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最終話 運命の書き換え
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朝霧が王都の屋根を薄く包み、塔の鐘がゆっくりと八回鳴った。
召喚状に応じたミラー伯爵が王宮の諸侯議場へ連れられていく。私はカルロスと並び、冷たい大理石の床を踏みしめた。
光の差し込む高窓から、空の色が少しずつ明るくなるのが見える。——夜はもう終わる。
廷臣たちのざわめきを断つように、書記官が呼び上げる。
「被召喚人、ミラー伯。印刷屋《黒雀》、酒場《黒薔薇亭》、仕立屋《セレナ》より押収の証拠について——」
机上には版木、受領書、支払伝票、侍女“青の手”の供述録が整然と並ぶ。
伯爵は汗をぬぐい、なおも余裕の笑みを作る。
「誤解だ。若い者たちの過ちに過ぎぬ」
カルロスが片肘もつかず、低く言った。
「誤解にしては、版木は三度彫られ、金は四度動いた。しかも“王都報知”の名を騙った偽刷。——言葉を選べ、伯爵」
静まり返る場に、足音ひとつ。
私は前へ出た。視線が集まるのを恐れない。
「私の名を、許しなく使用しましたね。『殿下とカミラ嬢、近日婚約発表』——その噂で、屋敷の者たちも市場の母親も心を痛めました」
声に震えはなかった。
「その“噂”が何を壊すか、少しは想像してください。……人の生活も、誇りも、夫婦の信頼も」
言い終えると同時に、カルロスが一歩だけ私の隣へ寄った。近すぎず、遠すぎず——“並び立つ距離”。
書記官が続ける。
「さらに、ミラー伯が被告カミラ嬢および侍女に流言を命じたこと、借財を口実に王家の威信を損なおうとしたことも——」
伯爵の顔色が変わる。
「借財といえば——」伯爵は私を指そうとした。
カルロスの金の眼が閃く。
「言え。だが、全て言え」
空気がわずかに揺らいだ。
カルロスは議場を見渡し、静かな声で告げる。
「アイリスの父上は、二年前の冷害で領地の穀倉を守るため、利の薄い緊急融資を受けた。餓死者を出さぬためだ。利息は緩く、返済は計画的だった——そこへミラー伯が高利の借換を迫り、契約書を改ざんした」
ざわめき。
「俺は改ざん前の原本を押さえ、王家の監査印を付した。以後の借換えを禁止し、彼女との婚姻を“王家の保護”の条項に組み込んだ。誰もこの家に指を触れさせぬために」
彼は私を見ない。見ないが、言葉はまっすぐ私に向けられている。
「——俺は、欲しかった。だから政治を使った。綺麗な話ではない。だが、誰かの腹を肥やすためでは決してなかった」
沈黙の中、重々しい判杖が打ち鳴らされる。
議長が判決を告げた。
「ミラー伯は国庫および王家への背信、虚偽流布、偽刷の罪により爵位の一部剥奪、領地管理権の停止。侍女“青の手”は禁固のうえ国外追放。……カミラ嬢は社交界追放一年、監督付き。以後の違反は同様に厳罰」
伯爵の膝が砕ける音がした。
私は長く息を吐き、指先の冷えが少しずつ戻っていくのを感じた。
——終わったわけじゃない。けれど、最も暗い夜は過ぎた。
王宮を辞したあと、私たちは遠回りをして市場へ出た。
あの掲示板の前。今は真っ白な紙が一枚、風に揺れている。
印刷屋《黒雀》の男が頭を下げ、私に新しい刷り物を差し出した。
——《虚偽の告知に関する王家の布告》
文面の末尾には小さく、「王家と殿下は、殿下の妻アイリスを名誉の客人として尊重する」とある。
わずかな言い回しの違いが、胸の奥で確かな温度になった。
露店の老女が手を振る。
「奥様、ようやく顔を上げられるねえ」
私は笑って頷き、彼女の手を握り返した。手のひらは働き者の温もりでいっぱいだった。
馬車に戻ると、カルロスが短く言う。
「疲れたか」
「いいえ。……少し、自由を吸いました」
彼はわずかに目尻を和らげる。
「吸い過ぎて倒れるな」
「殿下はいつも、甘さと厳しさの配合が絶妙ですね」
「訓練で覚えた」
「何の訓練ですか」
「君を相手にする訓練だ」
唐突な不器用さに、笑いが零れた。笑いながら、涙がすーっと乾いていくのがわかった。
夕暮れ、屋敷に戻ると、玄関先に栗色の髪が待っていた。
クリスだ。
私を見ると、彼は安堵の笑みを浮かべる。
「勝ったな」
「“負けなかった”わ」
「それが一番強い勝ち方だ」
彼はカルロスに視線を移し、真顔になる。
「殿下。彼女はもう、自分で選べる。だから——選ばせてやってください。未来も、歩幅も」
「……心得た」
短いやり取りに、以前の棘はない。
クリスが私の方に戻り、冗談めかして言う。
「どうしても困ったときは?」
「呼ぶわ。何度でも」
「よし」
彼は軽く会釈し、夕焼けの方へ歩いていった。影は長く、しかし軽い。
“必要ならいつでも”——その言葉は呪いではなく、救いの合言葉になって私の胸にしまわれた。
夜、久しぶりに静かな食卓。
スープの湯気が立ち、銀器が柔らかく光る。
カルロスはワインを一口、私も真似てグラスを傾けた。
「父の件——」私は切り出す。「私からも話したい。……借財の一部は、私の私財で返します」
カルロスの眉が動く。
「俺が——」
「殿下の力を“使わせて”もらった。だから、私の力も使う。……隣に立つって、そういうことだと思うから」
数拍の沈黙ののち、彼はうなずいた。
「条件がある。記録は“共同返済”にする。返済のために君が宝石を失うなら、同額を俺が贈る」
「意味がありません」
「ある。君が自分で決めた、という記録になる」
理屈っぽいくせに、やさしい。
「分かりました。なら、書面は並べて署名しましょう」
「いいだろう」
ペンを交わす静けさが、これほど甘い時間になるとは思わなかった。
寝室の前で、彼は立ち止まった。
廊下に灯る燭台の炎が、金の瞳を揺らす。
「アイリス」
「はい」
「……お前が、俺の“帰る場所”でいてくれるなら、俺もお前の“帰る場所”になりたい」
息が少しだけ詰まる。
彼は続ける。
「檻ではなく、屋根にする。鎖ではなく、環《わ》にする。——不器用に、しかし約束する」
「……環?」
「ほどけても、結び直せる輪だ。強く締めれば痛む。緩めすぎれば、失くす。だから、確かめ合って結ぶ輪」
どこかで覚えた軍の比喩を、彼なりの言葉に変えて差し出してくる。
私は笑って、頷いた。
「結びましょう。何度でも、確かめながら」
そっと指を重ねると、彼は手の甲に口づけを落とした。
頬が熱くなる。
「——殿下」
「カルロスだ」
「……カルロス」
名前を呼ぶ音が、自分のものとは思えないくらい甘く響いた。
彼は目を伏せ、ほんのわずかに笑う。
「もう一度」
「……カルロス」
呼ぶたび、夜の色がやわらかく溶けていった。
その夜、私は夢を見た。
石畳に血の跡が広がり、冷たい刃が振り下ろされる——あの物語のラスト。
けれど、刃は途中で止まり、私の肩を抱く腕に変わる。
顔を上げれば、金の瞳が揺れている。
——運命は、もう書き換えられた。
目を覚ますと、窓の外に薄い朝が来ていた。
鳥の声。パンを焼く匂い。遠くの市場で最初の呼び声。
ベッドの端に座る影が、そっと私の髪に触れた。
「起きたのか」
「はい。……おはようございます、カルロス」
「おはよう、アイリス」
その挨拶は、何よりも確かな“始まり”だった。
数日後。
王宮の小広間で、控えめな式が執り行われた。
派手な飾りも、虚飾もいらない。証人は少数、うち一人はクリスだった。
誓書に並んだ署名欄。私は一文字ずつ、震えない手で自分の名を書く。
カルロスも続け、最後に二つの印章が重ねられた——王家の印と、私の家の印。
「これにて、再誓約を認める」
判杖が軽く鳴った。
庭に出ると、白い花がそよぎ、薄雲が光を拡げている。
私は小さく息を吸い、カルロスを見上げた。
「……ねえ、カルロス」
「何だ」
「運命を変えたのは、たぶん十三分とか一夜とか、そういう“点”じゃないのね」
彼は首を傾げる。
「毎日少しずつ結び直した“輪”が、線になって、道になる。……そういうふうに変わっていくのだと思う」
彼は目を細め、うなずいた。
「なら、毎日結び直そう」
「ええ。——何度でも」
私は手を差し出し、彼が受け取る。
風が行き交い、鐘の音が遠くで重なった。
もう、誰の噂も届かない。私たちが自分の言葉で、これからを発表するから。
「私は、あなたの妻です」
「そして俺は、君の夫だ」
指先の温度が、確かな未来の形になって、そっと掌に収まった
召喚状に応じたミラー伯爵が王宮の諸侯議場へ連れられていく。私はカルロスと並び、冷たい大理石の床を踏みしめた。
光の差し込む高窓から、空の色が少しずつ明るくなるのが見える。——夜はもう終わる。
廷臣たちのざわめきを断つように、書記官が呼び上げる。
「被召喚人、ミラー伯。印刷屋《黒雀》、酒場《黒薔薇亭》、仕立屋《セレナ》より押収の証拠について——」
机上には版木、受領書、支払伝票、侍女“青の手”の供述録が整然と並ぶ。
伯爵は汗をぬぐい、なおも余裕の笑みを作る。
「誤解だ。若い者たちの過ちに過ぎぬ」
カルロスが片肘もつかず、低く言った。
「誤解にしては、版木は三度彫られ、金は四度動いた。しかも“王都報知”の名を騙った偽刷。——言葉を選べ、伯爵」
静まり返る場に、足音ひとつ。
私は前へ出た。視線が集まるのを恐れない。
「私の名を、許しなく使用しましたね。『殿下とカミラ嬢、近日婚約発表』——その噂で、屋敷の者たちも市場の母親も心を痛めました」
声に震えはなかった。
「その“噂”が何を壊すか、少しは想像してください。……人の生活も、誇りも、夫婦の信頼も」
言い終えると同時に、カルロスが一歩だけ私の隣へ寄った。近すぎず、遠すぎず——“並び立つ距離”。
書記官が続ける。
「さらに、ミラー伯が被告カミラ嬢および侍女に流言を命じたこと、借財を口実に王家の威信を損なおうとしたことも——」
伯爵の顔色が変わる。
「借財といえば——」伯爵は私を指そうとした。
カルロスの金の眼が閃く。
「言え。だが、全て言え」
空気がわずかに揺らいだ。
カルロスは議場を見渡し、静かな声で告げる。
「アイリスの父上は、二年前の冷害で領地の穀倉を守るため、利の薄い緊急融資を受けた。餓死者を出さぬためだ。利息は緩く、返済は計画的だった——そこへミラー伯が高利の借換を迫り、契約書を改ざんした」
ざわめき。
「俺は改ざん前の原本を押さえ、王家の監査印を付した。以後の借換えを禁止し、彼女との婚姻を“王家の保護”の条項に組み込んだ。誰もこの家に指を触れさせぬために」
彼は私を見ない。見ないが、言葉はまっすぐ私に向けられている。
「——俺は、欲しかった。だから政治を使った。綺麗な話ではない。だが、誰かの腹を肥やすためでは決してなかった」
沈黙の中、重々しい判杖が打ち鳴らされる。
議長が判決を告げた。
「ミラー伯は国庫および王家への背信、虚偽流布、偽刷の罪により爵位の一部剥奪、領地管理権の停止。侍女“青の手”は禁固のうえ国外追放。……カミラ嬢は社交界追放一年、監督付き。以後の違反は同様に厳罰」
伯爵の膝が砕ける音がした。
私は長く息を吐き、指先の冷えが少しずつ戻っていくのを感じた。
——終わったわけじゃない。けれど、最も暗い夜は過ぎた。
王宮を辞したあと、私たちは遠回りをして市場へ出た。
あの掲示板の前。今は真っ白な紙が一枚、風に揺れている。
印刷屋《黒雀》の男が頭を下げ、私に新しい刷り物を差し出した。
——《虚偽の告知に関する王家の布告》
文面の末尾には小さく、「王家と殿下は、殿下の妻アイリスを名誉の客人として尊重する」とある。
わずかな言い回しの違いが、胸の奥で確かな温度になった。
露店の老女が手を振る。
「奥様、ようやく顔を上げられるねえ」
私は笑って頷き、彼女の手を握り返した。手のひらは働き者の温もりでいっぱいだった。
馬車に戻ると、カルロスが短く言う。
「疲れたか」
「いいえ。……少し、自由を吸いました」
彼はわずかに目尻を和らげる。
「吸い過ぎて倒れるな」
「殿下はいつも、甘さと厳しさの配合が絶妙ですね」
「訓練で覚えた」
「何の訓練ですか」
「君を相手にする訓練だ」
唐突な不器用さに、笑いが零れた。笑いながら、涙がすーっと乾いていくのがわかった。
夕暮れ、屋敷に戻ると、玄関先に栗色の髪が待っていた。
クリスだ。
私を見ると、彼は安堵の笑みを浮かべる。
「勝ったな」
「“負けなかった”わ」
「それが一番強い勝ち方だ」
彼はカルロスに視線を移し、真顔になる。
「殿下。彼女はもう、自分で選べる。だから——選ばせてやってください。未来も、歩幅も」
「……心得た」
短いやり取りに、以前の棘はない。
クリスが私の方に戻り、冗談めかして言う。
「どうしても困ったときは?」
「呼ぶわ。何度でも」
「よし」
彼は軽く会釈し、夕焼けの方へ歩いていった。影は長く、しかし軽い。
“必要ならいつでも”——その言葉は呪いではなく、救いの合言葉になって私の胸にしまわれた。
夜、久しぶりに静かな食卓。
スープの湯気が立ち、銀器が柔らかく光る。
カルロスはワインを一口、私も真似てグラスを傾けた。
「父の件——」私は切り出す。「私からも話したい。……借財の一部は、私の私財で返します」
カルロスの眉が動く。
「俺が——」
「殿下の力を“使わせて”もらった。だから、私の力も使う。……隣に立つって、そういうことだと思うから」
数拍の沈黙ののち、彼はうなずいた。
「条件がある。記録は“共同返済”にする。返済のために君が宝石を失うなら、同額を俺が贈る」
「意味がありません」
「ある。君が自分で決めた、という記録になる」
理屈っぽいくせに、やさしい。
「分かりました。なら、書面は並べて署名しましょう」
「いいだろう」
ペンを交わす静けさが、これほど甘い時間になるとは思わなかった。
寝室の前で、彼は立ち止まった。
廊下に灯る燭台の炎が、金の瞳を揺らす。
「アイリス」
「はい」
「……お前が、俺の“帰る場所”でいてくれるなら、俺もお前の“帰る場所”になりたい」
息が少しだけ詰まる。
彼は続ける。
「檻ではなく、屋根にする。鎖ではなく、環《わ》にする。——不器用に、しかし約束する」
「……環?」
「ほどけても、結び直せる輪だ。強く締めれば痛む。緩めすぎれば、失くす。だから、確かめ合って結ぶ輪」
どこかで覚えた軍の比喩を、彼なりの言葉に変えて差し出してくる。
私は笑って、頷いた。
「結びましょう。何度でも、確かめながら」
そっと指を重ねると、彼は手の甲に口づけを落とした。
頬が熱くなる。
「——殿下」
「カルロスだ」
「……カルロス」
名前を呼ぶ音が、自分のものとは思えないくらい甘く響いた。
彼は目を伏せ、ほんのわずかに笑う。
「もう一度」
「……カルロス」
呼ぶたび、夜の色がやわらかく溶けていった。
その夜、私は夢を見た。
石畳に血の跡が広がり、冷たい刃が振り下ろされる——あの物語のラスト。
けれど、刃は途中で止まり、私の肩を抱く腕に変わる。
顔を上げれば、金の瞳が揺れている。
——運命は、もう書き換えられた。
目を覚ますと、窓の外に薄い朝が来ていた。
鳥の声。パンを焼く匂い。遠くの市場で最初の呼び声。
ベッドの端に座る影が、そっと私の髪に触れた。
「起きたのか」
「はい。……おはようございます、カルロス」
「おはよう、アイリス」
その挨拶は、何よりも確かな“始まり”だった。
数日後。
王宮の小広間で、控えめな式が執り行われた。
派手な飾りも、虚飾もいらない。証人は少数、うち一人はクリスだった。
誓書に並んだ署名欄。私は一文字ずつ、震えない手で自分の名を書く。
カルロスも続け、最後に二つの印章が重ねられた——王家の印と、私の家の印。
「これにて、再誓約を認める」
判杖が軽く鳴った。
庭に出ると、白い花がそよぎ、薄雲が光を拡げている。
私は小さく息を吸い、カルロスを見上げた。
「……ねえ、カルロス」
「何だ」
「運命を変えたのは、たぶん十三分とか一夜とか、そういう“点”じゃないのね」
彼は首を傾げる。
「毎日少しずつ結び直した“輪”が、線になって、道になる。……そういうふうに変わっていくのだと思う」
彼は目を細め、うなずいた。
「なら、毎日結び直そう」
「ええ。——何度でも」
私は手を差し出し、彼が受け取る。
風が行き交い、鐘の音が遠くで重なった。
もう、誰の噂も届かない。私たちが自分の言葉で、これからを発表するから。
「私は、あなたの妻です」
「そして俺は、君の夫だ」
指先の温度が、確かな未来の形になって、そっと掌に収まった
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