書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第六章 ミネルヴァ姫の呪いと邪神召喚

第146話 蒼字達 VS ビーストマキシマム  決着!

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 光の玉……大きさは十メートル近くある
だろうか、純粋な魔力の塊ならあれで
消そう。

……『破魔の筆払い』

 俺の一振りで大半が消失、しかし思って
いた以上の力を持っていた。半分に斬り
裂かれた光の玉は分かれ俺の後ろに
飛んでいく、でも大丈夫、俺の後ろには
頼もしい仲間がいる。

ジャンヌが………『ライトセイバー』で
斬り捨て、風太が………『風玉』で相殺、
そして、いつの間に加戦に来てくれた。
キャンベルさん、アルバート団長による
高速剣技ですべての飛散した光の玉を
迎撃、俺は安心して前にいるアホを
ぶん殴りに行ける。

「ふ!ふざけるなビーストマキシマムの
全魔力を使った『マキシマムボム』を
受け切るなどあり得ん!?」

 なにかのボヤキが聞こえるが
そんな事はどうでもいい。

「もう動けないみたいだから
でっけいの行くぞ!」

 筆から多数の墨帯が伸び、上空で
絡め合い巨大な手を形成した。

『拳骨だ!』

「ひゃ~助けてくれ~」
 ビーストマキシマムから出てきた
ところに巨大な拳骨が落ちてくる。
「バコーン」っと巨大な音と共に地面が
崩れた。

「フー、これで終わりだな!やることは
まだあるが一息はつけそうだ」
 俺は背伸びをして一息ついた。

 その後、トトとシシの父親である
領主カカを探したが見つけることが
出来ず、風太に匂いで捜索して貰った
ところ地下につながる隠し通路を発見、
地下の牢屋には領主カカが幽閉されて
いた。顔にかなり疲労が見て取れるが、
しっかりと歩くこともでき命に別性は
なかった。事情を聞いたところ、
トトとシシが共謀し、シシトト辺境伯を
乗っ取り、リリカを手懐けいずれは
ウォールリビアをも手中に治める
つもりだった。その為領主である邪魔な
カカを幽閉した。

 自分の親までとっ捕まえてやるかね~
本当このアホどもは、目の前にはトト、
シシ、そして勇者三人が縛られ捕まって
いる状態、トトとシシに関しては領主の
判断による所になるが、今回はリリカに
まで手を出したことでリビアからも
使者が来る事になった。そしてもう一つの
問題、勇者もどきの三人だが、まずは
脱走兵としての罪が問われる。こいつら
三人は私利私欲のため魔王軍との
戦いから逃げた。その罪は重い、
しばらくはリビアで監禁されるだろうが
腐っても勇者、その力は他の獣人からは
脅威だ、と言うことで、俺は三人に呪詛を
かけた。

「ギャーあたまが!頭が割れる~」
「アチッアチッなんだコンチキショ~」
「キャ~ゆびが~痛い!?捻れてる!?
イタイーー」

 まずはしっかりと呪いの効果を体験
してもらわないとね!

 発動条件は二つ、スキルを使うそして人に
危害を加える。
この条件を満たすと呪いが発動する。
一度体験して貰った
から逆らう気は失せたはずだろう。

…………………▽

 その日、領主に呼ばれ夕食を頂く
ことになった。領主のカカがはじめに
リリカ王女、ボルボに平謝りなんとか
穏便に済ませようとあれやこれやと
やっているが言われている二人は
うんざりと一蹴していた。

 俺は食事会に参加しているメンバーを
確認して問題無いと思いずっと気に
なっていた事を聞いてみた。

「一つ聞きたいことがあります。
三人の勇者以外はここには
居ないのですか?」

 その質問に領主様が答えてくれた。

「ここには勇者はおらん、数ヶ月前に
リビアの使者と共に来たがすでに旅立った。
実践の訓練の為通りがかっただけだそうだ、
しかしその時、バカ息子共がそそのかした
ようだ、あの三人の勇者は脱走しここに
戻ってきた」

「そうでしたか………」
 気になるのはリビアで召喚された
他の勇者達、今回みたいな奴らばかり
じゃないと思うけど、人間は力得ると
使いたくなるし大柄にもなる。
ま~今は悪い奴らじゃない事を
祈ろう。

「他の勇者が気になるのか?」
 リリカがなぜか不安そうな顔をして
俺に声をかける。

「うん、今回みたいな奴らだと、
どこかで悪事を働いて
ないかちょっと不安になってな」

「そっか、きっと大丈夫、マダカ達は
良い奴だったそれは私が保証するよ」
 今度は一転嬉しそうな顔に変わる。
そのマドカさんはリリカにとって仲が
良かったのかな?

「蒼字(そうじ)俺の目から見ても
マドカと他の五人は大丈夫だ、
ただ気になるのは脱走したもう一人!」
 そう言えば脱走したのは確かに四人!?
一人足りない。

「一応覚えておけ、名前はチャラ、
見た目は分かりやすい浅黒い肌をして
髪は背中まで伸ばしている。最大の特徴は
ピアスの数だ!鼻や耳に十個以上つけている」

「へ~それは結構分かりやすいかも、
それでなんで脱走した
んだ?心当たりはあるのかボルボ」

「う~ん、いや、正直分からない。
ただそいつは正義と言う
言葉をよく口にしていた。
 チャラはどちらかと言うと物静かで
あまり人とは喋らなかったがこちらから
話せば話す。ややコミュニケーションが
取りにくいやつ、十人いる勇者の中では
最も格闘技を得意としており、
獣人相手でも負けてはいなかった。
上層部では最も期待されている
勇者だったぜ!しかし同時に問題児とも
見られていた。トラブルをよく起こしたん
だ。正義感の強さから悪事を起こしたものを
見つけると問答無用でぶっ飛ばす!
上だろうが下だろうが関係ないだ。
俺としては嫌いじゃなかったが、
上層部では消すべきと言ってる奴もいたな、
勇者だけに簡単には出来ないがな!
そんなある日だ遠征中にあいつは消えた。
最後に言った言葉は「お前達の正義と
私の正義は違った」そう言って
チャラは居なくなった」

「ふ~ん、正義感が相当強そうだけど
………面倒くさそうだな」

「ま~な!悪い奴じゃないけど、
一度ぶつかると簡単には止まらない
じゃじゃ馬よ~今はどこにいるのやら」

 ボルボはそう言って遠くを見て何かを
思い出していた。

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