エミールがリヒトを保護するに至った流れと、医師の診察の結果を詳しく聞いた。
エミールの背後にはクラウス家の侍従が、ユリウスの背後にはロンバードとテオバルドの親子が控えている。
ロンバードはその巨躯とは裏腹に気配を消すことに長けており、存在自体が気にならないが、テオバルドの方はひと通りの武術は修めてはいるが騎士団に所属したことはなく、本格的な訓練は受けていないため、エミールの話に一々頷いたりそわそわと肩を揺らしたりと、声こそ出していないもののなんだか視界にうるさかった。
無視する方が気が散るため、ユリウスは途中でテオバルドをおのれの横に座らせて、会話に加わらせた。
二人から詳細を聞き取っている途中、テオバルドが、
「それで、エミール様とリヒト様が二人でかざり」
と言いかけて、
「テオバルドっ!」
常にないエミールの厳しい声に妨げられていた。
テオバルドが「あっ」と叫んでエミールに頭を下げる。
ユリウスは首を傾げ、二人を交互に見た。
「かざ……なに? テオ、なんだって?」
「い、いいえ。俺はなにも言ってません。殿下の聞き違いです」
「……この僕が聞き間違いをすると思うか? テオ、吐け」
「ユーリ様!」
テオバルドを締め上げようとしたら、エミールが割って入ってきた。
「そういえばリヒトが、温室を案内してくれたんです! ユーリ様のお屋敷はどこもかしこもリヒト仕様になっていて素晴らしいですね。それに、肥料を撒いて回るリヒトの可愛いこと! 温室に妖精が舞い降りたのかと思ってしまいました」
あからさまな話題の転換だったが、おのれのオメガを手放しで褒められて黙っているようではサーリーク王国のアルファを名乗れない。
ユリウスは喜色満面になり、そうなんですと頷いた。
「そうなんですよエミール殿。リヒトはものすごく可愛いんです。いや、可愛いだけじゃなくて可憐でものすごく可愛いんですよ」
「……結局可愛いんじゃないですか」
ぼそり、と横でテオバルドが呟いた。いや、テオバルドだけじゃない。後ろからも低音の呟きが聞こえたので、ロンバードも同じことを口にしたのだろうと察せられる。
ユリウスは侍従親子には脇目もふらず、身を乗り出してエミールの手をがしっと握った。
「肥料のカゴがすこし大きいなぁと思ったでしょう。思いましたよね? そうでしょうとも。確かにあれはリヒトが担ぐには大きい。でもあのサイズが一番可愛いのです。両手でよいしょと担ぐ様がまたたまらないのです! ああでも大丈夫です。その分肩紐は幅広にして、体への負担を軽くしていますのでご心配なく! それよりもエミール殿。これまでのお話で気になったことが」
早口にリヒトの可愛さを力説して、言葉の最後でユリウスは真顔でエミールを見つめた。
声のトーンが変わったことを察したエミールが、表情を引き締めてまばたきをする。ユリウスの隣ではテオバルドが背筋を伸ばした。
ユリウスの出立後、食事を摂らなくなったリヒト。
ユリウスからの手紙と、エミールたちの説得でなんとか食べられるようになったリヒト。
しかし今回、手紙紛失事件の後に屋敷を抜け出し、ひとり山へ行こうとしたリヒト。
大きな怪我もなく保護することができたが、冬の夜に薄着で出歩いたため体調を崩し、いまは昏昏と眠っているリヒト。
どのシーンを切り取ってもユリウスに心痛を与える結果にしかならず、エミールとテオバルドは叱責を覚悟して固唾を呑んだ。
ユリウスが緑色の瞳をスッと細め、低く、囁いた。
「あなたがリヒトの世話を色々焼いてくださったことには感謝してます、エミール殿」
「は、はい」
「単刀直入に伺いますが」
「はい」
「お風呂には入りましたか?」
「……はい?」
思わぬ質問に、エミールがポカンと口を開けた。
なにを尋ねられたのかわからずに、返答に窮するエミールへと、ユリウスが質問を繰り返した。
「リヒトのお風呂の世話は、あなたがしたのでしょうか?」
冷ややかなその声にぶるりと背を震わせて、エミールは慌てて首を横に振った。
「いいえ! いいえオレは入ってません」
「オレは」
エミールの言葉を舌に乗せ、ユリウスは視線をスっと横へと流す。
ごくり、とテオバルドの喉が上下した。
「テオ、おまえは?」
「おおおおお俺がお手伝いさせていただきましたっ!」
「見たな?」
「いいえっ!」
「リヒトの裸を見たな?」
「いいえっ!」
壊れた玩具のようにひたすら左右に顔を動かす息子を見かねて、ロンバードが口を出してくる。
「あんた、殿下、そりゃあ横暴がすぎるってもんでしょうが。テオはあんたの命令通りにリヒト様の世話をしたってのに」
「それはわかってる」
ユリウスは冷たく鼻を鳴らし、長い睫毛を揺らした。
「テオ」
「ひゃいっ!」
「おまえにも感謝してる」
「はっ……え? あ、はいっ」
てっきり氷点下の美声でぐさりと刺されるものとばかり思っていたテオバルドは思わぬ感謝の言葉を聞いて目を白黒させ、次いで肩からホッと力を抜きかけたのだが、
「リヒトの裸の記憶は抹消しろ」
続けられたユリウスからの無茶な命令に撃沈し、うなだれるようにして頷いた。
「……了解しました」
「肌の手触りの記憶も消しておけ」
「殿下の意のままに」
侍従の力ない返事にユリウスはひとつ頷き、握っていたエミールの手をそっと解放した。
テオバルドとの会話の最中、指先に触れるエミールの脈がすこし早くなっていることにユリウスは当然気づいていた。
リヒトを風呂に入れることはしなかったようだが、他になにかユリウスに踏み込まれたくない、後ろめたいことがあるのだ。そう予想はついたが、それを指摘するのはやめておくことにした。
大方、リヒトと一緒のベッドで眠ったとか、その辺りだろう。
テオバルドはともかく、オメガでつがい持ちのエミールはリヒトに対し疚しい気持ちを抱くことがない。そのことは信用できたので、ユリウスは手紙の代読にも彼を指名したのだ。
「エミール殿」
「はい」
「あなたには今後もぜひ、リヒトのことを気にかけていただきたい」
「もちろんです」
エミールの即答に、ユリウスは唇をほころばせる。
「ありがとうございます。では、リヒトの今後について、明日にでも詳細を相談させてください。テオ。おまえも同席しろ。リヒトについて、耳にいれておきたいことがある」
「承知しました」
それでは解散だ、とユリウスはロンバードを振り返り、
「今日はここに泊まることにする」
と告げた。
リヒトが泊まるのだから自分も当然そうするべきだという決定事項だ。
ついでに護衛件側近のロンバードとリヒト付きの侍従のテオバルドが泊まる部屋も用意してもらうこととする。
エミールが侍従へ、ユリウスの言葉に従うよう声をかけ、侍従は部屋の準備のために一度下がった。
「ユーリ様」
エミールが改まったようにユリウスを呼んだ。
「なんでしょう」
「リヒトについてのお話を、いま伺うことはできますか?」
「……こんな時間ですよ?」
壁掛け時計の針は、深夜の二時を大きく回ったところをさしている。話をするにふさわしい時間ではない。
「もう休まれた方がいいと思いますが」
ユリウスがそう促すと、エミールの顔にじわりと苦笑いが浮かんだ。
「クラウス様が戻って来られるまで、眠れそうにありませんから。ご迷惑でなければ、お話を伺いたいです」
なるほど、とユリウスは頷いた。
膝の上で組まれたエミールの指が、トントンと落ち着かない様子で動いている。クラウスが帰国していると知り、もう我慢の限界なのだろう。
本当は王城へと飛んで行きたいに違いない。その気持ちはユリウスにも痛いほど理解できた。
クラウスが雑務を請け負ってくれなければ、ユリウス自身もいまはまだ王城で拘束されていたに違いない。
一刻も早くリヒトの元へと馬を走らせることができた自分と違い、エミールはここで待つことが仕事なのだ。
クラウスの帰宅が遅れている責任の一端は自分にもあるため、ユリウスはエミールの申し出を快諾した。
「わかりました。ではエミール殿には僕の話に付き合っていただきましょう」
「ユーリ様」
「おまえたちはどうする。下がって休んでも構わないが」
「俺はあんたの御守なんでね」
ロンバードがひょいと肩を竦め、小憎らしい口調で同席を願い出る。ユリウスの隣でテオバルドもしゃきっと立ち上がり、
「俺もリヒト様の侍従なんで!」
と意気込んで背筋を伸ばした。
テオはちょっと暑苦しいところがあるよなぁ、とユリウスはすこし失礼なことを思う。
「では、兄上が帰って来られるまで、お話をしましょうか……とその前に」
ユリウスはソファから腰を上げ、
「リヒトの寝顔だけ見てきてもいいですか」
とエミールに尋ねた。
エミールがハッと目を瞠り、慌てて頷く。
「お引き留めしてしまい申し訳ありません。廊下を出て左です。いま案内を、」
「ありがとうございます」
お礼の言葉を残して、ユリウスは来賓室を飛び出した。
エミールの背後にはクラウス家の侍従が、ユリウスの背後にはロンバードとテオバルドの親子が控えている。
ロンバードはその巨躯とは裏腹に気配を消すことに長けており、存在自体が気にならないが、テオバルドの方はひと通りの武術は修めてはいるが騎士団に所属したことはなく、本格的な訓練は受けていないため、エミールの話に一々頷いたりそわそわと肩を揺らしたりと、声こそ出していないもののなんだか視界にうるさかった。
無視する方が気が散るため、ユリウスは途中でテオバルドをおのれの横に座らせて、会話に加わらせた。
二人から詳細を聞き取っている途中、テオバルドが、
「それで、エミール様とリヒト様が二人でかざり」
と言いかけて、
「テオバルドっ!」
常にないエミールの厳しい声に妨げられていた。
テオバルドが「あっ」と叫んでエミールに頭を下げる。
ユリウスは首を傾げ、二人を交互に見た。
「かざ……なに? テオ、なんだって?」
「い、いいえ。俺はなにも言ってません。殿下の聞き違いです」
「……この僕が聞き間違いをすると思うか? テオ、吐け」
「ユーリ様!」
テオバルドを締め上げようとしたら、エミールが割って入ってきた。
「そういえばリヒトが、温室を案内してくれたんです! ユーリ様のお屋敷はどこもかしこもリヒト仕様になっていて素晴らしいですね。それに、肥料を撒いて回るリヒトの可愛いこと! 温室に妖精が舞い降りたのかと思ってしまいました」
あからさまな話題の転換だったが、おのれのオメガを手放しで褒められて黙っているようではサーリーク王国のアルファを名乗れない。
ユリウスは喜色満面になり、そうなんですと頷いた。
「そうなんですよエミール殿。リヒトはものすごく可愛いんです。いや、可愛いだけじゃなくて可憐でものすごく可愛いんですよ」
「……結局可愛いんじゃないですか」
ぼそり、と横でテオバルドが呟いた。いや、テオバルドだけじゃない。後ろからも低音の呟きが聞こえたので、ロンバードも同じことを口にしたのだろうと察せられる。
ユリウスは侍従親子には脇目もふらず、身を乗り出してエミールの手をがしっと握った。
「肥料のカゴがすこし大きいなぁと思ったでしょう。思いましたよね? そうでしょうとも。確かにあれはリヒトが担ぐには大きい。でもあのサイズが一番可愛いのです。両手でよいしょと担ぐ様がまたたまらないのです! ああでも大丈夫です。その分肩紐は幅広にして、体への負担を軽くしていますのでご心配なく! それよりもエミール殿。これまでのお話で気になったことが」
早口にリヒトの可愛さを力説して、言葉の最後でユリウスは真顔でエミールを見つめた。
声のトーンが変わったことを察したエミールが、表情を引き締めてまばたきをする。ユリウスの隣ではテオバルドが背筋を伸ばした。
ユリウスの出立後、食事を摂らなくなったリヒト。
ユリウスからの手紙と、エミールたちの説得でなんとか食べられるようになったリヒト。
しかし今回、手紙紛失事件の後に屋敷を抜け出し、ひとり山へ行こうとしたリヒト。
大きな怪我もなく保護することができたが、冬の夜に薄着で出歩いたため体調を崩し、いまは昏昏と眠っているリヒト。
どのシーンを切り取ってもユリウスに心痛を与える結果にしかならず、エミールとテオバルドは叱責を覚悟して固唾を呑んだ。
ユリウスが緑色の瞳をスッと細め、低く、囁いた。
「あなたがリヒトの世話を色々焼いてくださったことには感謝してます、エミール殿」
「は、はい」
「単刀直入に伺いますが」
「はい」
「お風呂には入りましたか?」
「……はい?」
思わぬ質問に、エミールがポカンと口を開けた。
なにを尋ねられたのかわからずに、返答に窮するエミールへと、ユリウスが質問を繰り返した。
「リヒトのお風呂の世話は、あなたがしたのでしょうか?」
冷ややかなその声にぶるりと背を震わせて、エミールは慌てて首を横に振った。
「いいえ! いいえオレは入ってません」
「オレは」
エミールの言葉を舌に乗せ、ユリウスは視線をスっと横へと流す。
ごくり、とテオバルドの喉が上下した。
「テオ、おまえは?」
「おおおおお俺がお手伝いさせていただきましたっ!」
「見たな?」
「いいえっ!」
「リヒトの裸を見たな?」
「いいえっ!」
壊れた玩具のようにひたすら左右に顔を動かす息子を見かねて、ロンバードが口を出してくる。
「あんた、殿下、そりゃあ横暴がすぎるってもんでしょうが。テオはあんたの命令通りにリヒト様の世話をしたってのに」
「それはわかってる」
ユリウスは冷たく鼻を鳴らし、長い睫毛を揺らした。
「テオ」
「ひゃいっ!」
「おまえにも感謝してる」
「はっ……え? あ、はいっ」
てっきり氷点下の美声でぐさりと刺されるものとばかり思っていたテオバルドは思わぬ感謝の言葉を聞いて目を白黒させ、次いで肩からホッと力を抜きかけたのだが、
「リヒトの裸の記憶は抹消しろ」
続けられたユリウスからの無茶な命令に撃沈し、うなだれるようにして頷いた。
「……了解しました」
「肌の手触りの記憶も消しておけ」
「殿下の意のままに」
侍従の力ない返事にユリウスはひとつ頷き、握っていたエミールの手をそっと解放した。
テオバルドとの会話の最中、指先に触れるエミールの脈がすこし早くなっていることにユリウスは当然気づいていた。
リヒトを風呂に入れることはしなかったようだが、他になにかユリウスに踏み込まれたくない、後ろめたいことがあるのだ。そう予想はついたが、それを指摘するのはやめておくことにした。
大方、リヒトと一緒のベッドで眠ったとか、その辺りだろう。
テオバルドはともかく、オメガでつがい持ちのエミールはリヒトに対し疚しい気持ちを抱くことがない。そのことは信用できたので、ユリウスは手紙の代読にも彼を指名したのだ。
「エミール殿」
「はい」
「あなたには今後もぜひ、リヒトのことを気にかけていただきたい」
「もちろんです」
エミールの即答に、ユリウスは唇をほころばせる。
「ありがとうございます。では、リヒトの今後について、明日にでも詳細を相談させてください。テオ。おまえも同席しろ。リヒトについて、耳にいれておきたいことがある」
「承知しました」
それでは解散だ、とユリウスはロンバードを振り返り、
「今日はここに泊まることにする」
と告げた。
リヒトが泊まるのだから自分も当然そうするべきだという決定事項だ。
ついでに護衛件側近のロンバードとリヒト付きの侍従のテオバルドが泊まる部屋も用意してもらうこととする。
エミールが侍従へ、ユリウスの言葉に従うよう声をかけ、侍従は部屋の準備のために一度下がった。
「ユーリ様」
エミールが改まったようにユリウスを呼んだ。
「なんでしょう」
「リヒトについてのお話を、いま伺うことはできますか?」
「……こんな時間ですよ?」
壁掛け時計の針は、深夜の二時を大きく回ったところをさしている。話をするにふさわしい時間ではない。
「もう休まれた方がいいと思いますが」
ユリウスがそう促すと、エミールの顔にじわりと苦笑いが浮かんだ。
「クラウス様が戻って来られるまで、眠れそうにありませんから。ご迷惑でなければ、お話を伺いたいです」
なるほど、とユリウスは頷いた。
膝の上で組まれたエミールの指が、トントンと落ち着かない様子で動いている。クラウスが帰国していると知り、もう我慢の限界なのだろう。
本当は王城へと飛んで行きたいに違いない。その気持ちはユリウスにも痛いほど理解できた。
クラウスが雑務を請け負ってくれなければ、ユリウス自身もいまはまだ王城で拘束されていたに違いない。
一刻も早くリヒトの元へと馬を走らせることができた自分と違い、エミールはここで待つことが仕事なのだ。
クラウスの帰宅が遅れている責任の一端は自分にもあるため、ユリウスはエミールの申し出を快諾した。
「わかりました。ではエミール殿には僕の話に付き合っていただきましょう」
「ユーリ様」
「おまえたちはどうする。下がって休んでも構わないが」
「俺はあんたの御守なんでね」
ロンバードがひょいと肩を竦め、小憎らしい口調で同席を願い出る。ユリウスの隣でテオバルドもしゃきっと立ち上がり、
「俺もリヒト様の侍従なんで!」
と意気込んで背筋を伸ばした。
テオはちょっと暑苦しいところがあるよなぁ、とユリウスはすこし失礼なことを思う。
「では、兄上が帰って来られるまで、お話をしましょうか……とその前に」
ユリウスはソファから腰を上げ、
「リヒトの寝顔だけ見てきてもいいですか」
とエミールに尋ねた。
エミールがハッと目を瞠り、慌てて頷く。
「お引き留めしてしまい申し訳ありません。廊下を出て左です。いま案内を、」
「ありがとうございます」
お礼の言葉を残して、ユリウスは来賓室を飛び出した。
449
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~
水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。
アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。
氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。
「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」
辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。
これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!
