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4 よくわからないまま結婚
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いつの間にか、ハロルド様と私の結婚式の日取りが決まっていた……
お父様はとても心配している。
「このまま、女に命じて夜会でワインをかける程度の嫌がらせでハロルド殿下の気が済めばいいが、もしも結婚してからも執拗に嫌がらせが続くようなら、迷わず離縁して戻ってくればいいからな」
「はい、ありがとうございます。お父様」
実は、今も嫌がらせは現在進行形で続いている。これ以上心配をかけたくなくて、お父様には黙っているけれど。
結婚式の日取りが決まって公にされてから、シンシアが毎日のように嫌がらせの手紙を送り付けてくるのだ。
今まで、彼女がここまでしたことはない。夜会のワインと同じく、ハロルド様の命令なのだろう。
どうしたものかしらね……? そうだ! それならいっそ、この手紙のことをハロルド様に相談してやろう! どんな顔をするかしら? 見物だわ!
次にハロルド様にお会いする際、私は手紙の束を抱えて行った。シンシアからの手紙は、ものすごい量になっていた。中身は全て、私への罵詈雑言及び「ハロルド殿下は渡さない」といったハロルド様への執着の言葉だ。どの手紙にもそれらが長々と書き連ねてあって、尋常ではない。
私は、その大量の手紙をハロルド様に渡した。
「ハロルド様、結婚式の日取りが決まっただけで、このような手紙が届きましたの。私、ハロルド様と結婚したら、きっとシンシア様に殺されます。結婚を取りやめにできませんか? 私、恐ろしくて恐ろしくて……」
普段気の強い私が、こんな事で怖がるってムリがあるかしら?
怯えたふりをする私の様子に戸惑いながら、ハロルド様は手紙を受け取った。
一通ずつ中身を取り出し、読み始めたハロルド様は、次第に顔色が変わってきた。上手い! 芝居がものすごく上手い! まるで初めて内容を知ったみたいですわ。自分が書かせたくせに!
「こ、これは……こんな手紙を、こんなに大量に……あの女、頭おかしいだろ?」
ハロルド様は、少し考えてから私を見つめて言った。
「シンシアは王都から遠ざける。もう、カトリーヌに手出しはさせない。だから、結婚を取りやめるとか言うな」
は……? なんか期待してた反応じゃない。まさか、本当に知らなかった? シンシアが勝手にしてるの?
その日の帰り際、ハロルド様は私に向かって、
「お前が俺に困りごとを相談してくるなんて、初めてだな。俺を頼ってくれて嬉しかった。これからも、何かあったらすぐに言えよ」
と言って、照れたように笑った。
……うーん、混乱してきましたわ。
その後、シンシアからの手紙はパタリと来なくなった。噂によると、シンシアは王都を離れて親戚の元で暮らすことになったそうだ。
****************
何だかよく分からないうちに、結婚式の日が来てしまった。
ウェディングドレス姿の私を見て、お父様は複雑そうだ。
「カトリーヌ、幸せになってほしいのだが、いまだにハロルド殿下の真意がわからん。こんな状態で結婚させるのは心配だ」
「私も分かりませんわ」
私とお父様は、顔を見合わせて深い溜息をついた。控室でその様子を見た侍女達は、父娘が別れを惜しんでいると勘違いして、そっと涙を拭っていた。特に我が家は、お母さまが早くに亡くなっているから、娘の結婚にお父様がナーバスになっていると周りは思うだろう。
いつもは領地を任されているお兄様一家も、今日はもちろん来てくださった。お兄様は結婚されていて、3人の子供を持つ父親だ。私もお父様も、ハロルド様との騒動を詳しく話していない為、お兄様は社交界での噂を聞いてものすごく心配されていた。
「女性に暴力を振るうようなヤツに、たった一人の妹を嫁がせるなんて、本当に心配だ。カトリーヌ、もし、またハロルド殿下が手を上げるようなことがあれば、さっさと離縁すればいいからな」
いつもはおっとりしているお義姉様まで、
「そうよ、暴力を振るう夫に我慢なんてしてはダメよ。離縁して、うちの領地に来たっていいのだし」
とおっしゃる。
お兄様もお義姉様も、ありがとう……
それにしても、結婚式当日にこんなに「離縁」という言葉が飛び交っている花嫁の控室も、そうそうないでしょうね……
厳かな式を終え、盛大な結婚披露パーティーが始まった。
こんなに大勢の人にお披露目してすぐに離縁になったら、十分に醜聞ですわね。
たくさんの祝福の言葉を頂きながら、私はこの先のことを考えて暗澹たる気持ちになっていた。ずっと作り笑いをしている私を、ハロルド様は時折、様子を窺うように見ていた。
それにしても……私のウェディングドレス姿を見ても、何も言わなかったな、ハロルド様。やっぱりとは思ったものの、今日くらい嘘でも「綺麗だ」くらい言ってくれても罰は当たらないんじゃない?
