30 / 45
29 恋の病
しおりを挟む
「ほんっと間が悪いんですから!」
朝食後、フィアナが部屋に帰る途中にプリプリして言うので、苦笑して尋ねます。
「クレイが何を言おうとしていたのか、フィアナはわかるのですか?」
「えーっと、そうですね。なんといいますか、答えを教える訳にはいきませんが、何を言おうとされていたかはわかると思います」
「本当ですか?!」
すごいです!
フィアナは病気の事がわかるのでしょうか?
「もしかして、バーキン様に病気の事を教えてもらっているの?」
「はい? 病気ですか? なぜ、今、病気の話が?」
フィアナは何故か不思議そうです。
「そういえば、フィアナとバーキン様の関係に何か進展はありましたか?」
「申し訳ございませんが、全くその様な事はございません」
「フィアナはバーキン様の事は好みではないのですか?」
「では、リサ様はサルケス様を恋愛対象者として見れますか?」
フィアナに聞かれ、少し考えてから答えます。
「良い方とは思いますが、そういう対象ではないですかねえぇ?」
「では、クレイ様の事はどう思われます?」
「クレイが何ですか?」
「クレイ様の事は、そういう対象として見れますか?」
「………」
クレイの事を考えると、なぜかまた、胸がドキドキしてきました。
こ、これは駄目です。
病気みたいです!
恋愛小説でよく読む様な胸のドキドキ…。
「……そ、そんなまさか…」
自分で気付いてしまい、私は思わず、廊下で立ち止まってしまいました。
「リサ様?!」
「そんな…ありえないです…。そんな事になったら大変です!」
「何が大変なのですか?」
「だって、迷惑じゃないですか…!」
「あれ、フィアナとリサ様、こんな所で何してるんです?」
バーキン様が長い髪を揺らしながら、笑顔で近寄って来られたので、思わず、バーキン様の腕をつかんで叫びます。
「お願いです、バーキン様! 私の病名を教えて下さい! 病気じゃないと困るんです!」
「はい?!」
バーキン様は困った様な声を上げた後、フィアナを見て尋ねます。
「一体、何があったんだよ?」
「お話を聞いてもらえればわかると思います」
「体調が悪いとかじゃないならいいけど…」
という訳で、私の部屋に来てもらい、正直に話をしてみたところ、バーキン様は遠慮なく言います。
「病は病でも恋の病だな」
「そ、そんなあ…」
「そんなあ、って、どうして悲しむんだよ? 夫婦なんだからいいだろ?」
「私とクレイは白い結婚なんです。恋をしてしまうのは契約違反じゃないですか!」
向かいのソファーに座るバーキン様に訴えると、彼は私の後ろに立ってくれているフィアナに目をやりました。
「契約結婚の話についてはお聞きしてます。あなたこそご存知なのですか?」
「クレイから聞いてる」
「ああ…、その事については二人にお話をしていませんでしたね…。フィアナには私から、バーキン様にはクレイから伝えてあるのを知っていますから、お話を続けていただいても大丈夫です」
二人共、お互いが知っているかわからなかったので、確認しあってくれたみたいです。
ですが、バーキン様の視線だけで、意味が通じたフィアナはすごいです。
やはり、二人はお似合いなのでは…?
「リサちゃん、僕にとっては嬉しい事を考えてくれていそうな顔だけれど、今は君の話をしようか」
「え?! あ、はい! お願いします!」
「リサちゃん、どうして契約違反になるわけ? 相手に恋をしちゃいけないっていう条件でもつけた?」
「そ、そういう訳ではありませんが…」
「なら別にいいだろ。夫婦なんだから。大体、君が子供を生まなかったら、君の次は誰が継ぐんだよ」
そう言われてみて気付きました。
「誰が継ぐんでしょう?」
「僕に聞くなよ。クレイは君に好きな人が出来たら…って、いや、何でもない」
私の背後から、バーキン様に対して圧がかかったみたいです。
「あの、何を言おうとされたんですか?」
「サルケス様が言わなくても良い事を言おうとされましたので止めただけですから、リサ様は気になさらなくて大丈夫ですよ?」
フィアナはバーキン様が何を言おうとしていたかわかっているようですが、私に教えてくれる気はないみたいです。
「あ、リサちゃん。僕も言う気はないからな?」
視線を向けたからか、バーキン様は苦笑しながら手を横に振りました。
バーキン様は、何を言おうとしたんでしょう?
