書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第三章 聖女の祝福……駄女神再び!

第54話 それぞれの思いと緊急クエスト始動

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◆蒼字(そうじ)の視点

「トントン」と書類を整えながら1件ごと
に依頼を確認していくキャンベルさん。

「素晴らしいです。10件すべて達成
するとは蒼字(そうじ)様におすすめした
かいがありました」

「それは良かったですけどキャンベルさんは
スパルタですね正直達成期限がかなり迫って
いたので焦りましたよ!
 全部ミスってたら結構な違約金を払う事に
なってましたよ」

「大丈夫ですよ!10件とも期限は
あと一ヶ月ほどありますので………」

「………えっ⁉……どういう事でしょうか?」
 言っている意味がわからん。

「私の方で期限を変更しておきました。
蒼字(そうじ)様であればこなすことが
出来ると思いまして、私の判断は正しかった」
 キリッとした顔で流石私みたいなこと
言っているけど、おい待てよ!つまり慌てて
行かなくて良かったじゃ!
 
「ガクッ」と肩を落とす。
 俺ってキャンベルさんになにげに
騙されてるよな~

「何でそんな事したんですか~」
「今言った通りです。蒼字(そうじ)様なら
やり切ると思いました。………それと嫌な
予感がしたからかもしれません。蒼字
(そうじ)様はご存知ないと思いますが、
先日聖女様が誘拐されたとギルドに協力要請
がありました。すぐに聖女様は保護された
ようですが、私はこれがこれから起こる
出来事の序章のように感じています。
 今は少しでも強い方が必要なのです。
私の予想ですが、蒼字(そうじ)様は
Sランク以上の実力者とお見受けします。
早くランクを上げて受けるべき依頼を
こなして欲しいのです!例えば聖女様の
護衛など……」

「ん~~それは買いかぶり過ぎですよ!」
 そんな事したら黒ずくめの正体が
バレるじゃん!絶対ムリ!

「私はそうは思いません!今回はBランクの
試験しか受けることが出来ませんがBランク
に上がれば遠くからではありますが護衛任務
を受けることが出来ます。準備は出来て
いますので今から行きましょう」
 あれ?話が急展開していないか?

「エッ」俺は驚くがキャンベルさんは有無を
言わさない雰囲気を出しておりそのまま試験
を受けて合格しちゃいました。キャンベル
さんは満足そうにしていたので、ま!いっか!


◆一花(いちか)の視点
 
 ふ~んこの人が聖女様か~綺麗な人!

 聖女様と面会をしている。ここに居るのは、
聖女セレーナ様、アルヴィア姫、ひなちゃん、
さくらそして私、私は居ることになるか
分かんないないけど。

 でも、本当に良かった。見る限り聖女様
すごく元気そうさくらとも楽しそうに
話をしている。

 ふよふよっと浮いて聖女様を観察して
いると目があった。
「貴方はさくらさんのお姉さんかしら?」

「うぇ」驚いて変な声が出ちゃった!
「セレーナ様はお母さんが見えるん
ですか?」
 さくらが恐る恐る尋ねる。
「あら?お母様でしたか、お若いから
つい間違えてしまいました。さくらさんは
見えているのですね!」

「はい」

「聖女様、失礼いたしました。見えていない
と思ってこんなところから眺めてしま
いまして……」
 私はソファに座り頭を下げる。

「そんな事気にしなくて良いですよ!
そうですかお若いのに大変でしたね。
お母さんもさくらさんも」

「本当にさくらに迷惑かけちゃって………」
 私は過去を思い出しさくらに申し訳ない
気持ちでいっぱいになる。

「お母さん落ち込まないで私はお母さんと
もう一度会えて嬉しいよ!」
 さくらは優しい娘に育って本当に
良かった。
 我慢できずに涙腺崩壊しそう。

「仲がよろしくて羨ましいですわ」

「ふふっありがとう御座います。さくらは
自慢の娘です!」
 私は嬉しくなってさくらを抱きしめた。

「セレーナ様、話の腰を折って申し訳ない
のですが黒ずくめの男についてもう少し
お話を聞かせて頂きたいのです」

 アルヴィア姫は先程まで囚われた時の
話をしていたので、続きが気になり声を
かけたようだ。
 
「うふふ、どうやら黒ずくめさんは話題の
人みたいですね。私も今とても気になって
います。アルヴィアさん達も知っている
ことがあれば教えて下さい」

 それから黒ずくめの男(蒼字(そうじ))
についての話が繰り広げられた。

◆リルの視点

「蒼字(そうじ)さんがギルドの依頼で
出てから一週間、まだ戻らない。商売の方は
順調で嬉しいけど物足りない。蒼字(そうじ)
さんと出会ってからこれだけ会えなかった
ことはなかったから私……寂しいのかな~」

「ただいま~」
 あ!あの声は蒼字(そうじ)さんだ!

「お帰りなさい~蒼字(そうじ)さ~ん」
 久しぶりに会えてやっぱり嬉しかった!

