書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

文字の大きさ
162 / 346
第六章 ミネルヴァ姫の呪いと邪神召喚

第155話 ソフィとお話③(秘密作戦)

しおりを挟む


「ど!?どうしたんですか?ミネルヴァ姫
……そんなに怒って」
 突然怒鳴るミネルヴァ姫、ここ最近は
アルヴィア姫と明るく騒ぐ姿を見る機会が
あったから印象が変わって来てたのだが、
今のミネルヴァ姫は表情もそうだが
聞いたことない怒鳴り声をあげた。
どうすれば良いんだ?

「怒らずにいられません!恥ずかしい~
ご先祖様がそんな人だなんて!」

「はぁ?ご先祖様?何の話をしてるんです」
 非常にお怒りなのは分かるけど何に
起こっているのか分からないから
宥めようがない。

「ん?うわー」
 いつの間にかソフィさんが真後ろにいた。
しかもジトーっとミネルヴァ姫を見ている。
いけない!また取り憑くつもりか!

「あの~ソフィさん……」
 ソフィさんは俺のことなどまったく
見えていない。幽霊に無視される
俺って何?とか一瞬アホな事を考え
油断してしまった。ソフィさんはガっと
腕を伸ばしミネルヴァ姫を手を掴んだ。

「しまった!俺のアホ」
 慌てて俺も手を前に出す。

「本当です!男なんてみんな色ボケの
クズ野郎です!」

 ん?……どういう事、ソフィさんと
ミネルヴァ姫が手をつなぎ「うんうん」と
頷きながら男なんて最低とかエッチする
ことしか考えないサル野郎など、なぜか
男の悪口を言いながら同調し合っている。
俺も男なんで
すごく入りづらいんですけど~

「色ボケ野郎?………何か忘れている
ことがあるような」
 ソフィがう~んっと頭を抱えて考え始めた。
今のうちにミネルヴァ姫をソフィから離して、
なんで怒っていたのか聞こう。

「ミネルヴァ姫、どうしたんです
そんなに怒って何があったんですか!」

「蒼字(そうじ)私は見たのです!
あの色ボケ野郎~何が英雄ですか!
確かに英雄色を好むと言いますが、
責任を取らない男は最低です!蒼字
(そうじ)もそう思いませんか!」

 ガっと顔を近づけ圧力がすごい!
自然と頭が下がってくる。

「あ、え~そうてすね!………すいません
もう少し詳しく教えてくれませんか?」
 
「分かりました!聞いて下さい蒼字
(そうじ)、聞いていた話と事実は
違ったのです!アーサー王はただの女好きの
ろくでなしなんです!」
 
 それから感情が前よりだいぶ豊かに
なったミネルヴァ姫の
話を聞くことになった。

 話によるとミネルヴァ姫はソフィの
記憶を追体験したらしい。その時の
アーサー王はだいぶ良くなかった。
アーサー王は国の王となり精力的に
国造りに尽力しみんなもそれに着いて
きた。しかし王となった事で少々調子に
乗ってしまった。美人であればメイドや
町の娘果にはシスターにまで手を出して
しまった。流石は魔王を倒した英雄、
そちらの方もだいぶ強かったようだ。
欲望のまま周りに手を出した。
その中にソフィさんもいたわけか、
その後パーティーメンバーで恋人であった
ネビィアにこっぴどく叱られ、強い束縛を
受けた。アーサー王はその後他の女達とは
縁を切り、まるで初めて話すような冷たい
態度を取るようになった。そして
アーサー王に捨てられた事による絶望と
平和な国を造り子供達を守りたいと
思っていた事を忘れて自分の欲望で
行動していた事を恥じた。自分を追い詰め
続け自暴自棄になったソフィはどうして
いいか分からず、すべての切っ掛け
であり元凶であるアーサー王への恨みを
晴らすことにした。
 しかし恋とは呪いのようなもの、
惚れてしまった事を完全には忘れきれず、
呪いの対象をアーサー王の妻となった
ネビィアに向けて行ったのだ。

「なるほど、そしてこの場所は呪いを
行うのに最適、周囲いる亡霊達の嘆きや
悲しみの負の力を使い呪いの力を
強めた。結果それは想像以上の力となり
アーサー王の子孫達にまで呪いがかかって
しまった。はぁ~聞きたくなかったわ。
これじゃソフィさんだけを責めるのもなんか
違いますね」

「そうですよ蒼字(そうじ)、ソフィさんは
被害者です」
 ぷんぷんと怒っている。本当に表情が
豊かになった。

 しかし一端それはおいて置こう。
事実はそうであっても問題は呪いを
解くためどうするか、ジャンヌ達はもうすぐ
帰ってくるだろうし、そうすればあとは
彼女を成仏させるだけ、しかしここで
アーサー王の事を思い出せば
間違いなく成仏はしてくれない。
ここは早いところ上がって貰わないと。