愛されていない花嫁って、悲しいわね。
レイモンド様とその夫人も、ハロルド様と私の元へいらしてくださった。
「ハロルド殿下、カトリーヌ様、本日は誠におめでとうございます。どうか、お幸せに」
レイモンド様は、にこやかにおっしゃった。男らしくて凛々しくて相変わらず素敵……その隣で微笑む夫人は、優しい顔立ちの女性だ。気の強い私とは全然違う、控えめで穏やかな女性……お二人は政略結婚にもかかわらず、とても仲睦まじいと評判だ。
私……シンシアのことを、どうこう言えないわね。私もシンシアと同じだ。今、目の前で微笑む、この女性の場所が欲しかった。レイモンド様の隣に居たかった。レイモンド様に愛されたかった……
でも、もう終わらせないと。
この恋は、もう終わりにしないといけない。
レイモンド様と夫人の幸せを呪うような女には、なりたくない。いい加減ケジメをつけなければダメだ。
「レイモンド様、奥様、ありがとうございます」
私は、今日一番の作り笑顔でお礼を述べた。
お二人が私達から離れると、ハロルド様が
「カトリーヌ」
と私に呼びかけた。
何? またバカにする気? どーせ私はレイモンド様に相手にされなかった惨めな女よ! 何か文句でもあるの?
私が
「何でしょう?」
と問うと、ハロルド様は
「泣くかと思った」
と呟いた。はっ? 何それ?
「そんな可愛げのある女ではございませんわ」
私が自嘲気味に言うと、ハロルド様は真面目な顔をして、
「俺、変わるから。後悔させないから」
とおっしゃった。どういう意味かしら?
華やかな結婚披露パーティーが終わり、初夜を迎えた。
寝室でハロルド様と二人きりだ。
気まずい……私達は婚約してからもう8年になるが、甘いムードになったことなど唯の一度もない。
殿方は好きではない女でも抱けると聞くけれど、自分にビンタを浴びせたことのある女に欲情できるもの?
「カトリーヌ」
「はい」
「レイモンドのことは忘れろ。今日からお前は俺の妻だ」
「わかっております」
いつまで続くか、わかりませんけどねー。
「カトリーヌ……」
ハロルド様の声色が変わった。
ハロルド様……優しい口付けをするのですね……まるで愛しい女性にするように……
「愛してる……」
聞き間違いでしょうか? ハロルド様の声が耳元で聞こえたような……
ハロルド様の手が私の胸に伸びる。壊れ物を扱うように、そっと触れるのですね。何だか大切にされているような錯覚に陥りますわ。
その夜、ハロルド様は本当に優しく私を抱いた。
てっきり酷くされると思っていた私は、拍子抜けしてしまった(いえ、別に激しくして欲しかったとか、そういう意味ではありませんわよ!)
ハロルド様があまりに無体なことをなさるようなら、寝台から蹴り落として差し上げる覚悟でしたのに、まさか、あのハロルド様が、あんなに優しく、あんなに愛おしそうに私を抱くなんて、思ってもいなかった……
翌朝、目覚めた私は動けなかった。
「痛ッ……」
ハロルド様は私を抱き起して、
「大丈夫か? 優しくしたつもりだけど、やっぱり初めては身体がツライよな? ごめん……」
と言った。
「ハロルド様が謝ることではございませんわ」
「う……ん」
ハロルド様は、侍女に命じて朝食を寝室に運ばせてくれた。
「今日はゆっくり休め」
と言って、私の額に口付けを落とすハロルド様……本当にハロルド様なの?
優しいハロルド様……正直、怖いですわ。
お父様はとても心配している。
「このまま、女に命じて夜会でワインをかける程度の嫌がらせでハロルド殿下の気が済めばいいが、もしも結婚してからも執拗に嫌がらせが続くようなら、迷わず離縁して戻ってくればいいからな」
「はい、ありがとうございます。お父様」
実は、今も嫌がらせは現在進行形で続いている。これ以上心配をかけたくなくて、お父様には黙っているけれど。
結婚式の日取りが決まって公にされてから、シンシアが毎日のように嫌がらせの手紙を送り付けてくるのだ。
今まで、彼女がここまでしたことはない。夜会のワインと同じく、ハロルド様の命令なのだろう。
どうしたものかしらね……? そうだ! それならいっそ、この手紙のことをハロルド様に相談してやろう! どんな顔をするかしら? 見物だわ!
次にハロルド様にお会いする際、私は手紙の束を抱えて行った。シンシアからの手紙は、ものすごい量になっていた。中身は全て、私への罵詈雑言及び「ハロルド殿下は渡さない」といったハロルド様への執着の言葉だ。どの手紙にもそれらが長々と書き連ねてあって、尋常ではない。
私は、その大量の手紙をハロルド様に渡した。
「ハロルド様、結婚式の日取りが決まっただけで、このような手紙が届きましたの。私、ハロルド様と結婚したら、きっとシンシア様に殺されます。結婚を取りやめにできませんか? 私、恐ろしくて恐ろしくて……」
普段気の強い私が、こんな事で怖がるってムリがあるかしら?
怯えたふりをする私の様子に戸惑いながら、ハロルド様は手紙を受け取った。
一通ずつ中身を取り出し、読み始めたハロルド様は、次第に顔色が変わってきた。上手い! 芝居がものすごく上手い! まるで初めて内容を知ったみたいですわ。自分が書かせたくせに!
「こ、これは……こんな手紙を、こんなに大量に……あの女、頭おかしいだろ?」
ハロルド様は、少し考えてから私を見つめて言った。
「シンシアは王都から遠ざける。もう、カトリーヌに手出しはさせない。だから、結婚を取りやめるとか言うな」
は……? なんか期待してた反応じゃない。まさか、本当に知らなかった? シンシアが勝手にしてるの?
その日の帰り際、ハロルド様は私に向かって、
「お前が俺に困りごとを相談してくるなんて、初めてだな。俺を頼ってくれて嬉しかった。これからも、何かあったらすぐに言えよ」
と言って、照れたように笑った。
……うーん、混乱してきましたわ。
その後、シンシアからの手紙はパタリと来なくなった。噂によると、シンシアは王都を離れて親戚の元で暮らすことになったそうだ。
****************
何だかよく分からないうちに、結婚式の日が来てしまった。
ウェディングドレス姿の私を見て、お父様は複雑そうだ。
「カトリーヌ、幸せになってほしいのだが、いまだにハロルド殿下の真意がわからん。こんな状態で結婚させるのは心配だ」
「私も分かりませんわ」
私とお父様は、顔を見合わせて深い溜息をついた。控室でその様子を見た侍女達は、父娘が別れを惜しんでいると勘違いして、そっと涙を拭っていた。特に我が家は、お母さまが早くに亡くなっているから、娘の結婚にお父様がナーバスになっていると周りは思うだろう。
いつもは領地を任されているお兄様一家も、今日はもちろん来てくださった。お兄様は結婚されていて、3人の子供を持つ父親だ。私もお父様も、ハロルド様との騒動を詳しく話していない為、お兄様は社交界での噂を聞いてものすごく心配されていた。
「女性に暴力を振るうようなヤツに、たった一人の妹を嫁がせるなんて、本当に心配だ。カトリーヌ、もし、またハロルド殿下が手を上げるようなことがあれば、さっさと離縁すればいいからな」
いつもはおっとりしているお義姉様まで、
「そうよ、暴力を振るう夫に我慢なんてしてはダメよ。離縁して、うちの領地に来たっていいのだし」
とおっしゃる。
お兄様もお義姉様も、ありがとう……
それにしても、結婚式当日にこんなに「離縁」という言葉が飛び交っている花嫁の控室も、そうそうないでしょうね……
厳かな式を終え、盛大な結婚披露パーティーが始まった。
こんなに大勢の人にお披露目してすぐに離縁になったら、十分に醜聞ですわね。
たくさんの祝福の言葉を頂きながら、私はこの先のことを考えて暗澹たる気持ちになっていた。ずっと作り笑いをしている私を、ハロルド様は時折、様子を窺うように見ていた。
それにしても……私のウェディングドレス姿を見ても、何も言わなかったな、ハロルド様。やっぱりとは思ったものの、今日くらい嘘でも「綺麗だ」くらい言ってくれても罰は当たらないんじゃない?
愛されていない花嫁って、悲しいわね。
レイモンド様とその夫人も、ハロルド様と私の元へいらしてくださった。
「ハロルド殿下、カトリーヌ様、本日は誠におめでとうございます。どうか、お幸せに」
レイモンド様は、にこやかにおっしゃった。男らしくて凛々しくて相変わらず素敵……その隣で微笑む夫人は、優しい顔立ちの女性だ。気の強い私とは全然違う、控えめで穏やかな女性……お二人は政略結婚にもかかわらず、とても仲睦まじいと評判だ。
私……シンシアのことを、どうこう言えないわね。私もシンシアと同じだ。今、目の前で微笑む、この女性の場所が欲しかった。レイモンド様の隣に居たかった。レイモンド様に愛されたかった……
でも、もう終わらせないと。
この恋は、もう終わりにしないといけない。
レイモンド様と夫人の幸せを呪うような女には、なりたくない。いい加減ケジメをつけなければダメだ。
「レイモンド様、奥様、ありがとうございます」
私は、今日一番の作り笑顔でお礼を述べた。
お二人が私達から離れると、ハロルド様が
「カトリーヌ」
と私に呼びかけた。
何? またバカにする気? どーせ私はレイモンド様に相手にされなかった惨めな女よ! 何か文句でもあるの?
私が
「何でしょう?」
と問うと、ハロルド様は
「泣くかと思った」
と呟いた。はっ? 何それ?
「そんな可愛げのある女ではございませんわ」
私が自嘲気味に言うと、ハロルド様は真面目な顔をして、
「俺、変わるから。後悔させないから」
とおっしゃった。どういう意味かしら?
華やかな結婚披露パーティーが終わり、初夜を迎えた。
寝室でハロルド様と二人きりだ。
気まずい……私達は婚約してからもう8年になるが、甘いムードになったことなど唯の一度もない。
殿方は好きではない女でも抱けると聞くけれど、自分にビンタを浴びせたことのある女に欲情できるもの?
「カトリーヌ」
「はい」
「レイモンドのことは忘れろ。今日からお前は俺の妻だ」
「わかっております」
いつまで続くか、わかりませんけどねー。
「カトリーヌ……」
ハロルド様の声色が変わった。
ハロルド様……優しい口付けをするのですね……まるで愛しい女性にするように……
「愛してる……」
聞き間違いでしょうか? ハロルド様の声が耳元で聞こえたような……
ハロルド様の手が私の胸に伸びる。壊れ物を扱うように、そっと触れるのですね。何だか大切にされているような錯覚に陥りますわ。
その夜、ハロルド様は本当に優しく私を抱いた。
てっきり酷くされると思っていた私は、拍子抜けしてしまった(いえ、別に激しくして欲しかったとか、そういう意味ではありませんわよ!)
ハロルド様があまりに無体なことをなさるようなら、寝台から蹴り落として差し上げる覚悟でしたのに、まさか、あのハロルド様が、あんなに優しく、あんなに愛おしそうに私を抱くなんて、思ってもいなかった……
翌朝、目覚めた私は動けなかった。
「痛ッ……」
ハロルド様は私を抱き起して、
「大丈夫か? 優しくしたつもりだけど、やっぱり初めては身体がツライよな? ごめん……」
と言った。
「ハロルド様が謝ることではございませんわ」
「う……ん」
ハロルド様は、侍女に命じて朝食を寝室に運ばせてくれた。
「今日はゆっくり休め」
と言って、私の額に口付けを落とすハロルド様……本当にハロルド様なの?
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