83 / 184
光あれ
1
しおりを挟む
やせ細った子どもを連れての移動は、やはり想像以上に手を取られて、教皇ヨハネスの身柄を確保したときのスムーズさはなんだったのかと思うほどに、日数を消費してしまった。
だがようやく、出立より二十日目……いや、日付をまたいだので二十一日目か……にしてようやく、ユリウスは自国の地を踏み、無事に城門をくぐり抜けた。
夜の闇に王城のシルエットが確認できたときにはもはや我慢ができずに、こころのまま、おのれのオメガの元へ駆け戻りたいという気持ちが逸る。
ユリウスの心情が伝わったのか、騎乗している馬も、どことなくそわそわした足取りになった。
「行っていいぞ」
と許可をくれたのは、騎士団長のクラウスだった。
クラウスは苦笑いを口元に浮かべて、てのひらをひらりと動かす。
「先に行くといい。後のことは私が請け負った」
「兄上」
「おまえにしてはよく耐えた。二十日も離れたのは初めてだろう。おまえのオメガもきっと待っている」
鷹揚に頷き、先に行けと促してくれる次兄へと、ユリウスは深く頭を下げた。
「感謝します兄上」
言うなり、手綱を引いて。
ユリウスは暗闇の中、馬を駆った。
吹きつけてくる風は、冷たい。しかし他国と比べるとサーリークの冬はやわらかかった。それともこれは、おのれのオメガがこの地に居るからそう感じるだけなのだろうか。
全速力で駆けるユリウスの隣に、ロンバードが馬身を並べる。
ユリウスは片手で器用に馬に下げていた積み荷をほどき、それを側近の男へと投げた。
「うわっあぶねっ」
「持っててくれ。軽い方が早い」
荷の重さがなくなった分、馬が軽やかになる。
「この暗さでやることですかっ! くそっ!」
ロンバードの悪態が後ろへと流れていって、ユリウスは笑いながら屋敷へ向けて馬首を巡らせた。
国を出たときは爪痕のように細かった月が、いまは満月がすこし欠けた形をしている。新月から満ちた月が、また新月へと向かっているのだ。
月が大きいおかげで、夜道といえども明るかった。
城門内の道は整備されている。充分な幅があり障害もない通りを、ユリウスは一目散に進んだ。
もうすぐリヒトに会える、と喜色を浮かべていたユリウスの顔は、しかし、屋敷が近づくにつれて徐々に険しくなってゆく。
おかしい。
こんな時間なのに、屋敷に皓皓と灯りが燈っている。
外門にまでガス灯が掲げられており、ものすごい速さで近づいてくる馬に気づいた衛士たちが、前に集まってきていた。
「ユリウス様!」
「殿下! お帰りなさいませ!」
門の前で馬の足を止めたユリウスへと、次々に声がかけられる。
ユリウスは馬上より彼らを見下ろし、
「誰か、報告ができる者は居るか」
とこの騒ぎの原因を厳しい声で問うた。
屋敷の中から、家令が飛び出してくる。
ユリウスは彼から、リヒトがひとりで屋敷を出て、いまはエミールのところで保護されている、という話を聞いた。
なぜリヒトが。
なぜひとりで。
なぜ屋敷を出たんだろう。
まったく状況がわからないままにユリウスは、再び馬を走らせて今度はクラウスの屋敷へと向かった。
途中、ロンバードが追いついてくる。チラと視線をやれば彼の馬も身軽になっていた。荷物だけ屋敷に置いてきたのだろう。
「なにがあったんですかねっ?」
「わからない!」
ともかく、エミールの元へ行けばリヒトに会える。
すべてのことはそれからだ。
ユリウスはリヒトの顔を思い浮かべながら、手綱を握った。
辿りついた次兄の館では、ユリウスの来訪を先触れから知らされたテオバルドが、平身低頭の態で出迎えた。
「すいっませんっでしたぁぁぁ!」
全力で謝罪する息子を、ロンバードがなんとも言えぬ渋い顔で見ている。
「テオ。報告は簡潔にわかりやすく」
ユリウスが半眼で侍従を見下ろし、平坦な声で命じると、テオバルドがひたいをやわらかな絨毯にこすりつけて「はいっ!」と悲痛な声で返事をしたが、続けて、
「簡潔には無理ですっ」
と泣きごとを漏らした。
「っていうか俺にもよくわからないんですよっ。リヒト様が突然夜中に屋敷を抜け出して……それが、神様の声を聞くために山に行くとかなんとか……ちょっと意味がわからなくてですね、やっぱり俺ごときにふしぎ……っリヒト様のお考えは理解できないんですよぅ」
半泣きで訴えてくるテオバルドが、途中、「ふしぎ……」と言いかけて慌てて修正したのだが、さいわいなことにユリウスには気づかれなかった。
ユリウスは彼の言葉のもっと手前で意識を引かれていたのだ。
「神様の声を聞く?」
口元に手を当て、ユリウスは呟いた。
チラとロンバードを見ると、側近は逞しい肩を竦めて、軽い頷きを返してくる。
やはり、リヒトの記憶は戻っていたのだ。
ゲルトと接触して、なぜ生きていると詰め寄られ、昏倒したあのときに。
ハーゼだったときの記憶が、戻っていたのだ。
そうでなければ神様の声を聞こうだなんて思わない。
祭壇のある白い部屋で両膝をついて一心に祈る幼いリヒトの姿がまざまざと想像できて、ユリウスの胸は痛んだ。
ロンバードがテオバルドに手を貸して、床から立たせるのを横目に、ユリウスはこちらを窺っていたエミールへと一礼した。
「エミール殿。草木も眠るこんな深夜にお騒がせてして申し訳ありません」
「いいえ。ご無事のお帰り、なによりです」
会釈を返すエミールの視線がどこか落ち着かずにユリウスの背後を漂うのを見て、ユリウスは唇に笑みを刷いた。
「エミール殿。クラウス兄上は王城へ寄ってから帰宅されますので、もうすこし時間がかかります。僕だけ先に戻ってきてしまい申し訳ない」
「い、いいえ。すみません。クラウス様もご無事ならそれでいいのです」
「兄上もあなたに早く会いたいでしょうに、僕のために雑務を引き受けてくださって」
「そうですか。でも一刻でも早くユーリ様に戻って来ていただきたかったので、ちょうど良かったです。リヒトも喜びます」
寝巻姿のエミールは、肩に巻いたショールをぎゅっと握りしめ、気丈な微笑をユリウスへと向けてきた。
嫋やかで、はかなげで、しずかな佇まいだ。
オメガというのはどうしてこうも僕たちの欲求を掻き立てるんだろう、とユリウスはいっそ不思議に思う。
クラウスがここに居たならば、体全体でエミールを抱きしめ、おのれの不在を詫びただろう。
それほどにエミールからは、アルファの庇護欲を刺激する雰囲気が立ちのぼっていた。
「ユーリ様、リヒトはいま眠っていますので、とりあえず状況の説明を先にさせてください。さっきまで医師団からシモンも来ていましたので、診察の結果もお伝えします」
「わかりました。よろしくお願いします」
どちらにせよクラウスの帰宅まではまだ時間がある。
ユリウスはエミールの言葉に甘えて、招かれるままにロンバードとテオバルドを伴い、来賓室へと足を運んだ。
だがようやく、出立より二十日目……いや、日付をまたいだので二十一日目か……にしてようやく、ユリウスは自国の地を踏み、無事に城門をくぐり抜けた。
夜の闇に王城のシルエットが確認できたときにはもはや我慢ができずに、こころのまま、おのれのオメガの元へ駆け戻りたいという気持ちが逸る。
ユリウスの心情が伝わったのか、騎乗している馬も、どことなくそわそわした足取りになった。
「行っていいぞ」
と許可をくれたのは、騎士団長のクラウスだった。
クラウスは苦笑いを口元に浮かべて、てのひらをひらりと動かす。
「先に行くといい。後のことは私が請け負った」
「兄上」
「おまえにしてはよく耐えた。二十日も離れたのは初めてだろう。おまえのオメガもきっと待っている」
鷹揚に頷き、先に行けと促してくれる次兄へと、ユリウスは深く頭を下げた。
「感謝します兄上」
言うなり、手綱を引いて。
ユリウスは暗闇の中、馬を駆った。
吹きつけてくる風は、冷たい。しかし他国と比べるとサーリークの冬はやわらかかった。それともこれは、おのれのオメガがこの地に居るからそう感じるだけなのだろうか。
全速力で駆けるユリウスの隣に、ロンバードが馬身を並べる。
ユリウスは片手で器用に馬に下げていた積み荷をほどき、それを側近の男へと投げた。
「うわっあぶねっ」
「持っててくれ。軽い方が早い」
荷の重さがなくなった分、馬が軽やかになる。
「この暗さでやることですかっ! くそっ!」
ロンバードの悪態が後ろへと流れていって、ユリウスは笑いながら屋敷へ向けて馬首を巡らせた。
国を出たときは爪痕のように細かった月が、いまは満月がすこし欠けた形をしている。新月から満ちた月が、また新月へと向かっているのだ。
月が大きいおかげで、夜道といえども明るかった。
城門内の道は整備されている。充分な幅があり障害もない通りを、ユリウスは一目散に進んだ。
もうすぐリヒトに会える、と喜色を浮かべていたユリウスの顔は、しかし、屋敷が近づくにつれて徐々に険しくなってゆく。
おかしい。
こんな時間なのに、屋敷に皓皓と灯りが燈っている。
外門にまでガス灯が掲げられており、ものすごい速さで近づいてくる馬に気づいた衛士たちが、前に集まってきていた。
「ユリウス様!」
「殿下! お帰りなさいませ!」
門の前で馬の足を止めたユリウスへと、次々に声がかけられる。
ユリウスは馬上より彼らを見下ろし、
「誰か、報告ができる者は居るか」
とこの騒ぎの原因を厳しい声で問うた。
屋敷の中から、家令が飛び出してくる。
ユリウスは彼から、リヒトがひとりで屋敷を出て、いまはエミールのところで保護されている、という話を聞いた。
なぜリヒトが。
なぜひとりで。
なぜ屋敷を出たんだろう。
まったく状況がわからないままにユリウスは、再び馬を走らせて今度はクラウスの屋敷へと向かった。
途中、ロンバードが追いついてくる。チラと視線をやれば彼の馬も身軽になっていた。荷物だけ屋敷に置いてきたのだろう。
「なにがあったんですかねっ?」
「わからない!」
ともかく、エミールの元へ行けばリヒトに会える。
すべてのことはそれからだ。
ユリウスはリヒトの顔を思い浮かべながら、手綱を握った。
辿りついた次兄の館では、ユリウスの来訪を先触れから知らされたテオバルドが、平身低頭の態で出迎えた。
「すいっませんっでしたぁぁぁ!」
全力で謝罪する息子を、ロンバードがなんとも言えぬ渋い顔で見ている。
「テオ。報告は簡潔にわかりやすく」
ユリウスが半眼で侍従を見下ろし、平坦な声で命じると、テオバルドがひたいをやわらかな絨毯にこすりつけて「はいっ!」と悲痛な声で返事をしたが、続けて、
「簡潔には無理ですっ」
と泣きごとを漏らした。
「っていうか俺にもよくわからないんですよっ。リヒト様が突然夜中に屋敷を抜け出して……それが、神様の声を聞くために山に行くとかなんとか……ちょっと意味がわからなくてですね、やっぱり俺ごときにふしぎ……っリヒト様のお考えは理解できないんですよぅ」
半泣きで訴えてくるテオバルドが、途中、「ふしぎ……」と言いかけて慌てて修正したのだが、さいわいなことにユリウスには気づかれなかった。
ユリウスは彼の言葉のもっと手前で意識を引かれていたのだ。
「神様の声を聞く?」
口元に手を当て、ユリウスは呟いた。
チラとロンバードを見ると、側近は逞しい肩を竦めて、軽い頷きを返してくる。
やはり、リヒトの記憶は戻っていたのだ。
ゲルトと接触して、なぜ生きていると詰め寄られ、昏倒したあのときに。
ハーゼだったときの記憶が、戻っていたのだ。
そうでなければ神様の声を聞こうだなんて思わない。
祭壇のある白い部屋で両膝をついて一心に祈る幼いリヒトの姿がまざまざと想像できて、ユリウスの胸は痛んだ。
ロンバードがテオバルドに手を貸して、床から立たせるのを横目に、ユリウスはこちらを窺っていたエミールへと一礼した。
「エミール殿。草木も眠るこんな深夜にお騒がせてして申し訳ありません」
「いいえ。ご無事のお帰り、なによりです」
会釈を返すエミールの視線がどこか落ち着かずにユリウスの背後を漂うのを見て、ユリウスは唇に笑みを刷いた。
「エミール殿。クラウス兄上は王城へ寄ってから帰宅されますので、もうすこし時間がかかります。僕だけ先に戻ってきてしまい申し訳ない」
「い、いいえ。すみません。クラウス様もご無事ならそれでいいのです」
「兄上もあなたに早く会いたいでしょうに、僕のために雑務を引き受けてくださって」
「そうですか。でも一刻でも早くユーリ様に戻って来ていただきたかったので、ちょうど良かったです。リヒトも喜びます」
寝巻姿のエミールは、肩に巻いたショールをぎゅっと握りしめ、気丈な微笑をユリウスへと向けてきた。
嫋やかで、はかなげで、しずかな佇まいだ。
オメガというのはどうしてこうも僕たちの欲求を掻き立てるんだろう、とユリウスはいっそ不思議に思う。
クラウスがここに居たならば、体全体でエミールを抱きしめ、おのれの不在を詫びただろう。
それほどにエミールからは、アルファの庇護欲を刺激する雰囲気が立ちのぼっていた。
「ユーリ様、リヒトはいま眠っていますので、とりあえず状況の説明を先にさせてください。さっきまで医師団からシモンも来ていましたので、診察の結果もお伝えします」
「わかりました。よろしくお願いします」
どちらにせよクラウスの帰宅まではまだ時間がある。
ユリウスはエミールの言葉に甘えて、招かれるままにロンバードとテオバルドを伴い、来賓室へと足を運んだ。
241
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻本作品(オリジナル)の結末をif(運命の番)ルートに入れ替えて、他サイトでの投稿を始めました。タイトルは「一度目の結婚で愛も希望も失くした僕が、移住先で運命と出逢い、二度目の結婚で愛されるまで」に変えてます。
オリジナルの本編結末は完全なハッピーエンドとはいえないかもしれませんが、「一度目の〜…」は琳が幸せな結婚をするハッピーエンド一択です。
悪役令息(Ω)に転生した俺、破滅回避のためΩ隠してαを装ってたら、冷徹α第一王子に婚約者にされて溺愛されてます!?
水凪しおん
BL
前世の記憶を持つ俺、リオネルは、BL小説の悪役令息に転生していた。
断罪される運命を回避するため、本来希少なΩである性を隠し、出来損ないのαとして目立たず生きてきた。
しかし、突然、原作のヒーローである冷徹な第一王子アシュレイの婚約者にされてしまう。
これは破滅フラグに違いないと絶望する俺だが、アシュレイの態度は原作とどこか違っていて……?
過労死転生した公務員、魔力がないだけで辺境に追放されたので、忠犬騎士と知識チートでざまぁしながら領地経営はじめます
水凪しおん
BL
過労死した元公務員の俺が転生したのは、魔法と剣が存在する異世界の、どうしようもない貧乏貴族の三男だった。
家族からは能無しと蔑まれ、与えられたのは「ゴミ捨て場」と揶揄される荒れ果てた辺境の領地。これは、事実上の追放だ。
絶望的な状況の中、俺に付き従ったのは、無口で無骨だが、その瞳に確かな忠誠を宿す一人の護衛騎士だけだった。
「大丈夫だ。俺がいる」
彼の言葉を胸に、俺は決意する。公務員として培った知識と経験、そして持ち前のしぶとさで、この最悪な領地を最高の楽園に変えてみせると。
これは、不遇な貴族と忠実な騎士が織りなす、絶望の淵から始まる領地改革ファンタジー。そして、固い絆で結ばれた二人が、やがて王国を揺るがす運命に立ち向かう物語。
無能と罵った家族に、見て見ぬふりをした者たちに、最高の「ざまぁ」をお見舞いしてやろうじゃないか!
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
婚約破棄で追放された悪役令息の俺、実はオメガだと隠していたら辺境で出会った無骨な傭兵が隣国の皇太子で運命の番でした
水凪しおん
BL
「今この時をもって、貴様との婚約を破棄する!」
公爵令息レオンは、王子アルベルトとその寵愛する聖女リリアによって、身に覚えのない罪で断罪され、全てを奪われた。
婚約、地位、家族からの愛――そして、痩せ衰えた最果ての辺境地へと追放される。
しかし、それは新たな人生の始まりだった。
前世の知識というチート能力を秘めたレオンは、絶望の地を希望の楽園へと変えていく。
そんな彼の前に現れたのは、ミステリアスな傭兵カイ。
共に困難を乗り越えるうち、二人の間には強い絆が芽生え始める。
だがレオンには、誰にも言えない秘密があった。
彼は、この世界で蔑まれる存在――「オメガ」なのだ。
一方、レオンを追放した王国は、彼の不在によって崩壊の一途を辿っていた。
これは、どん底から這い上がる悪役令息が、運命の番と出会い、真実の愛と幸福を手に入れるまでの物語。
痛快な逆転劇と、とろけるほど甘い溺愛が織りなす、異世界やり直しロマンス!
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる