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12 お礼になったのかは不明です
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「朝は誠に申し訳ございませんでした」
「わかっていただけたなら良かったです」
その日の夜、仕事を終えたラス様にダンスの練習を付き合ってもらえる事になったので、ダンスホールで顔を合わせるなり、私はまず頭を下げた。
あのあと、リアから色々と教えてもらい、自分がすごい話をラス様に聞いてしまったとわかった時、恥ずかしさで壁に頭を打ち付けたくなった。
ほんと、思い出すと暴れだしたくなるくらい恥ずかしい。
「他の男性に相談してなくて良かったですよ」
「本当にそう思います」
うう。
恥ずかしくて、ラス様が直視できない。
必要があれば教える、って言われた事を思い出すと、叫びたくなる。
「ユーニさんがわかってくれたようなので、こちらからお聞きしますが」
「なんでしょう?」
「私がしたい、と言ったらさせてくれるんですか?」
「っ?!?!」
な、な、何を!
動揺したけれど、すぐにからかわれただけだとわかる。
なぜなら、ラス様は私に顔を背けて肩を揺らしているから。
「ひどいです!」
「可愛らしい反応でしたよ」
ラス様はムッとする私の頬に優しく触れて言うと、今日の本来の目的の話に入ってくれた。
「ユウヤから聞きましたが、足を踏むたびに罰があったようですね」
「あ、そうなんです。それで全然すすまなくて」
「練習してる意味がなかった、というわけですか」
ラス様はため息を吐くと、足を引き腰を折ると、私に片手を差し出して言った。
「私と一曲、お願いできますでしょうか」
「は、はい」
ラス様の所作が綺麗で緊張してしまう。
このあと、承諾なら出された手に自分の手を置く。
そう思い出して、習ったように手を置くと、ラス様は苦笑しながら顔を上げた。
「そんなに緊張しなくても」
「違うんです。この流れ、今がはじめてなんです」
「どういう事です?」
音楽が流れ始めたので、足元を気にしながらもダンスをはじめる。
「ユウヤくんは普通にダンスから始めてたんで」
「手を組んだ状態から始めてたんですか」
「はい」
「ったく、あの男は」
呆れた顔をして呟いたあと、ラス様は私を見て言う。
「私の足は気にしなくていいです。顔を上げて」
「でも、足を踏んだりしたら」
「骨を折るまで踏み潰すつもりですか?」
鼻で笑うから、さすがにムッとして言い返す。
「いや、それはさすがにないですけど痛いでしょう?」
「その時は回復魔法をお願いします」
「・・・・・そうでした」
足を踏んで痛い思いをさせるのが嫌で、罰を与えてもらうようにしてたけど、考えてみたら、ラス様の言うとおりだ。
よっぽどなら回復魔法をかければ良かった。
「まあ、隠しているなら使わないのが1番ですが。あなたのおかげで眼鏡もいらなくなったくらいですから、すごい威力ですよ」
「え、もしかして前の?」
「そうです。あなた自身にかけた回復魔法が、近くにいた私にまで効果を及ぼしてました。周りには今までは度が入っていない眼鏡をかけていた、と言ってごまかしましたが」
「すみません。ありがとうございます」
以前、火傷をした事があって、自分に回復魔法を使ったとき、ラス様が近くにいたから、それと一緒に視力を回復させてしまったらしい。
ある意味、事情を知ってるラス様で良かった。
ラス様とのダンスは彼のリードが上手いのか、すごく踊りやすくて、足を踏むことなく無事に一曲踊り終えた。
「ちゃんと踊れるじゃないですか」
「ユウヤくんの時は何度も足を踏んじゃったんですけど」
「足に意識がいきすぎたのかもしれません。もしくは、わざと足を踏まれにいっていたのかも」
「ええ?!」
もし、そうだったら信じられない!
いや、やっぱり。
「ありえますね」
「だと思いますよ。ユウヤはあれでも王子ですから、ダンスができないはずないですからね」
2曲目に入ったので、踊りながら話す。
ステップはどうやら身体で覚えていて、ユウヤくんと踊った時よりスムーズに踊れる。
「パーティではラス様が踊ってくれません?」
「ユウヤの後にならお相手はできますが、できれば踊りたくないんです。私には今、婚約者がいない状態ですし、一曲踊ると、他のご令嬢とも踊らないといけなくなりますから」
「えと」
婚約者がいる事にしたら良いのでは?
と言おうとしてやめた。
私が言うべきことじゃないし。
「ラス様は女の人が苦手なのは治ったんですか?」
腕をあげて、くるりとターン。
ユウヤくんの時はこんな風に踊れなかったからか、今日はすごく楽しい。
ユウヤくんめ、絶対に下手に踊ってたな。
「そうですね。ぐいぐい押してこられなければ大丈夫です」
「リアは?」
「リアさんの場合は私にそういう感情はないのは伝わりますから」
「リアは男の人に困ってないですしね」
「もっと他に言い方があるでしょうに」
ラス様が苦笑する。
彼は昔、元婚約者に色々と嫌なことをされたせいで、自分に好意を押し付けてくる女性が苦手だ。
ラス様は見た目は本当にカッコ良いし、家柄も公爵家だし、令嬢たちにしてみれば優良物件だから、パーティとかとなると、彼の周りには女の子がむらがるんだろうなあ、と想像できる。
だから、私と踊ったら他の人とも踊らないといけなくなりそうだから嫌なんだろうな。
「ユーニさん」
「はい!」
「何が苦手なんです?」
気付かない内に踊っていた曲が終わりそうになっていて、ラス様が聞いてくる。
「ワルツをお願いできますか」
「承知しました」
仕事後で疲れているにもかかわらず、少し休憩を入れてから、ラス様は3曲目に入ってくれた。
といっても、ダンスなんて、連続でそう何曲も踊れるわけもなく、体力のない私はすぐにダウンしてしまったけど。
それに練習のしすぎか、靴ずれして痛い。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です。というか、ラス様も疲れてるのにすみません」
私は丈の短いドレスなので汗をかいても目立たないけど、ラス様は普段着で、これから家に帰らないといけないのに、シャツが汗でぬれてしまっていて申し訳ない。
「ちょうど良い運動になりました。このまま帰るわけにもいかないので、ちょっと着替えさせてもらいます」
ホールのはしに置いていたカバンの中からタオルと替えのシャツを取り出して、タオルで汗を拭き、シャツのボタンに手をかけたけれど、私の視線に気がついて、悪い顔をして言う。
「見たいんですか?」
「違います!」
ぷい、と視線をラス様から背けてから、くるりと背中を向ける。
ラス様はすぐに着替え終わったようで、私に声を掛けた。
「部屋まで送ります。あと、サナトラから日にちの連絡も来ましたよ」
「え、そうなんですか?」
聞き返してから、何か今日のお礼をしないと、と思い口にする。
「あの、ラス様、お礼をしたいんですけど」
「気になさらなくて良いですよ」
「いや、駄目です。あと、また練習にお付き合い願いたいですし」
ラス様は私の言葉を聞いて、しばし考えたあと口を開いた。
「なんでもいいんですか」
「えっと、出来る範囲、良識の範囲内でお願いできますでしょうか」
「では」
少し考えたあと、ラス様は近付いて来たかと思うと、私の腕をとって引き寄せ、気が付いた時には、私は彼の腕の中にいた。
え?
私を?
え?
今、ラス様に抱きしめられてる?!
ど、どど、どうしよう?!
「ラ、ラス様?」
「汗くさかったらすみません。挨拶で抱き合う文化もありますし、良識の範囲内ですよね」
「そ、そそ、そうかもしれませんがっ」
汗の匂いよりもなんか甘い匂いがします!
というか、私の心臓が持ちそうにないんですが!!
その時、誰かがダンスホールの扉を開けたような音が聞こえた。
「野生の勘ですかね」
抱きしめられているせいで後ろは見れないけれど、次に飛んできた声で、正体がわかる。
「嫌な予感がして来てみたら、やっぱりだったな」
ユウヤくんの声だ。
「さすがです」
「ユーニをはなせ」
「はいはい」
ラス様は私を抱きしめていた腕をゆるめると、耳元で言った。
「お礼していただき、ありがとうございました」
「ど、どういたしまして?」
動揺を隠せず、意味不明な答えを返してしまう。
「オレが来なかったらどうするつもりだった?」
「あなたじゃないんですから、どうもしませんよ。部屋まで送るだけです」
「送り狼的な」
「お前と一緒にすんなって言ってるだろ」
ラス様がとうとう敬語をなくして言うから、ついつい笑いながら私は言う。
「ラス様を信用してますよ」
「喜んでいいものか、ってとこですね。まあ、ちょうどいいです。ユウヤも付き合って下さい」
「ちょうどいい、ってなんだよ」
「日程が決まったのと、厄介な事になりました」
「「厄介な事?」」
ラス様の言葉に二人で聞き返してから、私とユウヤくんは顔を見合わせる。
「サナトラの王太子からの願いで、向こうに滞在している間は、ユーニさんとリアさんには別宅で過ごしていただきたい、との事です」
「はあ?!」
ユウヤくんがそれはもう不機嫌そうな顔をする。
別宅って、王太子が気に入った女の人を住まわせてる所って噂じゃなかったですかね?