 それから蒼字(そうじ)さんが帰って
きたので急いで食事準備をした。食事中は
商売の話、冒険の話と話すことはいっぱい、
とても楽しかった。そして話はここ最近
どこでも話題になっている聖女様について、
「聖女は何者かによって拐われたって
言うのが信憑性が高いと思うんだ!」
 レイチェルさんは何にでも興味を持つ、
あれはなんだろうこれはなんだろうと
走り回るのだ、今、特に興味津々なのは
聖女様誘拐事件、話によると聖女様は
王都の正門に一人で来たとのこと、護衛も
連れて来ないなどありえないことからなにか
あったと騒がれている。

「な~レイチェル、それ以外に話題に
あがっていることってあるか?」
 ん?蒼字(そうじ)さん何か気になる
ことでもあるのかな?

「ん?いや、ないよ!今は聖女の話題
でもちきりだよ!なんか他にも面白い話
あるの!」
 レイチェルさんはワクワクした顔で尋ねる。

「いや~ないよ!俺も聖女様に興味あるな~」
「そうだよ!これは名探偵レイチェルの
出番だね!」
 ビシッとポーズを取るレイチェルさん。
本当に面白い人!

 蒼字(そうじ)さんこちらを向いて
「リル~聖女様って何しに来たんだ?」
「あ!そっか、蒼字(そうじ)さんは
知らないですよね!聖女様は勇者様に
祝福をお与えに来たんです………」
 それから私は祝福について説明した。

「クソ~そうだったのか~道理でレベルを
上げても運が上がらないのか~やっと
理解できた~」
 
「フフッそうですね!運は生まれてから
ほとんどの人が変わりませんから、
運を上げて頂ける勇者様は羨ましいです
よね!でもそれは魔王軍と戦う為ですから、
悔しいかもしれないけど我慢しないと
ですよ蒼字(そうじ)さん!」

「まーーそうなんだけどさ!」
 蒼字(そうじ)さんは急に浮かない顔
になった。

「どうしました?」
「いや、何でもない」
 なんとなく素っ気ない返事……

「ね~ね~!そう言えばさ~みんなで
行かない!聖女様のパレード」

「パレード?」
 蒼字(そうじ)さんは分からず聞き
返している。

「聖女か来るなんて滅多にないことなので、
パレードが開かれるんです。聖女様の
お話が聞けると思うので私も行きたいです!」
 聖女様………どんな方なんだろうきっと
素敵な人なんだろうな~

 それから話がまとまりみんなでパレードに
参加する事になった。……………その次の日

「まさか本気だったとは………」
 今俺の近くにはリル達はいない。となりを
見るとピカピカと光って眩しい磨きあげら
れたハゲ達、俺は何故ここにいる?

「おう、どうしたどうした~そんな浮かない
顔してそんなことじゃ~女にモテないぞ~」
 ガシッと肩に荷重がかかる。重いっす!

「今日一日こ~やって突っ立ってるだけに
なると思うと少し憂鬱です」

「何が憂鬱だよ!あっさりBランクに
上がりやがって俺達かどれだけ苦労したと
思ってるんだよ!え~」
 頭をグリグリとされて痛い!

「ま~蒼字(そうじ)なら当たり前か、
それは良いとして離れた位置からではあるが
聖女様の護衛任務だ光栄な事だと思うぞ!
リルちゃん達には悪い事をしたがな!」
 
「そうなんですけどね!キャンベルさん
マジでこの為にBランクに上げたのか?」
 俺はあの時を思い出す。リル達と
ご飯を食べているとドアを「ドンドン」と
叩く音がした。ドアを開けるとハゲ達が
並んでいた。おい!何の嫌がらせだ!

「オッス、こんばんわ!」
 その中でも一回りデカイハゲ
(オーバンさん)が出て来た。

「どうしたんです。わざわざ家まで
来るなんて急ぎの用ですか?」

「ま~な!リルちゃんちょっと蒼字
(そうじ)借りてくぜ」

「お、おい!わざわざ持ち上げるな!
自分で歩くから~」
 俺はオーバンさんに持ち上げられ
連れて行かれた」

…………▽

「それでわざわざ人気がないところに
連れてきて何の用ですか?」

「ん?そうだな!どこから話すべきか、
まずはこの依頼はギルマスからの依頼だ!」

「ギルマス?……わざわざ何でそんな
お偉いさんから?」

「お前はすでにキャンベルから言われ
てるだろ!聖女様の護衛の件」

「ま~冗談ですけどね!一応依頼書の
指定ランクには達してますけど、新参者が
行くような依頼じゃないですよ」

「ふ~ん、そうか、それじゃ~これは
なんだろうな~」
 オーバンさんは俺に封筒を渡す。
中を見ると……

「は!?うそ~」俺は驚く

「残念ながら本物だ!お前にキャンベル
から渡すように言われてな!今回この
依頼に関しては俺達はチームとして動く事
になる。依頼は聖女様の護衛とは少し違う。
さっきも言ったがこれはギルマスからの
依頼だ。

…………………………………………………………………………
依頼内容は国王軍にいる裏切り者を見つけ
捉えることだ!
…………………………………………………………………………


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