私に好きな人が出来たら…。
その後、クレイは何と言ったのでしょう。
もしかして、別れる、とか、でしょうか…。
何より、私がクレイを好きになったりしたら、クレイは迷惑ですよね…。
だって、クレイはポピー様が好きなんですから…。
「リサ様。リサ様はそのお気持ちをどうされたいとかいう気持ちはあるのですか?」
「クレイに迷惑をかけたくないです。だから、そっと胸に閉じ込めておいたままで良いです」
「そうですか…」
フィアナが頷いたと同時、バーキン様が彼女の方を見ました。
そして、すぐに私の方に視線を戻して言います。
「リサちゃんの好きな様にしたらいい。ただ、どうしても気持ちを伝えたくなった時には伝えてもいいと思うけどな」
「…そんなものでしょうか?」
「それに、さっきも言ったけど、リサちゃんとクレイは夫婦なんだからさ。別に好きになってもおかしくないと思うけど」
「でも、クレイはポピー様の事が好きじゃないですか」
「あいつ、今も好きだって言ってた?」
バーキン様に尋ねられ、そう言われてみれば、クレイから今でもポピー様が好きだという話は聞いた事がない様な気がしてきました。
「もう、クレイはポピー様の事を忘れられたのでしょうか…?」
私の問いかけに、バーキン様がフィアナの方を見たので、私も彼女の方に視線を向けると、フィアナは視線をバーキン様から私に移して答えてくれます。
「それは私達では答えかねます」
「…という事は、フィアナ達はクレイの気持ちを知っているどいう事ですか?」
「……」
フィアナが困った様に笑うので、私はそれ以上、詳しく聞く事を止めたのでした。
朝食後、フィアナが部屋に帰る途中にプリプリして言うので、苦笑して尋ねます。
「クレイが何を言おうとしていたのか、フィアナはわかるのですか?」
「えーっと、そうですね。なんといいますか、答えを教える訳にはいきませんが、何を言おうとされていたかはわかると思います」
「本当ですか?!」
すごいです!
フィアナは病気の事がわかるのでしょうか?
「もしかして、バーキン様に病気の事を教えてもらっているの?」
「はい? 病気ですか? なぜ、今、病気の話が?」
フィアナは何故か不思議そうです。
「そういえば、フィアナとバーキン様の関係に何か進展はありましたか?」
「申し訳ございませんが、全くその様な事はございません」
「フィアナはバーキン様の事は好みではないのですか?」
「では、リサ様はサルケス様を恋愛対象者として見れますか?」
フィアナに聞かれ、少し考えてから答えます。
「良い方とは思いますが、そういう対象ではないですかねえぇ?」
「では、クレイ様の事はどう思われます?」
「クレイが何ですか?」
「クレイ様の事は、そういう対象として見れますか?」
「………」
クレイの事を考えると、なぜかまた、胸がドキドキしてきました。
こ、これは駄目です。
病気みたいです!
恋愛小説でよく読む様な胸のドキドキ…。
「……そ、そんなまさか…」
自分で気付いてしまい、私は思わず、廊下で立ち止まってしまいました。
「リサ様?!」
「そんな…ありえないです…。そんな事になったら大変です!」
「何が大変なのですか?」
「だって、迷惑じゃないですか…!」
「あれ、フィアナとリサ様、こんな所で何してるんです?」
バーキン様が長い髪を揺らしながら、笑顔で近寄って来られたので、思わず、バーキン様の腕をつかんで叫びます。
「お願いです、バーキン様! 私の病名を教えて下さい! 病気じゃないと困るんです!」
「はい?!」
バーキン様は困った様な声を上げた後、フィアナを見て尋ねます。
「一体、何があったんだよ?」
「お話を聞いてもらえればわかると思います」
「体調が悪いとかじゃないならいいけど…」
という訳で、私の部屋に来てもらい、正直に話をしてみたところ、バーキン様は遠慮なく言います。
「病は病でも恋の病だな」
「そ、そんなあ…」
「そんなあ、って、どうして悲しむんだよ? 夫婦なんだからいいだろ?」
「私とクレイは白い結婚なんです。恋をしてしまうのは契約違反じゃないですか!」
向かいのソファーに座るバーキン様に訴えると、彼は私の後ろに立ってくれているフィアナに目をやりました。
「契約結婚の話についてはお聞きしてます。あなたこそご存知なのですか?」
「クレイから聞いてる」
「ああ…、その事については二人にお話をしていませんでしたね…。フィアナには私から、バーキン様にはクレイから伝えてあるのを知っていますから、お話を続けていただいても大丈夫です」
二人共、お互いが知っているかわからなかったので、確認しあってくれたみたいです。
ですが、バーキン様の視線だけで、意味が通じたフィアナはすごいです。
やはり、二人はお似合いなのでは…?
「リサちゃん、僕にとっては嬉しい事を考えてくれていそうな顔だけれど、今は君の話をしようか」
「え?! あ、はい! お願いします!」
「リサちゃん、どうして契約違反になるわけ? 相手に恋をしちゃいけないっていう条件でもつけた?」
「そ、そういう訳ではありませんが…」
「なら別にいいだろ。夫婦なんだから。大体、君が子供を生まなかったら、君の次は誰が継ぐんだよ」
そう言われてみて気付きました。
「誰が継ぐんでしょう?」
「僕に聞くなよ。クレイは君に好きな人が出来たら…って、いや、何でもない」
私の背後から、バーキン様に対して圧がかかったみたいです。
「あの、何を言おうとされたんですか?」
「サルケス様が言わなくても良い事を言おうとされましたので止めただけですから、リサ様は気になさらなくて大丈夫ですよ?」
フィアナはバーキン様が何を言おうとしていたかわかっているようですが、私に教えてくれる気はないみたいです。
「あ、リサちゃん。僕も言う気はないからな?」
視線を向けたからか、バーキン様は苦笑しながら手を横に振りました。
バーキン様は、何を言おうとしたんでしょう?
私に好きな人が出来たら…。
その後、クレイは何と言ったのでしょう。
もしかして、別れる、とか、でしょうか…。
何より、私がクレイを好きになったりしたら、クレイは迷惑ですよね…。
だって、クレイはポピー様が好きなんですから…。
「リサ様。リサ様はそのお気持ちをどうされたいとかいう気持ちはあるのですか?」
「クレイに迷惑をかけたくないです。だから、そっと胸に閉じ込めておいたままで良いです」
「そうですか…」
フィアナが頷いたと同時、バーキン様が彼女の方を見ました。
そして、すぐに私の方に視線を戻して言います。
「リサちゃんの好きな様にしたらいい。ただ、どうしても気持ちを伝えたくなった時には伝えてもいいと思うけどな」
「…そんなものでしょうか?」
「それに、さっきも言ったけど、リサちゃんとクレイは夫婦なんだからさ。別に好きになってもおかしくないと思うけど」
「でも、クレイはポピー様の事が好きじゃないですか」
「あいつ、今も好きだって言ってた?」
バーキン様に尋ねられ、そう言われてみれば、クレイから今でもポピー様が好きだという話は聞いた事がない様な気がしてきました。
「もう、クレイはポピー様の事を忘れられたのでしょうか…?」
私の問いかけに、バーキン様がフィアナの方を見たので、私も彼女の方に視線を向けると、フィアナは視線をバーキン様から私に移して答えてくれます。
「それは私達では答えかねます」
「…という事は、フィアナ達はクレイの気持ちを知っているどいう事ですか?」
「……」
フィアナが困った様に笑うので、私はそれ以上、詳しく聞く事を止めたのでした。
51
あなたにおすすめの小説
私を愛すると言った婚約者は、私の全てを奪えると思い込んでいる
迷い人
恋愛
お爺様は何時も私に言っていた。
「女侯爵としての人生は大変なものだ。 だから愛する人と人生を共にしなさい」
そう語っていた祖父が亡くなって半年が経過した頃……。
祖父が定めた婚約者だと言う男がやってきた。
シラキス公爵家の三男カール。
外交官としての実績も積み、背も高く、細身の男性。
シラキス公爵家を守護する神により、社交性の加護を与えられている。
そんなカールとの婚約は、渡りに船……と言う者は多いだろう。
でも、私に愛を語る彼は私を知らない。
でも、彼を拒絶する私は彼を知っている。
だからその婚約を受け入れるつもりはなかった。
なのに気が付けば、婚約を??
婚約者なのだからと屋敷に入り込み。
婚約者なのだからと、恩人(隣国の姫)を連れ込む。
そして……私を脅した。
私の全てを奪えると思い込んでいるなんて甘いのよ!!
【完結】優雅に踊ってくださいまし
きつね
恋愛
とある国のとある夜会で起きた事件。
この国の王子ジルベルトは、大切な夜会で長年の婚約者クリスティーナに婚約の破棄を叫んだ。傍らに愛らしい少女シエナを置いて…。
完璧令嬢として多くの子息と令嬢に慕われてきたクリスティーナ。周囲はクリスティーナが泣き崩れるのでは無いかと心配した。
が、そんな心配はどこ吹く風。クリスティーナは淑女の仮面を脱ぎ捨て、全力の反撃をする事にした。
-ーさぁ、わたくしを楽しませて下さいな。
#よくある婚約破棄のよくある話。ただし御令嬢はめっちゃ喋ります。言いたい放題です。1話目はほぼ説明回。
#鬱展開が無いため、過激さはありません。
#ひたすら主人公(と周囲)が楽しみながら仕返しするお話です。きっつーいのをお求めの方には合わないかも知れません。
悪女と呼ばれた王妃
アズやっこ
恋愛
私はこの国の王妃だった。悪女と呼ばれ処刑される。
処刑台へ向かうと先に処刑された私の幼馴染み、私の護衛騎士、私の従者達、胴体と頭が離れた状態で捨て置かれている。
まるで屑物のように足で蹴られぞんざいな扱いをされている。
私一人処刑すれば済む話なのに。
それでも仕方がないわね。私は心がない悪女、今までの行いの結果よね。
目の前には私の夫、この国の国王陛下が座っている。
私はただ、
貴方を愛して、貴方を護りたかっただけだったの。
貴方のこの国を、貴方の地位を、貴方の政務を…、
ただ護りたかっただけ…。
だから私は泣かない。悪女らしく最後は笑ってこの世を去るわ。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ ゆるい設定です。
❈ 処刑エンドなのでバットエンドです。
ついで姫の本気
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
国の間で二組の婚約が結ばれた。
一方は王太子と王女の婚約。
もう一方は王太子の親友の高位貴族と王女と仲の良い下位貴族の娘のもので……。
綺麗な話を書いていた反動でできたお話なので救いなし。
ハッピーな終わり方ではありません(多分)。
※4/7 完結しました。
ざまぁのみの暗い話の予定でしたが、読者様に励まされ闇精神が復活。
救いのあるラストになっております。
短いです。全三話くらいの予定です。
↑3/31 見通しが甘くてすみません。ちょっとだけのびます。
4/6 9話目 わかりにくいと思われる部分に少し文を加えました。
婚約破棄に全力感謝
あーもんど
恋愛
主人公の公爵家長女のルーナ・マルティネスはあるパーティーで婚約者の王太子殿下に婚約破棄と国外追放を言い渡されてしまう。でも、ルーナ自身は全く気にしてない様子....いや、むしろ大喜び!
婚約破棄?国外追放?喜んでお受けします。だって、もうこれで国のために“力”を使わなくて済むもの。
実はルーナは世界最強の魔導師で!?
ルーナが居なくなったことにより、国は滅びの一途を辿る!
「滅び行く国を遠目から眺めるのは大変面白いですね」
※色々な人達の目線から話は進んでいきます。
※HOT&恋愛&人気ランキング一位ありがとうございます(2019 9/18)
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
【完結】時戻り令嬢は復讐する
やまぐちこはる
恋愛
ソイスト侯爵令嬢ユートリーと想いあう婚約者ナイジェルス王子との結婚を楽しみにしていた。
しかしナイジェルスが長期の視察に出た数日後、ナイジェルス一行が襲撃された事を知って倒れたユートリーにも魔の手が。
自分の身に何が起きたかユートリーが理解した直後、ユートリーの命もその灯火を消した・・・と思ったが、まるで悪夢を見ていたように目が覚める。
夢だったのか、それともまさか時を遡ったのか?
迷いながらもユートリーは動き出す。
サスペンス要素ありの作品です。
設定は緩いです。
6時と18時の一日2回更新予定で、全80話です、よろしくお願い致します。
愛すべきマリア
志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる