書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第六章 ミネルヴァ姫の呪いと邪神召喚

第114話 ペトロス撃破

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「お母さん!守って」

「はぁー『念動力』」

 血で出来た触手の先端に刃がついて
おり、ムチのように振り回しさくら達を
襲う。一花(いちか)は念動力で障壁を
張り受け止めた。

「くっ」連続で叩きつけられ一花
(いちか)の眉間にシワが寄る。
想像以上に力が強い、このままだと
長くは保たない。

「お母さん!私が出るよ!」

 さくらは武器庫から持ってきた
槍を手に障壁から飛び出す。

「さくら!待ちなさい!……くっ」
 飛び出したさくらに手を伸ばす。
追いかけたい一花(いちか)だったが、
後にミネルヴァ姫がいる事を思い出し
踏み止まる。

「フン、来たか勇者、よし、お前ら
相手をしてやれ」
 
「!?」さくらの前に立ちはだかったのは
国王軍の兵士達、

「ガッハハ、そいつ等は死んではおらんぞ、
お手柔らかに相手を頼む」

 兵士達がさくらに向かい突進、
さくらは防戦一方となる。

「皆さん目を覚まして下さい」
 さくらは兵士達に声をかける。
その顔は見知った顔ばかり、
意識が無いようで全く反応がない。

「皆さんすいません」
 さくらは魔力を高め身体能力を強化、
槍の柄を使い次々と兵士達を倒していく。

「ん~流石は勇者だ!強い、
そして愚かだ!」

「さくら、後ろー」
 一花(いちか)の声にさくらは反応し、
後ろからの斬撃を飛び退き躱した。

「うそ!?まだ動けるの」
 兵士達は次々と立ち上がり剣を構える。

「うぉほほ、そんな攻撃など聞かんわ、
なんせ私が操っておるのだ、気を失わせて
終わりなどないぞ!やるなら殺せ勇者よ」

「そんな!」
 兵士達がさくらに向かい突撃、
さくらは気を持ち直すのが遅れ一瞬隙が
出来る。兵士の鋭い一撃を何とか槍で
受け止めるが体勢が大きく崩れ、
そこに別の兵士からの
剣が振り下ろされた。

『ショックショット』
 
 兵士達がビリビリと痺れ倒れる。

「さくら!助けに来たよ!」
 陽菜乃(ひなの)とアルヴィア姫が居た。

「陽菜乃(ひなの)、あいつが皆を……」
「あいつが黒幕ね!さっさと倒しちゃうよ」
「でも、血で身体が出来てるみたいで
バラバラにしても倒れないの!」
「そうかやっぱりこいつも、分かった!
多分大丈夫試しておいたから」

 
 陽菜乃(ひなの)は試験管を取り出し、
ペトロスに向かって投げた。

「バン」銃で試験管を撃ち抜くと
ペトロスにキラキラと液体がかかる。

「あぁァーー」ペトロスは叫び身体が
所々煙を出し溶けるように朽ちている。

「貴様!何をしたー!」
 片膝をつき怒りをあらわにするペトロス

「ん?聞きたいペトロスさん、
教えてはあげよっかな~どうしようかな~」
 陽菜乃(ひなの)はからかうように
焦らす。その姿を見てさらに激怒した
ペトロスは巨大化した
手を伸ばし握り潰そうとするが、

「はい、残念でした」
 陽菜乃(ひなの)2丁拳銃を
クロスさせ魔力を高める。

『ホーリーアンジュレーション』
 白い波動が放たれる。

「ウガァーーー」
 ペトロスの腕は朽ち崩れ落ちる。

「さくら、一花(いちか)さん
『念動力』であいつの動きを止めてー!」
 さくらと一花(いちか)同時に頷き
念動力を放つ、ペトロスの動きが
止まりさらに徐々に圧縮されていく。

「お母さん全力でやるよ!」
「アイアイサー」

 魔力を最大限まで高めペトロスは
1メートルほどの球体に圧縮された。

「流石さくらと一花(いちか)さんだ!
ここまでやってくれるとは思わなかった」

「出せ~この私を誰だと思っておる」

「まだなんか言っとるな~
このオッサン、これだけの事
やって許して貰えるとは思っているの?
残念でした!』

『ホーリーアンジュレーション』
 
「あーーやめろー」
 球体の中でうねり叫ぶペトロスだが、
やがて動きが無くなりただの血の塊となる。

「終わったかな?何とも判断つかんわ。
どうしようかな!」
 陽菜乃(ひなの)は再生力の高い事から
安易に倒せたのか判断出来ず腕を組み
考え込む。

「陽菜乃(ひなの)やったね!」
「あ、うんさくらもお疲れ!
これどうしようか?なんかまた
動きそうでどうしようかと思って」
「そっか、う~ん、その前に聞きたい
んだけどどうやって倒したの?」
「あ~それね、さっきの試験管の
中身は聖水、普通の化け物じゃないとは
思ってだけど、呪いの類がかけられ
てたの、だから聖魔法なら効くわけ」
「良くわかっね?そんなの」

「試してましたから色々と」

「アルヴィア姫、試すというのは?」
 アルヴィア姫は少し複雑な顔をして
答えてくれた。

「陽菜乃(ひなの)はここに来るまでに
赤い人を捉えて色々と試したんです。
切ったり焼いたり凍らせたり
その中で効果があったのが聖魔法です。
それでペトロス大臣にも効果がある
可能性が高いと判断をしました」
 
 ただアルヴィア姫としては実験
している陽菜乃(ひなの)の姿が
ちょっと不気味だったようで
少し引いていた。

「アルヴィアは大丈夫でしたか?」
「お姉様!私は大丈夫です。お姉様こそ」
「私も大丈夫です。さくらさんと一花
(いちか)さんに守って頂きましたから」
「そうですか、さくらさん、一花
(いちか)さんお姉様を守って頂き
ありがとうございます」
 アルヴィア姫は頭を下げた。


「皆、何か変な感じがする」
 一花(いちか)は異様な気配を
感じて皆に呼びかけた。

「お母さん、どうしたの?」

「待って、どこどこどこ………は!?
下だ!皆下がって!」
 一花(いちか)の呼びかけに全員が
下がると地面から血が吹き出てきた。
びちゃびちゃと雨のように血が
落ちてくる。一花(いちか)は念動力で
障壁を作り皆を血から守った。


「おっほほ、やはり保険はかけて
おくものだな!」

「その声はペトロス大臣!?」

「いかにも、アルヴィア姫、私だよ!」

「なんで!?あなたは倒したはず」
 陽菜乃(ひなの)は驚愕する。

「ふん!小娘が良くもやってくれたわ。
まさかそんな方法で殺されるとは、
だが私は用心深いのでな、分身を送って
おったのだ!油断はもうせん!殺して
くれるわ」

 再び巨大化したペトロスが触手を
武器化し剣、斧、槍等がさくら達を襲う。
一花(いちか)は皆を守る為、
念動力で障壁を展開する。

「死ね死ね死ね!」
 バキンバキンと音をたて障壁を
削っていく。

 さくらと一花(いちか)は障壁を
何とか支えるが破壊されるのは
時間の問題、反撃の方法を陽菜乃
(ひなの)が考えていた時、異変が起きた。

「うが、が、何だこれは、声が聞こえる。
誰だ貴様はー」

 突如ペトロスが苦しみだした。
 
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