偽りベータの宮廷薬師は、氷の宰相に匂いを嗅がれ溺愛される
水凪しおん
BL
「お前の匂いがないと、私は息ができない」
宮廷薬師のルチアーノは、オメガであることを隠し、自作の抑制薬でベータと偽って生きてきた。
しかしある日、冷徹無比と恐れられる「氷の宰相」アレクセイにその秘密がバレてしまう。
処刑を覚悟したルチアーノだったが、アレクセイが求めたのは、ルチアーノの身体から香る「匂い」だった!?
強すぎる能力ゆえに感覚過敏に苦しむ宰相と、彼の唯一の安らぎとなった薬師。
秘密の共有から始まる、契約と執着のオメガバース・ロマンス!
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
悪役令息ですが破滅回避で主人公を無視したら、高潔な態度だと勘違いされて聖人認定。なぜか溺愛ルートに入りました
水凪しおん
BL
BL小説『銀の瞳の聖者』の悪役令息ルシアンに転生してしまった俺。
原作通りなら、主人公ノエルをいじめ抜き、最後は断罪されて野垂れ死ぬ運命だ。
「そんなの絶対にお断りだ! 俺は平和に長生きしたい!」
破滅フラグを回避するため、俺は決意した。
主人公ノエルを徹底的に避け、関わらず、空気のように生きることを。
しかし、俺の「無視」や「無関心」は、なぜかノエルにポジティブに変換されていく。
「他の人のように欲望の目で見ないなんて、なんて高潔な方なんだ……!」
いじめっ子を視線だけで追い払えば「影から守ってくれた」、雨の日に「臭いから近寄るな」と上着を投げつければ「不器用な優しさ」!?
全力で嫌われようとすればするほど、主人公からの好感度が爆上がりして、聖人認定されてしまう勘違いラブコメディ!
小心者の悪役令息×健気なポジティブ主人公の、すれ違い溺愛ファンタジー、ここに開幕!
婚約破棄で追放された悪役令息の俺、実はオメガだと隠していたら辺境で出会った無骨な傭兵が隣国の皇太子で運命の番でした
水凪しおん
BL
「今この時をもって、貴様との婚約を破棄する!」
公爵令息レオンは、王子アルベルトとその寵愛する聖女リリアによって、身に覚えのない罪で断罪され、全てを奪われた。
婚約、地位、家族からの愛――そして、痩せ衰えた最果ての辺境地へと追放される。
しかし、それは新たな人生の始まりだった。
前世の知識というチート能力を秘めたレオンは、絶望の地を希望の楽園へと変えていく。
そんな彼の前に現れたのは、ミステリアスな傭兵カイ。
共に困難を乗り越えるうち、二人の間には強い絆が芽生え始める。
だがレオンには、誰にも言えない秘密があった。
彼は、この世界で蔑まれる存在――「オメガ」なのだ。
一方、レオンを追放した王国は、彼の不在によって崩壊の一途を辿っていた。
これは、どん底から這い上がる悪役令息が、運命の番と出会い、真実の愛と幸福を手に入れるまでの物語。
痛快な逆転劇と、とろけるほど甘い溺愛が織りなす、異世界やり直しロマンス!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。