なぜ、そんなところに?!
「わかっていただけたなら良かったです」
その日の夜、仕事を終えたラス様にダンスの練習を付き合ってもらえる事になったので、ダンスホールで顔を合わせるなり、私はまず頭を下げた。
あのあと、リアから色々と教えてもらい、自分がすごい話をラス様に聞いてしまったとわかった時、恥ずかしさで壁に頭を打ち付けたくなった。
ほんと、思い出すと暴れだしたくなるくらい恥ずかしい。
「他の男性に相談してなくて良かったですよ」
「本当にそう思います」
うう。
恥ずかしくて、ラス様が直視できない。
必要があれば教える、って言われた事を思い出すと、叫びたくなる。
「ユーニさんがわかってくれたようなので、こちらからお聞きしますが」
「なんでしょう?」
「私がしたい、と言ったらさせてくれるんですか?」
「っ?!?!」
な、な、何を!
動揺したけれど、すぐにからかわれただけだとわかる。
なぜなら、ラス様は私に顔を背けて肩を揺らしているから。
「ひどいです!」
「可愛らしい反応でしたよ」
ラス様はムッとする私の頬に優しく触れて言うと、今日の本来の目的の話に入ってくれた。
「ユウヤから聞きましたが、足を踏むたびに罰があったようですね」
「あ、そうなんです。それで全然すすまなくて」
「練習してる意味がなかった、というわけですか」
ラス様はため息を吐くと、足を引き腰を折ると、私に片手を差し出して言った。
「私と一曲、お願いできますでしょうか」
「は、はい」
ラス様の所作が綺麗で緊張してしまう。
このあと、承諾なら出された手に自分の手を置く。
そう思い出して、習ったように手を置くと、ラス様は苦笑しながら顔を上げた。
「そんなに緊張しなくても」
「違うんです。この流れ、今がはじめてなんです」
「どういう事です?」
音楽が流れ始めたので、足元を気にしながらもダンスをはじめる。
「ユウヤくんは普通にダンスから始めてたんで」
「手を組んだ状態から始めてたんですか」
「はい」
「ったく、あの男は」
呆れた顔をして呟いたあと、ラス様は私を見て言う。
「私の足は気にしなくていいです。顔を上げて」
「でも、足を踏んだりしたら」
「骨を折るまで踏み潰すつもりですか?」
鼻で笑うから、さすがにムッとして言い返す。
「いや、それはさすがにないですけど痛いでしょう?」
「その時は回復魔法をお願いします」
「・・・・・そうでした」
足を踏んで痛い思いをさせるのが嫌で、罰を与えてもらうようにしてたけど、考えてみたら、ラス様の言うとおりだ。
よっぽどなら回復魔法をかければ良かった。
「まあ、隠しているなら使わないのが1番ですが。あなたのおかげで眼鏡もいらなくなったくらいですから、すごい威力ですよ」
「え、もしかして前の?」
「そうです。あなた自身にかけた回復魔法が、近くにいた私にまで効果を及ぼしてました。周りには今までは度が入っていない眼鏡をかけていた、と言ってごまかしましたが」
「すみません。ありがとうございます」
以前、火傷をした事があって、自分に回復魔法を使ったとき、ラス様が近くにいたから、それと一緒に視力を回復させてしまったらしい。
ある意味、事情を知ってるラス様で良かった。
ラス様とのダンスは彼のリードが上手いのか、すごく踊りやすくて、足を踏むことなく無事に一曲踊り終えた。
「ちゃんと踊れるじゃないですか」
「ユウヤくんの時は何度も足を踏んじゃったんですけど」
「足に意識がいきすぎたのかもしれません。もしくは、わざと足を踏まれにいっていたのかも」
「ええ?!」
もし、そうだったら信じられない!
いや、やっぱり。
「ありえますね」
「だと思いますよ。ユウヤはあれでも王子ですから、ダンスができないはずないですからね」
2曲目に入ったので、踊りながら話す。
ステップはどうやら身体で覚えていて、ユウヤくんと踊った時よりスムーズに踊れる。
「パーティではラス様が踊ってくれません?」
「ユウヤの後にならお相手はできますが、できれば踊りたくないんです。私には今、婚約者がいない状態ですし、一曲踊ると、他のご令嬢とも踊らないといけなくなりますから」
「えと」
婚約者がいる事にしたら良いのでは?
と言おうとしてやめた。
私が言うべきことじゃないし。
「ラス様は女の人が苦手なのは治ったんですか?」
腕をあげて、くるりとターン。
ユウヤくんの時はこんな風に踊れなかったからか、今日はすごく楽しい。
ユウヤくんめ、絶対に下手に踊ってたな。
「そうですね。ぐいぐい押してこられなければ大丈夫です」
「リアは?」
「リアさんの場合は私にそういう感情はないのは伝わりますから」
「リアは男の人に困ってないですしね」
「もっと他に言い方があるでしょうに」
ラス様が苦笑する。
彼は昔、元婚約者に色々と嫌なことをされたせいで、自分に好意を押し付けてくる女性が苦手だ。
ラス様は見た目は本当にカッコ良いし、家柄も公爵家だし、令嬢たちにしてみれば優良物件だから、パーティとかとなると、彼の周りには女の子がむらがるんだろうなあ、と想像できる。
だから、私と踊ったら他の人とも踊らないといけなくなりそうだから嫌なんだろうな。
「ユーニさん」
「はい!」
「何が苦手なんです?」
気付かない内に踊っていた曲が終わりそうになっていて、ラス様が聞いてくる。
「ワルツをお願いできますか」
「承知しました」
仕事後で疲れているにもかかわらず、少し休憩を入れてから、ラス様は3曲目に入ってくれた。
といっても、ダンスなんて、連続でそう何曲も踊れるわけもなく、体力のない私はすぐにダウンしてしまったけど。
それに練習のしすぎか、靴ずれして痛い。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です。というか、ラス様も疲れてるのにすみません」
私は丈の短いドレスなので汗をかいても目立たないけど、ラス様は普段着で、これから家に帰らないといけないのに、シャツが汗でぬれてしまっていて申し訳ない。
「ちょうど良い運動になりました。このまま帰るわけにもいかないので、ちょっと着替えさせてもらいます」
ホールのはしに置いていたカバンの中からタオルと替えのシャツを取り出して、タオルで汗を拭き、シャツのボタンに手をかけたけれど、私の視線に気がついて、悪い顔をして言う。
「見たいんですか?」
「違います!」
ぷい、と視線をラス様から背けてから、くるりと背中を向ける。
ラス様はすぐに着替え終わったようで、私に声を掛けた。
「部屋まで送ります。あと、サナトラから日にちの連絡も来ましたよ」
「え、そうなんですか?」
聞き返してから、何か今日のお礼をしないと、と思い口にする。
「あの、ラス様、お礼をしたいんですけど」
「気になさらなくて良いですよ」
「いや、駄目です。あと、また練習にお付き合い願いたいですし」
ラス様は私の言葉を聞いて、しばし考えたあと口を開いた。
「なんでもいいんですか」
「えっと、出来る範囲、良識の範囲内でお願いできますでしょうか」
「では」
少し考えたあと、ラス様は近付いて来たかと思うと、私の腕をとって引き寄せ、気が付いた時には、私は彼の腕の中にいた。
え?
私を?
え?
今、ラス様に抱きしめられてる?!
ど、どど、どうしよう?!
「ラ、ラス様?」
「汗くさかったらすみません。挨拶で抱き合う文化もありますし、良識の範囲内ですよね」
「そ、そそ、そうかもしれませんがっ」
汗の匂いよりもなんか甘い匂いがします!
というか、私の心臓が持ちそうにないんですが!!
その時、誰かがダンスホールの扉を開けたような音が聞こえた。
「野生の勘ですかね」
抱きしめられているせいで後ろは見れないけれど、次に飛んできた声で、正体がわかる。
「嫌な予感がして来てみたら、やっぱりだったな」
ユウヤくんの声だ。
「さすがです」
「ユーニをはなせ」
「はいはい」
ラス様は私を抱きしめていた腕をゆるめると、耳元で言った。
「お礼していただき、ありがとうございました」
「ど、どういたしまして?」
動揺を隠せず、意味不明な答えを返してしまう。
「オレが来なかったらどうするつもりだった?」
「あなたじゃないんですから、どうもしませんよ。部屋まで送るだけです」
「送り狼的な」
「お前と一緒にすんなって言ってるだろ」
ラス様がとうとう敬語をなくして言うから、ついつい笑いながら私は言う。
「ラス様を信用してますよ」
「喜んでいいものか、ってとこですね。まあ、ちょうどいいです。ユウヤも付き合って下さい」
「ちょうどいい、ってなんだよ」
「日程が決まったのと、厄介な事になりました」
「「厄介な事?」」
ラス様の言葉に二人で聞き返してから、私とユウヤくんは顔を見合わせる。
「サナトラの王太子からの願いで、向こうに滞在している間は、ユーニさんとリアさんには別宅で過ごしていただきたい、との事です」
「はあ?!」
ユウヤくんがそれはもう不機嫌そうな顔をする。
別宅って、王太子が気に入った女の人を住まわせてる所って噂じゃなかったですかね?
なぜ、そんなところに?!
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