水の巫女の助手になる

ぽとりひょん

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第49話 人喰いペンション2

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 翌日の午後、沙也加は、ペンションへ登る山道の入口に車を駐車する。
 沙也加とたすくは、手をつないで山道を登り始める。
 沙也加は既に異様な気配を感じ取っている。
 手が震える
 「沙也加、どうしたの。」
 「覚悟しておいた方がよさそうよ。」
2人は慎重に山道を登っていく、途中で必死の形相で山道を駆け降りる男が来るが二人をすり抜けていく。
 「今の霊にしては変ですね。」
 「念が残っているのよ何かに追われていたのね。」
登るにつれて数が増えてくる、泣き叫びながら駆け降りる女性、つまづいて転げる者など10人位とすれ違う
 「みんな、山から逃げようとしてますね。」
 「そうね、たぶん行方不明者たちね。」
さらに登ると念に代わって血だらけの男や頭から血を流す女など霊が見えてくる。
 それは目的地のペンション曽塚まで続いている
 「たすく何も見えないように装ってね。」
 「はい。」
たすくは、とんでもない所に来てしまったと緊張する。
 そして、手をつないだまま曽塚に入る中にはオーナー夫婦と客らしき男女の4人がいる。
 たすくが
 「予約をした田中です。」
と声をかける、オーナーの奥さんが
 「いらっしゃいませ、お待ちしてました。」
とにこやかに応対するが、中には腕がない男や切れた頭を持つ女などの霊が20人位いる。
 「よろしくお願いします。」
と沙也加とたすくはにこやかに返事をするが凄惨な有様に顔が痙攣けいれんしそうになる。
 また、たすくは、中にいる4人に違和感を感じる。
 2人は奥さんに2階の部屋に案内される。
 奥さんが1階に降りていくと沙也加が口を開く
 「冗談じゃないわ。」
 「あの4人、人にしては変な感じがします。」
 「当り前よ、4人とも人間じゃないわ、逃げるわよ。」
2人はベットのマットレスをベランダから地上に投げると飛び降りる。
 そして、全力で山道を駆け降り車に乗り込む、曽塚の4人が斧を持って駆け降りてくるのが見える。
 車を発進させると車体の後部に投げられた斧が突き刺さる。
 沙也加は構わず曽我警察署に逃げ込む。

 2人は鈴木刑事に面会して曽塚のことを説明する。
 鈴木刑事は
 「行方不明者は曽塚の4人に殺されたということですね。」
 「はい、数十人は殺されています。」
 「それで4人は人間でないということですが・・・」
 「人間ではありません気配が違います、化け物と言った方が良いと思います。」
 「それは殺人鬼と言うことですか。」
 「違います、人間でないのです。」
 「あと何かありますか。」
 「車に斧が刺さっています。」
沙也加は説明を続けたが、鈴木刑事は4人が人間でないことは信じず殺人鬼と言うことになってしまう。
 車に刺さった斧は鑑識が調べている。
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