私を簡単に捨てられるとでも?―君が望んでも、離さない―

私の名前はミラン。街でしがない薬師をしている。
そして恋人は、王宮騎士団長のルイスだった。

二年前、彼は魔物討伐に向けて遠征に出発。
最初は手紙も返ってきていたのに、
いつからか音信不通に。

あんなにうっとうしいほど構ってきた男が――
なぜ突然、私を無視するの?

不安を抱えながらも待ち続けた私の前に、
突然ルイスが帰還した。

ボロボロの身体。
そして隣には――見知らぬ女。

勝ち誇ったように彼の隣に立つその女を見て、
私の中で何かが壊れた。

混乱、絶望、そして……再起。

すがりつく女は、みっともないだけ。
私は、潔く身を引くと決めた――つもりだったのに。

「私を簡単に捨てられるとでも?
――君が望んでも、離さない」

呪いを自ら解き放ち、
彼は再び、執着の目で私を見つめてきた。

すれ違い、誤解、呪い、執着、
そして狂おしいほどの愛――

二人の恋のゆくえは、誰にもわからない。

過去に書いた作品を修正しました。再投稿です。
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