「ね~さっきから内緒話かしら、
あんまりホーっておかれると淋しい
んだけれども」

「ううぉーい」
 びっくりして飛び退く。

「どうしたの?そんなに驚いて」
 首を傾げるソフィさん、改めて見ると
とても綺麗な人だ。それにそんなに仕草
されたらカワイイな~とか思うだろ。

 アーサー王が手を出すだけのことはある。

「あらあら、どちらを見てるのかしら」
 ミネルヴァ姫がムッとした顔てこっちを
見ている。

「いや、違うんです。別に見惚れて
いたわけではありません」
 俺は慌てて言い訳をする。

「そうは見えなかったですわよ!
私のこともちゃんと見て下さい」
 ぐっと顔を捕まれミネルヴァ姫の顔が
目の前に、知ってますから、ミネルヴァ姫の
方が美人なのは、何を
そんなにムキになるんですか?

「フッ、お二人共仲が良いですね。
私にも昔いたような……」
 
 これはまた何か思い出しそうに考え始めた。
何でもいいから話を変えなければ。

「オホン、そうだ!ソフィさん、
ソフィさんは趣味とかあるんですから?」

「趣味ですか?そうですね。子供の頃に
母からクッキーの作り方を教わったのを
切っ掛けに料理を作るのが好きでした」

「へー料理ですか、良いですね。
自分はやれないわけじゃないんですけど、
男の料理っていうか雑な作り、良く言えば
豪快な料理になっちゃって、アハハ」

「良いじゃない男の料理………そう彼も肉を
焼くくらいしかできないよ。君の料理は
とても美味しいよっていつも
言ってくれたな~………彼って
……誰だったかしら?」

「……………オホン、ソフィさんって
凄腕の魔術師って聞いたんですけど、
どんな魔術を使うんですか?」

「そんな凄腕なんて、大した事はあり
ません。私が得意とした魔術は植物の力を
引き出し操る事です。固有スキル
『プラントガーデン』の能力で植物の声を
聞くことが出来たから上手く扱うことが
出来たんです」

「へー植物を操るなんてすごいですね!
それに声を聞くことが出来るなんて、
一体どんな事を言ったり
するんですか?」

「そうですね~大体は他愛もない話です。
今日は晴れで気持ちがいいとか喉が乾いた
水頂戴とか、でもすごく役に立つことも
あるんですよ!それは盗み聞きです。
人は植物が喋るなんて思っていません
から、ぺちゃくちゃ秘密の話を
目の前で話してしまうんです。例えば
あの男が浮気している時の内容とか!」

 ノ~……その話はノ~……違う話違う話に
変えないと!

「ソフィさんあの……その……ですね~……」
 何を話せばいいんだ?

「あーもう、まどろっこしいんだよ!
ソフィとやらそろそろ成仏しな!お前さんの
ことを待ってる人がいるんだろうから、
さっさとさっきの魔法陣に戻りな」
 
 サリーさんがマゴマゴしている俺に
イラついたのか、代わりに言ってくれた
けど、そんな言い方したら怒っちゃう
よ~もっと優しくして~

「そうですね。ずいぶん待たせて
しまいました。早くみんなのもとに
帰りましょう」

 おーこれは成仏してくれるみたいだ!
ナイスサリーさん俺が慎重になり過ぎて
たか、もっとガツンと言っても
良かったのか~浄霊って難しい。

 素直にソフィさんが魔法陣の中に
入ってくれた。まだジャンヌ達が帰って
こないが、さっさとやってしまおう。

「それではソフィさん、私があの世に行く
ための道を示しますのでそちらの方に
行って下さい」

「はい、分かりました」
 俺は霊力を高め魔法陣に力を込める。
すると魔法陣が光だし光の粒子を天に
向かって流れていった。

 よ~しここまでくればひと安心だろう。
俺はほんの少し気を抜いた。だから
失敗したと言うわけでは
ないが、この後の展開は読めてなかった。

「ん!……ソフィ~何でここにいるのよ?」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

異世界に降り立った刀匠の孫─真打─

リゥル
ファンタジー
 異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!  主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。  亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。  召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。  そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。  それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。  過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。 ――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。  カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。

キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~

サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。 ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。 木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。 そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。 もう一度言う。 手違いだったのだ。もしくは事故。 出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた! そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて―― ※本作は他サイトでも掲載しています

ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。 獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。 俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。 単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。 ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。 大抵ガチャがあるんだよな。 幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。 だが俺は運がなかった。 ゲームの話ではないぞ? 現実で、だ。 疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。 そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。 そのまま帰らぬ人となったようだ。 で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。 どうやら異世界だ。 魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。 しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。 10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。 そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。 5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。 残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。 そんなある日、変化がやってきた。 疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。 その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】 その攻撃、収納する――――ッ!  【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。  理由は、マジックバッグを手に入れたから。  マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。  これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ! こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ! これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・ どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。 周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ? 俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ? それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ! よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・ え?俺様チート持ちだって?チートって何だ? @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

処理中です...