書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

文字の大きさ
165 / 346
第六章 ミネルヴァ姫の呪いと邪神召喚

第158話 邪神アストローネ

しおりを挟む

 アストローネ………相手はその分身体だが、
それでも圧倒的な強さを持っている。
恐らく鍛え抜かれた国王軍を紙を
千切るが如く殺す。その為、事前に風太に
連絡させ国王軍を含めたみんなに手を
出さないように伝えてある。

 そのおかげかみんなは距離を
置き様子を見ていた。

………これで集中して相手が出来る。

 アストローネの目がさっきとは
違い鋭くなり赤く光る。
足に力が入ると地面を割り凄まじい
速度で突進。

 俺は突撃してくるアストローネの
肩に両手を置きその衝撃を受け止める。

「グッーー、とまれーー」
 勢いは徐々に落ち、側面からジャンヌと
風太が接近する。アストローネは二人の
攻撃を手で受け止める。その隙に
どてっ腹を俺がぶん殴った。

「ぐっ……硬すぎるだろ」
 殴った俺のほうが痛い……腹に鉄板でも
入れてるのかーと言いたくなる。
実際は鉄板より遥かに硬いのだが。

「硬い……硬いけど、やはり身体に
纏っているその瘴気が問題だな!
俺達の攻撃がすべて半減以下に
されている」

「ジャンヌここはお前にかかって
いるからな!
全力で瘴気を剥いでくれ!」

「はぁ!仰せのままに」
 ジャンヌはそくざ返事をして
剣を構えるが、その横顔には僅かに
不安を感じさせた。

「ん?……ジャンヌ……無理なら無理、
難しいなら難しいって
言って良いんだぞ」

「え!?いえそんなことは……」

「はい、ダメ~今のは不正解です!
ジャンヌのそう言うところ嫌いじゃない
けど、もっと俺を頼って欲しいな~……
俺ってそんなに頼りないかジャンヌ!」

「いえ、そのようなことは……ただお役に
立てなかった時の自分が怖いのです。
ご主人様に見放されないかと……不安
なのです」

 やや下を向き悲しさを出すジャンヌ

「ジャンヌ、バカにするな!俺がそんな事
するとでも思っているのか!」

 俺は興奮しながらジャンヌの
言葉を否定する。

「そんな事はありません。ただどうしても
不安で、その言葉を言うことも出来ま
せんでした」

 俺は下を向いてしまったジャンヌの顔を
無理やり上げさせて、一言言ってやった。

「不安にさせてすまん!俺がジャンヌを
捨てることもないし、それに俺はもっと
強くなって見せるから着いてきてくれ!」

 ジャンヌは目に涙を浮かべ俺を抱きしめた。


「…………お前達その辺にしておけ、
アストローネが待ってくれてるから
良いけど、死にたいのか?」

「アハハ、わるい、でも大事な事
だったんでね」

「ご主人様……ありがとう…ございます…」
 ジャンヌは照れながら感謝を述べた。

 さて落ち着いたのは良いが、
今のままだとジャンヌと
いえど厳しいから、力を借りるか。

「キャリーちゃん~助けてくれ!」
 ブンブンと回りながらキャリーちゃんは
飛んできて俺達の目の前に刺さる。

「来てくれてありがとう。キャリーちゃん!
 ジャンヌ~剣をキャリーちゃんに
替えればなんとかなると思うぞ!」

「蒼字(そうじ)この子私を使えるの?
剣の腕は確かみたいだけど」

「大丈夫、大丈夫、なんたって
俺の式神だし、それに
元聖女、女神の加護も持ってるはずだよ」

「ふーん、そう、それなら行けるかも、
そこのあなた、やる気があるなら
私を掴みなさい!」

「はい!分かりました。宜しく
お願いします」
 ジャンヌは地面に刺さっている
キャリーちゃんを抜いた」

「…………………」
 呆然とするジャンヌ。

「どうだ行けそうか?」

「はい、行けます!力が………漲って来ます。
ご主人様行ってまいります」

 ジャンヌは風の如く宙に舞う様に
駆け抜けていく。

『シャインソード……アクセスダンス』
 凄まじい速さて瘴気が取り除かれていく。

 あれ!?……これってすでに
……ダメージ受けてるんじゃない?

 アストローネは血を吐き両膝をつき
動かない。

「ご主人様トドメをお願いします」

「あ、うん、分かった
『破魔の筆払い 無間(むげん)』」

 アストローネに魔を浄化する力が
包みこんだ。

「簡単には消えてくれないか
………でも決着はついた!」

 アストローネの身体は原型を
留めているが、傷口から
浄化の力が入り消えていくのが分かる。

「ジャンヌ良くやった!
むしろ一人でやれたんじゃないか」

「私のおかげではありません。
キャリーちゃんの力を借りることが
出来たので倒すことが出来ました」

「フッフ~ん、そう私のおかげよ
……と言いたいけどジャンヌ、
あんた何者よ!私の力を受けてなんともない
なんて、それにアーサー並の剣術
……あなたには私を使う権利がありそうね」

 ちょっと嬉しそうな声、剣として自分が
満足出来る剣士を見つけ、嬉しいのかも
知れないな。



「ねえ~あなた達、私の声聞こえる?」

「アストローネ、まだ生きているのですか?」
 ジャンヌは再び剣を抜き、
アストローネに向ける。

「え~でもこの子ではもう無理、
もっと食べたかったけど~
楽しみは取っておくは、また会いましょう」
 アストローネが喋り終わると
塵となって消えた。

「アストローネ……あなたは外には
出しません!絶対に」
 ジャンヌは塵となったアストローネを
見て決意する。

「取り敢えず終わったな……ジャンヌ、
風太ありがとな!二人のおかげで倒す
ことが出来た。あ~っと忘れてないぞ
もちろんキャリーちゃんもありがとうな」

 キャリーちゃんが「カシャンカシャン」
音をたて怒りだしたので慌ててフォロー
して、やっと戦いを終える事が出来た。
しかし、俺には呪印がついたままだ、
今後の事も含めて考える必要があるな!

 本来ならミネルヴァ姫の呪いを解いて
終わりだったが予想外の敵、
邪神アストローネを相手にすることに……
はぁー疲れた早く帰りたい!リル達元気に
してるかな~
 
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

異世界に降り立った刀匠の孫─真打─

リゥル
ファンタジー
 異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!  主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。  亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。  召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。  そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。  それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。  過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。 ――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。  カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。

キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~

サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。 ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。 木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。 そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。 もう一度言う。 手違いだったのだ。もしくは事故。 出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた! そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて―― ※本作は他サイトでも掲載しています

ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。 獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。 俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。 単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。 ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。 大抵ガチャがあるんだよな。 幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。 だが俺は運がなかった。 ゲームの話ではないぞ? 現実で、だ。 疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。 そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。 そのまま帰らぬ人となったようだ。 で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。 どうやら異世界だ。 魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。 しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。 10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。 そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。 5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。 残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。 そんなある日、変化がやってきた。 疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。 その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】 その攻撃、収納する――――ッ!  【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。  理由は、マジックバッグを手に入れたから。  マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。  これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ! こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ! これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・ どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。 周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ? 俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ? それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ! よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・ え?俺様チート持ちだって?チートって何だ? @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

処理中です...