16 / 50
第二章 馬鹿王子、巻き込まれる
第16話 馬鹿王子、巻き込まれる その十
しおりを挟む
「レニー……」
刺客に狙われているのは僕なのだから、君も早く逃げろ――。喉元まで出かかった言葉を飲み込む。
この前レニーは言ってくれた。「マグの敵はあたしにとっても敵」だと。
僕を置いて逃げろ、などと言うのは、彼女に対する侮辱に他ならない。
「二人で倒すぞ!」
「おう!」
レニーは嬉しそうに答えた。
とは言うものの。全長七,八mはある巨大な飛竜。しかも厄介なことに、自由に空を飛び回れる相手だ。そう簡単に倒せるものじゃあない。
「確認するけど、こいつは誰かに使役されてるわけじゃないよな?」
「人の魔力が絡み付いてる様子はないね。第一、こんな大物、あたしだって使役できる自信は無いよ」
「そうだろうな」
レニーの魔力をもってしても手に余る、ということは、こいつを操れるような魔道士はこの国にほとんどいない、ということだ。
誰一人としていない、ということはないにせよ、そんな人物が僕を暗殺するために出張って来るとは考えにくい。
「じゃあ、これで満足してくれたら見逃してくれる可能性もある、かな?」
僕は懐から蝎尾獅子の魔石を取り出した。
握り拳大で、紅玉のように赤く煌めくそれを、握りしめて振りかぶる。
そして同時に呪文詠唱。
「――風よ、我が調べのままに舞い踊れ。風操作」
左横の方向へ、魔石を思いっ切り遠投し、風魔法に乗せてさらに遠くへ。
300mほど先で、魔石は飛竜の口にぱくりと咥えられた。
「グギッ!!」
魔石を一飲みにして咆哮を上げ、飛竜は僕らを睨みつける。
やっぱり、満足してはくれなかったか。
「てか、散々魔物を食い散らかしてまだ満腹じゃないのかよ。本当に食い意地の張ったやつだな」
レニーがぼやく。
どうやら極度の興奮状態に陥っているみたいだからな。そう簡単に落ち着いてはくれないだろう。
「もしかして、僕たちの魔力の高さを感じ取って余計興奮してるのかな」
「ああ、確かに。そんじょそこらの魔物が霞んじゃうレベルだからねぇ」
レニーの魔力が急速にしぼんでいった。
僕も出来る限り魔力を抑えてみる。
しかし、飛竜の様子に変化はない。こちらに襲い掛かる間合いを計っている。
「やっぱりこんなことじゃ誤魔化されないか」
どうやら、倒すしか途はなさそうだ。倒してしまわずとも、大きなダメージを与えることが出来れば、退散してくれる可能性はあるが。いずれにせよ、本気で戦る以外ない。
「レニー、僕が時間を稼ぐから、その間にセイを召喚できる?」
「ああ、任せといて。なるたけ早く召喚するよ」
さすがに、僕たち二人とマドラだけじゃ分が悪いからな。戦力の補強だ。
飛竜がこちらに突っ込んで来る。
「ばうっ!」
マドラが吠えて、飛竜の頭部に飛びついた。
「ギャウウ!!」
マドラを振り払おうとする飛竜に、僕は剣に魔力を込めて斬りつける。
ちっ! やっぱり硬いな。鱗を切り裂きはしたものの、有効打と言えるほどのものではない。
とは言え、飛竜を怒らせるには十分……だと思ったのだが。
やつは、地面に魔法陣布を広げて召喚魔法を唱えているレニーに目を向けた。
彼女の魔力の大きさを脅威に感じたのか、あるいは、新たな戦力を呼び寄せようとしていることを理解したのか。
「グルルルル!!」
唸り声を上げる飛竜。
まずい! 何か魔法を使うつもりのようだ!
「――我が敵を阻め、光の天蓋。魔法障壁!」
呪文を唱えつつ、飛竜とレニーの間に割り込む。飛竜が咆哮と共に魔法を放つのと、僕の魔法障壁が展開するのとは、ほぼ同時だった。
「ぐぅっ!」
飛竜が放ったのは風の魔法。それも、突風で吹き飛ばすといった生易しい代物ではなかった。
周囲の地面や草木がずたずたに引き裂かれる。
無数の風の刃が、対象物を縦横無尽に切り裂いているのだ。
まともに食らったら、完全装備の甲冑騎士でも鉄屑混じりの挽き肉に変えられてしまうだろう。
僕の魔法障壁も、果たしてどこまで耐えられるか……。
「お待たせ、マグ!」「ギュオオオオ!!」
レニーの弾んだ声と、幻獣の雄叫びが重なる。
振り返ると、そこにいたのは獅子の身体に荒鷲の頭部と翼。
レニーの切り札の一つ、有翼獅子のセイだ。
魔法学校五年の幻獣召喚の授業で、レニーがこいつを呼び出した時には、教授陣が慌てふためいた。
呼び出したはいいが、学生に制御できるような代物ではなかったからだ。
しかし、レニーは有翼獅子を御してみせた。本人が後で語ったところによれば、「一時はどうなるかと思った」のだそうだが。
あの時の教授陣の唖然とした顔は、中々見ものだった。
飛竜の風の刃が途切れ、僕も魔法障壁を解除する。
「セイ、やっちゃえ!」
レニーに命じられて、セイは力強く羽ばたき宙に舞った。
飛竜の頭を押さえ込むように頭上を取り、嘴と爪で攻撃を加える。
「グギィッ!!」
飛竜は必死に上のポジションを奪還しようと試みるが、セイは素早く飛び回り、飛竜に上を取らせない。そして。
「わうっ!」
マドラが跳躍し、飛竜の尻尾に噛みついた。
「ギャギャアッ!!」
尻尾を振り回してマドラを振り払う飛竜。
腹ががら空きだぞ。
レニーの氷牙箭が腹部に直撃する。
しかし――。
「うっわ、硬すぎだろ」
飛竜の鱗を貫くことはできず、命中と同時に発動した凍結効果も、飛竜の魔力で中和されてしまったのか、ごく狭い範囲に氷を張らせただけにとどまった。
「レニー、足場を頼む!」
「了解!」
レニーの呪文詠唱とともに、僕の足元と、その周り何箇所かの地面が盛り上がり、何本もの土の柱がそそり立つ。
それを足場に、僕は飛竜の前に躍り出た。
「これで、どうだ!!」
抜き放った剣にありったけの魔力を込め、飛竜の右の翼に斬りつける。
「お、おおおおおぉぉっ!!」
硬い鱗と強靭な魔力防御に阻まれるが、渾身の力でもって剣を振り抜く。
ざしゅっ!
ついに、僕の剣は飛竜の翼を切断した。
「グギギャギギャアアアッ!!」
金属板を掻きむしるような苦鳴を引きずりながら、翼をもがれた飛竜は地面に墜ちた。
「やったね、マグ!」
レニーが歓喜の叫びを上げる。
ふう。何とかなってよかったよ。
地に墜ちた飛竜は、まだ生きていた。
しかし、翼をもがれてしまってはもうおしまいだ。
彼(彼女かもしれないが)自身も、そのことは理解しているのだろう。
僕を見つめる目には、諦観と、強敵に対する敬意が宿っているように思えた。
少なくとも、命乞いをするような目ではない。
「考えてみたら、こいつが悪いわけじゃあないんだよね……」
側に寄って来たレニーが、ぼつりと呟く。
まあ、そうだよな。
おそらくは数百年、あるいはそれ以上、人間とは適度な距離を保ちつつ、誇り高く生きてきたのだろう。
それが、くだらない人間に道具扱いされ、無惨な最期を迎えるというのは、何ともやるせない。
「助けてやれないかな?」
レニーが僕の顔を窺う。
いや、気持ちは理解できるけど、どうだろう。
まず、魔物、それも曲がりなりにも竜種に僕らの治癒魔法がどこまで通用するのか、という問題があるし、仮に治癒できたとしても、だ。
「レニー、こいつを使役できる自信はないんだろ?」
制御できなければ、最悪他の多くの人たちにまで被害を及ぼすことになりかねない。
「うーん、本人、もとい本竜にその気が無いのに操り人形にする、みたいなのはさすがに無理だけど、こちらを主と認めてくれれば、なんとかなる、と思う」
思うじゃ困るんだけどな。
まあいい。ものは試しでやってみるか。
とにかく翼を繋げてやる。
それが成功しても、すぐに戦闘力が元通りにはならないから、そこでこいつがどういう態度に出るか。
傷つけられた恨みを晴らそうとするか、僕たちに屈服するか。
危険は伴うが、従えることが出来れば大幅な戦力補強にはなるからな。
などと思案している間に、僕たちの意を汲んだのか、セイとマドラが、飛竜の翼を取って来てくれた。
刺客に狙われているのは僕なのだから、君も早く逃げろ――。喉元まで出かかった言葉を飲み込む。
この前レニーは言ってくれた。「マグの敵はあたしにとっても敵」だと。
僕を置いて逃げろ、などと言うのは、彼女に対する侮辱に他ならない。
「二人で倒すぞ!」
「おう!」
レニーは嬉しそうに答えた。
とは言うものの。全長七,八mはある巨大な飛竜。しかも厄介なことに、自由に空を飛び回れる相手だ。そう簡単に倒せるものじゃあない。
「確認するけど、こいつは誰かに使役されてるわけじゃないよな?」
「人の魔力が絡み付いてる様子はないね。第一、こんな大物、あたしだって使役できる自信は無いよ」
「そうだろうな」
レニーの魔力をもってしても手に余る、ということは、こいつを操れるような魔道士はこの国にほとんどいない、ということだ。
誰一人としていない、ということはないにせよ、そんな人物が僕を暗殺するために出張って来るとは考えにくい。
「じゃあ、これで満足してくれたら見逃してくれる可能性もある、かな?」
僕は懐から蝎尾獅子の魔石を取り出した。
握り拳大で、紅玉のように赤く煌めくそれを、握りしめて振りかぶる。
そして同時に呪文詠唱。
「――風よ、我が調べのままに舞い踊れ。風操作」
左横の方向へ、魔石を思いっ切り遠投し、風魔法に乗せてさらに遠くへ。
300mほど先で、魔石は飛竜の口にぱくりと咥えられた。
「グギッ!!」
魔石を一飲みにして咆哮を上げ、飛竜は僕らを睨みつける。
やっぱり、満足してはくれなかったか。
「てか、散々魔物を食い散らかしてまだ満腹じゃないのかよ。本当に食い意地の張ったやつだな」
レニーがぼやく。
どうやら極度の興奮状態に陥っているみたいだからな。そう簡単に落ち着いてはくれないだろう。
「もしかして、僕たちの魔力の高さを感じ取って余計興奮してるのかな」
「ああ、確かに。そんじょそこらの魔物が霞んじゃうレベルだからねぇ」
レニーの魔力が急速にしぼんでいった。
僕も出来る限り魔力を抑えてみる。
しかし、飛竜の様子に変化はない。こちらに襲い掛かる間合いを計っている。
「やっぱりこんなことじゃ誤魔化されないか」
どうやら、倒すしか途はなさそうだ。倒してしまわずとも、大きなダメージを与えることが出来れば、退散してくれる可能性はあるが。いずれにせよ、本気で戦る以外ない。
「レニー、僕が時間を稼ぐから、その間にセイを召喚できる?」
「ああ、任せといて。なるたけ早く召喚するよ」
さすがに、僕たち二人とマドラだけじゃ分が悪いからな。戦力の補強だ。
飛竜がこちらに突っ込んで来る。
「ばうっ!」
マドラが吠えて、飛竜の頭部に飛びついた。
「ギャウウ!!」
マドラを振り払おうとする飛竜に、僕は剣に魔力を込めて斬りつける。
ちっ! やっぱり硬いな。鱗を切り裂きはしたものの、有効打と言えるほどのものではない。
とは言え、飛竜を怒らせるには十分……だと思ったのだが。
やつは、地面に魔法陣布を広げて召喚魔法を唱えているレニーに目を向けた。
彼女の魔力の大きさを脅威に感じたのか、あるいは、新たな戦力を呼び寄せようとしていることを理解したのか。
「グルルルル!!」
唸り声を上げる飛竜。
まずい! 何か魔法を使うつもりのようだ!
「――我が敵を阻め、光の天蓋。魔法障壁!」
呪文を唱えつつ、飛竜とレニーの間に割り込む。飛竜が咆哮と共に魔法を放つのと、僕の魔法障壁が展開するのとは、ほぼ同時だった。
「ぐぅっ!」
飛竜が放ったのは風の魔法。それも、突風で吹き飛ばすといった生易しい代物ではなかった。
周囲の地面や草木がずたずたに引き裂かれる。
無数の風の刃が、対象物を縦横無尽に切り裂いているのだ。
まともに食らったら、完全装備の甲冑騎士でも鉄屑混じりの挽き肉に変えられてしまうだろう。
僕の魔法障壁も、果たしてどこまで耐えられるか……。
「お待たせ、マグ!」「ギュオオオオ!!」
レニーの弾んだ声と、幻獣の雄叫びが重なる。
振り返ると、そこにいたのは獅子の身体に荒鷲の頭部と翼。
レニーの切り札の一つ、有翼獅子のセイだ。
魔法学校五年の幻獣召喚の授業で、レニーがこいつを呼び出した時には、教授陣が慌てふためいた。
呼び出したはいいが、学生に制御できるような代物ではなかったからだ。
しかし、レニーは有翼獅子を御してみせた。本人が後で語ったところによれば、「一時はどうなるかと思った」のだそうだが。
あの時の教授陣の唖然とした顔は、中々見ものだった。
飛竜の風の刃が途切れ、僕も魔法障壁を解除する。
「セイ、やっちゃえ!」
レニーに命じられて、セイは力強く羽ばたき宙に舞った。
飛竜の頭を押さえ込むように頭上を取り、嘴と爪で攻撃を加える。
「グギィッ!!」
飛竜は必死に上のポジションを奪還しようと試みるが、セイは素早く飛び回り、飛竜に上を取らせない。そして。
「わうっ!」
マドラが跳躍し、飛竜の尻尾に噛みついた。
「ギャギャアッ!!」
尻尾を振り回してマドラを振り払う飛竜。
腹ががら空きだぞ。
レニーの氷牙箭が腹部に直撃する。
しかし――。
「うっわ、硬すぎだろ」
飛竜の鱗を貫くことはできず、命中と同時に発動した凍結効果も、飛竜の魔力で中和されてしまったのか、ごく狭い範囲に氷を張らせただけにとどまった。
「レニー、足場を頼む!」
「了解!」
レニーの呪文詠唱とともに、僕の足元と、その周り何箇所かの地面が盛り上がり、何本もの土の柱がそそり立つ。
それを足場に、僕は飛竜の前に躍り出た。
「これで、どうだ!!」
抜き放った剣にありったけの魔力を込め、飛竜の右の翼に斬りつける。
「お、おおおおおぉぉっ!!」
硬い鱗と強靭な魔力防御に阻まれるが、渾身の力でもって剣を振り抜く。
ざしゅっ!
ついに、僕の剣は飛竜の翼を切断した。
「グギギャギギャアアアッ!!」
金属板を掻きむしるような苦鳴を引きずりながら、翼をもがれた飛竜は地面に墜ちた。
「やったね、マグ!」
レニーが歓喜の叫びを上げる。
ふう。何とかなってよかったよ。
地に墜ちた飛竜は、まだ生きていた。
しかし、翼をもがれてしまってはもうおしまいだ。
彼(彼女かもしれないが)自身も、そのことは理解しているのだろう。
僕を見つめる目には、諦観と、強敵に対する敬意が宿っているように思えた。
少なくとも、命乞いをするような目ではない。
「考えてみたら、こいつが悪いわけじゃあないんだよね……」
側に寄って来たレニーが、ぼつりと呟く。
まあ、そうだよな。
おそらくは数百年、あるいはそれ以上、人間とは適度な距離を保ちつつ、誇り高く生きてきたのだろう。
それが、くだらない人間に道具扱いされ、無惨な最期を迎えるというのは、何ともやるせない。
「助けてやれないかな?」
レニーが僕の顔を窺う。
いや、気持ちは理解できるけど、どうだろう。
まず、魔物、それも曲がりなりにも竜種に僕らの治癒魔法がどこまで通用するのか、という問題があるし、仮に治癒できたとしても、だ。
「レニー、こいつを使役できる自信はないんだろ?」
制御できなければ、最悪他の多くの人たちにまで被害を及ぼすことになりかねない。
「うーん、本人、もとい本竜にその気が無いのに操り人形にする、みたいなのはさすがに無理だけど、こちらを主と認めてくれれば、なんとかなる、と思う」
思うじゃ困るんだけどな。
まあいい。ものは試しでやってみるか。
とにかく翼を繋げてやる。
それが成功しても、すぐに戦闘力が元通りにはならないから、そこでこいつがどういう態度に出るか。
傷つけられた恨みを晴らそうとするか、僕たちに屈服するか。
危険は伴うが、従えることが出来れば大幅な戦力補強にはなるからな。
などと思案している間に、僕たちの意を汲んだのか、セイとマドラが、飛竜の翼を取って来てくれた。
0
あなたにおすすめの小説
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる